スッキリした飲み口とヘルシーなイメージで人気の飲料、烏龍茶。
健康のために毎日飲んでいるという方も多いはず。
ヘルシーなイメージの烏龍茶ですが、実は常飲するとヤバイ面もあるってご存知でしたか?
烏龍茶は、過度に常飲すると腹痛や下痢、頭痛、不眠などのデメリットがあるのです!
烏龍茶のメリットとしてよく言われるダイエットにも、逆効果になる可能性があります。
この記事では、烏龍茶を飲みすぎると起きる「ヤバイ」デメリット&メリット、効果を高める飲み方などをご紹介します。
おすすめの烏龍茶の飲み方や商品、妊婦さんなら気になるカフェイン量についても載せていますので、ぜひご参考にどうぞ♪
目次
烏龍茶は常飲するとヤバイ?気をつけたいデメリット8つ
健康やダイエットに効くイメージのある烏龍茶。
いくらでも飲んでいいかと思いきや、過度に常飲すると8つのデメリットがあることがわかりました。
- 胃痛、腹痛、下痢
- 貧血
- 頭痛
- 不眠
- 太りやすくなる
- むくみやすくなる
- 便秘になりやすくなる
- 喉の違和感
なぜ烏龍茶を常飲するとこういったヤバイ効果が起きるのか、1つずつ解説していきます。
①胃痛、腹痛、下痢
烏龍茶の飲み過ぎでよく起きるトラブルの1つが、胃痛や腹痛、下痢といった症状。
胃腸のトラブルの原因は、烏龍茶に含まれるカフェインやタンニン、カテキンの成分です。
カフェインとタンニンには胃液の分泌を促進する作用があり、過剰に摂取すると胃腸を保護する粘膜を傷つける恐れがあります。
また、カテキンには殺菌作用がありますので、胃腸が弱い人には刺激が強く、下痢になる可能性があります。
単純に冷たい烏龍茶を飲み過ぎてお腹を冷やしてしまうこともありますので、注意しましょう!
②貧血
烏龍茶に含まれるカフェインとタンニンが原因で、貧血になりやすくなります。
カフェインの利尿・血管収縮作用により、体内のビタミンやミネラルが過剰排出されてしまったり、血流が悪くなったりします。
加えてタンニンには、体内への鉄分の吸収率を下げてしまう働きがあり、鉄欠乏性貧血につながる恐れがあります。
普段から貧血気味の傾向がある人は、烏龍茶の飲む量には人一倍、気を付けたほうがいいかもしれません!
③頭痛
頭痛は、烏龍茶のカフェインによる作用と言われます。
利尿作用があるカフェインによって、過剰に水分が排出される恐れがあります。
体内の水分が減りすぎて脳の血流が滞ったり、逆に水分が戻ったときに血流がいっきに活発化したりすることで、頭痛が起きます。
④不眠
烏龍茶を飲み過ぎると不眠の症状が出ることがありますが、カフェインが原因です。
コーヒーなどにも含まれるカフェインは、中枢神経を刺激し、脳を覚醒させる作用を持っています。
就寝前に烏龍茶を大量に飲み過ぎると、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりすることがあります。
「ぐっすり眠りたい」という方は、烏龍茶を飲むタイミングに注意しましょう!
⑤太りやすくなる
烏龍茶といえばダイエット効果のイメージがありますが、飲みすぎは逆効果の恐れがあります。
烏龍茶の飲みすぎで下痢が続くと、体に栄養を蓄えようとする働きが起き、かえって太りやすくなるのです。
また、冷たい烏龍茶で体を冷やしてしまうと基礎代謝が低下し、脂肪が燃焼しにくくなる可能性があります。
⑥むくみやすくなる
烏龍茶に限らず、単純に水分を過剰に取りすぎると、むくみにつながります。
過剰に飲みすぎるとむくみになりますが、烏龍茶にはカフェインの利尿作用があるので、適量ならむくみ解消になりますよ。
⑦便秘になりやすくなる
適量の烏龍茶なら便秘解消の効果がありますが、飲みすぎるとかえって便秘になりやすくなります。
カフェインの利尿作用が効きすぎたり、下痢になったりすると水分が排出され、便が固くなってしまうのです。
また、タンニンには腸のぜん動運動を抑える働きもありますので、やはり便秘には要注意です!
