いきなりですが、エアコンのおやすみモードとは何か知っていますか?
エアコンのおやすみモードとは、快適な睡眠環境を整えるための機能で、身体に直接風が当たらないよう風向きが上向に設定されます。
また、室温が下がり過ぎたり上がり過ぎたりしないよう、自動的にスリープモードに切り替わり調整してくれます。
とても便利そうな機能ですよね。
気になりますよね。
そこで私はエアコンのおやすみモードとは何か、気になる電気代と共に調査をすることにしました!
目次
エアコンのおやすみモードとは?!機能や特徴を解説
エアコンのおやすみモードとは何かについて上記で少し触れましたが、ここではもう少し詳しく解説していきます。
おやすみモードってどんな設定?
エアコンのおやすみモードとは、快適で心地よい睡眠環境を整えるための機能です。
そのために、以下のような作動をします。
- 身体に直接風が当たらないよう、風向きが上向に設定される
- 室温を適温にするため、自動的にスリープモードとなる
風向きや室温の調整により、身体に直接風が当たらないだけでなく、室内を快適な温度に保ってくれます。
冷房や暖房を使用したいけど、エアコンの風が苦手という方も多いと思います。
おやすみモードとは、そんな不快を軽減してくれる便利なモードです。
睡眠中にこまめにリモコンで操作をしていたら、ゆっくり眠れないですよね。
そんな時はおやすみモードにあらかじめ設定しておくことで、睡眠中のエアコンによる不快の軽減が期待できそうですね。
おやすみモードの他の呼び方とその特徴
おやすみモードは同じような機能でも、メーカーによってその呼び方や特徴が微妙に異なってきます。
ここでは人気メーカー3社の、おやすみモード搭載エアコンについて、紹介しますね。
引用 ダイキン公式HP
ダイキンのRシリーズは、優れた加湿・除湿機能と換気機能も搭載しているのが特徴です。
Rシリーズでは、新・おやすみモードの機能が搭載されています。
新・おやすみモードは就寝中に設定温度を設定しておくことで、上下各1℃の範囲で室温を調整してくれます。
さらに起床時間を設定しておけば、就寝前に温度を上げてから徐々に温度が下がるよう調節してくれます。
おやすみモードは就寝中の快眠はもちろん、爽やかな目覚めまでサポートしてくれるのです。
またスマホで「ねむロク」という専用アプリを利用することで、スマホが入眠を検知しエアコンを連動運転する機能もあります。
引用 パナソニック公式HP
パナソニックのXシリーズはナノイーX(48兆)が搭載されたシリーズで、冷暖房をしながら室内の空気を綺麗にしてくれるのが特徴です。
Xシリーズでは、おやすみ切タイマーが搭載されています。
おやすみ切タイマーには、おやすみ運転と快眠メモリーの機能があります。
おやすみ運転はタイマー運転開始の1時間後から自動で温度と風量を調整します。
快眠メモリーはおやすみ運転中のリモコン操作を学習し、操作の内容をエアコンが覚えて次回の運転に反映する便利な機能です。
引用 シャープ公式HP
シャープのN-Pシリーズは、空気清浄機と呼べる唯一のエアコンと言われ、パワフルな空気清浄機能があります。
N-Pシリーズには、おやすみAI運転が搭載されています。
おやすみAI運転は睡眠中の気温や湿度の気象情報をもとに、AIが自動で温度を調整してくれる機能です。
実際におやすみAIを搭載したエアコンの使用感を調査した結果もあり、中途覚醒が13%減少し、深い眠りの時間は9%増加したそうです。
エアコンの機能を上手に使用することで、より睡眠の質が上がることがわかりますね。
エアコンの暖房でおやすみモードを活用するメリット
エアコンをおやすみモードに設定することで、身体に直接風が当たらないだけでなく、室内を快適な温度に保ってくれます。
そんなおやすみモードは、暖房でも冷房でも大活躍です。
ここではどんな時に使用すると良いか、紹介していきますね。
おやすみモードを暖房で使用
おやすみモードを使用すると風向きが上向きになるので、身体に直接風が当たることが防げ、寒さは軽減されそうですね。
おやすみモードを暖房で使用すると、徐々に温度を下げることで就寝時の温め過ぎを防止してくれます。
徐々に温度を調整してくれるので、急激な温度変化がないのも身体にも優しいですね。
冬は特にエアコンによる乾燥が気になりますよね。
おやすみモードに設定することで直接風が当たるのは防げるので、肌や喉の乾燥は少し落ち着きそうですよね。
それでも乾燥が気になる場合は、加湿器を使用してみるといいかもしれないですね。
ちなみに、暖房を使用している時は、風向きは下向きの方が温まりやすくなります。
温かい空気は上部に溜まりがちなので、風向きを下向きにすることで床や足元に温風が届くからです。
おやすみモードを冷房で使用
おやすみモードを冷房で使用すると、徐々に温度を上げることで就寝時の冷やし過ぎを防止してくれます。
夏に冷房を付けたまま寝ていると、寒くて起きてしまうことってありませんか?
