主婦の味方、人参!!
カレーに肉じゃが、しりしりにサラダ。
栄養豊富なのに比較的安くて、色んな料理に使える人参。
スーパーや八百屋さんで見かけたら、ついつい買い込んでしまいますよね。
でも、買って数日後。
冷蔵庫を開けた時、こんな経験ないですか?
私も、つい大量に買っては数日後にぬめりが出ているのを発見。
場合によっては腐っていることもあるとか!?
そして、そんなぬめりが出た人参や腐った人参を泣く泣くポイ……。という経験が何度もあります。
人参はなぜぬめりが出るのか?
そもそもぬめりが出た人参は食べられるのか!?
今回はそんな、人参のぬめりを徹底解析!!長期保存方法も一緒にご紹介しちゃいます♪
この記事を読めば、あなたも人参マスターに!?
目次
人参のぬめりを徹底解析!!食べられるかを検証!
人参と言えば、栄養満点で色んな料理に使える王道な野菜の一つ。
主婦にとっては欠かせない食材の一つですよね。
スーパーや八百屋さんでも、大容量で安く手に入ることが多いのでコスパも抜群!!
でも、買って数日すると人参の表面がなんだかぬるぬる……。
という経験をしたことがある人、結構多いんじゃないでしょうか??
かくいう私もその一人。
ちょうど娘の離乳食も始まったので、いつもよりついつい多めに買いがちな人参。
いざ調理しようと冷蔵庫から出すと、なんだか身に覚えのないぬめりが……。
買った時にぬめりはなかったはずなのに、たった数日で一体何が!?
という経験を何度もくりかえしてきました。
この人参のぬめりって、一体何なのでしょうか??
ここでは、そんな人参のぬめりの原因について徹底解析しちゃいます!!
ぬるぬる人参は食べられる!ぬめりが取れればOK
ところで、そもそもぬめりが出てしまった人参って食べられるんでしょうか?
この記事を見に来たあなた。
一番に知りたいことは、ぬめりの出た人参が食べられるかどうか!ですよね?
ズバリ、この状態の人参はまだ食べられる可能性があります!!
人参のぬめりは、あくまで表面にだけ起こるもの。
肝心な人参の中身はまだ腐っているわけではないので、食べてしまってもOKなんです。
ただし、ぬめりの出た人参は食べるにあたっていくつか注意が必要です。
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表面だけとはいえ、一度ぬめりが出てしまった人参です。
腐る前の人参ではありますが、最低限この4つは必ず守っておいしく調理しちゃいましょう♪
一度ぬめりが出た人参は、どうしても腐りやすくなっています。
最後まで使い切りたいならお早めに!
ただし、ぬめりが出ている人参でも『洗ってもぬめりが取れない』という場合は絶対に食べないでください!!
残念ながら、この状態の人参は中身まで腐っています。
お腹をこわす前に、ゴミ箱へポイして下さいね。
さて、ぬめりの出た人参が食べられるかも知れない!という事がわかって一安心。
そんなあなたに、人参ぬめりはなぜ起こるのか?
こちらもぜひ、お伝えさせてください。
これを知っていると、人参の扱いが上手になるかも!?
人参のぬめりの原因は甘い誘惑?糖質は雑菌の大好物
人参のぬめりはズバリ、雑菌の繁殖が原因!!
そうなんです。
人参の表面に雑菌が繁殖してしまうことで、ぬめりが発生してしまうんですね。
では、なぜ雑菌が繁殖するのか。
その理由は、人参の【甘み】にあるんです。
人参は食べると、とっても甘くておいしいですよね?
離乳食を始めたばかりの娘も、人参の甘みは大好き!
人参が甘いのは、含まれる糖質(でんぷん)がとっても多いから。
じつはこの糖質、雑菌も大好物なんです!!
人参には多くの糖質が含まれているので、時間が経つにつれてその糖質が表面に染み出てしまいます。
すると、表面に染み出た糖質が雑菌のエサになってしまい雑菌が繁殖。
そして、この雑菌が人参のぬめりを発生させるというわけですね。
でも、残念ながら雑菌の好物は糖質だけではないんです……。
水分にもご用心!!雑菌だって水が大好き
人参のぬめりを発生させる雑菌。
じつはそんな雑菌の大好物はもう一つ。
ズバリ、【水分】です!!
