トロトロの温かいチーズに好きな具材をつけて食べるチーズフォンデュは、美味しいだけでなく楽しさもありますよね。
最近はお店だけでなく、自宅でチーズフォンデュを楽しむ方も多いです。
でもいざチーズフォンデュを準備していて分離したら、焦ってしまいますよね。
チーズフォンデュが分離したら、チーズフォンデュの材料だけでできる対処法があります!
諦めずに自宅で美味しいチーズフォンデュを作り、自分の好きな具材を準備して楽しみましょう。
分離する原因や作り方などのコツと、最後にチーズフォンデュのしめやリメイク料理も紹介しますのでぜひご覧ください♪
目次
チーズフォンデュが分離したら!原因と対処法を解説
チーズフォンデュが分離したら、主に対処法が2つあるので試してみましょう。
先に原因も説明しているので参考にしてみてくださいね。
原因がわかっていればより修正しやすくなりますし、また作る時に注意することもできます。
原因①チーズと水分が分離する
チーズは脂分、牛乳や白ワインは水分なのでそもそも混ざりにくいもの同士です。
チーズフォンデュのレシピには「チーズには片栗粉やコーンスターチをまぶす」というものがほとんどですよね。
これは片栗粉やコーンスターチのとろみが、分離しやすいチーズと水分のつなぎの役割をしてくれるためです。
片栗粉などを入れても作り方に気をつけなければ分離をしてしまうので、分離しやすいことを頭に置いて注意しながら作りましょう。
原因②混ぜる牛乳や白ワインの温度が低い
牛乳や白ワインが温まりきってない段階でチーズを入れてしまうと、チーズが溶けきらずに固まり分離の原因になります。
牛乳は沸騰する直前まで、白ワインは沸騰してアルコールが飛ぶまで温めるのがチーズフォンデュのポイントです。
また、分量のチーズを1回で入れきってしまうと、急激に牛乳や白ワインの温度が下がって分離しやすくなってしまいます。
牛乳や白ワインの温度が下がりすぎて分離しないように、チーズは数回に分け入れて混ぜるようにしましょう。
もし水分を温めきっていなかったり、チーズを一気に入れ分離してしまったりしていたら対処法①②を試してください。
原因③チーズの量が多すぎる
レシピ通りの分量を守らずチーズが多すぎるのも分離の原因になります。
チーズと牛乳や白ワインは2:1の割合にしましょう。
例)チーズ200gなら牛乳や白ワインは100㎖
もしチーズを入れすぎてしまっていたら、対処法②を行ってみてくださいね。
対処法①コーンスターチか片栗粉を追加する
チーズが分離したら、牛乳や白ワインで溶いたコーンスターチか片栗粉を少しずつ加えてみましょう。
- 牛乳や白ワイン50㎖に対して大さじ1のコーンスターチか片栗粉を溶く
- 牛乳や白ワインは人肌程度に温めたものが良い
お店などでもこの方法は使われています。
私がバイトしていた料理屋では、コーンスターチではなく片栗粉でつないでました。
(ただ、和風ベースのお店だったからの理由ですが)
チーズが溶けたかな?と思う頃に、水溶き片栗粉でつないでいきます。
(牛乳や白ワインで溶かした方がより味が変わりにくいのでいいですよ)
ポイントはあんまりグツグツさせないことと、泡だて器などでしっかり混ぜながらつなぐ事です。
少しゆるめにつないで、混ぜ続けると余熱で結構とろっとなるので少しずつ様子を見たほうがいいですよ。
引用 yahoo知恵袋
分離してしまったチーズと水分を、溶いたコーンスターチや片栗粉のとろみがつなぎ直してくれます。
対処法②温めた牛乳か白ワインを少しずつ追加
チーズが溶けきっていないような分離は、温めた牛乳や白ワインを少しずつ加えて混ぜるようにしチーズを溶かしましょう。
分離したら焦らず、別の鍋やレンジで牛乳か白ワインを温めて少しずつチーズの様子をみながら加えてください。
チーズフォンデュの作り方のコツと食べる時のポイント
分離しても修正は可能ですが、できれば分離させずに最初から成功させたいですよね。
作り方もポイントを押さえながらやれば、綺麗にチーズを溶かすことができますよ。
チーズフォンデュを分離させない作り方のポイントと、食べている最中に固まってこないポイントも紹介します。
牛乳か白ワインはしっかり温めておく
チーズが溶けやすいように、牛乳か白ワインはしっかり温めましょう。
温めるときのポイント | ||
---|---|---|
牛乳 | 沸騰する直前まで | 沸騰させてしまうと膜ができて風味も落ちるため沸騰直前までにする |
白ワイン | 沸騰するまで | 沸騰させて3分ほどでアルコールは完全に飛ぶため子供でも問題ない |
チーズフォンデュはもともと、古く固くなったチーズとパンを柔らかく、白ワインの風味で美味しく食べられるように作られました。
本場の味は白ワインのチーズフォンデュで風味も楽しめますが、ワインの風味が苦手な方や子供には牛乳がおすすめです。
牛乳もクリーミーなチーズになって白ワインと違った美味しさが楽しめますよ。
チーズ全体にコーンスターチか片栗粉をまぶす
チーズフォンデュのほとんどのレシピに、コーンスターチか片栗粉がのっています。
チーズと水分をしっかりつないでもらうために、チーズに満遍なくコーンスターチか片栗粉が行き渡るようしっかり混ぜましょう。
昨日は次に出る本の最終撮影。チーズフォンデュ作りました。これ、分離しない様にチーズ溶かすのに、コツが要ります。意外と難しい!チーズをビニール袋に入れて粉を入れて振ってチーズにまんべんなく粉をまぶすのが良いそうで。現地レポートでした。笑。 pic.twitter.com/lnxT16DUpn
— Yukiko Omori (@EtreYukiko) May 9, 2021
引用 Twitter
分離しにくくするための作り方の大事なポイントなので、この一手間は省かないようにしましょう。
食べる時の温度は45℃から60℃に保つ
チーズは冷えると固まってしまうので、食べているときの温度は45℃から60℃に保つことで最後までトロトロの状態で楽しめます。
温度が高すぎるとチーズが焦げてしまうので注意してくださいね。
ヨーロッパの方では、串にさしたパンをチーズに付けるとき、パンで鍋の中を一回りさせてから出すことがあります。
チーズフォンデュのしめやリメイクのおすすめ!
