あなたは寝るときに、窓を開けて寝ていますか?
実は、窓を開けて寝ることは、体に悪いと言われています。
なぜなら人間は、寝ている間に体温が下がるからです。
窓を開けて寝ると体温調整機能がうまく働かず、体が冷えて風邪をひきやすくなってしまうのです。
窓を開けて寝ると体に悪いだけでなく、窓からの侵入による空き巣の被害も多発しています。
どのようにすれば、健康被害や空き巣被害を未然に防ぐことができるのか調査しました。
本記事では、窓を開けて寝ることが体に悪いと言われる理由と、窓を開けて寝る時の防犯対策を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
窓を開けて寝るのは体に悪い?!メリットとデメリット
窓を開けて寝るのは体に悪いと言われていますが、メリットもあります。
この章では、窓を開けて寝るメリットとデメリットを紹介します。
窓を開けて寝るメリットとデメリットを紹介
窓を開けて寝るメリットの1つとして、電気代を節約できることが上げられます。
エアコンを使った時の電気代を調べました。
【0.59×31×10=182.9(円)】
これを30日使うと
【182.9×30=5487(円)】
エアコンの種類や使う環境にもよりますが、毎月5~6千円の節約はかなり大きいですよね。
夏場は熱中症にならないためにも、エアコンの電気代は節約せず、積極的にエアコンを使用しましょう。
窓を開けていると、常に新鮮な空気が入ってくるので、室内の空気がこもりません。
新鮮な空気が部屋に入ってこないと、ほこりやウイルスが空気中にとどまってしまいます。
寝室の日当たりが悪い場合は、換気不足や水蒸気の発生が原因で結露が出やすくなります。
そのような部屋は、多湿を好むダニやカビが発生するのに好都合な環境となります。
エアコンをつけていると、乾燥で肌がカサカサしたり、喉がイガイガしたりしてしまった経験はありませんか?
髪の毛もエアコンの風に当たりすぎると、乾燥でパサパサになってしまいます。
加湿器をつけて湿度を調節し、エアコンの風向きを変えればある程度防ぐことができます。
しかし、エアコンの風が体質的に合わない方は、窓を開けて寝る方がメリットになりますね。
窓を開けて寝たとき、朝起きたら体がだるい…といった経験はありませんか?
外の気温は夜から明け方になるにつれ、下がっていきます。
特に夜から朝方にかけては気温差が激しいため、窓を開けて寝ると体感気温が変化し体が冷えてしまいます。
体が冷えて体温調整機能が正常に働かなくなることは、起きたときに体のだるさを感じる原因の一つとなるのです。
窓を開けて寝ると、救急車やパトカーの音、外の人の話し声など、外部の音が入り込んできます。
人間は眠っている間に体のダメージを修復し、疲労を回復させています。
大事な睡眠時間を騒音によって阻害されてしまうと、疲労が蓄積されてしまうのです。
睡眠不足は体に悪い影響を与えるだけでなく、仕事や私生活にも影響を及ぼすので、睡眠は静かな部屋でしっかり取るようにしましょう。
窓を開けて寝ることで最も危険なのは、防犯対策が甘くなるということです。
一戸建て住居への侵入手段として、約半数が無締り(むじまり)が原因とされています。
マンションの高層階だからと言って、安心して窓を開けて寝るのは危険です。
次に、無施錠が原因で多発している空き巣の犯罪手口を紹介します。
空き巣の犯罪手口3選!危険を知って対策しよう
鍵の無施錠による空き巣の犯罪手口は、主に3つの方法が考えられます。
建物の屋上からロープを使って、ロープを伝って部屋のベランダに侵入する手口です。
人の目線は上に行きづらいため、高層階まではこないであろうと安心して、施錠が甘くなっているところを逆手にとった犯罪手口です。
ベランダ側の窓はきちんと施錠しましょう。
外壁や外階段、べランダの仕切り板を使って、侵入する手口です。
無防備になりやすいマンションの高層階だけを狙ったクモ男もいます。
室外機やイスなど、足がかけられる場所があれば、簡単に上まで登れてしまうので注意が必要です。
雨どいは1階から最上階まで伸びており、雨どいを伝って非常階段や共用廊下にも侵入できてしまいます。
雨どいが設置されている位置まで監視カメラが届いていないことが多いので、非常に狙われやすいです。
雨どいに付ける防犯グッズもあるので、付けておいたほうが安心でしょう。
マンションの高層階だけではなく、オートロックのマンションも住民の防犯意識が低いことが多く、狙われやすいです。
寝ている間は無防備になり、住居に侵入されても気づかず、起きたら金品が盗まれていた!なんてことのないよう、十分気を付けたいですね。
取付簡単♪今日からできる防犯対策グッズ!