⑧喉の違和感
烏龍茶のすっきりとした飲み口が好きという人も多いですが、これは烏龍茶に含まれるポリフェノールの効果。
ポリフェノールには油分の分解を促す作用がありますが、飲み過ぎると喉に必要な油分も奪われてしまう恐れがあります。
適量なら「すっきり」と爽快に感じられますが、ひどくなるとイガイガとした喉の違和感になり得ます。
【もちろんメリットも】ダイエットや美肌効果
烏龍茶は、常飲するときには注意すべきデメリットがありますが、適量飲めば多くのメリットがあるのも事実!
烏龍茶のさまざまな効果・効能もご紹介しますので、参考にしてみてください♪
① ダイエット効果
烏龍茶の代表的なメリットといえば、やっぱりダイエット効果ですね。
烏龍茶に含まれる「ウーロン茶重合ポリフェノール」は、脂肪の分解と吸収を抑え、脂肪を体外に排出してくれる効果があります。
特に、黒烏龍茶は「ウーロン茶重合ポリフェノール」の含有量が普通の烏龍茶より多く効果的。
脂肪排出の作用がより強いため、中性脂肪やコレステロール値の上昇も抑えてくれますよ。
② むくみの解消
烏龍茶は適量なら、カフェインの利尿作用のおかげでむくみ解消に役立ってくれます。
むくみは激しくなるとセルライトの原因にもなってしまう、美容の大敵です!
繰り返しになりますが、過剰に飲み過ぎると烏龍茶そのものの水分でむくんでしまう恐れもあるので、適量を心がけましょう。
③ 美肌の効果
ポリフェノールの抗酸化作用は、新陳代謝を活発化することで肌や身体の老化を遅らせる効果があります。
また、烏龍茶には抗アレルギーの作用もあるため、アトピーや皮膚炎の改善も期待できるのです!
さらに、体外に余分な油を排出する作用によるニキビ予防効果も期待できるので、脂性肌でお悩みの人には朗報ですね。
④ 虫歯の予防
烏龍茶に含まれるカテキンやポリフェノールは、虫歯の原因菌の働きを抑えるため、虫歯予防にも効果的なんです。
さらに、烏龍茶には歯磨き粉にも使われているフッ素も含まれており、歯のエナメル質を保護する作用もあります。
ただし、渋みの成分であるタンニンは、歯の表面に付着したまま放っておくと、色素沈着を起こし黄ばみの原因にもなります。
烏龍茶を飲んだら、色素沈着を予防するためしっかりと歯磨きはしましょうね。
⑤ 高血圧の予防
烏龍茶のポリフェノールの抗酸化作用により、血中の悪玉コレステロールを減らしてくれます。
悪玉コレステロールは血管の詰まりの原因になると言われており、健康診断の結果で気にしている人も多いはず。
また、烏龍茶のカテキンにも血圧の上昇を抑える作用があるため、高血圧の予防につながります。
烏龍茶は効果UPしたいならhotで!ベストな量と飲み方
ここまで烏龍茶を常飲しすぎると起きるデメリットと、適量飲めば得られるメリットを紹介しました。
この章では、烏龍茶の効果を最大限得るための適量や飲み方をご紹介しますよ!
飲みやすくて美容・健康にも効果的なおすすめの烏龍茶の商品も紹介するので、ご参考にしてください。
烏龍茶はホットで1度の食事に1〜2杯がgood
烏龍茶の効果的な飲み方には、3つポイントがあります。
- ホットにして飲む
- 食事をしながら飲む
- 1度に飲む量はコップ1~2杯(350ml)が目安
① ホットにして飲む
烏龍茶のダイエット効果を高めたいなら、アイスより断然、ホットで飲むことをおすすめします!
