あなたはピアス上級者でしょうか、それとも、初めてピアスを開けようとドキドキした気持ちでこの記事を読んでいますか?
上級者の方はご存じの通り、痛みの感じ方は人によって違いますし、体に穴を開けるピアスに「痛くない場所」なんて…ありません。
それでもピアスを開けてみたい、耳の軟骨や顔、体にピアスを開けたいと考えている、あなたのために。
ピアス大好きな私が、ピアスを開ける時に痛くない場所をランキング形式で紹介します。
耳はもちろん、軟骨や顔、体などのボディピアスを、痛くない場所に開けたい、痛みなく開けたい、覚悟を決めたい方は必見!
痛くない場所の総合ランキングに加え、パーツ別のプチランキングや注意点、施術可能な場所なども紹介しているので参考にしてくださいね。
目次
ピアス痛くない場所ランキング!総合1位は顔!?
体に穴を開けるわけですから、基本的にピアスはどこに開けても痛いんですよ。
ランキングはピアスが18か所あいている私個人の感想に加え、友人への聞き取りと口コミから出したものです。
痛いと感じる場所には個人差があるので注意してください。
痛くない場所・総合ランキング | ||
---|---|---|
1位 | 顔 | 鼻まわりは痛いので注意 |
2位 | 体 | 指先などは痛いので注意 |
3位 | 耳 | 軟骨は痛い場所が多い |
経験や口コミからパーツ別ランキングを出しましたが、各パーツごとに痛くない場所を見ていきましょう。
【総合1位】顔では特に口まわりの痛みが少ない
【顔】痛くない場所ランキング
- 1位(スクランパー(口内ピアス)
- 2位(ラブレット(下唇の下のくぼみ)
痛くない場所総合ランキングでは1位の顔ですが、その中でも特に最近人気の牙ピアスは痛くない場所ナンバー1!
牙ピアス(スクランパー)は、上唇をめくった時に前歯の上にできるヒダのような場所に開ける口内ピアス。
上級者になると自分で開ける人もいますが、自分で開けるには難易度が高く、強い痛みを感じてしまう人もいます。
スクランパーですが、口内ピアスなので穴がふさがるのも早く、薄皮のような場所に開けることから「ちぎれてしまう」ことも。
とっても可愛い牙ピアスですが、一生つけていられる訳ではないので、気を付けてくださいね。
次に顔で痛くない場所は、下唇の中央から少し下がったくぼんでいる場所で、ラブレットと呼ばれる位置です。
ラブレットは顔の表面から口内にピアスを開けるのですが、私の経験でも痛くない場所でした。
痛みには個人差もあるため、痛くないと言われるラブレットでも、痛かったとの感想もみられます。
使用器具や開け方が原因で、痛みを感じてしまう場合も多くあるので注意が必要。
ためらったり、神経や血管を傷つけたりすることで、痛みや危険を伴います。
私は自分で開けたことが原因で、穴を定着させることができませんでした…。
ピアスには危険が伴うため、資格のあるピアッサーにお願いするか、ピアスに慣れている病院で開けることを強くおすすめします。
【総合2位】体ならへそピアスが痛みが少ない
ボディピアスとは、基本的に耳軟骨なども含まれた呼び方なので、ここでは首より下を「体」というくくりで紹介。
【体】痛くない場所ランキング
- 1位(ナベル(縦のへそピアス)
よく見かける縦に開いたへそピアスをナベルと呼び、横に開いたものをネイブルと呼びます。
横に開けるネイブルは痛いのですが、縦に開ける「ナベル」は、薄い皮膚を通すからか痛みは少なく感じます。
ナベルとネイブルを間違えて、「ネイブルは痛くない」と紹介しているものを見かけるので注意!
体につけるピアスは、広く知られている「へそピアス」と比べ、マニアックな場所に行くほど痛く危険だと考えても良いでしょう。
【総合3位】耳たぶなら軟骨より痛みが少ない
【耳】痛くない場所ランキング
- 1位(ロブ(耳たぶ)
痛くない場所の総合ランキングで最下位の耳ですが、ピアスを開けることが一番多い場所ではないでしょうか?
耳がランキング最下位の原因は「軟骨」なので、耳たぶ(ロブ)なら、痛みはとても小さく一瞬で、怖がらなくても大丈夫!