窓に取り付けるだけで、手軽にすぐにできる防犯対策グッズも発売されています。
どれも簡単に取り付けることができるので、お家の防犯対策を見直してみませんか?
引用 Amazon
窓枠のレールにはめ込むだけで、ストッパーになってくれる商品です。
工事が不要で、ネジやテープを使わないので、賃貸住宅に住んでる方にもおすすめです。
補助鍵は、ペットの飛び出し防止や、子供のいたずら防止にもなりますよ。
引用 Amazon
うたた寝をしてしまったり、窓から離れた場所にいたりする時は、侵入されていることに気づかないですよね。
窓に貼るだけの、人感センサーがあると安心です。
窓を開けたときや、破壊などの衝撃がかかるとアラーム音が鳴るため、離れた場所でも泥棒の侵入に気づくことができます。
窓を開けて寝るには何度が快適?適温と注意点も解説♪
春と秋は夜風が気持ちいい季節ですよね。
窓を開けて寝るのは、何度が適温なのか調べてみました。
窓を開けて寝る時は、朝になって体が冷えすぎないよう、気温や湿度が何度になるのかチェックして寝るようにしましょう!
快眠のために最低気温と湿度をチェックしよう
人間は眠くなると手や足が温かくなりますが、眠っている間は体の臓器の働きがお休みモードになるので、体温は下がっていきます。
夏季と冬季で快適に過ごせる室温の目安が異なるので、寝る時の参考にしてみてください。
湿度は、通年50%が快眠できると言われています。
比較的過ごしやすい10月の気温を、気象庁の発表を元にグラフにしてみました。
日中は20度ほどで過ごしやすく、22時頃は16度ぐらいなので快眠に適温だと思われますが、朝方5時~6時は15度を下回っています。
寝る時にちょうどいい気温でも、朝は肌寒くなるので注意が必要です。
気温が25度を下回ったら、体調を崩さないためにも、寝具の衣替えをしましょう!
夏は窓を開けずエアコンを上手に活用しよう
夏に窓を開けて寝るのは、特に危険です。
熱帯夜は外の湿度が高くなり、寝ている間に体に熱がこもってしまうため、窓を開けて寝ても熱中症のリスクが高くなります。
エアコンをつけて寝るとだるくなってしまう人は、設定温度と除湿運転をうまく使うといいでしょう。
- 設定温度は28度以上
- 除湿運転で湿度50%~60%に設定
- 「おやすみモード」や「快眠モード」がある場合は活用する
起きたときに体のだるさを感じるのは、エアコンの風が直接当たっているからです。
睡眠中、体が冷えすぎると回復や修復機能が低下し、疲労感を感じるようになります。
エアコンの風は体に直接当たらないように、風向きや風量を調節しましょう。
窓を開けて寝ると喉が痛くなるのはなぜ?対策と対処法
あなたは窓を開けて寝た次の日の朝、喉に違和感を感じたことはありませんか?
