2021年10月に第3世代モデルが発売され、ますます充実したAirPods(エアーポッズ)シリーズ。
iPhoneユーザーの方は、イヤホンもApple製品にしようか検討中の方もいるのでは?
Apple製品の便利な機能として、2017年のiPhone8から搭載された「ワイヤレス充電機能」があります。
もちろんAirPodsも、第2世代以降からワイヤレス充電に対応しています。
確かに「結局ケーブルで充電している」「いらない」なんて声を聞くこともありますが、実際はどうなのでしょうか?
実は、AirPodsのワイヤレス充電は、使ってみれば手放せなくなる便利な機能なんです!
この記事では、ワイヤレス充電について解説すると共に、おすすめワイヤレス充電器もご紹介します。
目次
AirPodsワイヤレス充電はいらない!?実はこんなに便利!
ワイヤレス充電とは、ケーブルを使わずに電力を送る仕組みを利用して、電子機器の充電をすることです。
充電パッド(ワイヤレス充電器)の上に、ワイヤレス充電対応の機器を置くことで充電ができちゃいます!
でもライトニングケーブルは既に持っているし、ワイヤレス充電機能はいらない…という方も、いらっしゃるかと思います。
実はAirPodsこそ、ワイヤレス充電を活用するメリットが沢山あるんです!
【メリット①】「置くだけ」の手軽さ
ワイヤレス充電の最大の特長は、「置くだけ」で充電ができる点でしょう。
ワイヤレス充電器を設置しておけば、出社してデスクに到着したときや、帰宅したときに、AirPodsを置く動作だけで充電ができます。
特にAirPodsに関しては、スマホのように充電しながら操作するなんてことは基本的に無いはず。
充電器を「使わないときの定位置」と決めれば、手軽に充電しつつ、「どこに置いたっけ?」なんて事態も防げて一石二鳥ですね!
【メリット②】煩わしいケーブルが不要に!
リモートワークも普及し、日常的に持ち歩く電子機器が増えた方も多いのではないでしょうか。
そうでなくても、AirPodsを使うなら、少なくともiPhoneやApple Watchも一緒に持ち歩く場合がほとんどでしょう。
職場やカフェで充電したいと思っても、それぞれの機器にケーブルが必要で煩わしい…と思うことはありませんか?
例えば、AirPodsとiPhoneどちらもワイヤレス充電対応機種であれば、同じ充電器で対応できます。
Apple製品以外でも、ワイヤレス充電(Qi規格)対応製品であればOK!
2~3口同時に充電できるワイヤレス充電器を活用すれば、荷物やデスク周りのケーブルのごちゃつきが解消されて、スッキリします。
【メリット③】本体の破損リスクを減らせる
従来のライトニングケーブルでの充電は、AirPodsなどの機器本体のライトニング端子にケーブルを何度も抜き差しすることになります。
実は、電子機器破損の原因として、「端子の破損」って多いんです。
AirPodsを通勤や会議で使う方は、使用頻度が高いぶん、頻繁に充電をすると思います。
ライトニングケーブルの抜き差し頻度が多いほど破損リスクは高まるので、最初からワイヤレス充電を利用して端子を傷つけない方法は有効です。
便利さをより実感できるのはこんな人
AirPodsをワイヤレス充電するメリットをご紹介してきましたが、例えばこんな人はワイヤレス充電派になる可能性が高いと思っています。
私自身は、面倒くさがりで忘れっぽい属性の人なので、帰宅してすぐ充電器に置くようにしています。
「置くだけ」じゃないと、「あとでケーブルに繋ごう…」と思って後回しになりがち。
次に外出するときに、ポケットから充電できていないAirPodsが発見される事態が発生します。
思い当たる節がある方は、ぜひご検討を。
AirPodsワイヤレス充電の対応機種や充電方法を解説!
ここで、AirPodsのワイヤレス充電とはどんな機能なのか、詳しく見ていきましょう!
【一覧】AirPodsワイヤレス充電の対応機種
2022年1月時点の、公式で購入できるairpodsラインナップおよび価格は以下の通りです。
機種名 | 価格(税込) | ワイヤレス充電対応 |
AirPods (第2世代) |
16,800円 | △(別売で対応ケースあり) |
AirPods (第3世代) |
23,800円 | ◎ |
AirPods Pro | 30,580円 | ◎ |
AirPod Max | 67,980円 | × |
2019年10月に発売されたAirPods Pro、2021年10月発売のAirPods(第3世代)では、ワイヤレス充電が標準装備されています。
もちろん、従来のライトニングケーブルを使用した充電も可能です。
ちなみにiPhoneは、2017年9月発売の「iPhone8」以降がワイヤレス充電対応機種です。
もし、既にお持ちのiPhoneで、まだワイヤレス充電を試していないのであれば、AirPods購入を機にワイヤレスに切り替えるのもアリです!