今は手軽にピアッサーなどの器具を使って開けられますが、衛生面、ケアの観点から専門知識のある場所で開けた方が良いでしょう。
また、人や開ける方法によっても痛いと感じる場所は変わってくるので、痛くない場所と言われていても注意が必要です。
ピアスが痛くない場所と顔の中で不自由があり痛む場所
※【注意】画像の数字は名称を表すもので、ランキング順位ではありません。
痛くない場所総合ランキング1位の顔ですが、個人差はあってもピアスは痛いもの。
ここでは、特に顔のピアスで痛い部位や、開けたあとから痛んだり不自由がある場所を解説します。
ピアッシング後に不自由で痛い?顔の部位3選
開けるのに痛くない場所でも、開けたあとに痛んだり不自由がある場所もあります。
スクランパーは、牙のようなピアスから口の中に隠れるピアスに付け替えることで隠して生活できます。
牙ピアスは可愛いですが、一生残るピアスホールにはならないのが残念ですね。
ラブレットの傷跡は下唇の下、くぼみの部分なので目立ちませんが、化膿した場合は腫れ、傷が目立つことも。
友人は病院でセンタータンにピアスをしたのですが、数か月後、30分ほどピアスを外していた間にホールが排除され落ち込んでいました。
痛みが強くピアスがツラい!顔の部位3選
こちらでは痛みの強い部位や特に危険な部位の解説をしていきます。
ピアッシングの傷から黄色ブドウ球菌などの菌が体内に入ったことによる死亡例もあるため、異常があればすぐに病院へ!
目の近くでニードルを使用すると、針の先端や針穴の中まで見えて恐怖を感じます。
アイリッドは、先端恐怖症の人には不可能な部位ですね。
うっかりくちびるを噛んでしまったり、荒れて出血しただけでも、くちびるはとても痛いですよね。
そのくちびるにピアスを通すリップは、痛く、痛み方も不快なものなので、開けたいのならそれなりの覚悟を!
鼻はもちろん顔にピアスをするのは、その部分に傷跡を残すことにも。
将来ピアスを外した時に傷跡が残っていても良いのか、開ける前にしっかりと考えて欲しいと思います。
また、ピアスが痛くない場所1位の顔でも、痛みを感じない場所はありませんし、傷む場所は人によって違う事を忘れずに。
ピアスが痛くない場所と体の中で不自由があり痛む場所
ピアスが痛くない場所総合ランキングで2位の体(ここでは首付け根から下)は、基本的に痛い場所。
体のなかでも痛くない場所(痛みが比較的少ない場所)と、痛みが強い場所を部位ごとに解説していきます。
ピアッシング後に不自由で痛い?体の部位2選
まずは体で一番痛くない場所と言われる「ナベル」から見ていきましょう。
夏になると付けたくなる「へそピアス」ですが、思った以上に日常生活では邪魔になるんですよね。
お風呂上がりのタオルには注意していないと、すぐに引っかかります。
耳以外のピアッシングではニードルを使用しますので、セルフはおすすめできませんし、基本痛いです。
痛みが強くピアスがツラい!体の部位3選
基本的に体に穴を開けるピアスは痛いのですが、その中でも痛みが強かったり不自由な部位を解説していきます。
体では、一番ピアスを開ける人が多い場所が「へそ」だと思いますが、先ず、痛くない場所などないこと。
そして、へそピアスは日常生活において不自由があることを覚えておきましょう。
手は、目には見えなくても思った以上に汚れやすく、ばい菌が入りやすいので注意が必要です。
今はコロナ渦で消毒をする機会も多いですが、フィンガーピアスをしている人にアルコール消毒は激痛ですよね。
個人的には肉が薄く骨に近い部位は痛く、なかでも特に神経や毛細血管が多くあるほど、痛みが強いように感じます。
ピアスが痛くない場所と耳の中で不自由があり痛い場所
※【注意】画像の数字は名称を表すもので、ランキング順位ではありません。
痛くない場所総合ランキングで、3位となってしまった耳ですが、一番開ける人が多い場所。
痛くない場所ロブ(耳たぶ)と、総合3位の原因、痛みが強い軟骨ピアスについて解説していきます。
痛くない場所なのに痛い!?耳の部位ロブ
耳たぶのピアスはロブ(イヤーロブ)と呼ばれていますが、一番需要のある部位ではないでしょうか。
痛くない場所総合ランキング、1位「顔」の痛くない部位で紹介したスクランパーやラブレットよりも痛くないか、同程度の痛みです。
市販のピアッサーで初心者でも簡単に開けられる手軽さもあり、人気ですよね。
私もファーストピアスは安全ピンを使用して、ロブに自分で開けたのですが…。
また、耳たぶでも拡張したり、耳たぶを横切るような特殊なピアッシングは痛いので注意して、覚悟のうえで挑んでください。
痛みが強くピアスがツラい軟骨ピアス3選
耳が痛くない場所の総合ランキングで3位となった原因の、軟骨ピアスについてみていきましょう。
私はアンテナヘリックスに自分で開けましたが、開けた時の痛みはそれほど感じませんでした。
痛みには個人差もありますし、慣れによる痛覚のマヒもあると考えられます。
ただ、横向きにしか眠れない私には、ホール安定後の寝起きの痛みの方がツラかった!
