目の視力が落ちてきた時、あなたは「眼鏡」と「コンタクト」のどちらを選びますか?
私は眼鏡が似合わないという理由で、コンタクト一択でした。
コンタクトについて、インターネットで調べていると「眼科の先生に怒られた!」という情報を目にすることがありますよね。
結論からいうと、眼科の先生が怒る理由は目の健康を守るためです。
眼鏡とは違い、コンタクトは実際にあなたの目に装着するものなので、より注意して使用する必要があります。
本記事では、コンタクトが原因で眼科の先生に怒られた理由と、対策について紹介していきます。
初めてコンタクトを買う時の流れも紹介していますので、購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
コンタクトで眼科に怒られた原因は3つ!理由を徹底解説!
怒られたことが原因で、眼科の受診が嫌になってしまうかもしれませんが、あなたの目の健康を守るためなのです。
視力回復のために装着したコンタクトが原因で、目の健康を害(がい)してしまっては困りますよね。
この章では、コンタクトが原因で眼科の先生に怒られた3つの理由を詳しく解説します。
受診が面倒だからと定期検診に行かなかった
目に問題はないからと定期検診に行かなかったり、受診間隔が長かったりする場合、眼科の先生から怒られてしまうことがあります。
久方ぶりにコンタクト用の処方箋もらいに眼科行ったらなんでこんなに長いあいだ来てねぇんだってガチ目に怒られた
— ばたんきゅう。 (@slapphappy72) October 28, 2023
引用 Twitter
目の健康状態と視力は時間経過とともに変化し、コンタクトの度数も変化することがあります。
度数の合わないコンタクトを使い続けていると、眼精疲労の原因になってしまいます。
また、目に症状がなくても、病気にかかってしまうこともあります。
早期発見や予防のためにも、定期検診には行くようにしましょう。
コンタクトの正しい使用方法を守らなかった
コンタクトは、視力を矯正するための「高度管理医療機器」です。
目の健康に重大な影響を与える恐れがあるため、使用方法を守らなかった場合、眼科の先生に怒られてしまうことがあります。
コンタクトを使用する際は「①装用時間」「②使用期間」「③使用期限」を守る必要があります。
ここで、コンタクトの使用方法3つについて詳しく解説していきますね。
①装用時間
コンタクトを目に入れて使用する時間です。
1日の装用時間の目安は「12時間程度」となっています。
コンタクトを長時間装用していると、目の酸素不足を引き起こす可能性があります。
目が酸素不足になると、角膜のバリア機能が低下し、感染症の発生原因にもなります。
感染症を防ぐためにも、起きている時間のうち、4時間以上は裸眼で過ごすようにしましょう。
②使用期間
開封したコンタクトが、何日間使用できるかを示しています。
例えば、2weekタイプであれば、2週間で新しいコンタクトに交換します。
1dayタイプは、一度外してしまうと再度同じものを装着することはできません。
同じ日だから大丈夫と思わずに、新しいコンタクトに交換してくださいね。
③使用期限
未開封の状態で、いつまで使用できるかを示しています。
期限内であれば有効性や性能が保証されますが、期限切れのコンタクトは、性能の低下・目を傷つける可能性があります。
期限を過ぎてしまったコンタクトは、使用しないようにしましょう。
レンズケアの怠りや合わないコンタクトの使用
コンタクトのお手入れが不十分で汚れが残っている場合、怒られてしまうことがあります。
感染症やアレルギーなどの病気を引き起こしてしまうからです。
水道水で洗う・ケースの消毒液を交換していないなど、ケアの方法に問題があると、劣化が進んだり傷がついたりする可能性があります。
装着時にゴロゴロして不快に感じることもありますので、丁寧にケアをしましょう。
また、自己判断で異なるコンタクトを使用することも、眼科の先生に怒られる原因のひとつです。
コンタクトには「ベースカーブ(BC)」という、レンズの曲がり具合を示す数値が設けられています。
目のカーブは一人ひとり異なり、自分の目に合わないコンタクトを使用すると、目に傷がつく場合もあるので危険です。
次の章では、眼科へ定期検診に行く頻度について紹介します。
コンタクトで眼科へ行く頻度と怒られない対策とは!?
