あなたが飼っている猫が、いつも食べているカリカリ(猫用ドライフード)を急に食べなくなると不安になりますよね。
あなたの猫ちゃんが急にカリカリを食べない理由は、消化器系などの病気や生活環境の変化が原因の可能性があります。
人間と同じように、ストレスを感じてご飯が食べられなくなるケースもあります。
猫が急にカリカリを食べない事に気づくためには、猫が元気がない時の様子を知ることも大切です。
本記事では、猫が急にカリカリを食べない原因をご紹介します。
元気がない時のサインやご飯を食べない時の対策についてもお伝えしますよ♪
ぜひ、愛猫の食生活に疑問を持った時の参考にしてみてください。
目次
猫が急にカリカリ食べない原因は3つ!様子を見て判断を
猫が急にカリカリを食べない時は、あなたの飼っている猫ちゃんの体調を確認することが大事です。
この章では、猫が急にカリカリを食べない原因3つを説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
【原因①】お腹の病気や感染症の可能性がある
ご飯を食べなくなる理由として1番最初に考えられるのが、猫が病気になっているということです。
お腹の病気や感染症にかかってしまっていると、食欲がなくなることがあります。
飼い主が猫の不調を見逃してしまうと、猫の身体に負担がかかる可能性があるので早く気づいてあげることが大切です。
餌を徐々に食べなくなるケースもあれば、急に食べなくなるケースもあります。
毎日、猫が餌を食べているか確認することで、体調の変化にいち早く気づくことができますよ。
猫の元気がないサインを次の章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【猫の元気がない時のサインはこちら】
【原因②】餌に飽きることや好き嫌いがある
猫は本来なら偏食な生き物ですので、単なる好き嫌いの可能性もあります。
https://twitter.com/Othello_Cats/status/1708077676161106424?s=20
引用 Twitter
猫もそれぞれ違う生き物ですから、中にはグルメな子も居ます。
また、猫は性質上「ご飯に飽きやすくなるようにできている」ことをご存知でしょうか。
急にいつものカリカリを食べなくなったのは、あなたの猫ちゃんの気まぐれだけが理由ではありません。
いつも食べているカリカリを、急に食べなくなった理由として「食物バラエティーメカニズム」が働いている可能性があります。
食物バラエティーメカニズムとは、生命維持のために「同じ食べ物を飽きさせる」メカニズムです。
1種類の食べ物だけで生きていると、それがなくなった時に生命が危うくなりますよね。
猫が複数の食べ物を摂取するようにするのが、このメカニズムになります。
ペットとして人気の猫ですが、もともとは自然界を生きる動物ですよね。
自然界では当然、毎回手に入っている獲物が明日も手に入る保証はありません。
猫の身体は、1種類の食べ物がなくなった時に餓死しないようにできているということです。
すべての猫が持っているメカニズムではないのですが、大事なメカニズムなので持っている猫は多くいるというわけですね。
いつもあげているカリカリを食べてくれないのは、飼い主としては困りものかもしれませんが、実はいい部分もあります。
例えば、あなたの飼い猫が1つのカリカリのみ食べる場合、カリカリがリニューアルされると食べなくなります。
製造中止になった場合も同じですよね。
食物バラエティーメカニズムが働いてくれれば、他の種類の餌も食べてくれるので安心です。
他に考えられる原因としては、最近いつもと違うご飯をあげたことはありませんか?
もし心当たりがあるのであれば、食物バラエティーメカニズムが影響している可能性があります。
いつもと違う高級なカリカリをあげて猫が気に入ると、いつものカリカリを食べてくれない場合があります。
いつもの餌を食べないことで、もっといい餌がもらえるのではないかと期待しているのです。
【原因③】猫の生活環境が変わってしまった
あなたが引っ越しをすれば、もちろん猫ちゃんも一緒に引っ越しをすることになります。
引っ越しなどで環境が変わった場合、猫がストレスを感じてご飯が食べられなくなっている可能性もあります。
猫も人と同じように、過度なストレスを感じたり、新しい環境に不安を感じたりしていると食欲がなくなってしまうということですね。
引っ越し以外でも、あなたが新しい家族として犬や猫を飼い始めた場合、いつもと違う環境に不安を感じることがあります。
猫が急に元気がない!気づくために見せるサインとは
前の章で、猫が急にカリカリを食べないのは病気の可能性もあると説明しました。
病気のサインを見逃してしまうと、あなたの猫の身体に負担がかかってしまいます。
急に元気がない様子が見られた場合は、病院へ連れて行くなど適切な対応をしましょう。
この章では、猫の元気がない時に見せるサインをいくつか紹介します。
餌を食べず嘔吐下痢の症状は消化器系が原因!
