あなたは冬にダウンコートを着ることはありますか?
軽くて暖かいダウンコートだと、寒さへの抵抗が少なくなるので、活動的になりますよね。
しかし、冬でも暖かい日だと、ダウンコートでは暑く感じることもあります。
ダウンコートは意外と何度から着たら良いのか、判断が難しい時があります。
基本的に、気温が5度やそれ以下になる場合は、ダウンコートの着用がおすすめですよ。
この記事では、ダウンコートは何度から着るのがおすすめなのか、詳しく解説します。
ダウンコートの種類やお手入れの仕方も紹介しますので、ダウンを選ぶときや仕舞う前のお手入れの際に、ぜひ参考にして下さいね!
目次
ダウンコートは何度から着たら良いの?気温別に紹介!
ダウンコートというと「ダウンがしっかり入った長めの丈のコート」という印象があり、真冬やとても寒い時に着るイメージがありますね。
ダウンコートは何度から着るのが良いのか見ていきましょう。
ダウンコートを着る目安は5度以下になったら
ダウンコートは防寒性が高いので、5度以下の気温を目安にすると良いでしょう。
5度以下でなくても、冬に長時間屋外でのスポーツ観戦や、海辺や川など水辺にいるなどすれば、寒さを感じます。
反対に5度以下であっても、短時間の外出であれば、防寒性の高いコートは必要ありません。
ダウンの入った上着は、コートの他にダウンジャケットやダウンベストなどがあります。
またコートには、ウールのものもあれば、トレンチコートやスプリングコートのような軽量のものもあります。
それぞれ何度からが適温なのか調べてみました。
季節や気温ごとに最適なコートやジャケット
出かける前に、なんとなく羽織るものを決めて、出かけてから失敗したと思うことってありますよね。
暑いときは脱げば解決できますが、荷物になりかさばるので、やはり失敗したくないですよね。
何度から何を羽織れば良いか、ウェザーニューズや日本気象協会などの企業サイトで目安を確認できますよ。
【気温と服装の目安】
上着が必要となる20度未満から気温の高い順に、適した装いを紹介します。
どんな上着を何度から着たら良いか知っていると、その時の状況に合わせて選びやすいですね!
先ほども少し触れましたが「ダウン」といってもベストのような軽いものから、しっかりと防寒できるコートまでさまざまあります。
次の章では、ダウンについて詳しくお伝えします!
ダウンコートの素材と特長とは?人気のブランドも紹介!
前の章ではダウンコートが、防寒に最適なものであることが分かりましたね。
ダウンコートには2つの素材がある!違いを解説
そもそも「ダウン」って何なのでしょうか?
「ダウン」は水鳥の胸毛で、硬い軸が無い、たんぽぽの綿毛のようなふわふわした形状をしています。
保温性が高く1羽から採れる量が少ないため、フェザーよりも高価な素材です。
ダウンコートには他にも「フェザー」という、ダウン以外の部分の毛が使われることもあります。
「フェザー」は固い軸のある毛で、通気性がよく弾力があるため、型崩れしにくい素材です。
ダウンやフェザーの素材は空気を多く含むことができ、それによって熱を逃がさないため暖かさを保つことができます。
空気を多く含むことによって保温効果が得られるというわけですが、ダウンとフェザーでは、ダウンの方が保温性が高く軽いです。
そのため、ダウン比率の高い方が保温性も高くなるのです。
さらに、フェザーはダウンに混ぜることで、ダウンが1箇所に集まらないようにしてくれる働きがあります。
ダウンコートのタグをよく見てみると「ダウン○%、フェザー○%」という表示がされていますよ。
この割合で暖かさが分かりますし、ダウンの割合が多いほど高価な商品ということも分かります!
表示の意味を知っていると、選ぶときの目安にできますね。
ダウンコートには、さらに3つの素材があるのでそちらも紹介します!
ダウンは大きく分けると3種類!特長を紹介♪
ダウンは水鳥の羽毛が使われていることが分かりましたよね!
では、どの水鳥の羽毛なのでしょうか?
どんな種類の鳥がいたっけ…?
一般的には、ダックよりもグースのダウンの方が暖かく高級と言われています。
暖かさは大丈夫なの?