コンタクトを使用している場合、眼科を受診する頻度はどれくらいなのでしょうか。
この章では、定期的に眼科を受診する頻度と、眼科の先生に怒られないための対策について紹介します。
3ヵ月に1回受診!使用方法とお手入れを守ろう
目の病気にかからないためにも、定期的な頻度で眼科を受診することが大切です。
ここで、コンタクトを使用する際に眼科へ定期検診へ行く頻度と、眼科の先生に怒られないための「使用方法」と「お手入れ方法」を紹介します。
①3ヵ月に1回の定期検診で目の健康を維持する
コンタクトを継続して使用する場合、3ヵ月に1回を目安に受診することを、おすすめします。
目の病気になった場合、初期の段階では自覚症状がないことがほとんどです。
自覚症状が出始める頃には、角膜の病気が起きていて、失明につながってしまう可能性もあります。
病気を未然に防ぐためにも、3ヵ月に1回を目安に、コンタクトや目の状態をチェックするようにしましょう。
初めてコンタクトを購入する方は、購入から1週間後と1ヵ月後に定期検診をすることがあるので、医師の指示に従ってくださいね。
②コンタクトの使用方法をきちんと守る
コンタクトを12時間以上装用したり、使用期間や使用期限を過ぎたものを使ったりすることは、やめましょう。
1dayタイプであれば1回限りになりますが、2weekや1monthタイプは、しばらく同じコンタクトを使うことになります。
いつから使い始めたのかわからなくなってしまうこともあるので、使い始めた日をカレンダーに入れておくと良いでしょう。
また、使用期限は、パッケージの側面やコンタクトが入っているケースに記載されている「EXP」で確認できます。
【EXPとは】
「Expiration Date」の略称で、消費期限や使用期限のこと。
コンタクトレンズが未開封の状態で、レンズの安全性や性能を保証している期限になります。
コンタクトに慣れてくると、つけていることを忘れて「うっかり寝てしまう」なんてことがあるかもしれません。
私も実際、コンタクトをつけたまま寝てしまったことがあります。
誤ってコンタクトをつけたまま寝てしまった時は、コンタクトの使用を一時中止して、異常があれば必ず眼科を受診するようにしましょう。
③使用したコンタクトのお手入れは丁寧に行う
使用期間が長い2weekタイプ・1monthタイプのコンタクトを使う場合、使用後のお手入れを欠かさず丁寧に行いましょう。
コンタクトを保管するケースも毎日洗い、定期的に交換してください。
お手入れ方法は眼科で指導してくれますので、正しい方法を身に着けて、コンタクトを清潔に使いましょう。
慣れてくると適当になってしまうこともあるかもしれませんが、目のトラブルを起こさないように、しっかりと守ることが大切です。
コンタクトを眼科で初めて買う時の流れと選び方を紹介
コンタクトを初めて買う時に、眼科でどのような検査をするのでしょうか。
眼科の検査料や診察料はどのくらいかかるのか、コンタクトの種類は何を選べば良いのか、初めてだとわからないことが多いですよね。
この章では、コンタクトを眼科で初めて買う時の流れと、コンタクトの選び方のポイントをいくつか紹介します。
【流れ①】眼科で検査を受けてレンズを決める
コンタクトを買うには、まず眼科で検査を受け、適切なレンズを処方してもらいます。
眼科医による装用指示書(処方箋)がない場合、直接販売店を訪問しても、自分の目に合ったコンタクトを買うことができません。
眼科検診の流れは、次のとおりです。
- 問診
目の状態やコンタクトを使用する理由など、質問されます。 - 目の検査・診察
目の健康状態を確認するための診察や視力検査を行い、コンタクトを使用しても問題ないことを確認します。 - 装用テスト・レンズ決定
検査結果をもとにテスト用のコンタクトをつけて、目に合っているかチェックし、最適なレンズを選びます。 - 使用方法の説明
コンタクトのつけ方や外し方、ケアの方法や定期検診についてなど、説明を受けます。
コンタクトは眼科や販売店の他に、通販でも買うことができます。
通販で購入する時も、装用指示書(処方箋)を出してもらうことが推奨されています。
あなたの目の健康に関わることなので、面倒だと思わずに、まずは眼科を受診するようにしましょう。
【流れ②】受診費用とコンタクト費用の目安
眼科を受診した際にかかるコンタクトの検査費用は、約1,500円です。
検査費用の他に、コンタクトを買うための費用もかかります。
コンタクトの料金は、種類・商品・販売店によっても変わってきますが、約2,000円(税込)~6,000円(税込)かかります。
さらに、コンタクトのケア用品代も必要です。
初めてコンタクトを買う時の費用は、約4,000円(税込)~10,000円(税込)前後と考えておくと良いでしょう。
【選び方】素材は2種類!長所と短所を知ろう
コンタクトは、大きく分けて2種類あります。
- ソフトコンタクトレンズ
特殊な水を含む柔らかいプラスチック製のレンズ - ハードコンタクトレンズ
水を含まない硬いプラスチック製のレンズ
それぞれの長所・短所は次のとおりです。
種類 | 長所 | 短所 |
ソフトコンタクトレンズ | ・装用感が良く、初めての方も慣れやすい
・レンズがずれにくく、激しいスポーツでも使用可能 ・外れにくいため、紛失しづらい |
・異物感に気づきにくい
・ハードに比べて、酸素不足になりやすい |
ハードコンタクトレンズ | ・目へ酸素を通しやすい
・異物感に気づきやすいため、異常を早期発見できる ・使用期間が2~3年と長い |
・装用感が悪く、慣れるまで時間がかかる
・レンズが紛失しやすい |
日頃から運動をしているような方であれば「ソフトコンタクトレンズ」を選ぶと良いですね。
まとめ
- コンタクトを使用して眼科の先生に怒られた理由は、あなたの目の健康を守るためである
- コンタクトを使用して、目の病気にならないためにも「定期検診」「使用方法」「ケア方法」をしっかりと守る
- コンタクトを継続して使用する時の、眼科を受診する頻度は「3ヵ月に1回」をおすすめする
- 初めてコンタクトを使用する時は、購入から1週間後・1ヵ月後・3ヵ月後と、定期検診のスケジュールが変わる
- コンタクトを眼科で買う時は、必ず装用指示書(処方箋)が必要で、費用は約4,000円(税込)~10,000円(税込)前後である
- コンタクトは「ソフトコンタクトレンズ」「ハードコンタクトレンズ」の2種類があるので、ライフスタイルに合ったレンズを選ぶ
コンタクトを使用して眼科の先生に怒られた理由は、定期検診へ行かなかったり、コンタクトの使い方を間違っていたりすることが原因でした。
コンタクトが原因で引き起こされる目の病気には、数日で自然治癒するものから、手術をしなければならないものまであります。
目の健康を保つためにも、コンタクトの使い方と日々のケア方法に気をつけて、定期的に眼科を受診するようにしましょう。
定期的に眼科へ行くことを気をつけていれば「眼科の先生に怒られた!」となることもありません。
コンタクトに対する不安を解消して、快適な生活を送りましょう♪