私はアウターコンクに自分で開けていますが、市販のピアッサーを使ったため、ホール出口に盛り上がりがあります。
かなり太めのピアッサーを使用したのですが固く、ブツッ、ジーンとした痛みがありました。
耳軟骨で痛いと言われる部位は「固い」「厚みがある」など共通点があるようですね。
人によって痛む部位や痛みのレベルが違うのは、厚みや固さが人によって違うことも原因なのかも知れません。
また、たとえ耳でも軟骨などはボディーピアスと呼ばれることも覚えておきましょう。
正確には、ピアスかボディピアスかは、ピアス自体の「種類の違い」で、部位の事ではないんですよ。
ピアスが痛くない場所でもボディピアスは病院で!
何度も言いますが、大前提として、体に穴を開けるピアスは痛いもの。
ピアスを開けることは、痛みだけでなく、危険が伴う行為だということを認識して欲しいと思います。
安全に、最小限の痛みでピアスを開けたい、ボディピアスを使用したいのなら、病院がおすすめ。
耳たぶでも病院がおすすめ!経験者が理由を解説
耳たぶはピアッサーが売られていることもあり、気軽に自分で開けられることで、病院に行くのは面倒だと感じますよね。
ですが、ファーストピアスを安全ピンで、2つ目をピアッサーで耳たぶに開けた私だからこそ、病院を推奨します。
ピアッサーでセルフピアッシングした場合、ピアスホールがしっかりと定着するまで、ピアスを変えないでください。
ピアスホール内に傷ができ、危険ですし治るまでの時間もかかってしまいますよ。
主に2つの理由から病院をおすすめしましたが、綺麗に安全に開けたいと思うのなら、プロに任せましょう。
耳ではないですが、30か所近くのピアスホールを持つ友人のおへそ画像で、ふさがったピアスホールを見てみましょう。
セルフで開けたナベル(縦へそピアス)とネイブル(横へそピアス)の排除後の傷跡です。
自分で開けたため、失敗して何度も開けなおしたそうですが、病院なら1度で済むので傷跡も少ないですよね。
特殊なピアスと排除痕
ここまでは貫通させるピアスの痛くない場所と痛みの強い場所などを紹介しました。
ここでは少し、注意喚起をかねて、貫通させないピアスとピアス痕についても紹介したいと思います。
日本にもインプラント型のボディピアスが入ってきて、上級者に人気がありますね。
ですが、マニアックな部位やマニアックなピアスでは、今まで以上の注意が必要です。
ボディピアスは施術経験のある病院に行こう!
危険を回避し、痛いと言われる場所でも無痛、もしくは最小の痛みでピアスを開けたいのなら、専門家に開けてもらうこと!
残念ながら、現在の日本ではピアスを開けることは医療行為とみなされているため、基本は病院でしか開けられません。
ですが中には、医療資格を持つピアッサー(開ける人)がいるピアッシングスタジオも存在しているようです。
本当なら、様々なボディピアスを扱いピアスに詳しい、ピアッシングスタジオを一番におすすめしたいのですが…。
違法なピアッシングスタジオでのトラブルが増加傾向にあるため、安易におすすめできず残念でなりません。
資格の有無をしっかりと調べたうえで行くのであれば、ボディピアスはスタジオがイチオシ!
安全重視で、私が一番おすすめするのは美容外科なのですが、病院を決める前にピアス施術の経験と部位の相談を。
- ピアスを開ける施術の経験
- 開けたい場所について相談
- 麻酔の有無
美容外科であっても、ピアッシング経験のない病院では、ピアスはしない方が良いでしょう。
自分が開けたい部位についての、経験や知識がある病院でピアッシングをしてください。
耳たぶのピアスは出来るけど、その他のピアス、ボディピアスは知らない病院もあるので注意が必要です。
病院であれば、麻酔も可能な場合も多くありますが、麻酔はおすすめできません。
麻酔をすることで、部位が腫れ、綺麗にホールが開けられないからです。
どうしても麻酔を希望する場合は、皮膚に塗る表面麻酔にとどめると良いでしょう。
まとめ
- ピアスが痛くない場所の総合ランキングでは、1位が顔、2位が体、3位が耳だが、無痛の部位はない。
- 痛む場所や痛みの感じ方には個人差があり、痛くない場所や痛い場所に「絶対」はない。
- 顔では、口腔内やくちびるの下に痛みが軽い部位が多いが、ピアスや排除痕が目立つため注意が必要。
- 顔には危険な部位も多く、痛みの強い部位もあるため、プロに相談してセルフでは開けない方が良い。
- へそピアスは痛みの軽い場所ではあるが、開け方によっては痛みも強く、不自由さもある。
- 体にピアッシングする場合はニードルを使用するため、セルフでは開けない方が良い。
- 耳たぶは痛みが少ないが無痛ではなく、市販のピアッサー使用時は開ける角度をナナメにしない。
- 耳軟骨は固く、痛みの強い部位が多く、市販のピアッサーよりニードルであける方が良い。
- ピアッシング前に排除痕の事まで考え、ピアッシング後はケアもしっかりとする。
- ピアッシングは資格のあるスタジオか、美容外科で相談後に行うのが良い。
今回紹介した部位以外にも、様々な名称の部位があるので、興味のある方はピアッシングスタジオなどで聞いてみてくださいね。