ポリエステルなど化学繊維で作られているため、お手軽に購入できるのが中綿ダウンの良いところです。
お手軽とはいえ、羽毛と同じ構造で作られているため保温性はきちんとあります。
水に強く、お手入れが比較的簡単というのが中綿ダウンのメリットです。
もう1つ、ダウンを選ぶ上で知っておきたい、暖かさの単位もお伝えします。
ダウン【暖かさの単位】フィルパワーの比べ方
ダウンの暖かさを比べる際に「フィルパワー」という単位を知っていると便利です。
実は、アウトドアブランドのダウンには「○○フィルパワー」という数値が表記されていることがあります。
「フィルパワー」とは、ダウンの膨らみ具合を数値化した単位のことです。
同じ容量で比べたとき数値が大きい程、ダウンは多くの空気を含んでおり保温性が高いとされています。
一般的に600フィルパワーがあれば十分暖かく、700フィルパワー以上であれば高品質のダウンと言われています。
人気ブランド3選♪値段以外の特長にも注目!
ダウンコートは値段の幅が広いですが、金額以外にそれぞれの特長にもぜひ注目して、商品を選んでくださいね。
「モンクレール」は、ダウンの中でも圧倒的な人気を誇るフランスのブランドです。
初めは登山家の装備を手掛ける企業としてスタートしました。
1968年には、冬季オリンピック大会でフランスのスキーチーム公式スポンサーに選出され、フランス代表選手に着用されました。
このオリンピックをきっかけに、フランスの国鳥「オンドリ」が、モンクレールのシンボルマークとなり商標として使われるようになりました。
配色は「赤・青・白」のトリコロールカラーで、フランスブランドとわかる洗練されたロゴが世界中に知られるようになりました。
モンクレールのダウンには、高級なホワイトグースの産毛が使用されています。
一羽のグースからわずかしか採取できない羽毛を採用しているため、モンクレールには生産量が限定されている商品が多いです。
モンクレールの商品は、実店舗のほか、公式オンラインショップやネット通販で購入することができます。
【モンクレール】ダウンジャケット レディース
引用 Amazon
この商品は、裏表とも生地はナイロン100%ですが、中の詰め物がダウン90%・フェザー10%の割合で入っています。
こちらもご存じ、アウトドアの人気ブランドです。
1966年に、愛好家トンプキンス夫妻が、マウンテンスポーツ専門店としてアメリカのサンフランシスコでスタートしました。
ブランド名は、北半球の山岳で登山が最も過酷とされるルート「ノース・フェイス」に由来しています。
どんなに困難な状況でも快適に過ごすことができる、高い機能性と耐久性を備えた自信がブランド名に込められています。
ノース・フェイスも、実店舗のほか公式オンラインショップやネット通販で、商品を購入することができます。
【ザ・ノース・フェイス】ダウン コート
引用 Amazon
この商品は、ダウン80%・フェザー20%が詰め物として入っています。
ノース・フェイスは、コートやジャケットのほかに、マフラーや靴といったダウン素材の商品を販売しています。
言わずと知れた、日本ファストファッション業界の代表的ブランドです。
山口県山口市に本社を置き、世界中に店舗があります。
ユニクロには代表的な商品がいくつかありますが、その一つに「ウルトラライトダウンジャケット」があります。
驚くほどの軽さと暖かさが特長で、ジャケットのほか、ロングコートやベストになっているタイプがあります。
ウルトラライトダウンは、髪の毛の約10分の1という細さの、高密度ナイロン原糸で織った特殊な生地を使用しています。
この生地は、東レと共同開発したものです。
ダウン90%・フェザー10%を使用しており、フィルパワー750+という暖かさを最大限引き出す作りとなっています。
付属のポーチに収納でき、値段が手ごろなこともあって、手に取りやすい商品となっていますね。
ダウンコートとひと言で言っても、種類があることが分かりました。
次の章では、ダウンコートのお手入れ方法について紹介します。
ダウンコートをクリーニングするメリットと注意点は?
ダウンコートは、クリーニングすることがすすめられています。
クリーニングといっても、クリーニング店に出す方法と、自宅で手洗いする方法の2つがあります。
この章では、それぞれの特長と注意点を紹介します。
クリーニング店に出すメリットと注意点を解説
ダウンコートのお手入れはどのようにしていますか?
