簡単に作れて、身体に良いと評判の「酢たまねぎ」をご存知でしょうか?
酢たまねぎとは「酢」と「たまねぎ」2つの良い効能を取り入れた「おかず」です。
そのまま食べても美味しいのですが、調味料として他の食材と合わせても、さらに美味しく食べることができます!
体に良いと評価が高い反面「酢たまねぎは効果なし」といわれることがあります。
本記事では、効果なしと言われる3つの理由を徹底解説します。
酢たまねぎの効能と、効果的な食べ方や1日の摂取量などもお伝えしますので、参考にして下さい。
後半では、酢たまねぎの作り方やアレンジレシピまで紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
目次
酢たまねぎは効果なし?3つの理由を解説!口コミも紹介
多くの美容効果や健康効果が期待されている「酢たまねぎ」は、簡単に作ることができます。
しかし、あまりに酢たまねぎの効果効能が謳(うた)われすぎているため、科学的根拠を疑われることがあります。
この章では「酢たまねぎは効果なし」と言われる理由や、実際に食べた人の口コミをお伝えしますよ!
作り方に注意!継続して食べ続けることが大事!
酢たまねぎは、酢にたまねぎを漬けて作るピクルスの一種です。
箸休めの一品として食すことができるだけでなく、様々な料理にアレンジしやすいので、世界中で愛されています。
美容効果や健康効果が期待されているため、万能薬のように言われる反面「効果なし」と言われることがあります。
「効果なし」といわれる理由は次の3つです。
- 酢たまねぎに含まれるケルセチンは、微量である
- 酢たまねぎは、糖質が多くて糖尿病予防にならない
- 酢たまねぎは、効果を体感できるまでに時間が必要
ケルセチンは、たまねぎに含まれるポリフェノールの一種です。
ケルセチンは「血流を良くする」「抗酸化作用による老化防止」「体脂肪の減少などに良い影響を与える」とされています。
そもそもケルセチンは、たまねぎにどれくらい含まれているのでしょうか?
日本のたまねぎのケルセチン含量は、10-50mg/100mg です。
北海道産のものは、約30-50mg/100mgとたくさん含まれています。
たまねぎのケルセチンは水溶性で、水にさらすと逃げやすい性質を持っています。
たまねぎを水にさらすと辛みを抑えることができますが、ケルセチンがたくさん失われてしまう可能性があります。
酢たまねぎはの食べる量を守れば、糖尿病予防に効果があると言われています。
たまねぎに含まれる「ケセルチン」は、体脂肪の減少などに良い影響を与えるので、血糖値を下げる働きがあるからです。
このことからも分かるように、酢たまねぎは糖質が多いおかずといえます。
糖質を摂りすぎると、血糖値を上昇させることにつながります。
ですが、たまねぎに含まれる「ケルセチン」は血糖値を下げる効果があり、酢は血糖値を穏やかにする作用があります。
酢たまねぎによる効果を実感するには、一定の時間がかかります。
「効果を実感」というのは、何か変わってきたかも…くらいのことで「結果」ではないことに注意が必要です。
食べ物で急激な変化があるとしたら、それは少し危険ですし、本当に薬がいらなくなってしまいますよね。
酢たまねぎを食べ続けることによって体質が改善され、本来の効果が発揮されるようになります。
早急に「効果を感じたい!」と思う気持ちに反して、体質はすぐに変わるものではありません。
酢たまねぎは薬とは違って、徐々に効果が発揮されるので、万能な即効性を求めるのは意味がありません。
体重にしても血圧にしても、急に改善が必要な状態になったわけではありません。
その人その人の体質にもよりますが、普段の生活習慣が積み重なった結果です。
少しの変化に気付いて、それを喜びにすることができる方は、結果が出るまで続けていくことができると思います。
では、実際に「酢たまねぎ」を試した方の効果はあるのでしょうか?
次の章では、酢たまねぎを生活に取り入れた方の口コミを紹介します。
酢たまねぎの口コミ紹介!継続すると効果あり!
口コミを調べてみると、酢たまねぎの効果があった!と喜んでいる方は、割とたくさんいる印象でした。
酢たまねぎはすごい。
作り置き簡単ヘルシー料理、おすすめの3点盛り☆特に酢タマネギはオットの中性脂肪撃退用で毎日食べていますw 酢タマネギはダイエットの他に高血圧を下げるらしく、高血圧な父が食べ続けて血圧が正常値になりましたよ〜。切り干し大根はヨーグルトで戻した方が栄養抜群!#ダイエットレシピ pic.twitter.com/5rQB5r3QvV
— オオカワ アヤ イラストレーター (@ayainc) January 31, 2017
引用 Twitter
血糖値など数値として効果があると実感している方は、やはり毎日数ヶ月単位で酢たまねぎを食べています。
効果が良い口コミが多い一方で、効果があまり感じられなかったという意見もありました。
何も改善しなかったわ。
効果がないと言う口コミは、どのくらいの期間、酢たまねぎを食べているのか分からないものが多かったです。
酢たまねぎが美味しいおかずであることや健康に良いことは確かなので、ぜひ試してみてくださいね!
