ソロキャンプはあまり荷物を増やしたくない。
キャンパーのほとんどが持っている考えだと思います。
軽量化したものや代用したものだとしても、テントと寝袋はある程度嵩張ります。そこにチェアや調理器具やランタンや……。
ソロキャンプなのに、荷物を纏めてみると意外に多かった!といった方は少なくないはずです。
私は、キャンプに必要なものではテーブルについて長く悩んでいました。
大きなテーブルはかなり嵩張るので、ソロで使うにはためらわれます。
しかし道具にあまり多いお金はかけたくない、とも思っていたのです。
そんな時、友人が言いました。「何か別のもので代用したら?」と。
それがいい、と私は代用品を探すことに決めました。
今回は、調査してきたテーブルの代用についてお話しします!
目次
ソロキャンプでのテーブルの代用品はいくつかある
私がソロキャンプに挑戦して失敗したことは、「道具の選び方」です。
とりあえずネットで必要だと書かれているものを持っていきました。
よく考えずに用意したものですから、不都合なことが起きたのです。
現地では使いづらかったり、そもそも必要なかったり……。
それからというもの、私はソロキャンプの道具について考えてきました。
調理器具などの小道具は、比較的早くに解決しました。
しかし先ほども言った通り、テーブルにはずっと悩んでいました。
一度、テーブルは要らないのではないか?と思ったことがあります。
テーブルなしでソロキャンプに挑みましたが、これが大失敗。
自分の足元に道具を置くので身動きが取りづらくなってしまいました。
他にも土が大量に入ってきたり、虫が這いあがって来たり。
思い出しただけでも鳥肌が立ちます。
テーブルの必要性を痛いほど理解しました。
ソロだからあまりに大きなものは必要ありません。しかし、使い勝手の良さそうなものはなかなか見つからない。
見つかってもお値段が少々張ってしまう。
でもテーブルは使いたい。
そんな思いで、テーブルの代用品として使えそうなものを片っ端から試しました。
自分が元々持っていたものや、安価で入手できるものを中心にしました。
そして試してきたものたちを、2種類に分けました。
テーブルの代用品にできたもの、アウトドアでの使用には不向きだったもの。
今回はそれらのうち、7つをご紹介します。
まずは、私が試してテーブルの代用品にできたものからお話しします。
ソロキャンプ初心者さんにもオススメの4つがこちら!
①収納ボックスやトランク
道具を入れて持ってきた収納ボックスを、そのままテーブル代わりにします。
これが一番楽で、荷物を減らすことができます。元から使っていたものですからね。
ただ、代用するのがクーラーボックスであれば注意が必要です。
熱いものをクーラーボックスの上に置くと、ボックスが使えなくなります。
私はよくソロでもクーラーボックスを使うので、この方法は合いませんでした。
普通の収納ボックスを持っていく時にはオススメの方法です。
また、ボックスの中身を全部取り出さないとテーブルとしては使えません。
ソロキャンプ初心者さんがしやすいミスのひとつなので、そこも注意したいところです。
②簀の子や薄い板
収納ボックスなどの上に、板状のものを置いてテーブルにする方法です。
熱を伝えにくい材質を使えばクーラーボックスの上にも置けます。
また、大きさによっては荷物を置くスペースを広げることもできます。
私にはこの方法が一番合っていると思いました。あまり腰を曲げずに作業ができるからです。
また、余裕を持って荷物を置けるのも魅力です。
ただ、あまり大きいタイプだと嵩張ってしまいます。容量を計算しながら選びたいですね。
簀の子や板などはホームセンターで簡単に入手できます。
板が大きい場合は、ひっくり返してしまわないように気を付けましょう。
私は大きい板を使って、荷物を左右どちらかに寄せすぎたことがあります。
その結果、ひっくり返して道具たちを土まみれにしてしまいました。
汚れを落とすのがとても大変だったので、あなたはぜひ注意してください……!