また就寝前に切タイマーに設定したものの、切れた時に暑くて起きてしまうこともあるかもしれません。
私は何度もそのような経験をしたことがあります。
実際にある調査では、夜間のエアコン操作のうち6割は設定温度の変更で、夜間の設定温度に関して悩みを抱えている方が多いのがわかります。
そのような時はおやすみモードを試してみることで、このような不快が少し軽減できそうですね。
エアコンの電気代はおやすみモードがお得になるか調査
真夏や真冬には欠かせないエアコンですが、在宅時などは24時間付けっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか?
そんな時に気になるのが電気代ですよね。
日本の電気代は年々高騰していますし、私は夏や冬に電気代の明細を見るのが怖い時があります。
私は少しでも正しいエアコンの知識を付けて節約したいと思い、おやすみモードは節電効果があるのかどうか調査してみました。
エアコンは電気使用量が多い
家庭内における、電気使用量の多い家電を知っていますか?
正解は1位電気冷蔵庫、2位照明器具、3位テレビに続き、4位エアコンです。
エアコンの電気使用量はかなり上位のため電気代への影響が高く、使用方法を工夫すると節電にも繋がりやすいのです。
逆を言えば、エアコンの正しい使い方を理解しておかないと、節電をしているつもりでも電気代が高くなってしまうこともありうるのです。
エアコンは電気使用量が多いからといって、真夏の暑い日に我慢してエアコンを切ってしまうのは危険です。
そうすることで、睡眠中に熱中症で脱水症状が生じる可能性もあるからです。
エアコンを付けっぱなしで寝ることに抵抗のある方もいるかもしれませんが、日本の夏は蒸し暑く、快眠には室温の調整が必要です。
暑い日や寒い日に我慢してエアコンを完全に切ってしまうのではなく、エアコンを上手に使用してみることが大切なのです。
電気使用量は温度差で変わる!抑えるコツとは?
ではあなたは、エアコンが最も多く電力を消費するのは、どのタイミングだと思いますか?
答えは外気温と設定温度の差が大きくなる時で、温度差が一番大きくなる運転開始の直後に電気使用量が大きくなります。
設定温度と外気温の差が大きければ大きいほど、その電気使用量は大きくなります。
そのため、エアコンは何度も付けたりすることで、付けっぱなしと比較し電気代が高くなってしまう可能性があります。
エアコンの付けっぱなしは電力の消費は継続的になりますが、急激な電力消費を抑えることができるのです。
つまり就寝中に暑さや寒さで起きてエアコンを付けたり消したりするより、おやすみモードで付けっぱなしにする方が節電効果になるのです。
特に外気温との差が大きい真夏や真冬は、短時間の外出であれば付けっぱなしの方がお得になる可能性が高いです。
また一般的には夏より冬の方が、エアコンの電気代は高くなると言われています。
エアコンの推奨設定温度は夏が28℃、冬は20℃です。
地域や設定温度にもよりますが、一般的に冬の方が設定温度と外気温の差は大きくなります。
まとめ
- エアコンのおやすみモードとは、快適で心地よい睡眠環境を整えるための機能。
- おやすみモードの使用により身体に直接風が当たらず、快適な室温を保つことができる。
- おやすみモードは同じような機能でも、メーカーによって呼び方や特徴が微妙に異る。
- おやすみモードは暖房と冷房の両方でメリットがある。
- エアコンは電気使用量が多く、正しく使用することで節電に繋がる。
- おやすみモードは節電効果がある。
エアコンのおやすみモードは睡眠時のエアコンによる不快を軽減し、快眠を導いてくれる便利な機能です。
エアコンの付けっぱなしは苦手という方も、暑すぎや寒くて眠れない場合はおやすみモードを使用してみるのもいいでしょう。
無駄な電力を使わずに適温を保ってくれるので、快眠と節電が期待できます。