ワイヤレス充電に必要なものや手順
AirPodsケースのワイヤレス充電について、手順を解説します。
なお、耳に装着するイヤホン部分は、AirPodsのケースに入れることでケースから充電されます。
いつでもケースからAirPodsにチャージできるように、帰宅時や会社のデスクなどで、ケースを充電しておきましょう!
- ワイヤレス充電対応のAirPods
- Qi対応充電器
- ワイヤレス充電器を電源につなぐ
- 充電器を水平な台の上などに置く
- AirPodsをケースに収納する
- ケースの蓋を閉じる
- ケースのステータスランプを上にして、充電器の上に置く
バッテリー残量を確認するには?
AirPodsのバッテリー残量を確認する方法は、複数あります。
- ケースのステータスランプを見る
- ペアリング中のiPhoneの画面で確認
- iPhoneのバッテリーウィジェットを見る
- Siriに聞く
今回は、最も手軽な「ケースのステータスランプを見る方法」をご紹介します。
充電中のAirPodsケースの充電状況は、ケース本体のステータスランプで確認できます。
充電パッドに置いているAirPodsの前面をダブルタップすると、ステータスランプが光ります。
青い丸で示している部分が、AirPodsのステータスランプ。
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▶AirPodsのバッテリー残量を確認したい
以下の条件を両方満たすとき、ケースのステータスランプは「AirPodsのバッテリーの状況」を示します。
- AirPodsがケースに入っている
- ケースの蓋を開け閉めする
状況に応じて、以下の通り点灯します。
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▶AirPodsのバッテリー残量を確認したい
以下の条件を両方満たすとき、ケースのステータスランプは「AirPodsケースのバッテリー状況」を示します。
- AirPodsがケースに入っていない
- ケースの蓋を開け閉めする
状況に応じて、以下の通り点灯します。
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iPhone画面を見る方法も簡単!
ペアリングしているiPhoneの近くでAirPodsのフタを開けると、iPhoneの画面にバッテリー残量が数値で表示されます。
Apple製品ワイヤレス充電の仕組み
Appleのワイヤレス充電対応機種には、「Qi(チー)規格」という、ワイヤレス充電の規格が採用されています。
この「Qi規格」とは、Appleをはじめとして世界中の200社以上の企業が採用して、製品を作っています。
Qiのワイヤレス充電は、「電磁誘導方式」という仕組みが使われています。
機器と充電器の双方に電気を流すコイルを埋め込んで、コイル同士を近づけることで発生する電流を充電に利用するのです。
「電磁誘導方式」で、ワイヤレス充電ができる仕組みの詳細は以下の通りです。
- ワイヤレス充電器の送信コイルから信号が送り出されます。
- 信号が、互換性のあるデバイスの受信コイルを検索します。
- 受信コイルが検出されると、電磁誘導が始まります。
- 送信コイル内の電子(電気)がコイル内に流れ始めます。
- それにより磁界が生じ、受信コイル内の電子がそれを検出します。
- 受信コイル内に溜められた電子が、磁界の影響を受けてコイルの周りを流れ始めます。
- 受信コイル内の電子の流れが電気であり、デバイス内のバッテリーに電力を供給します。
AirPodsワイヤレス充電はケースつけたまま?疑問を解決
ここからは、AirPodsのワイヤレス充電について、あるあるな疑問を2点ご紹介します!
充電はカバーやケースつけたままでOK!
AirPodsケース用のカバー・ケースを付けている方も多いですが、基本的にワイヤレス充電はカバーやケースつけたままOKの場合が多いです。
ほとんどのカバーやケースが、ワイヤレス充電に対応している印象ですが、購入する際は念のためパッケージ等を確認してくださいね♪
AirPodsとケースをそのまま持ち歩くのは、表面に傷がついたり、落下時に故障したりするのでオススメしません。
AirPodsのケースを覆うタイプのカバーが、Apple公式または他のメーカーから発売されています。
安価で軽いシリコン製のカバー、高級感のあるファブリックや革製、アウトドアでもOKな頑丈なハードケースなど、種類が豊富。
ケースつけたまま充電OKな製品であれば、あとはあなたの好みに合うケースを選ぶだけ!