クリーニングに出すメリットは何でしょうか?
- 失敗せずにきれいにできる
- ボリュームがアップする
- 保温性を高めることができる
1.失敗せずにきれいにできる
ダウンコートは、頻繁に洗うものではありません。
そのため、皮脂汚れや雨などによるシミ、袖口の汚れなどが知らず知らずのうちに付いていることがあります。
そのまま長期間放置していると、シミや黄ばみの原因となります。
クリーニング店では専用の洗剤を使って、ダウンの中までしっかり洗うことができるので清潔に保つことができるのです。
2.ボリュームがアップする
ダウンコートを着続けていると、汚れや汗・湿気などによって、中のダウンが空気を含みにくくなってきます。
そうなると、徐々にふっくら感がなくなり、保温性も失われていってしまいます。
ダウンコートは洗った後、中までしっかり乾燥させることが難しいので、プロにお任せする方がふっくら仕上がることを期待できます。
3.保温性を高めることができる
中までしっかり乾燥させたダウンコートは、羽毛が空気をたっぷり含んだ状態なので、保温性が高まります。
それによって、羽毛の品質改善を期待でき、ダウンコートを長持ちさせることができるのです。
- 料金を確認する
- 高級ダウンは専門店にお願いする
- 保管サービスを活用する
1.料金を確認する
コートのクリーニング代は高くなりがちですが、ダウンコートも同じです。
ダウンベストとダウンコートでも金額は変わりますし、高級ダウン専門店に出すならさらに高額になります。
店舗によってもかなり差があるので、良く調べてから出すことをおすすめします。
格安のクリーニング店が悪いということではないですが、衣類ごとに適した店に出す方が良いでしょう。
品質重視のクリーニングは、公式サイトなどで高級ブランドや高品質の衣類の取り扱いができることを表示しています。
例えばモンクレールなどのブランド品や、思い入れの強いものであれば、高品質な衣類の扱いに慣れた店が安心ですね。
3.保管サービスを活用する
ダウンコートは、ボリュームがあるだけではなく、着る期間が限られています。
保管サービスを利用すると、湿度など衣類に最適な状態で預かってくれるので、ダウンコートを長く保つことにもつながります。
家でダウンコートを手洗い♪手順と注意点
【ダウンコートの家でのクリーニング方法】
襟や袖などの汚れは、おしゃれ着用洗剤を水で薄めてスポンジに着け、たたいて落としておきます。
汚れがひどい時は、液体洗剤の原液に漬けておくのも良いでしょう。
その際は、洗剤ボトルに記載されている、規定の割合は守るようにしてくださいね。
ぬるま湯の中で、優しく押し洗いをします。
洗濯機の脱水コースで、1分ほど脱水にかけましょう。
推し洗いですすぎをおこないます。
2度ほどすることをおすすめします。
STEP4と同じく、軽い1分ほどの脱水で十分です。
シワにならないように洗濯機からすぐに取り出したら、ダウンの中の羽が偏らないよう均一にして、自然乾燥させます。
完全に乾いた後に、乾燥機にかけると、よりふっくらするのでおすすめです。
まとめ
- ダウンコートは、5度以下が着る目安となる
- ダウンコートを着る目安は、気温だけではなくその日の予定や状況も考慮すると良い
- ダウンとフェザーという2つの素材があり、ダウンの方が1羽の水鳥から採れる量が少なく希少価値がある
- ダウンは主に「グース」「ダック」の水鳥と「中綿」の3つの素材がある
- ダウンの暖かさにはフィルパワーという単位があり、数値が大きいほど保温性が高く高品質と言われている
- ダウンをクリーニングに出すメリットは、プロの手によって中までしっかり洗うことができるので、羽毛の品質改善につながること
- ダウンは洗濯表示に従って家で洗えるものもあり、手順に沿ってするならコスパが良いと言える
ダウンコートは、着る期間やシーンが限られますが、せっかくなら快適に過ごせるようにしたいですよね。
着るのに最適な気温からお手入れ方法まで、あなたの生活に役立てて下さいね♪