③100均で売っている足付き網
読んで字の如く、足が付いている網が100均に売っています。
これをそのままテーブル代わりにできました。
大きさもまちまちで、自分に合ったものを選ぶこともできます。
かなりの安価で手に入れられるので、初心者さんでも安心です。
ただ足の長さが10cmほどなので、かなりのロースタイルになります。
他と比べると腰が痛くなりやすいので、そういった点では不便です。
屋外で使う場合、足の先端を軽く埋めれば風で飛んでいかなくなります。
ですが、上に荷物を置いていれば風で飛ぶなんて滅多にありません。
それでも心配な時は試してみてください。
④自作
思い切ってテーブルの自作もしてみました。
自作した場合、自分が欲しい要素だけを詰め込めます。
自分にとって無駄なところを一切省けるのはとても魅力的です。
私の自作キャンプテーブルは不格好でしたが、欲しかった機能はつけられました。
自分で作ったものだと不格好でも愛着が湧いてきます。
自分1人でなく、友達や知り合いと一緒に作ると盛り上がって楽しいです。
勢いで作り上げて、ソロキャンプ向けにならなかった場合もありますが……。(笑)
初心者のうちはハードルが高いと思うかもしれませんが、オススメです。
DIYに興味があれば一度チャレンジしてみては?案外形になるものですよ。
さて、ここからは、屋外での使用には不向きだったものをご紹介します。
ソロキャンプでは置く場所が重要!この3つは要注意
①サイドテーブル
ソロキャンプ用ではなく、普通の小さめなサイドテーブルを持っていきました。
ところが現場の地面との相性が悪く、揺れてしまい集中できませんでした。
山など、地面が比較的平坦でない場所でキャンプをする場合は要注意です。
また、私個人の感想としては、高さが合わなかったということもあります。
なるべく作業しやすい高さのものを選んだつもりでした。
しかし、座った時どうしても目線よりテーブルが高くなってしまいます。
ソロでは自分で全ての作業をしなければならないので、かなり不便でした。
②薄い板を直置き
先ほど「代用品になったもの」として板状のものを挙げました。
しかし、個人的に直置きはオススメしません。
地面に直接置くと、場所によっては虫が這いあがってきてしまいます。
キャンプ場所には虫はいるものだ、とある程度は割り切らないといけません。
とはいえ、やはり精神的にもあまり良いものではないと思います。
料理に入ってしまっても困りますからね。
また、地面に直置きということは結局足元に置くことになります。
ふとした時に蹴ってしまって荷物が散らかることもありました。
身動きを取りやすくしたい場合には向いていないと思います。
③100均の収納ボックス
最近の100均は驚くほど優秀ですが、収納ボックスは代用品になる程しっかりした作りではありません。
箱に重さがないからか、風ですぐ動いて、荷物がよく落ちてしまいます。
足付き網と違い、箱は横の面積が大きいので風にも当たりやすくなります。
ある程度強度を求めようとするとそもそも大きくて嵩張ってしまいます。
本末転倒です。
箱の中身に何か重さのあるものを入れれば飛ばなくはなります。
しかし、その分の荷物が増えるのでこれも意味がありません。
私が思いついた使い方では、ソロキャンプで使えるとは言い難い状態でした。
まとめ
- 屋内外で使えるものと、屋外には向いていないものがある。
- 「テーブル」に求める役割はどういうものなのかを明確にする。
- どうしても見つからなかったら自作にチャレンジしてみる。
どの道具にもメリットがあり、デメリットがあります。
その中で自分に合うものを見つけるには、コツがあります。
自分にとって何故テーブルが必要なのかを考えることです。
屈まずに作業をしたいから?自分の周りを開けておきたいから?
土がついたり、虫が這い上がってきたりするのが嫌だから?
テーブルを置くことで、何を得たいのか、避けたいのか。目的を持つことがとっても大切です。
世の中は本当にたくさんの「もの」で溢れています。
目的をしっかり持って探せば、自分に合うものが自然と見つかります。
それは、たとえソロキャンプ用のテーブル以外でも同じことです。
この記事を見てくださったあなたが、理想のキャンプスタイルに近づけますように。