お気に入りのカバーがついていると、AirPodsへの愛着も上がります。
充電できないとき「置く位置」が原因かも
充電パッドにAirPodsを置いたのにうまく充電できないとき、故障など色々な原因が考えられますが、まずは「置く位置」を確認しましょう!
AirPodsのワイヤレス充電は、充電器と機器本体の双方に埋め込まれたコイル同士を近づけないと充電ができない仕組みなのです。
充電するときは、ワイヤレス充電パッドの中心(またはメーカー指定の場所)に置くようにしましょう。
充電が始まったときに、AirPodsケース本体のステータスランプが8秒間点灯するので、光ったのを確認するとより安心です♪
AirPods ProとAirPods(第3世代)には、「MagSafe(マグセーフ)」という機能が追加されています。
MagSafe対応のAirPodsとMagSafe対応のワイヤレス充電器を使用すると、正しく充電される位置にピタッと貼りつくのです!
AirPods内部の充電コイルの周辺に特殊なマグネットを配置することで、同じMagSafe対応の機器とくっつく効果があるためです。
充電パットの良き位置にAirPodsを置くのが面倒なあなたは、MagSafe対応機種を選べば万事解決ですね。
AirPodsワイヤレス充電器おすすめ5選!3台同時充電も
ワイヤレス充電を使いこなして、快適ライフを送るイメージは出来たでしょうか?
最後に、おすすめワイヤレス充電器をご紹介します♪
AirPodsを購入する方は、iPhoneやApple Watchもお持ちの方が多いと思いますので、複数台同時充電タイプの商品もおすすめですよ!
Anker PowerWave 10 Pad
ワイヤレス充電器の大定番です。シンプルなデザインで、デスクにも馴染みます。
カラー展開は、ブラック、ホワイト、ブルーの3色です。
ブラックは1,500円前後で購入できるので、お手頃価格なのも嬉しいですね。
ワイヤレス充電器 for Magsafe
MagSafe対応のワイヤレス充電器。従来の置き型タイプよりコンパクトなので、持ち運びにも便利です!
Apple純正のMagSafe充電器も良いのですが、こちらはより低価格。
出力端子がUSB Type-Aで、Type-Cの変換アダプタも付属しているので、外出先でも状況に合わせて対応できます。
Magnetic Wireless Charger (MagGo)
これ1台用意すれば、iPhone12以降のMagSafe対応iPhoneと、AirPodsを2台同時充電できます。
大きさも、350ml缶より小さいサイズなので、デスクの上で邪魔になりません。
ワイヤレス充電器は、黒や白が多いイメージですが、可愛いカラーがあるのも大きな魅力。
ブラック、ホワイト、ブルー、パープルの4色展開です。
MagSafeデュアル充電パッド
Apple純正のワイヤレス充電パッドです。
折りたたんでコンパクトになるので、2口タイプですが持ち運びに便利です。
MagSafeにも対応しているので、ピタッと吸着して充電位置のミスがありません。
片方の充電パットは、充電コイルのある部分を立ち上げてAppleWatchを立てて充電することもできます。
Aouevyo ワイヤレス充電器 3in1
AirPods、iPhone、Apple Watchの3台持ちには、3in1タイプのワイヤレス充電器がおすすめです。
3台も機器があると、それぞれをケーブルに繋いでデスクの上がごちゃごちゃになりませんか?
3口タイプは、横に並べて置くマットタイプなど種類が色々ありますが、立体タイプなら面積を取らずスッキリします!
まとめ
- ワイヤレス充電は、充電パッドに置くだけで充電できる便利な機能
- 面倒くさがりな人や効率化を求める人にピッタリ
- AirPods ProとAirPods(第3世代)には、ワイヤレス充電が標準装備
- ワイヤレス充電器を用意すれば、簡単に充電できる
- 基本的に、AirPodsケースにカバーをつけたままでも充電可能
- うまく充電できないときは、置く位置がずれていることが多い
- ワイヤレス充電器は、種類が豊富なので、ライフスタイルに合ったものを選ぶとよい
この記事では、AirPodsのワイヤレス充電機能について、活用するメリットや充電の手順や仕組みについて解説しました。
面倒くさがりな私としては、AirPods ProかAirPods(第3世代)を選んで、MagSafeで確実にワイヤレス充電するのがおすすめです。
AirPodsを既に持っている人も、これから購入予定の方も、ワイヤレス充電を活用して快適な毎日をお過ごしください♪