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防災グッズリストで保育園の子供を守る!最低限の備えと赤ちゃん用品

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地震や台風など、突然起こる自然災害。
自然災害の後には停電することも…。

電気があることで便利に過ごせる毎日は、電気がなければ何もできない不便さと隣り合わせです。

ライフラインがいつ復旧するか分からない不安。
減っていく携帯の充電。
数日続く、空の商品棚。

私は大震災で感じた不安を、今も鮮明に覚えています。

大人でも不安な災害。
子供の不安は計り知れません。
親と離れて保育園で過ごす子供なら、尚更…。

少しでも混乱を避けるため、保育園の防災グッズリストを整えておくことは重要です。

経済産業省の防災ハンドブックや、過去の実例を元に、保育園で備えておきたい防災グッズリストをまとめました。

防災グッズリストに載せたい持ち出し品、備蓄品に加え、災害時に役立つ赤ちゃんのミルク用品もご紹介します!  

防災グッズリストで保育園の子供を守る!持ち出し14選

いつ、どこで起きるか分からない災害。
保育園でたくさんの子供たちがいる時間に起きてしまったら…。

保育園の防災グッズリストには、どのようなものが必要でしょうか?

持ち出し袋に入れておきたい、防災グッズリストに載せるべき14点をご紹介します。

持ち出し用の防災グッズリスト

  1. ウェットティッシュ(除菌)
  2. 粉ミルク・液体ミルク
  3. 哺乳瓶
  4. 非常食
  5. 紙おむつ
  6. お尻ふき
  7. ビニール袋・ゴミ袋
  8. バスタオル
  9. おんぶ紐
  10. ホイッスルライト
  11. 飲料水(軟水)
  12. 救急セット
  13. 筆記用具
  14. 子供に関する情報一覧表

1.ウェットティッシュ(除菌)

主に手指を清潔に保つため、必要です。
避難所での感染症対策にも、手指を清潔にすることは大切ですね。

ライフラインが止まったり、避難所で水が思うように使えなかったりするとき、あると重宝します。


2.
粉ミルク・液体ミルク

乳児が生きるため不可欠でありながら、災害時なかなか手に入らない物の一つと言われています。

液体ミルクだとそのまま飲むことができて便利ですが、重さがあるためたくさん持ち歩けないのが難点。

安全に避難するため、持ち出し袋は軽くすることが求められます。

保育園の規模や乳児の人数、必要な量に応じて、粉ミルクと液体ミルクどちらを入れるか決めましょう。

粉ミルクは、個包装されているスティックタイプやキューブタイプの物がおすすめ!

計量スプーンが不要でコンパクトなため、持ち運びに向いていますよ。


3.哺乳瓶

ミルクを乳児に与える際、欠かせないグッズですね。

災害時、保護者への引き渡しがすぐにできるとは限りません。

保護者がすぐ迎えに来られない時のため、ミルクと共に哺乳瓶の用意が必要です。


4.非常食

手軽に食べることのできる食品や、レトルトのおかゆなどを用意しましょう。

非常時は特に、幼児用の食品が手に入りにくくなります。

幼児も食べられる、保存が効くものを選びましょう!


5.紙おむつ

排泄は子供たちの健康を維持するために必要不可欠ですよね?

排泄時の使用に加え、断水で洗濯ができない場合、子供が不潔にならないよう紙おむつを使用することもあるんです!


6.お尻拭き

排泄物の拭き取りに欠かせません。
排泄物の拭き取りだけでなく、入浴できないときに体の汚れ拭きとしても使えます。


7.ビニール袋・ゴミ袋

汚れたものを入れたり、着替えを入れたり、何かと便利に使えます。

大小様々なサイズで複数枚用意しておくと、必要に応じて使いやすいですね。


8.
バスタオル

子供をくるんだり、体を拭いたり、床に敷いたりと様々な用途に使うことができます。
防寒対策や安全対策として用意しましょう。


9.おんぶ紐

抱っこをしての避難には、危険が伴います。
おんぶ紐があれば、乳児をおんぶしながら両手を自由に使うことができ、安心です。


10
.ホイッスルライト

孤立した時や助けを求めるとき、ホイッスルがあると役立ちます。

ホイッスルとライトがセットのため、暗闇でもライトを降って居場所を知らせることが可能です。

LEDライトだと、明るさが長時間続くのでおすすめです!