スーパーなどで売られている人参は、ビニール袋に入れられていることが多いですよね?
ズボラな私は、買ってきた人参をビニール袋ごと冷蔵庫へ……。
そして、次に冷蔵庫を開けた時には大参事!?
というのがお決まりの流れです。
じつは買ってきた時、人参はまだ生きている状態。
人参は、冷蔵庫の中で呼吸をしているんですね。
人参が呼吸をすることで、どんどん人参から水分が出てきます。
すると、当然ビニール袋の中は水滴だらけ。
雑菌にとっては、この水分もエサのひとつになってしまい、みるみるうちに繁殖するというわけです。
そして、繁殖した雑菌は人参のぬめりの原因に……。
もっと放って置くと、人参が腐る原因にもなってしまいます。
その通り。
では、どのようにして糖質や水分を防ぐのか?
この後、大量に買った人参をより長く保存する方法をご紹介しますね♪
ところで、ぬめりが出てしまった人参以外にも、
これって食べられる?
それともやっぱり捨てないとダメ?
という状態の人参を見かけたことはありませんか?
大量に買い込んだ人参、できるだけ捨てずに済むならその方が嬉しいですよね。
せっかくなので、ぬめりが出た人参以外にも『これって食べられるの?』という疑問にお答えしちゃいましょう!
人参の腐るサインは!?見た目や臭いで判断しよう!
つい大量に買い込んでしまう人参。
腐る前に全部使い切れず、ぬめりが出たりカビが生えたりしてゴミ箱へ……。
どうしても、最後まで使い切るのが難しい時もありますよね。
でも待ってください!!
じつはその人参、まだ食べられるかもしれないんです。
人参の状態によっては、腐る前という場合も。
もちろん腐る前なら、きちんと処理することで捨てずに食べることも可能。
『この人参ってまだ食べられるの?』
ここは、そんな疑問を持ったらぜひ見てみてください♪
白?黒?カビ以外なら食べられる?
人参を長期間放っておくと、何やらカラフルな模様が……。
そう、カビです!!
もうお分かりですね。
カビが生えてしまった人参は、食べることができません。
カビは見えている部分だけではなく、その内部にも侵食している事がほとんど。
確かに、切って中身を確かめると綺麗なことも多いですが、そこにはカビ菌が潜んでいるかも……。
残念ながら、一度カビが生えてしまった人参はゴミ箱行き決定です。
ただし、カビとは別に黒く変色してしまう人参も。
こちらは人参が腐るとよくなる現象の一つ。
カビとは違うので、黒くなった部分を取り除けば残りは食べることができる場合も!
黒くなった部分を多めに切り離し、よく洗ってからしっかり加熱調理しましょう♪
触ったらブヨブヨ!?柔らかいのはNG
カビの他に、触ってブヨブヨとしている人参も食べられません。
もともと人参は、とっても硬いのが特徴。
当然、触ったり押したりする程度でブヨブヨとへこむことはありません。
でも、人参が腐ると少し触っただけで簡単にへこんでしまうほど柔らかくなります。
この状態では、中身もまず腐っていると思って間違いないかと。
カビの生えてしまった人参と同じように、迷わず捨てましょう。
ただし、冷蔵庫の中で乾燥してシナシナになった人参も、同じように触ると柔らかくなっている場合が。
乾燥した人参は見た目にもシワシワになっているので、腐って柔らかくなってしまったものと区別はつけやすいはず!
この場合は、あくまで乾燥しているだけなので食べることが可能です。
でも、シナシナになるほど乾燥した人参は味も栄養もガタ落ち……。
食べられるとはいえ、あまりおすすめはできません。
酸っぱい臭いがしたら要注意?
わかりやすいのは人参の臭いです。
人参に限らず、食べ物は腐るといつもと違う臭いがしますよね。
人参も同じように、腐るといつもと違って酸っぱい(酸味のある)臭いがします。
酸っぱい臭いがする人参は、間違いなく腐っています!!
例え見た目がいつもと変わらない物でも、臭いが変だな?と思ったら迷わずゴミ箱へ。
人参は腐ると臭い、感触、見た目などいつもとは状態が異なります。
そのため、ほとんどの場合すぐに腐っていることに気づけるはず!?
