近年、アクアリウムを自宅で楽しむ方が増えています♪
アクアリウムを始めたい初心者の方におすすめなのが、魚の飼育機材一式が揃った水槽セットです!
水槽セットはとても便利なのですが、水槽に酸素を届ける「エアポンプ」が付いていないことが多いようなんです。
エアポンプは大切な装置なので、できれば設置したいものですよね。
調べてみると、ダイソーにアクアリウムグッズが売っているとの情報がありました♪
ダイソーでエアポンプが買えたら嬉しいですよね!
さっそく、ダイソーにエアポンプが売っているのか調査することに♪
もちろん、エアポンプの必要性についても解説していますよ!
エアポンプにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧くださいね♪
目次
ダイソーにエアポンプは売っていない!
魚の飼育には、水はもちろん酸素がないと魚も生きることができません。
水中に酸素を届ける装置といえば、「エアポンプ」です♪
そんなエアポンプですが、単体では使うことができません。
エアポンプにチューブを繋ぎ、出口にエアストーンやフィルターをつけることで、酸素を水中に送り込むことができるようになります。
エアポンプはホームセンターやネットで買える
エアポンプがダイソーで買えたら嬉しいですよね!
さっそく、なんでも揃う「ダイソー」でエアポンプを探してみたのですが、残念ながらダイソーにエアポンプは売っていませんでした。
他の100均も調査したのですが、残念ながらエアポンプは販売されていませんでした。
調べたところ、エアポンプは1,000円以上が相場なので、さすがに100均で手に入るものではないようですね…
100均で入手できるのは、エアポンプ以外の飼育グッズです!
ダイソーの大型店舗であれば、アクアリウム用品のコーナーが設けられており、エアストーンやチューブも販売されているそうです♪
エアポンプは100均にはありませんでしたが、ペット用品売り場のあるホームセンターなどで購入することができますよ!
もちろんAmazonなどの通販サイトでは、種類豊富に販売されています♪
エアポンプの代わりにできる対策は?
エアポンプがなくても水中の酸素を確保する方法はありますよ!
■水量に対して魚の量を少なくする
水中の酸素が減る量も少なくなるため、エアポンプなしでも飼育ができるようになります。 ちなみに、エアポンプなしの30cm水槽で飼うことができるのは、小さい金魚1匹までと言われています。 |
■水換えの頻度を増やす
必ずカルキ抜き・温度調節済みの水で行いましょう。 新しい水には元から酸素が溶け込んでおり、水換え時の撹乱によっても酸素が溶け込みます。 |
■扇風機を水面に当てて波立たせる
水面を波立たせることで、空気と触れる水面が大きくなり、酸素が溶け込んでいきます。 |
■水面より上から放水する
フィルターなどによる放水を水面より上方から行うことで、水面が波打って酸素が溶け込んでいきます。 |
■酸素の出る石を入れる
「酸素の出る石」というアイテムも販売されているそうです。これはあくまで一時的な対策になります。 |
エアポンプって本当に必要?その効果とは?
自宅でアクアリウムを楽しみたいけど、何から揃えて良いのかわからないという方には、水槽セットがおすすめです!
水槽セットであれば、適切な器具が揃いますし、総額も安く済むことがほとんどです♪
ところが、水槽セットの中身は水槽とフィルターが主流で、エアポンプは付属されていないことが多いようなんです。
果たして、エアポンプって本当に必要なんでしょうか…?
エアポンプがなくても酸素は取り込まれる!
結論から言いますと、エアポンプがなくても魚は生きていけます!
ろ過フィルターによって水流が出ているのであれば、エアポンプは必ずしも必要なものではありません。
アクアリウムといえば、装置からブクブクと酸素が出ているイメージがありますよね。
でも実は、水中のブクブクから溶け込む酸素はほんのわずか。
重要なのは、ブクブクが「どれだけ水面を揺らすことができるか」なんです!