温かくして飲むことで、内臓が温まり血行が良くなるため基礎代謝がUPします。
基礎代謝がUPするとより多くのカロリーを消費できるため、烏龍茶の効能も相まって、脂肪燃焼効果が大いに期待できます!
② 食事をしながら飲む
烏龍茶は食事をしながら飲むと、食事の中に含まれる脂質の吸収を抑えてくれます。
食後に緑茶をすするのが習慣になっている人も多いと思いますが、烏龍茶に関しては「食事中」がおすすめです!
焼肉や揚げ物など、脂っこい料理を食べるときには、烏龍茶と一緒に食事をするのが効果的ですよ。
③ 1度に飲む量はコップ1~2杯(350ml)が目安
烏龍茶の適量は、1度にコップ1~2杯(350ml)程度、1日で2~4杯くらいを目安としましょう。
「烏龍茶は常飲するとヤバイ?気をつけたいデメリット8つ」のとおり、烏龍茶を飲み過ぎると、腹痛や不眠などが起こり得ます。
胃腸に過度な刺激にならないよう回数を分けて飲んだり、夜遅い時間に飲むのは避けたりすると良いでしょう。
烏龍茶を毎日飲むならコレ!おすすめ商品3選
美容や健康のために烏龍茶を毎日飲むなら、品質が良く価格もリーズナブルなものが嬉しいですよね。
ここでは、おすすめの烏龍茶の商品を3つご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!
① 凍頂烏龍茶
商品名 | 烏龍茶(凍頂烏龍茶) |
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内容量 | 200g(5g × 40包) |
原産国 | 台湾 |
烏龍茶の本場・台湾が原産の「凍頂烏龍茶」は、上品でフルーティーな香りとすっきりとした飲み口が特徴。
普通の烏龍茶よりも色が緑茶に近く、渋みも軽いので、毎日でも飲みやすいです。
ティーバッグなので、季節や気分に応じてホット・アイスをお好みで作れるのも飽きずに続けられるポイントです♪
② サントリー 黒烏龍茶
商品名 | サントリー 黒烏龍茶 |
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内容量 | 350ml(ペットボトル1本あたり) |
原産国 | 中国 福建省 |
言わずと知れた「サントリー 黒烏龍茶」。
脂肪燃焼効果や中性脂肪の上昇を抑える働きなどが認められ、特定保健用食品としてもお馴染みですね。
サントリーの黒烏龍茶は、「ウーロン茶重合ポリフェノール」を抽出する独自開発の製法により、脂肪の吸収抑制効果を強化しています。
ペットボトルなので気軽に飲めますし、ケース買いすればお得に毎日続けられますね!
③ 伊藤園 黄金烏龍茶
商品名 | 伊藤園 黄金烏龍茶 |
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内容量 | 500ml(ペットボトル1本あたり) |
原産国 | 中国 |
「伊藤園 黄金烏龍茶」も実はトクホを取得している商品です。
希少な茶葉である黄金桂と鉄観音だけを使用しており、キンモクセイのような豊潤な香りが特長!