11.飲料水(軟水)

飲み水としてはもちろん、ミルクを作るときにも使います。

ミルクを作ることも考慮し、軟水を選びましょう。


12.救急セット

避難の際にケガをすることがあるかもしれません。

応急処置ができる救急セットは、持ち出し袋にあると安心ですね。


13
.筆記用具

保育園の職員間で、共有すべき情報を書き出すことができるため、筆記用具を持っていて役立ったという実例があります。

ペンは、油性だと何にでも書くことができて便利。
紙は、メモ帳に限らずガムテープも使えます!

ガムテープに書いたメモを貼っておくと、風などで飛ぶこともなく、その場から離れてもメモを残しておきやすいです。

簡単にメモを残せる筆記用具は持ち歩くようにしましょう!


14.子供に関する情報一覧表

アレルギーや留意事項、引き渡しに必要な保護者の情報などを記載した一覧表は、大切な情報源となります。

保育園ならではの持ち出し物品ですね。
混乱を軽減するために、用意しておきたい物です

防災グッズリストに、離乳食はいらないの?

あるに越したことはありませんが、持ち出しできる量や重さには限りがあります。

そのため、優先度の高いものから持ち出し品を用意をしなくてはなりません。

離乳食を始めて間もない赤ちゃんはミルク、離乳食完了に近い赤ちゃんは、成人向け食品の取り分けで代用ができるんです。

優先度の高いものから持ち出し品を用意するため、代用可能な離乳食については、記載されていないことが多いです。

離乳食にも使える食品を選ぶと安心ですよ!

防災グッズリストの食品6選と日用品9選!備蓄品を紹介

緊急時の備えに必要な物は、持ち出し用品だけではありません。

備蓄しておく食品や日用品についても、防災グッズリストが必要です。

食品と日用品の備蓄にはどのようなものがあれば良いのでしょうか?

備蓄の防災グッズリストに載せたい物を、それぞれ見ていきましょう!

持ち出しと重複しているグッズでも、持ち出しと備蓄では向いているタイプが異なる物もありますよ。

備蓄に必要な食品6選

  1. アルファ米・おかゆ
  2. ミルク
  3. 離乳食
  4. お菓子(せんべいやビスケットなど)
  5. 缶詰・レトルト食品
  6. 飲料水(軟水)・紙コップ

1.アルファ米・おかゆ

アルファ米は、保存が効くだけでなく、お湯か水を注ぐだけで食べられるため、非常食として便利です。

おかゆは、大人に限らず離乳食時期の子供も食べることができますね。


2.ミルク

持ち出し用では軽くてコンパクトな粉末タイプが向いていましたね。

備蓄には、お湯で溶かす必要がなく、常温で飲ませられる液体タイプが便利です!

備蓄には、液体タイプを選ぶ人が多いですよ


3.離乳食

お湯で溶かすような物より、瓶詰めになっている物がおすすめです。

瓶詰めタイプは、そのまま食べることができ、保存期間も長いため備蓄に向いています。


4.お菓子(せんべいやビスケットなど)

手軽な栄養摂取や、緊迫した状況のストレスを緩和させることができるお菓子。

保存の効くお菓子を選び、備蓄しておくようにしましょう。

100パーセントお米でできているおせんべいの中には、砕いてお湯をかけるだけで即席おかゆになる物もありますよ!


5.缶詰・レトルト食品

保存が効き、なるべく加熱などしなくても食べられるものがおすすめです!

鶏のささみやツナの缶詰、うずらの卵水煮などは、離乳食に慣れてきた赤ちゃんも食べられます。

タンパク質が摂れますね♪


6.飲料水(軟水)・紙コップ

命をつなぐために必需品の水。
体重1kgあたりの必要摂取量は、大人より乳幼児の方が多いことをご存知ですか?

成人では体重1kgにつき50ml、乳幼児は体重1kgにつき150mlが摂取量の目安とされています。

つまり大人は約3リットル、0〜5歳の乳幼児は約1〜2リットルが一日に必要です。
十分な水と紙コップの備蓄を、お忘れなく。

備蓄に必要な日用品9選

  1. エマージェンシーブランケット
  2. 着替え
  3. おまる
  4. カセットコンロ
  5. ポリタンク
  6. ランタン・懐中電灯
  7. 携帯用ラジオ
  8. 軍手
  9. ヘルメット

1.エマージェンシーブランケット

毛布の5倍保温力がありながら、薄くてかさばらない優れもの。

季節にもよりますが、ライフラインがないときに暖を取ることのできるグッズは大切です。


2.
着替え

子供は、食事や睡眠、排泄などで衣類を汚すことが多いですよね?