次の章では「酢たまねぎ」のさらに詳しい「効果と効能」について紹介します!
酢たまねぎの効果と効能を解説!1日の摂取量も紹介♪
酢たまねぎは、お酢とたまねぎの良い成分を一度に摂ることができるため、健康・美容に対して効果があると期待値の高いおかずです。
この章では、酢たまねぎに含まれる6つの有効成分に、どのような効果・効能があるのか詳しく解説します。
また、1日の摂取量もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
健康・美容効果がある6つの有効成分とは!?
「酢たまねぎ」は、健康によいとされる多くの栄養素を含んだ「たまねぎ」と、発酵食品である「酢」を組み合わせて作るおかずです。
ここで、酢たまねぎに含まれる有効成分6つは、どんな効果・効能があるのかまとめてみました!
有効成分を紹介する前に、「効果」と「効能」の違いを、確認しておきましょう。
- 効能…ある結果をもたらす働きのこと
- 効果…ある行為や作用によって得られる、望ましい結果のこと
有効成分を確認する時「効果」「効能」の違いに注意すると、理解しやすいですよ。
- 酢酸
- アミノ酸
- クエン酸
- ケルセチン
- 硫化アリル
- オリゴ糖
酢酸は、酢に含まれる「酸っぱさの元」と「酢のツーンとした臭いの元」となっている成分です。
内臓脂肪の蓄積を抑えたり、腸内環境を整えてくれたりする働きがあると言われています。
食事で摂った脂肪を抑える働きもあります。
動脈硬化を進行させてしまう原因に、悪魂コレステロールや中性脂肪といった「血中脂質」が挙げられます。
酢酸は「脂肪合成の抑制」「脂肪の分解」を早めてくれるので、血中脂質である総コレステロールを下げる働きがあるんですよ。
酢酸は「腸内環境を酸性に保つ」働きがあるので、善玉菌優勢の腸内環境を作ってくれます。
アミノ酸は、体を作っている「タンパク質の元」となっている栄養素です。
「筋力アップ」「疲労回復」「脂肪の燃焼」を、早めてくれる働きがあると言われています。
クエン酸は、酢やレモンに含まれる、酸味を感じさせる成分です。
「疲労回復」を早めてくれる効果や「ミネラル(カルシウム、鉄など)の吸収」を早めてくれる働きがあると言われています。
食べ物に含まれているエネルギーを、体内で利用できるエネルギーに変える時に役立つ成分でもあります。
ケルセチンは、たまねぎに含まれているポリフェノールの一種です。
「脂肪の燃焼」「分解促進」「コレステロールを低下」させる働きがあると言われています。
ケルセチンは、血液をサラサラにするので「動脈硬化」「高血圧」などの、生活習慣病の予防にも効果があります。
硫化アリルは、たまねぎやニンニクに含まれている「ネギ類独特の香り」と「辛味の元」になっている成分です。
たまねぎを切ると涙が出るのは、この硫化アリルが原因です。
硫化リアルは、血液をさらさらにして「血栓を予防したり」「血行を良くしたり」する働きがあります。
「ビタミンB1の吸収」を早める働きもあるので、「疲労回復」「免疫力アップ」にもなりますよ。
オリゴ糖は、糖という名前がついていますが、糖質というより食物繊維に近い成分です。
余分な脂質や糖を吸着して、体の外に排出します。
オリゴ糖は、善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれる働きもあります。
以上が、酢たまねぎに含まれている、6つの有効成分による効能・効果です。
6つの有効成分の働きによる健康・美容効果10個を、下記にわかりやすくまとめてみました。
【「酢たまねぎ」の健康効果10個】
- 動脈硬化の予防
- 高脂血症の改善
- 血管を広げ血圧を正常化
- ダイエット効果(代謝を活性化し、肥満対策になる)
- 腸内環境の改善
- 糖尿病の予防・改善
- 免疫力の向上(腸内環境が整う)
- 抗アレルギー効果
- 疲労回復効果
- アンチエイジング効果(身体と頭の老化防止)
どの効果も魅力的なので、早く成果を出したくて「酢たまねぎ」をたくさん食べてしまいそうです。
酢たまねぎは1日50gくらいの摂取量が良い!