腐っていない部分がある場合は、適切な処理をすれば食べることができます。
ただし、食べる場合はあくまで自己責任!!
心配な方は、ちょっとでも異変を感じたら食べるのをやめましょう。
人参を上手に保存して栄養も保とう!適度な水分がポイント!
何度も経験してわかったんですが、人参って思っているより傷みやすい野菜なんですよね。
常温だと特に腐るのが早いし、冷蔵庫に入れておくと乾燥してシワシワに。
色んな料理に使えるし栄養満点だから常備しておきたいけど、買い込んでも使い切る前に腐ってしまう……。
そんなお悩みにアンサー!!
人参はきちんとした処理をすれば、長期保存も可能なんです。
もちろん、長期保存の前に鮮度のいい人参を買うことも重要。
ここでは、鮮度のいい人参の選び方と、長期保存の方法についてご紹介します♪
鮮度のいい人参は?選ぶポイントは6つ!
まずは鮮度のいい人参の選び方です。
ポイントは次の6つ。
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最低限この6つを抑えておけば、鮮度のいい人参を選ぶことができますよ!
また、葉っぱの切り口を見たときに、軸が細い方が果肉の柔らかい人参。
人参の葉っぱではなく、ちゃんと果肉に栄養が蓄えられている証拠なんだそう。
6つのポイントに合わせて覚えておけば、より美味しい人参と出会えますね♪
長期保存の前に葉っぱは切り落とそう
鮮度のいい人参を買って来たら、今度は長期保存前の下処理。
やるべきことは簡単で、人参の葉っぱ部分を切り落とすだけ。
葉っぱが残っていると、果肉部分の栄養がどんどん葉っぱに取られてしまいます。
せっかくいい人参を買ってきたのに、食べるころには栄養がなくなる……。
なんてことになったら悲しいですよね。
また、葉っぱの方が果肉部分より腐るのも早いのです。
葉っぱが腐ってしまうと、つられて果肉もはやく腐るので、できるだけはやく切り落とすのが長期保存のコツ。
はじめから葉っぱがない人参はそのままでOK。
これをするのとしないのとでは、美味しく食べられる期間が変わってきます!
ちょっと面倒かもしれませんが、ぜひ頑張って見てくださいね。
もちろん、切り落とした葉っぱも食べることができます!
果肉と同じように栄養満点なので、てんぷらや和え物、ふりかけなどにして食べるのがおすすめです♪
秘密兵器キッチンペーパーで乾燥を防ごう!
人参を冷蔵庫で長期保存する場合、一番気にしなければならないのが水分です!
じつは、冷蔵庫の中って干物が作れちゃうくらい乾燥しているってご存知ですか?
人参だけじゃなく、野菜にとって適度な水分はとっても大切。
もちろん、過度な水分は腐る原因になってしまうのでNG。
でも、乾燥のしすぎも野菜にとって大敵なんです。
人参を冷蔵庫で長期保存する場合には、適度な水分を保てるよう工夫が必要。
そこで活躍するのが、キッチンペーパーです!!
キッチンペーパーを使った保存方法は簡単3ステップ。
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キッチンペーパーで包むだけで、人参の水分を適度に保ってくれて長期保存が可能に!
また、人参を立てて保存することで、人参が育った土の中と近い環境ができるので、鮮度が長持ちするんだとか。
たったこれだけで人参を長期保存できるようになるなんて、ぜひ試す価値アリですね♪
ただし、キッチンペーパーは人参から出る水分で湿ってしまうので、3~4日ごとに交換が必要。
湿ったまま放置すると、かえって腐る原因になってしまうので要注意です!
ズボラさん必見!!ストックバッグを使った裏技も!?
キッチンペーパーを使えば、人参の長期保存が可能なことをご紹介しました。
そんなズボラさん必見!!
ストックバッグを使えば、もっと簡単に長期保存が可能になっちゃいます。
用意するものは、冷蔵保存対応のストックバッグのみ。
使い方はとっても簡単なんと2ステップ!?
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たったこれだけなんです。
じつはこの方法、我が家でも実践中。
以前は、すぐに捨ててしまっていた人参が、今では約1ヶ月近くも保存が効くようになりました!