清潔な衣類に取り替えるため、衣類や下着は多めに必要です。

ライフラインが途絶えると洗濯できないため、量を確保しておく必要があります。

皮膚炎などの対策を兼ね、肌への刺激が少なく、汗をよく吸収する綿素材がおすすめ!
合わせて防寒着も用意しておくと、安心ですよ。


3.おまる

災害時、大人用の仮設トイレでは子供が怖がり行かない可能性があります。

実際に震災を経験した保育園で、あれば良かったグッズとしておまるが挙げられていました。

断水時は、おまるにビニールを敷き、更に紙おむつやペットシーツを敷いて対応します。

経験者だからこそ分かることですね…参考になります!

子供が安心して排泄をするためにも、おまるのご用意を!


4.カセットコンロ

ライフラインが止まってしまうと加熱調理ができません。
電気もない状況ではホットプレートも使えず…。

ライフラインの有無に関わらず使えるカセットコンロは、防災グッズに欠かせません!
カセットボンベも多めに備蓄しておきましょう。


5.
ポリタンク

水の備蓄だけでなく、配給される生活用水の持ち運びにも役立つグッズです。


6.ランタン・懐中電灯

ロウソクは倒れると火災につながる可能性があるため、ランタンや懐中電灯がおすすめです。

明かりがあると、ライフラインが止まった暗闇の中でも行動することができるため、必要ですね。


7.
携帯用ラジオ

津波や地震の状況、交通事情など、情報を得るためラジオは必需品です。
持ち運びのできる携帯用ラジオが便利。

私も大震災のとき、ラジオの情報だけが頼りでした…

情報を得ることは、次の行動を判断することに繋がるので大切ですね。


8.軍手

素手での作業はケガにつながる可能性があるため、災害時の作業には、軍手を使うようにしましょう。

ケガを防止するだけでなく、防寒に使うこともできますよ。


9.
ヘルメット

地震などの災害により、いつ何が落下してくるかわかりません。
頭部を守るために用意しておきましょう。

以上、防災グッズリストに入れたい食品と日用品をご紹介しました。
災害によっては浸水する状況も考えられます。

浸水した場合を想定して、備蓄品はビニールで防水したり、2階以上の場所に保管したりするなど、工夫をしましょう!

防災グッズリストの備蓄は最低限3日分!ポイント3つ

前の章では、保育園の防災グッズリストに必要と思われる備蓄品をご紹介してきました。

防災グッズリストに必要な物のイメージは出来てきたでしょうか?

物はわかったけど、必要最低限の備蓄って何日分?
防災グッズリストを作るときのポイントがあれば知りたい!

防災グッズリストを作るとき、気をつけるべきポイントを3つご紹介します!

  • 最低限三日分の備蓄をしよう
  • 薬や食べ物は定期的に入れ替えや補充をしよう
  • 個々のアレルギー状況に対応しよう

最低限三日分の備蓄をしよう

自衛隊や消防隊員は、どんなに孤立した地域でも三日間あれば救出に向かうことができると言われています。

万が一に備え、最低限三日分、保育園内と避難先に必需品を備蓄しておくようにしましょう。

最低限三日分ですが、大規模災害が発生したときには一週間分の備蓄が望ましいと言われています。

大震災の時は、道路断裂などで支援物資を運ぶのに時間がかかることもあるんです…

薬や食べ物は定期的に入れ替えや補充をしよう

薬や食べ物は、定期的に消費期限を確認しましょう。

古くなった物の入れ替えや、足りない物の補充が必要です。

「ローリングストック」という言葉を聞いたことがありますか?

ローリングストックとは、備蓄している食品を期限が切れる前に食べ、新たに補充して常に一定量の食品を備蓄しておくことです。

食品の期限に合わせて定期的に食べることで、子供たちが備蓄している食品の味を知る機会にもなりますね。

子供たちの反応や好みに合わせて、備蓄する食品が選びやすくなるかもしれません。

一石二鳥になるローリングストックを、ぜひ取り入れてみてください♪

好みに合わず子供が食べなければ意味が無いので、味を知っておくことは大切です!

