最近パソコンやスマホを使う機会が増え、同じ姿勢で画面に向き合う時間が長くなりました。
長時間画面を見ていると「首や肩周りが凝ったな」と感じ、首をポキポキと鳴らしてしまいませんか?
ついつい首を鳴らしてしまう人が多いと思いますが、実は首をポキポキするのは良くありません。
今回は、首をポキポキと鳴らし続けた末路について調査。
結果を言うと、首をポキポキした末路は「身体の不調を悪化させる」可能性が高いです。
首や肩が凝ったときは首を鳴らすのをやめ、ストレッチを行うのがおすすめ!
この記事では、首や肩のコリに悩む人のために効果的なストレッチもご紹介します。
ぜひ参考にして、首コリや肩コリに悩まない身体を作りましょう♪
首をポキポキした末路は「不調が悪化する」
首や肩がつらいとき、ついつい首をポキポキと鳴らしてしまいますよね!
私もよく首を鳴らしますが、ポキポキした後は首コリや肩コリが解消されたかのようにスッキリします。
身体は楽になったように感じますが、実は首をポキポキと鳴らすことは身体に大きな負担を与えています。
首をポキポキと鳴らした人の末路は、「身体の不調が悪化」します。
首をポキポキしている人は、今すぐやめましょうね!
首がポキポキと鳴る理由は「気泡がはじける音」
首をポキポキと鳴らし続けた末路は、「身体の不調が悪化する」とお伝えしました。
実は首が鳴る理由は、はっきりと分かっていません。
諸説ありますが、首がポキポキと鳴る音は関節内の「気泡がはじける音」と言われています。
専門的な話になりますが、骨は「滑液(かつえき)」という関節の動きを良くするための粘性の液体に覆われています。
滑液にはヒアルロン酸やタンパク質などが含まれていて、運動の摩擦を少なくするクッションのような働きがあります。
関節を伸ばしたり引っ張ったりすると、滑液内の気圧が下がり二酸化炭素などの気体が発生。
さらに関節を伸ばしたり引っ張ったりすると、関節内に発生した二酸化炭素がはじけてポキポキと首が鳴ります。
分かりやすく例えると、炭酸飲料水のふたを開けたときにプシュっと音が鳴るときと同じです。
首がポキポキと鳴る音自体は、骨同士がぶつかっているなど身体に害があることではないので、安心してくださいね!
首ポキポキは【血管を圧迫する】末路もある
首がポキポキと鳴る音は、関節内の気泡がはじける音とご紹介しました。
最初の話に戻りますが、なぜ首をポキポキすると身体の不調が悪化するのでしょうか?
首をポキポキと鳴らすとき関節に強い負荷をかけてしまうことがあり、繰り返していると捻挫のような状態になる可能性があります。
捻挫を繰り返すと関節が硬くなって可動域が狭くなり、関節への負担がより増大。
最悪の場合、関節が変形してしまいます。
首には多くの神経が通っているため、神経を刺激・圧迫してしまうリスクもあります。
首の神経が圧迫されると、最悪の場合脊髄麻痺が生じて手足が動かせなくなったり、寝たきり状態になったりすることも。
首コリ・肩コリで悩んでいたはずなのに、首ポキポキで身体の運動機能を奪ってしまう可能性があります。
身体の不調を悪化する末路にならないためにも、首ポキポキはしないようにしましょう!
首が悪くなると全身に影響が出てくる!
頭を支える首の骨は7個あり、上から「第1頸椎」「第2頸椎」…「第7頸椎」と名前が付けられています。
首の痛みは頸椎が正常よりズレたり歪んだりすることで生じ、身体に悪い症状が発生します。
一部ですが、頸椎ごとにどのような症状が起きるかをご紹介します!
第1頸椎:頭部・耳・交感神経などに影響頭痛、神経過敏、不眠症、高血圧、ヒステリー、片頭痛、神経破損、慢性疲労、めまい
第2頸椎:目・視神経・聴神経などに影響アレルギー、難聴、目の障害、目の痛み、耳痛、失明
第3頸椎:頬・顔面頭蓋などに影響神経痛、神経炎、にきび・吹出物、湿疹
第4頸椎:鼻・唇・口などに影響花粉症、難聴、アデノイド
第5頸椎:声帯・咽頭などに影響咽頭炎、しわがれ声、化膿性扁桃炎
第6頸椎:頸部の筋肉・肩・扁桃炎などに影響首の痛み、上腕の痛み、扁桃炎、クループ
第7頸椎:甲状腺・肩と肘の滑液包などに影響慢性的なせき、滑液包炎、風邪、甲状腺の諸症状
このように首の骨に痛みが生じると、首だけではなく頭や腕、声など幅広い部分に影響が出てきます。
身体のほかの部分にも症状が現れている場合、痛みの原因は首にあるので気を付けましょうね。
首コリ・肩コリの原因は「リンパの流れが悪い」
首をポキポキと鳴らした末路は、身体の不調が悪化するとご紹介しました。
首を鳴らしたくなるときは、首コリや肩コリを感じている証拠です。
続いては、首や肩が凝る原因を考えていきましょう!