ヘルシーなだけでなく、烏龍茶の味わい・おいしさが際立っているという口コミも多かったです。
カテキンの中でも、脂肪の吸収を抑える働きがある「ガレート型カテキン」が90%含有されています。
おいしく体脂肪対策をしたい方に、もってこいの烏龍茶ですね。
烏龍茶はカフェイン多い?妊婦なら1日4~5杯が上限
飲み物の成分で気にする方が多いのが、カフェインですね。
妊婦さんや授乳中の女性は、胎児や赤ちゃんへの影響を考慮し、摂取量に気を配ることが多いです。
コーヒーのカフェインは有名ですが、烏龍茶などのお茶類にもカフェインは含まれます。
この章では、烏龍茶のカフェイン含有量と、妊婦さんも気にせず飲めるカフェインレスのお茶をご紹介します。
烏龍茶のカフェイン量はせん茶と同量程度
烏龍茶に含まれるカフェイン含有量は、下表のとおり100mlあたり約20mgで、せん茶と同程度です。
カフェインを含む身近な他の飲料品と比較しながら、見ていきましょう。
飲料品 | カフェイン含有量(100mlあたり) |
---|---|
烏龍茶 | 20mg |
コーヒー | 60mg |
玉露 | 160mg |
せん茶 | 20mg |
紅茶 | 30mg |
引用 内閣府 食品安全委員会ファクトシート「食品中のカフェイン」
コップ1杯が約200mlとすると、烏龍茶1杯あたり、約40mgのカフェイン含有量になります。
世界保健機関(WHO)では、妊婦のカフェイン摂取上限の目安を1日200mg~300mgとしています。
1日あたり烏龍茶ならコップ4~5杯、コーヒーなら1~2杯までの量になりますね。
カフェインの影響を受けやすい・特に気なるという方は、烏龍茶の摂取は1日2~3杯に収めておくと安全でしょう。
カフェインレスで飲めるおすすめのお茶3選
妊娠中や授乳中でも、カフェインを気にせずゴクゴク飲めるお茶を3つご紹介します。
烏龍茶とは違ったそれぞれのお茶の特性がありますので、お好みに合うものをいろいろ試してみるのも楽しいですね。
① 麦茶
引用 伊藤園公式
カフェインレスなお茶として最も身近なものといえば、麦茶ですね。
夏場の水分補給の定番である麦茶は、ミネラル豊富で香ばしい飲み口です。
麦茶にはタンニンが含まれておらず渋みがないため、大人も子どもも飲みやすいですよね。
麦茶に含まれるアルキルピラジンには血流の滞りを改善する働きがあり、高血圧や血栓予防に効果があります。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれており、さまざまな生活習慣病の予防効果が期待できます!
② ルイボスティー
引用 伊藤園公式
妊活中の方や美容意識の高い女性に人気なのが、ルイボスティー。
カリウムやマグネシウムのミネラル成分によって、むくみ解消やリラックス効果が得られるとあって、女性に大人気。
すっきりと飲めて、私も大好きなお茶です♪
ルイボスティーにもポリフェノールが豊富に含まれており、生活習慣病の予防だけでなく、美肌効果も注目されているんですよ。
③ たんぽぽ茶
引用 ママセレクト公式
授乳中のママさんにおすすめしたいのが、たんぽぽ茶です。
たんぽぽ茶は母乳の質を良くすると言われており、その香ばしい香りと色から「たんぽぽコーヒー」とも呼ばれています。
「普段はコーヒー愛好家だけど妊娠中・授乳中は控えている」という女性の間で、コーヒーの代用品として人気があります。
引用 ママセレクト公式
まとめ
- 烏龍茶は過剰に常飲するとヤバイ面もあり、腹痛や頭痛、不眠などのデメリットがある
- 烏龍茶は適度な量や飲み方を守れば、美容や健康へのメリットが盛りだくさん!
- 烏龍茶のベストな飲み方は、ホットで、食事をしながら1度に1~2杯がおすすめ
- 烏龍茶を毎日飲むなら、トクホ商品やすっきり飲みやすいタイプの商品がおすすめ
- 烏龍茶にはせん茶と同程度のカフェインが含まれているため、妊婦なら1日4~5杯が上限
この記事では「烏龍茶は常飲するとヤバイのか?」という疑問を解消するため、飲み過ぎによるデメリットをご紹介しました。
ヘルシーと言われる烏龍茶も、度を過ぎて常飲すると、さまざまなマイナス面もあることがわかりましたね。
しかし、これは烏龍茶に限らず世の中の食品・飲料品すべてに言えることです。
この記事を通して、ぜひ適切な飲み方で目いっぱい烏龍茶の恩恵を受けてくださいね(笑)