酢たまねぎは、一度にたくさん食べたからといって、効果が高くなるわけではありません。
どのくらい食べたら良いのか、気になるポイントですよね。
酢たまねぎを食べる量としては、大体50g/日が推奨されています。
たまねぎは、一個の重さが200gくらいなので、たまねぎの4分の1くらいの量です。
酢たまねぎのアレンジ方法と作り方紹介!ポイント伝授
この章では「酢たまねぎ」のアレンジ方法と作り方を紹介します。
作り方が簡単でお手軽に作ることができるところも、人気の秘密なのですよ。
作り置きのおかずとしても有能なので、ぜひあなたも作ってみて下さいね!
和食にも洋食にも相性バッチリ!万能調味料♪
そのまま食べても美味しい「酢たまねぎ」ですが、毎日飽きずに食べられる、おすすめの「アレンジ方法」を紹介します。
酢たまねぎは、そのまま食べても美味しいですが、毎日食べるとなるとやはりアレンジが重要です。
- そうめんや冷奴に乗せて、他の薬味と一緒に食べる
- ポテトサラダやジャーマンポテトに、たまねぎの代わりとして使う
- 肉料理や魚料理のトッピングとして
- ホットドッグの具材としてパンに挟む
- カルパッチョやサラダのドレッシング代わりに使う
酢たまねぎを作る時に使うたまねぎの種類を変えるのも、アレンジの一つです。
アレンジできるのは、酢たまねぎだけではないのです。
実は酢たまねぎで残った酢は、抽出されたエキスだからこそ、さらに血圧などに良い影響をもたらします。
捨ててしまうなんて勿体無いです。
残った酢を、そのままを飲むのは大変かもしれませんが、アレンジして使い切れたら良いですよね♪
ここで、酢たまねぎで残った「酢」のアレンジ方法を紹介します。
【残った酢のアレンジ法】
- ミネストローネなどのスープに混ぜる
- サラダのドレッシングにする
- すし酢として使う
普段使う酢の代わりに調味料として使うと、自然に取り入れることができますね。
あなたも色々なアレンジを楽しんでくださいね。
酢たまねぎの作り方を紹介!7つのポイント伝授
「酢たまねぎ」は、たまねぎと調味料だけで出来上がります!
- たまねぎ 中1個
- 酢(米酢・黒酢・リンゴ酢などお好きなもの) 大さじ5
- 塩 少々
- はちみつ 大さじ1.5〜2
作り方もとてもシンプルで、あっという間に作ることができますよ!
- たまねぎをスライスしたものを、水にさらさない(ケルセチンが水に溶け出すのを防止するため)
- たまねぎを瓶に入れる時は、少し押し込むようにする
- はちみつをいれる分量を、好みの量にする
- 保存容器は、プラスチック製だと容器に細かい傷があり、菌が繁殖しやすいため「ガラス製」にする
- たまねぎが漬け汁から出ていると腐りやすくなるので、たまねぎ全体がしっかりと浸(ひた)り、空気に触れないようにする
- 新たまねぎを使用した時は、早めに食べ切る(新たまねぎは水分量が多いので傷みやすいため)
- はちみつを使わずに辛さを軽減させたい時は、たまねぎ1玉に対して鍋で2〜3分加熱すると良い
酢たまねぎを冷蔵庫で保存した場合は、2週間くらい日持ちします。
時間を置くほど、たまねぎがまろやかになりますよ!
まとめ
- 酢たまねぎが、効果なしと言われる理由は3つあり①ケルセチンが微量②糖質が多い③効果を体感できるまでに時間が必要である
- 酢たまねぎは、継続して食べることで「健康・美容効果」があるという口コミが多い
- 酢たまねぎに含まれる6つの有効成分には、健康・美容効果が10個ある
- 酢たまねぎは、たくさん食べても効果が上がるわけではなく、1日50gくらい摂取量を継続して食べることが望ましい
- そのまま食べるだけでなく「酢たまねぎ」も「残りの酢」もアレンジしながら、毎日継続して食べることをおすすめする
- 酢たまねぎは、作るのに必要な材料が少ないから手軽に作れるだけでなく、作り方も簡単である
酢たまねぎは「効果なし」というわけではないことが分かりました!
けれど、酢たまねぎの効果ばかりに期待をして、普段の生活習慣がおろそかになっていたのでは、意味がありません。
美容や健康に気を配っているならば、酢たまねぎを食べるのを機に、食生活や生活習慣を見直してみるというのも良いかもしれませんね!