チーズフォンデュをめいっぱい楽しんだら、次は鍋料理のように残りのチーズで「しめ」を楽しむこともできます。
余ったチーズを翌日にリメイクして食べることもできますよ。
しめやリメイクにおすすめの料理を紹介しますので、ぜひ最後までチーズを堪能してくださいね!
チーズのおこげやチーズせんべい
鍋底に張り付いたチーズのおこげも、ヨーロッパでは最後のお楽しみとして大人気です。
鍋の温度を高くしてしまい、あまりに黒く焦げ付いたものは苦みが出るためおすすめしませんが、適度なおこげは絶品です。
おこげがあまりなく、鍋に少量余っている場合はあえて温度を上げてカリカリにしても良いです。
チーズがそこそこ残っていても、チーズフォンデュを心置きなく堪能した後はあえてフライパンに移しカリカリに焼き上げてチーズせんべいに♪
子供にも美味しいおやつに、また大人は残りの白ワインのおつまみにもおすすめです。
チーズリゾット
余ったチーズフォンデュの鍋にご飯を入れ、コンソメや塩こしょうで味を調えリゾットにするのもおすすめです。
お米を入れる前にトマト缶を入れると、味の変化もあるトマトチーズリゾットにするのも美味しいですよ。
カルボナーラパスタ
鍋のしめは麺派、チーズフォンデュもパスタでしめたいという方にはこちら。
最後はパスタでしめたい方には、チーズをカルボナーラにするのがおすすめです。
しめはパスタと決まれば、早速パスタを茹でましょう。
チーズフォンデュを牛乳で伸ばし、茹でたパスタ、ベーコンや余った具材などを入れ、塩こしょうで味付けします。
最後に卵黄をのせれば、しめのカルボナーラパスタの完成です。
チーズスパニッシュオムレツ
スパニッシュオムレツとは、フライパンで円形状にお好み焼きのように焼いたジャガイモや野菜を入れたオムレツのことです。
チーズを入れることでオムレツがより旨味のあるものになりますし、冷蔵庫で保存もできます。
余った具材もオムレツに入れられるので、スパニッシュオムレツは翌日食べられるチーズフォンデュリメイクにぴったりです。
本来はジャガイモをメインに入れたゴロゴロしたオムレツをスパニッシュオムレツと言いますが、お好みでジャガイモなしでもOKです!
ポテトとベーコンのチーズ焼き
加熱したジャガイモとベーコンにチーズをのせ、トースターなどで焼くだけのシンプルなリメイクです。
とても簡単なので、お子さんのいるご家庭でしたら、チーズフォンデュを楽しんだ翌日にも一緒に料理を楽しめそうです。
チーズパングラタン
バゲットも余っていれば、チーズパングラタンにリメイクできます。
グラタンの具材にしたい野菜、チーズフォンデュに余った具材などを炒め、牛乳、次にチーズを加えコンソメや塩こしょうで味を付けましょう。
チーズフォンデュで余ったバゲットはカリッと焼いておき、グラタン皿に先ほど作ったホワイトソースをいれてオーブンで焼きます。
チーズだけでなく、余ったパンやソーセージやきのこ、野菜などの具材も使うのでおすすめのリメイクです。
チーズホットサンド
ホットサンドメーカーがお家にある方は、ホットサンドに余ったチーズを使うのも良いです。
残った具材とチーズを食パンにはさんで、お好みで味付けしてチーズホットサンドにリメイク、とても簡単でおすすめです♪
忙しい朝でもパパっと作ってぺろりと食べられちゃうレシピだね!
チーズ餅
チーズの1.5倍から2倍くらいの量のお餅を茹でて、チーズ、お餅、少しの茹で汁を弱火で完全に混ぜます。
まな板などに上新粉(白玉粉や団子粉でもOK)をまいて、チーズ餅の丸い形を作ってフライパンで焼けば完成です。
まとめ
- チーズフォンデュは分離しやすいので、混ぜる牛乳や白ワインをしっかり温めていることや、チーズの分量に注意する
- チーズフォンデュが分離しても、溶いたコーンスターチや片栗粉を加えたり、温めた牛乳や白ワインを追加することで修正ができる
- 分離しない作り方のコツは、牛乳や白ワインをしっかり温めておくことと、あらかじめチーズ全体にコーンスターチなどをまぶすこと
- チーズフォンデュを食べるときは鍋の温度を45℃から60℃に保ち、時々かき混ぜることで分離したり固まったりするのを防げる
- チーズフォンデュの残りはおこげやせんべいで食べきったり、しめにチーズリゾットやカルボナーラにして食べるのもおすすめ
- 余ったチーズのおすすめリメイクは、オムレツやポテトとベーコンのチーズ焼き、グラタン、ホットサンド、チーズ餅などがある
チーズフォンデュが分離してしまっても、諦めず対処法を参考にトロトロのチーズフォンデュにしましょう!
また、しめやリメイクでぜひ最後までチーズを堪能してくださいね!