実際の人参がこちら。
写真だと伝わりにくいですが……。
約2週間前に買ってきた人参(使いかけ)ですが、ぬめりが出ることもなく、乾燥も一切ありません。
これなら、ズボラな私でも簡単に長期保存ができるのでとても気に入っています。
『キッチンペーパーの交換が面倒』というあなた!!ぜひ一度試してみてください♪
そして、下処理も面倒……というズボラさんには朗報が。
ダイソーやセリアなどには、入れるだけで鮮度を長持ちさせてくれるというすぐれものがあるんだとか!!
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
野菜保存袋はダイソーの鮮度維持袋が人気!?セリア商品や愛菜果も紹介
気になる方はぜひ見てみて下さいね♪
人参を長く保存したいなら冷凍保存が最適!?
色々な保存方法で、人参を長期保存できるのがわかりました。
でも、そもそも人参の賞味期限はどのくらいなんでしょうか?
人参に限らず野菜の賞味期限って、じつはよく知らない人多いんじゃないでしょうか?
いくら保存方法によって長持ちするとしても、やっぱり美味しく食べたいですよね?
ここでは保存方法別に、人参の賞味期限についてご紹介します♪
常温保存なら1週間
人参を常温で保存した場合、賞味期限は1週間程度。
夏場の暑い時期や、冬場の暖房が効いた室内だともう少し短くなります。
そうなんです。
人参の保存に適した温度は0~5℃。
じつは、思っているよりもずっと低い温度が適温なんです。
だから、冬場の寒い場所で保存する場合は常温保存でもOKですが、夏場は冷蔵保存がおすすめ。
常温保存の場合も、水分対策は欠かさずに!
冷蔵保存なら2週間
人参を冷蔵庫で保存した場合、賞味期限は2週間程度。
人参の保存に適した温度が0~5℃なので、ちょうど冷蔵庫内の温度と同じです。
その通り!
ただし、長期保存の方法で紹介した通り、冷蔵庫内はかなり乾燥しています。
冷蔵庫で保存する場合は人参の乾燥対策が必須!!
乾燥対策をしっかりすれば1ヶ月近く持つこともあるので、きちんと下処理することをおすすめします♪
冷凍保存なら1ヶ月
人参を冷凍庫で保存した場合、なんと賞味期限は1ヶ月程度!
冷凍保存はやっぱり長持ちなんですね。
ただし、冷凍保存する場合、人参を丸ごとはおすすめしません。
カチカチに凍ってしまって、調理する際にとっても苦労します。
冷凍保存するときは、いちょう切りや乱切り、千切りなど料理に使いやすい形にしてから!
料理するときにさっと取り出して、そのまま使えるので時短にもなります。
カレーや肉じゃがなどの煮物用には、少し硬めに下茹でしてから冷凍するのがベター。
人参の味や食感などが変わりにくいのでおすすめです。
下処理がちょっと面倒ですが、冷凍保存は一番長く保存できる方法。
冷蔵できないほど大量に人参が手に入った時は、ぜひ色んな形にして冷凍しちゃいましょう♪
ただし、冷凍保存の場合ついつい1ヶ月以上冷凍庫で放置してしまうことも。
食べられないことはないですが、味や風味、栄養素は格段に落ちてしまいます。
また、冷凍庫を何度も開け閉めすることで冷凍庫内の温度が変化。
それによって、食材は少しずつ傷んでいきます。
つい忘れがちになってしまいますが、冷凍保存の人参は1ヶ月を目安に使い切るのが良いでしょう。
まとめ
- 人参のぬめりが洗って取れるなら食べてもいい証拠♪
- 人参のぬめりは雑菌が原因!?
- 雑菌の繁殖を抑えるには水分対策を
- 異変を感じたら、すぐにゴミ箱へ
- 鮮度にいい人参は色良し・形良し!
- 人参の長期保存はキッチンペーパーとストックバッグにお任せ♪
- 人参の保存をするなら冷蔵か冷凍で!!
いかがだったでしょうか?
たかが人参、されど人参……。
ぬめりの原因から、保存の方法まで意外と覚えることがたくさんありますね。
でも、せっかくの人参をおいしく無駄なく食べるにはどれも大切なことばかり!
ぜひ、この記事を参考に、おいしく素敵な人参ライフを送ってみてはいかがでしょうか?