風邪ではないのに窓を開けて寝ると、次の日喉が痛くなる原因は何なのか調べてみました。
喉が痛くならないための対策法と、喉が痛くなってしまった時の対処法も紹介します。
窓を開けて寝た次の日の喉の違和感は乾燥から
喉が痛くなるのは、窓を開けて寝ると部屋の湿度が保たれず、夜風が喉と鼻の粘膜を乾燥させるからです。
寝ているときは唾液の分泌量が減ってしまうので、乾燥した喉にウイルスやほこりがくっつきやすく、朝になると喉が痛くなってしまうのです。
朝喉に違和感があるときは、すぐにうがいをして、ウイルスやほこりを洗い流すといいでしょう。
寝室の換気をしたい場合は、夜寝る前に少し窓を開けておくだけでも、換気の効果はありますよ!
喉の乾燥対策と痛くなった時の対処法
乾燥対策グッズと、自宅ですぐにできる乾燥対策法を紹介します。
参考にしてみてください♪
乾燥対策では湿度を保つことが、最も重要です。
部屋の湿度が40%を切ったら、加湿器で湿度が40%~60%になるように設定しましょう。
加湿器内の水は細菌が繁殖しやすいので、中のお水は毎日変え、加湿器のトレイやフィルターの掃除は週に1回は行えると良いですね。
加湿器から出る空気が汚いと、肺炎を引き起こしてしまう原因にもなるので、加湿器のお手入れはしっかり行いましょう。
アロマディフューザーの用途がある加湿器もあるので、好きな香りで癒されながら、眠りにつけるのでおすすめです。
マスクの内側にフィルターを入れるポケットがあり、水分を含んだフィルターを入れて、喉の乾燥を防いでくれるマスクです。
マスクのゴムが太いので、就寝中も耳の裏が痛くなりにくいです。
レモンの香りや、子供用にぶどうの香りのする濡れマスクも発売されているので、気分によって香りを楽しめますよ!
私も風邪のひきはじめや、乾燥の気になる季節はつけて寝ています♪
喉の乾燥は、寝ている間に口を開けて寝ている可能性もあります。
口呼吸は、口の中が乾燥して唾液の分泌が少なくなり、ウイルスが喉に付きやすくなるだけではなく、口臭の原因にもなります。
鼻呼吸テープは、いびきの防止にもなりますが、鼻呼吸に慣れていない方は呼吸自体ができなくなる可能性もあります。
思わぬ事故にならないよう、口は完全にふさがないように使用しましょう。
洗濯物や、濡れたタオルを干すだけでも、部屋の乾燥を防ぐことができます。
部屋の広さによってどのぐらい加湿できるかは変わりますが、窓を開けて寝る時に部屋の乾燥が気になる場合は、部屋干しをしておくといいでしょう。
朝起きて、喉が痛くなっていた時の対処法もご紹介します。
- うがいをする
- のどあめやトローチをなめる
- いつもより水分補給をしっかりする
- マスクをつける
乾燥で喉が痛くなってしまった時は、これ以上乾燥させないことが重要です。
喉が常に潤っている状態にしてあげましょう!
まとめ
- 窓を開けて寝ると体に悪いと言われている原因は、室温の調節が難しく、体が冷えすぎてしまい風邪をひきやすくなるため
- 窓を開けて寝る時は、補助鍵を付けるなどして、防犯対策をしっかりする
- 「夏季は室温24度~27度」「冬季は室温20度~23度」、湿度は50%が快眠できる
- 窓を開けて寝ると、体が冷えすぎるだけでなく、夏は熱中症になる危険もある
- 窓を開けて寝たときに喉が痛くなるのは、夜風によって鼻や喉が乾燥し、ウイルスやほこりが付いてしまうことが原因
- 部屋の乾燥が気になるときは「加湿器」「濡れマスク」「鼻呼吸テープ」などの対策グッズを使う
窓を開けて寝ることは、電気代の節約や常に新鮮な空気が入ってくるというメリットがあります。
しかし、風邪をひきやすかったり、防犯上危険であるというデメリットもあります。
就寝時はなるべくエアコンを使うようにして、乾燥が気になるときは対策グッズを活用し、風邪や体調不良を引き起こさないようにしましょう♪