まつ毛パーマと言えば、まつ毛サロンで施してもらうことが一般的ですが「まつ毛パーマキット」を使えば自分で行う事ができます。
沢山の商品を扱うドンキならば取扱いがありそうですよね。
残念ながらドンキなどの実店舗で見かけることはほぼなく、通販で購入することができます。
しかし、セルフでまつ毛パーマキットを使うには、リスクがとても高い事も分かりました。
まつ毛サロンでは、資格を持った人に施術してもらえるので安心です。
サロン選びのコツも紹介しますね。
この記事では、まつ毛パーマのセルフキットがドンキに売っていない理由と、リスクについて解説していきます。
目次
まつ毛パーマのセルフキットはドンキにない理由を解説
まつ毛パーマがセルフで出来るキットは、ドンキなどの実店舗では販売しておらず、AmazonやQoo10などの通販で購入できます!
実店舗で購入できない理由には「薬機法」という法律が関わっていることが分かりました。
この章では、まつ毛パーマがセルフで出来るキットが、実店舗販売していない理由と、まつ毛サロンで使用している薬剤について説明します。
薬事法違反のため実店舗では販売できない
まつ毛パーマがセルフで出来る専用キットは、通販でしか購入できません。
【購入できる通販一覧】
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- Amazon
- 楽天市場
- Qoo10
ドンキなどの実店舗には売ってないの?
薬機法により「まつ毛パーマ液」の製造・輸入・販売が許可されていません。
許可を受けているものは1つもありません。
これは意外でしたよね!
製造・輸入・販売ができないからドンキなどの実店舗では販売していない!納得です。
気になりますよね。
通販で売っているまつ毛パーマ液は「雑貨品」として販売しています!
通販では雑貨品・サロン用は化粧品として販売
同じ製品でも、区分を「雑貨品」とすれば販売できるというのも不思議ですね。
【薬機法とは】
-
- 医薬品
- 医薬部外品
- 化粧品
- 医療機器
- 再生医療等製品
の5種類に適用される法律です。
「雑貨品」は入っていないので薬機法に問われないということです。
中身が違うの?
独立行政法人国民生活センターが調査したところ、頭髪用とまつ毛用で成分の差がほとんどないことが分かっています。
ほとんど同じですが、頭髪用のパーマ液は医学部外品。
まつ毛パーマ液は雑貨品になります。
日本ではまつ毛パーマ液の製造は許可されていませんが、韓国・台湾・中国で製造されたものは法律の適用外になります。
これらの国から、直接的な名前は避けた「つけまつ毛用パーマ液」や「まつ毛カール液」の名前で雑貨品として輸入されたものになります。
雑貨品であれば、製造者も販売業者も法に問われることはありません。
名前が違うだけなのに不思議ですよね。
違います!
まつ毛サロンでは化粧品登録された「まつ毛カール料」が使われています。
以前は台湾などから輸入した「雑貨品」を使うところが多かったのですが、近年ではこの化粧品登録されたものを使うことが一般的です。
【まつ毛カール料とは】
薬機法の「化粧品」になります。
医学部外品の「パーマ剤」と誤認されないように「パーマ」という言葉は使いません。
「カール」「カール液」「カール料」という言葉を使っています。
「料」は化粧品に使われる言葉です。
まつげカール料は、とても弱い成分で作られている、粘度の高いクリームタイプになります。
これを購入すればいいのでは?
まつ毛カール料は美容師専用の商品です。
美容師免許を保持している人や、サロンを運営している人などが購入できる商品で、一般の人は購入できません。
化粧品というと、まつ毛に良さそう!というイメージがありますが、少なからずダメージは受けます。
まつ毛サロンで施術する人にも色々と規制があるので、次の章で説明します。
まつ毛パーマはセルフではなくサロンで施術をしよう
まつ毛パーマは、まつ毛サロンで施術されるのが一般的です。
セルフで出来るキットが販売されているということは、施術を行うことは誰にでもできるのでしょうか?
この章では、人にまつ毛パーマの施術ができる条件と、まつ毛パーマサロンの選び方についてお伝えします。
施術するための条件は2つ!片方だけでは違法
「まつ毛パーマをセルフで出来るキットを購入してお友達に施術してあげよう!」
そう思っている人はいませんか?
一般の人が、自分の友達などの「他人」に対して施術することは違法です。
まつ毛パーマを人に施術するためには条件があります。
【施術するために必要な事】
- 美容師免許が必要であること(2008年~)
- 保健所に申請し、許可を得た施設で施術をすること
この2点ともクリアすれば施術が行えます。
- 美容師免許を持っているが、許可を得ていない自宅などでの施術
- 許可を得た美容室で施術しているが、無資格
などと、片方しか条件を満たしていないのは違法です。
以前は美容師の免許は不要でしたが、皮膚のトラブルの報告が続き2008年3月7日以降は美容師の資格がないと施術できないようになりました。
これは美容師法の「美容」に該当しています。
美容師が、許可のない場所で施術することも認められていません。
まつ毛エクステンションやまつ毛パーマは美容行為であり、美容師が美容所として届け出た施設でなければ施術ができません。無届出・無資格での施術は、美容師法違反となります。
引用 広島県府中市役所HP
美容院やまつ毛サロンで行われている施術は、資格を持った美容師が施術しているので、比較的安全です。
より安心するためには事前にしっかりと調べて、信用できるサロンへ行くことをおすすめします。
【重要】サロンを選ぶ時のポイントは3つ!