首や肩は重い頭部を支えているため負担がかかる!
人間の頭部は、体重の約8%を占めているといわれています。
体重が50kgの人であれば、頭部の重さは約4kgです。
首は体重の約8%の頭部を毎日支えているため、首の骨はやや前方にわん曲し重さを受け止めやすい形になっています。
しかし、パソコンやスマホの画面を長時間見ていると、首のわん曲がまっすぐに伸びてしまいます。
首のわん曲が伸びた状態を「ストレートネック」といい、首や肩に大きな負担をかけています。
先端に4kgの重さをつけた真っ直ぐな棒を斜め前に突き出し、棒の根本を手で持っていたらかなりの重さを感じるのではないでしょうか。
ストレートネックの状態は頭部の重さを首や肩の筋肉で支えているため、リンパの流れが悪くなりやすいです。
リンパの流れが悪いと老廃物がたまってコリの原因となるので、首の位置を意識すると首コリ・肩コリは軽減されますよ!
首や肩のコリは正しい姿勢で予防しよう!
首や肩が凝るとつらいですよね!
首や肩のコリは、ひどくなる前に予防するのが大切です。
原因は姿勢の悪いことから「リンパの流れが悪くなる」こと。
日常的に正しい姿勢を意識して、首コリ・肩コリを予防しましょう。
【良い姿勢】背筋を伸ばしてまっすぐに立った時、かかと、肩、耳が一直線上になる状態。
【猫背】背中が丸まっていて硬い状態。
背筋を伸ばしてまっすぐに立った時、肩が前に出ている。
【反り腰】背中が後ろに反っている状態。
背筋を伸ばしてまっすぐに立った時、お腹が前にお尻が後ろに出ている。
良い姿勢でいることが身体がベストパフォーマンスを発揮できる状態です。
悪い姿勢になると身体がベストパフォーマンスを発揮できず、筋肉などに負荷が生じて痛みが起きます。
私は猫背で反り腰なので、首コリ・肩コリを頻繁に感じます。
前までは首コリ・肩コリを感じるたびにマッサージ店へ行っていましたがお金がかかるので、これからは正しい姿勢で予防しようと思います。
首コリ・肩コリを防ぐには良い姿勢を意識して、毎日過ごすことが大切ですよ♪
今すぐチェック!やめたい8つの習慣
首コリ・肩コリの原因は「リンパの流れが悪いこと」で、正しい姿勢を意識することで予防できるとご紹介しました。
ただ、毎日過ごす中で正しい姿勢をキープするのは難しいです。
自分が正しい姿勢と思っていても、気が付いたら猫背や反り腰になっているかもしれません。
そんな人のために、日常の中で気を付けてほしい習慣をお伝えします。
- 片足に体重をかけて立つ
- 足を組む
- 肘つきや肘まくらをする
- 下を向いてスマホを見る
- いつも同じ手でカバンを持つ
- ノートパソコンを使う
- 腰が丸まった状態で長時間座る
- 柔らかすぎるソファーやベッドを使う
あなたはいくつ当てはまりましたか?
1つでも当てはまる人は、姿勢が悪くなりやすい習慣を持っています。
スマホやノートパソコンは仕事や学校などで使う機会があるため使わないのは難しいですが、見る時間を減らすことを意識しましょう。
私はほとんどの習慣が当てはまっていました。
習慣を直すのは難しいですが、「いつも同じ手でカバンを持つ」は使っているカバンをリュックに変えるだけで改善。
習慣を意識するだけでなく、普段使っているカバンやソファー、ベッドなどを見直すことで首コリ・肩コリを軽減できます。
あなたも首コリ・肩コリに悩まない身体を作るために、自分の生活習慣を見直していきましょうね♪
首コリ・肩コリの解消法は「ストレッチ」がおすすめ♪
首コリ・肩コリの原因や予防法をお伝えしてきましたが、今すぐに解消したい人もいますよね!
私のおすすめはカイロプラクティックに行き、悪い姿勢を改善することです。
首コリ・肩コリの原因となる姿勢を直さないと、痛みは何度も繰り返されてしまいます。
しかし、カイロプラクティックはお店に行く必要があるので、時間がない人には難しいですね。
今回は時間がない人でも、自宅で簡単にできる首コリ・肩コリの解消法をご紹介します♪
ライザップのストレッチは上半身がポカポカ♪
引用 Youtube
- 両耳をつまみ、前後に回す。
- 手の高さを変えず、身体をひねる。
- 両手を肩に置き、両肩を大きく前後に回す。
- いすに両肘を置いて、肩甲骨を伸ばしたり縮めたりする。
肩コリの解消法のストレッチでしたが、自宅にあるもので行えるので誰でも実践することができます。
私もライザップのストレッチをやってみましたが、「つらいな」「きついな」と感じる瞬間はありませんでした。
ストレッチが終わった頃には、上半身がポカポカしてきて、肩周りがすっきりしたように感じました。
ご紹介したライザップのストレッチは4分と短い時間でできるので、誰でも続けられますね!