水面には大気圧(空気の重さ)がかかっています。
何もしなくても酸素は水面から溶け込んでいきますが、水流が全く無いと、酸素は水面付近のみ濃くなります。
これが見えないフタとなり、徐々に酸素がなくなってしまうんです。
ですので、フタができないよう水面を波立たせて、酸素を取り込める状態にしておかなければなりません。
フィルターがあれば、水流によって水面が波打ちますよね。その揺れによって酸素は取り込まれているんです♪
特に「上部フィルター」はろ過した水に酸素を含ませながら水槽に戻るため、酸素を取り込む力が優れています。
フィルターがあるから、あえてエアポンプを設置していないという方も多いみたいですよ!
「エアポンプで酸素を送ってあげないと、魚は呼吸ができない」なんてことはないので、安心してくださいね!
エアポンプによるブクブクの効果とは!?
もちろん、エアポンプがなくても魚は生きていくことができますが、設置した方が魚にとってより住みやすい環境を作ることができます。
エアポンプを設置する効果は以下の通りです。
- 水を循環させる
- 水中の酸素を増やす
- バクテリアを活性化させる
- 油膜を防止する
- 水温を均一にする
- アクアリウムの演出効果
1.水を循環させる |
水が循環せず淀みが生じると、雑菌が繁殖してカビやコケが発生してしまいます。
そこで、水が腐ることを防ぐためにエアポンプが必要になります。
また、水面付近にたまっている酸素を循環させ、魚に効率よく酸素を供給することも可能になります。
フィルターが付いているから大丈夫!と思っていても、水槽に対して水流が小さい場合はエアポンプで水の循環を促してあげてくださいね。
2.水中の酸素を増やす |
エアポンプによる泡が水面を揺らすことで、酸素がどんどん溶け込んでいきます。
ただし、空気を送りすぎると魚が泳ぎ疲れてしまい、泡が強すぎるとすぐに水が蒸発してしまいます。
空気はたくさん送れば良いというわけではないので、魚の量や水槽のサイズによって、送り込む量を調整しましょう。
ちなみに、水槽の酸素量を計測する器具も販売されているので、酸素量が気になる方は計測してみるのも良いですね!
3.バクテリアを活性化させる |
魚の排泄物にはアンモニアなどの有害物質が含まれており、何もしなければ有害物質が水中に蓄積されてしまいます。
そこで活躍するのがバクテリア(微生物)です。バクテリアは水中の有害物質を分解し、水質の改善と維持を担っています。
エアポンプで酸素を送り込むことで、バクテリアが元気になり、魚にとってもより住みやすい環境を作ることができますよ!
ちなみに、バクテリアはデコボコした場所を好む性質があるため、フィルターの中のろ材に多く棲みついています。
ろ材がザラザラしているのは、バクテリアのためだったんですね♪
4.油膜の防止 |
エアポンプによって水面を揺らすことで、油膜ができるのを防止する効果があります。
水槽の油膜とは、水面に浮かび上がったタンパク質の膜のことを言います。これはバクテリアの死骸によるものがほとんどだそうです。
魚の排泄物や餌の食べ残しなど、水槽には必ず有機物が存在しバランスを保っています。
それらが何らかの原因で分解しきれなくなってしまうと、水面に油膜として現れます。
水面に油膜が張ってしまうと、水中に溶け込む酸素量まで減ってしまうため、魚やバクテリアにとって良いことはありません。
5.夏の暑さ対策 |
夏場は何も対策をしなければ、水温は急激に上昇します。
水温が上がると水に溶け込むことのできる酸素の量が減ってしまい、魚が酸欠に陥りやすくなります。
冬場は何ともなかったのに、夏になると急に魚が酸欠状態になってしまうこともあるんです。
エアポンプは2〜3度水温を下げる効果が期待できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
また、水は上の方が温かく下の方が冷たくなる傾向があります。ヒーターを使用する場合は特に温度差が激しくなってしまうので要注意です。
温度を均一に保つためにも、エアポンプで水を循環させることが大切です!
6.アクアリウムの演出効果 |
細かな泡がでるエアストーンは、繊細で水中をキラキラと見せる効果があります。
エアカーテンを使用すれば、泡の壁となり、さらに水槽が華やかになりますよ!
涼しげな雰囲気をかもし出せるのもエアポンプの魅力ですね♪
エアポンプはどんな時に必要?