セルフで行うよりも、専門のまつ毛サロンでプロに施術してもらった方が安全です。
まつ毛パーマをすることでメイクの時間が削減できますし、24時間カールした状態がキープできるので、気になっている人も多いと思います。
しかし、サロンをしっかり選ばないと「イメージと違う」などと後悔することもあります。
【まつ毛パーマサロンを選ぶポイント】
- スタッフ全員が美容師免許を持っているか
- HPの口コミやSNSで実際の仕上がりはどうか
- 通いやすい場所にあるか
【まつ毛パーマサロンを開業・営業するには】
- まつ毛サロンは免許持っていなくても開業できる
- 施術するスタッフは免許が必要
- 受付などのアシスタント業務は無資格でもできる
悪質なまつ毛サロンでは、無資格の人をアシスタントとして雇い、無資格のまま施術をさせてしまう例があります。
もちろん、これは違法です。
実際にサロンのHPを見てみると「スタッフ全員美容師免許保持」という一文が載っているところは少なかったです。
しかし、当たり前のことなので載せていないだけの可能性は大いにあります。
気になる店舗があれば電話やDM等で問い合わせてみると安心です。
お店のHPやSNSをしっかり見て選ぶことも大切です。
InstagramなどのSNSでは、まつ毛サロンのアカウントが沢山あります。
その中には、実際に施術されたお客さんの写真などが沢山掲載されているサロンもあり、イメージと違った!ということが起こりにくいです。
口コミが掲載されているところもあるので参考にすると良いでしょう。
空席状況も確認してみて、人気のあるところなら比較的安心できますね。
まつ毛パーマを継続させるためには1~2か月に1回程度通うことになります。
これは、だいたい1か月周期でまつ毛が生え変わるためです。
そのため、遠方だと通う事が面倒になってきてしまう可能性があります。
自宅の近くなど、通いやすい場所にあることも重要です!
同じ場所に通い続ける事によって、施術者はあなた好みのデザインやカールの強度などが分かるようになり、満足できる接客を受けられますよ。
まつ毛パーマをセルフですることは違法ではないが危険
まつ毛パーマがセルフで出来るキットが市場では売っていない理由は、薬事法で禁止されているからでしたね。
通販で購入したセルフキットを、自分で行うのは違法ではありません。
薬事法の規制を受けるのは、パーマ液の「製造会社」と「販売業者」のみです。
「美容師法」にも、セルフでやる場合は規制されません。
つまり、まつ毛パーマのセルフキットを通販で購入し、自分でパーマをかけることは可能です!
しかし、前回の章でもお伝えしている通り、目の周りは皮膚が薄くトラブルになりやすいので、おすすめできる行為ではありません。
セルフでの危険性を解説!プロに任せた方が◎
セルフでまつ毛パーマをかける危険性についてまとめてみました。
【セルフまつ毛パーマの危険性】
- まつ毛パーマ液が目に入る
- まつ毛の方向がバラバラになる可能性がある
- 失敗したときに、やり直しすることができない
- まつ毛が縮れる可能性がある
まつ毛パーマをかける際に、まつ毛を固定する「ロッド」というものを使います。
ロッドの種類は多く、ロッドをどれにするかでまつ毛の仕上がりが変わってきます。
ロッド選びや使い方を間違えた結果、自分の思っていたデザインと大幅に変わってくるということがあります。
そして「間違えた!」と思っても、やり直しはできません。
まつ毛パーマ液が目の中に入ると大変危険です。
刺激が強い成分が入っているので、結膜炎などの目の病気が起こりやすく、最悪の場合は、失明してしまう可能性もあります。
まつ毛パーマは専門的な知識や技術をもったプロにお任せしたほうが安心です。
まつ毛パーマをセルフでしよう!と思う人の中には
・価格を抑えられる
・手軽にできそう
と考えているかもしれません。
手軽に手に入るものではありますが、目の健康や安全を考えると、リスクが高すぎだと思いませんか?
違法ではなくても、セルフで行うまつ毛パーマはおすすめすることができません。
まとめ
- まつ毛パーマのセルフキットは、法律に違反するため、ドンキなどの実店舗では販売されていない
- 通販では、雑貨品として輸入・販売されていて、サロンで使われているカール剤は、一般の人には購入できない
- まつ毛パーマの施術は、皮膚のトラブルが相次ぎ、美容師免許を持った人が、美容所として届け出た施設でしか施術できなくなった
- サロン選びのポイントは3つあり、SNSや口コミなどを見て、慎重に選んだほうが良い
- 通販で購入したまつ毛パーマキットを購入し、自分自身に使うのは違法ではない
- セルフで行うまつ毛パーマは、最悪失明の可能性もあり、おすすめできない
まつ毛パーマをかけることにより、目元をぱっちりと可愛くしてくれます。
しかし、それは健康や安全があってこそです。
施術は必ず信頼のおける、まつ毛サロンでお願いしましょう♪