猫が急にカリカリを食べなくなるなどの食欲不振は、多くの病気における初期症状の一つです。
食欲不振の後は、発熱・下痢・嘔吐などの症状が見られることがあります。
下痢や嘔吐の症状がある場合、消化器系の病気である可能性があるため、餌を食べられなくなることがあります。
嘔吐や下痢などは目に見えてわかる症状なので、飼い主も気づきやすいでしょう。
しかし、症状を抑えようとして大人しくなる場合もあります。
じっと動かなくなってしまうこともあるので、この場合は飼い主でも見逃してしまうかもしれません。
どこかぐったりしている様子が見られたときにも注意が必要です。
元気がないことを示すサインは、わかりやすいものばかりではありません。
いつも元気な子が大人しくしているなどの場合も、あなたの猫の身体に何らかの不調が起こっているサインです。
愛猫の行動を見ていつもより元気がないと感じたら、様子をしっかりと記録して病院を受診しましょう。
猫が急にご飯食べない時の対策!原因別に3つ紹介♪
ここまでの章で猫が急にカリカリを食べない原因や、元気がない時に見られるサインについて紹介しました。
この章では、猫が急にご飯を食べない時の対策をお伝えいたします。
猫が急に餌を食べなくなった原因別に、3つ紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
【対策①】猫が病気になっている時の改善策!
猫がご飯を食べない状態が24時間以上続いている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
病院へ行くと、食欲不振の原因を見つけるために様々な検査が行われます。
猫の症状によって、食欲を促進するための薬を処方されることがあります。
食欲促進の薬を処方されても自分で食べてくれない猫の場合は、注射器のような形の器具やチューブで餌を与えてくれることもあります。
病気が原因の食欲不振の場合は、医師から指示を仰ぐのが1番いい対策になります。
【対策②】猫が食事に飽きた時の改善策!
猫が急にご飯を食べない理由として、カリカリに飽きたということが挙げられると前述で説明しましたね。
食物バラエティーメカニズムが働いている可能性も考えると、1種類のカリカリだけどあげ続けるのは難しいでしょう。
猫が食事に飽きた場合の対策としては、まず猫の好みを探ることが大切です。
いつもと違うカリカリを複数の種類で用意して、回数をわけて少しずつ与えてみましょう。
用意した中から好きなカリカリがいくつかあれば、それを毎回変えながら与えることで食事に対する飽きが解消されます。
他にも、いつものカリカリに少しだけアレンジを加えることで、飽きを解消することができる場合もあります。
カリカリを電子レンジで温めると香ばしい匂いが増して、その匂いが猫の食欲を刺激してくれる効果があります。
いつものカリカリにいい香りがするものをトッピングして食べさせてあげるのも、同様の理由でいい対策になりますね。
あなたの猫ちゃんが食べているご飯に香りが立つようなアレンジをするだけで、猫の餌に対する飽きを改善するいい方法の1つです。
【対策③】環境変化によるストレスの改善策!
環境の変化に心当たりがある場合は、どのような環境で食欲がなくなっているのかを考えることが大切です。
あなたの猫ちゃんがいる環境が急に変わったことがきっかけで、食欲がなくなったのかを確認する必要があります。
他の飼い猫や犬の存在や、家族内の特定の人の存在に不安や緊張感を覚えている可能性があります。
環境の変化が原因の場合は、猫が安全に食事を取れる場所を用意してあげましょう。
具体的対策として、別の部屋を用意するか、その子だけが入るケージを用意することが望ましいです。
あなたの猫ちゃんが、1人になれる環境を作ることで、食欲が回復する可能性があるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
- 猫はもともと偏食で好き嫌いがあり、食物バラエティーメカニズムによっていつもの餌に飽きてしまうことがある
- 猫が環境の変化からストレスを感じると、餌を食べなくなることがある
- 猫がカリカリを含む餌を24時間以上食べない時は、病気の可能性があるので早めに病院へ行く必要がある
- 食欲不振のあとに、発熱・下痢・嘔吐などの症状があったら、消化器系の病気の可能性がある
- 猫がいつもの餌を食べない時は、違う種類のカリカリを用意したり、カリカリにアレンジを加えたりすると餌の飽きが改善する
- 猫が環境の変化でストレスを感じている場合は、1人になれる環境を作ることで食欲が改善する
本記事では、猫が急にカリカリを食べない原因や、元気がなくなった時のサインとご飯を食べてもらうための対策について解説いたしました。
愛猫の様子を敏感に観察するのは、飼い主の使命と言えます。
猫が急にご飯を食べない時は不安を感じるかも知れませんが、落ち着いて見ることが大切です。
原因がわかった後は病院に連れていくなどの対策をして、あなたの猫が健康に食生活を送れるようにしましょう!