エアポンプが必要なのは、水中の酸素が不足しているときです。
魚が水面でパクパクしている、油膜が出ている場合、水中の酸素が足りていない可能性があります。
魚は通常であれば、水中の酸素をエラから取り入れています。
ところが、水中の酸素が不足すると、水面に顔を出してパクパクと苦しそうな仕草をするんです。
また、油膜が出るのはバクテリアに元気がない証拠です。
原因は、魚が過密状態、フィルターの水流が弱い、といったことが挙げられます。
エアポンプを取り入れる、もしくは水流の強いフィルターに変えて、酸素供給量を増やしてあげましょう!
エアポンプにはデメリットも!
エアポンプを取り入れることで、魚も元気になり、水質も改善し、良いことづくしなのですが、多くの人が抱える悩みがありました。
エアポンプのデメリットは以下の3つです。
デメリット①:エアポンプの振動音がうるさい |
エアポンプを取り入れると、「ブー」という重低音が延々と部屋に響きます。
振動を利用するため、どうしてもエアポンプからの振動が設置面に伝わってしまうんです。
他にも、泡が発生する際の「ポコポコ」という音や、気泡が水面で弾ける「シャー」という音が気になってしまう方もいるようですね…
特に、寝室近くに置いている場合は、振動音が気になって眠れない、なんて声もあります。
エアポンプの下にタオルを敷いたり覆ったりしている方も多いようですが、これは発火の恐れがあるため避けましょう。
エアポンプを床や棚に直置きするのではなく、S字フックなどで吊り下げると振動音が軽減されますよ♪
デメリット②:水はね |
気泡が水面で弾けることで、水槽周りに水がはねてしまうことがあります。
24時間つけているものなので、かなりの量の水が飛び出ていることになりますよね。装置の故障や伝い漏れにも注意が必要です。
エアポンプを取り入れる際は、水槽の外の水はねを確認して、ガラスフタをするなど工夫しましょう!
デメリット③:冬場の水温低下 |
エアポンプは夏場の水温対策になる一方、冬場は水温を下げてしまうというデメリットがあります。
ヒーターで加熱している水槽に冷たい空気を取り入れることになるため、冬場の保温には向きません。
冬場はエアポンプを止める、もしくは室温を暖かくしておくことをおすすめします。
エアポンプの選び方とおすすめをご紹介!
エアポンプの選び方【吐出量・静音性】
エアポンプを購入したいけど、種類が多すぎて選び方がわからない!なんて方が多いようなんです。
選び方のポイントはいくつかありますが、中でも重視したいのは、「吐出量」と「静音性」です。
【ポイント:①吐出量】
「吐出量」とは、エアポンプから1分間あたりに出る空気の量のことを言います。
小型・中型の水槽であれば、吐出量は2.5L/分あれば充分と言われています。
逆に吐出量が大きすぎるものを選んでしまうと、魚にストレスを与えてしまいます。
最近では吐出量を調整できる製品もあるので、要チェックです!
エアポンプには適合水槽のサイズが記載されていることがほとんどなので、それを参考に選びましょう。
【ポイント:②静音性】
エアポンプのデメリットである振動音。中には振動音がうるさい製品も多く存在します。
エアポンプは24時間作動しているものなので、うるさいことを理由に魚の飼育を止めてしまう方もいるほど重要な問題です。
静音設計のエアポンプも多く販売されていますが、実際のところは使用してみないとわかりません。
クチコミなどをチェックして慎重に選んでみてくださいね!
おすすめのエアポンプ3選
今回は、選び方で重視すべき「吐出量」「静音性」を基準に、おすすめのエアポンプを3つ厳選してみました♪
初心者におすすめの水槽サイズ【小型〜60cm】にぴったりのエアポンプをご紹介します!
■水作 水心(SSPP-3S)
本体サイズ | 4.5 x 7.5 x 14.5(cm) |
---|---|
吐出量 | 1.5L〜2.5L/分 |
適合水槽サイズ | 30〜60cm |
消費電力 | 2.8W(50Hz) |
水作の「水心」シリーズは、エアポンプの定番と言われるほど有名です。
吐出量を調整できるダイヤルがついており、水槽のサイズに合わせてパワーを選ぶことができます。
一般的に静音設計のエアポンプはパワーが小さくなりがちですが、こちらは最大吐出量が2.5L/分とパワフルです。
振動吸収脚ゴムで振動を吸収することで、低振動も実現しました。
フックを引っ掛けるリングも付いており、吊るして使用できるので更に静音性を高める事ができますよ!