個々のアレルギー状況に対応しよう

緊急時は、ただでさえ食品が不足しがち。
アレルギー対応の食品は、通常の食品よりも手に入りにくい場合があります。

アレルギーのある子供が困らないよう、個々のアレルギーを確認し、対応できる食品を備蓄しておくようにしましょう。

アレルギーの原因食品を食べないようにするため、原材料やアレルギー表示の確認を怠らない配慮も必要です!

以上3つのポイントをおさえ、保育園の子供に合わせた防災グッズリストを作成していきましょう。

防災グッズリストに赤ちゃんのミルク用品!便利で安心!

一歳未満の赤ちゃんにとって、命綱となるミルク。

ミルクをあげるためには、消毒された哺乳瓶が必須です。

赤ちゃんはまだ免疫力が弱く、衛生面での配慮は欠かせません。

しかし、災害時にはライフラインが止まって断水する状況が考えられます。

断水が起こると、十分な洗浄・消毒をすることが難しいことも…。
そんなときに役立つ物があるんです!

ライフラインが止まった状況でも安心して使える、赤ちゃんのミルク用便利グッズをご紹介します。

防災グッズリストに採用すべきか考えながら、見てみてくださいね♪

液体ミルクとしてよく見かける、明治のミルク缶に取り付けるアタッチメント。

専用のアタッチメントを取り付けると、ピジョン母乳実感哺乳瓶の乳首を装着することができるんです!

装着できる乳首が限定されている点には、注意してくださいね。

紙パック飲料に装着できる乳首もあるんです。
これがあれば、紙パックの液体ミルクを飲ませることができます!

哺乳瓶全部を洗浄・消毒するよりも、乳首だけで済むので使用する水の量が少なく済みますね♪

洗浄・消毒不要!衛生的な使い捨て哺乳瓶

使い捨て哺乳瓶であれば、洗浄も消毒も不要です。

ライフラインの有無に関係なく、安心して使うことができますよ。
なんといっても衛生的なところが良いですね!

便利グッズがない…そんなときに使える紙コップ

もし、哺乳瓶の十分な洗浄・消毒ができず、使い捨て哺乳瓶なども無い場合はどうしますか…?

赤ちゃんにとっては災害も何も関係なく、お腹がすけば泣きますよね。

哺乳瓶が無いからと言って、ミルクをあげないわけにはいきません。

ミルクをあげたいけれど、免疫力の弱い赤ちゃんに不衛生な哺乳瓶を使うのは不安…というとき、紙コップが使えます!

紙コップは備蓄の防災グッズリストに載せていましたね。
紙コップでの飲ませ方をご紹介します。

  1. 赤ちゃんの手が紙コップに当たらないよう、体をタオルで包む
  2. 縦抱きで抱っこし、紙コップに大さじ1程度のミルクを入れる
  3. 紙コップで赤ちゃんの口を刺激
  4. 口が開いたら、ゆっくりと少しずつミルクを流し込む
いざという時のために、覚えておくと安心ですね!

赤ちゃんの便利グッズ、保育園の乳児人数などを考慮して、防災グッズリストに採用するかご検討を♪

まとめ

  • 防災グッズリストの持ち出しに必要なグッズは14点
  • 持ち出し用ミルクは粉末タイプがおすすめ
  • 防災グッズリストは、持ち出し品に加えて、食品や日用品の備蓄についても必要
  • 備蓄用ミルクは、液体タイプがおすすめ
  • 最低限三日分の備えや食品等の定期チェック、アレルギーへの対応を考慮し、保育園の子供に合う防災グッズリストを作る
  • 赤ちゃんにミルクをあげるとき、衛生面で安心な使い捨て哺乳瓶などの便利グッズがある

いかがでしたか?
ご紹介した持ち出し品や備蓄品の防災グッズリストが、参考になれば幸いです。

ただし重要なのは、保育園の子供たちに合わせた防災グッズリストを作ること!

成長や変化の著しい子供に合わせた防災グッズリストを作るためには、定期的なチェックが欠かせません。

あなたの保育園に合った防災グッズリストで、子供たちの命を守りましょう!

いざというときに困らない、防災グッズリストができることを願っています。

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