座ったままできる!「スッキリダンス」
引用 Youtube
- 手を十字にし、背中を伸ばす
- 両手を肩に置き、ヒジで大きな円を描くように回す
- 両手を交差して、天井に向かってまっすぐに伸ばす
- 2と3をもう一度行う
肩コリの解消法のスッキリダンスでしたが、座ったままできます。
スッキリダンスをやったところ、背中や肩が気持ちいいくらいに伸ばすことができました。
ご紹介したスッキリダンスはベッドの上でできるので、起床後・就寝前にすぐできますよ♪
私は就寝前の習慣にしようとスッキリダンスをおこなっていますが、首コリ・肩コリを感じにくくなりました。
短い時間であっという間にできるので、スッキリダンスはおすすめです!
会社や学校でもできる!【10秒ストレッチ】3選
肩や首のコリは自宅にいるときだけではなく、会社や学校でも「つらいな」と感じることがあると思います。
首コリ・肩コリはつらいので、今すぐ解消できたら嬉しいですよね!
続いては、会社や学校などでこっそりできるストレッチをご紹介します。
- 両肩をまっすぐ上に少し上げる
- 少し胸を反らして肩を後ろ側に回す
- 続いて肩を後ろから前に回す
- 1~3を繰り返す
ワンポイントアドバイス気持ちが良いくらいのスピードでゆっくり回すと良いでしょう!
肩甲骨回しは猫背が気になる人にもおすすめです。
人前で肩甲骨回しをするのは抵抗ある人は、お手洗いに行ったタイミングで行いましょう。
習慣化にもできますし、人に見られる心配もありませんよ!
- 背中の後ろで両手を組みます
- 大きく息を吸いながら、斜め下に両手を伸ばす
- 20秒ほどキープしたあと、すばやく手を解除する
ワンポイントアドバイス肩甲骨を寄せて、胸を開くことを意識しましょう!
一気にグッと力を入れて20秒経ったらすぐ離すと、血流が良くなるのでおすすめです。
3回繰り返すと、身体もポカポカしてスッキリしますよ♪
- 背筋を伸ばして座り、伸ばしたい方と反対の手で首を倒す
- 首を倒した状態で20~30秒キープする
- ゆっくりと首を戻し、伸ばした方と反対の首を倒す
ワンポイントアドバイス姿勢を意識して、首を伸ばしていきましょう!
首を傾けようとすると、身体ごとサイドに倒れてしまう人がいます。
背筋をまっすぐすることで、首が気持ちが良いくらい伸びてますよ♪
首のシワをとる方法は「エクササイズ」
首についての悩みはコリだけではありません。
年齢とともにでてくる首のシワも気になっている方が多いです。
首のシワができると「加齢のせいかな」と思っている人が多いですが、実は姿勢の悪さから生じます。
首のシワはメイクや洋服で誤魔化すのは難しいので、首のシワをとる方法があれば嬉しいですよね!
続いては、首のシワをとる方法をご紹介します。
おすすめのエクササイズは【ういうい運動】
- 姿勢を正して、椅子に座ります
- 顔を上に向け、口をグッとすぼめて「う」と発音
- 今度はとびきりの笑顔で「い」と発音
- 口を大きく動かすように「う」「い」を交互に繰り返します
ワンポイントアドバイス首の筋肉を動かすことを意識して、「う」「い」を発音しましょう。
ゆっくりと口を動かしていくことで、普段使わない首の筋肉を使うことができます。
「う」「い」を30回ほど繰り返すと、首の筋肉が鍛えられているなと感じます。
「ういうい運動」は即効果が表れるわけではないので、毎日継続して行うのがおすすめです♪
会社や学校などでもこっそりできるので、私も継続して「ういうい運動」をやろうと思います!
首のシワは日焼け対策や保湿をして予防しよう!
首のシワをとる方法は「ういうい運動」を行うのがおすすめとご紹介しました。
1度首のシワが出来てしまうと、エクササイズをしても首のシワは消えにくいので、予防することが大切です。
首のシワの原因は大きく分けて以下の4つがあります。
- 猫背または姿勢が前かがみ
- 枕の高さが合っていない
- 首が日焼けしている
- 首が乾燥している
首のシワの原因は人それぞれなので、あなたも自分の日常生活を見直してみてください。
姿勢を正したり、寝具を替えたり、首のケアに力を入れたりするだけで、首のシワが改善できますよ♪
首のシワは日常生活の癖から出来るものなので、意識して生活しましょう。
まとめ
- 首をポキポキした末路は「身体の不調が悪化」
- 首がポキポキと鳴るの理由は、関節内の気泡がはじける音。
- 首コリ・肩コリの原因は「リンパの流れが悪い」
- 「正しい姿勢」を意識して、首や肩のコリを予防しよう!
- 首コリ・肩コリの解消法はストレッチがおすすめ
- 首のシワをとる方法は「ういうい運動」がおすすめ
今回は、首をポキポキした末路や効果的なストレッチをご紹介しました。
首をポキポキ鳴らした末路の1つが首コリや肩コリで、多くの人が悩んでいる身体の不調です。
身体の不調をより悪化させないためにも、普段の生活から姿勢や自分の癖に気を付けましょうね♪