静音性とパワーの両方を兼ね備えたおすすめのエアポンプです♪
■ニチドウ ノンノイズ(S200)
本体サイズ | 5.5×5.0×10.0(cm) |
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吐出量 | 0.5~2.0L/分 |
適合水槽サイズ | 30~60cm |
消費電力 | 2W(50Hz) |
手のひらサイズのコンパクトなエアポンプです。エアポンプ自体が大きいと水槽の景観に関わるため、このような小型タイプがおすすめです。
こちらも流量調節ダイヤルがついており、空気の量を調節することができますよ!
静音性についても、サイレントボックスを内蔵することで、駆動音を小さくする設計がされています。
簡単に部品交換ができるのも嬉しいですね!
■GEX サイレントフォース(2000S)
本体サイズ | 11.2×12.2×6.8(cm) |
---|---|
吐出量 | 2.0L/分 |
適合水槽サイズ | 水深40cm未満、幅60cm以下 |
消費電力 | 1.8W(50Hz) |
圧倒的な「低振動」をコンセプトに開発された製品です。
静音性については、吐出量を求める以上どうしても限界があります。
そこで着目したのが、エアポンプ自体が発する音ではなく、設置面から響く振動音。
「振動を利用して振動を抑える」という特殊構造を実現したのがこのエアポンプです。
低振動を求めたゆえ、本体サイズが多少大きめではありますが、インテリアに馴染むブラックカラーがかっこいいですね!
音に敏感な方や、寝室に水槽を設置したい方におすすめです♪
エアポンプに必要な付属品4選
エアポンプには、チューブやエアストーンorフィルターが必要になります。
最後にエアポンプに必要な付属品のおすすめアイテムをご紹介します♪
■ジェックス GXー72 ソフトチューブ白4.5m
引用 GEX
エアポンプから送り出される空気を水槽内へ通すにはチューブが必要です。
チューブは水槽の壁に沿わせやすいよう、シリコン製の柔らかいものがおすすめです。
チューブは汚れていくものなので、定期的な交換をおすすめします。
■いぶき エアストーン 18Φ丸
引用 いぶき
エアポンプにつながるチューブの先にエアストーンを取り付けることで、水中に細かな泡を送り込みます。
いぶきのエアストーンは、泡が細かく耐久性が高いのが特徴で、サイズや形も豊富なので人気を集めています。
■水作 エイトコア (ろ過フィルター)
引用 水作
エアストーンの代わりにフィルターを付けるなら、水作のエイトコアがおすすめです!
ろ過フィルターには色々種類がありますが、こちらは「投げ込み式フィルター」と呼ばれるタイプ。
フィルターの中でも値段が安く、ろ過フィルターの定番アイテムです。
■ニチドウ ワンウエイ 逆流防止弁
引用 日本動物薬品株式会社
エアポンプの多くは、水面より高い位置に設置するよう注意書きがあります。
水面より低い位置にエアポンプを設置すると、エアポンプが停止した際に水が逆流してくる可能性があります。
エアポンプの故障を防ぐためにも、逆流防止弁を付けておくと安心ですね。
まとめ
- ダイソーにエアポンプは売っていないが、ホームセンターやネットで購入できる
- エアポンプ以外のアクアリウム用品であれば100均で揃えることができる
- エアポンプがなくてもフィルターの水流によって酸素は取り込まれる
- 酸素が増えることで、魚だけでなくバクテリアも元気になり水質も改善される
- 魚が過密状態・フィルターの水流が弱い場合は、エアポンプで魚の酸欠を防ぎましょう
- エアポンプは振動音がうるさい製品もあるので「静音性」を重視して選んでみよう
- 購入するなら【水作・ニチドウ・GEX】の静音設計エアポンプがおすすめ!
エアポンプについてのお悩みは解消できましたか?
エアポンプは必ずしも必要なものではありませんが、水質改善や酸欠予防には効果的です!
魚の住みやすい環境を整えて、あなたもぜひアクアリウムを楽しんでくださいね♪