エリゲロンは、和名では「源平小菊」などと呼ばれ、白とピンク、2色の小さな花を咲かせます。
丈夫で育てやすく、ガーデニングでも人気がありますよね♪
エリゲロンの苗を探したことがある人は、「なぜ店にないのか」という疑問にぶつかったことはないでしょうか?
その理由は、長い開花期間とエリゲロンを植える時期にあります。
花期が長くよく花を見かけるのに、植える時期は春・秋の年2回と短いため、購入時期を逃してしまっているのです!
「エリゲロンの苗はなぜ店にないの?」と思われてしまう理由である、植付け時期や特徴を詳しく解説します。
エリゲロンの購入方法や育て方も紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね♪
目次
エリゲロンの苗はなぜ店にない?理由は植付時期の短さ
エリゲロンの苗がなぜ店にないかというと、エリゲロンの花期に対して、植付け時期が短いことにあります。
エリゲロンの花期は、7か月間ほどあります。
植付け時期は一年に2カ月程度と短いため、苗を買いにいってもお店にないという自体になっているのです。
なぜ店にないのかと困っている方は、苗を販売している時期と買いに行く時期がずれているのでしょう。
エリゲロンはいつが購入時期なのか、エリゲロンがどんな植物なのか解説します。
エリゲロンの苗は春と秋のみ販売!理由を解説
エリゲロンは、植付け時期が、4~5月、10~11月の年に2回です。
エリゲロンの苗は、植付け時期に合わせて、春と秋に店頭に並びます。
植付け時期以外にお店へ探しに行っても出回っていないので、「エリゲロンの苗はなぜ店にないの?」と思われてしまいます。
エリゲロンは花期が長く、花をよく見かけるため、いつでもお店にあるような気がしてしまうのも、1つの原因といえます。
エリゲロンの苗がなぜ店にないのか、その悩みは、植付け時期である「春」「秋」にお店に行くことで解決できます。
エリゲロンは繁殖力が魅力なグランドカバー
年に2回、春と秋に店頭に登場するエリゲロンですが、一体どんな植物なのか、詳しく見てみましょう。
エリゲロンは、キク科の植物で、ハルジオンやヒメジョオンなどの仲間です。
和名では「ペラペラヨメナ」「源平小菊」などと呼ばれます。
白とピンクの小花がたくさん咲き、丈夫で繁殖力も強いため、野生化していることもあります。
エリゲロンについて、詳しく見てみましょう。
基本情報
学名 | エリゲロン・カルビンスキアヌス |
科目 | キク科ムカシヨモギ属(エリゲロン属) |
原産国 | 北アメリカ~中央アメリカ(メキシコ~パナマ) |
分類 | 宿根草 |
草丈 | 15~50㎝ |
植付け期 | 4~5月・10~11月 |
花期 | 4月~11月 |
特徴
丈夫で繁殖力が強い
エリゲロンは、耐暑性・耐寒性に優れていて、とても丈夫です。
また、繁殖力も強く、こぼれ種でどこにでも生え、どんどん増えていきます。
花の色が変化する
エリゲロンの花は、白とピンクの1㎝前後の小花が咲きます。
咲き始めは白色で、だんだんとピンク色に変化していくため、1つの株から2色が入り混じって咲きます。
開花期間が長い
エリゲロンの開花期間は、4~11月と長く、1年の半分以上花を咲かせています。
長期間、エリゲロンの花を楽しむことができ、お庭を華やかにしてくれます。
匍匐茎で広がるように成長する
エリゲロンは匍匐茎で、茎が地面を這うように広がって伸びます。
木の根元や地面を覆って彩るグランドカバーや花壇の淵など、ガーデニングではつなぎ役として活躍します。
エリゲロンをよく知ることで、さらに魅力を感じられたのではないでしょうか?
エリゲロンの苗はホームセンターにない?販売店を解説
エリゲロンの苗はどこで買えるの?
エリゲロンの苗は、いろいろな場所で購入できますが、一番に思い浮かぶのはホームセンターではないでしょうか?
ホームセンターなどの購入場所やエリゲロンの育て方など、購入後の楽しみ方も紹介しますので参考にしてくださいね♪
ホームセンターの品揃えによってはない場合も
ホームセンターには、木や花の苗を豊富に取り揃えているところが多くあります。
エリゲロンも、ホームセンターのガーデニングコーナーに行けば見つけることができます。
しかし、ホームセンターの店舗によっては取り扱いがないこともあります。
各ホームセンターの品揃えや、地域によっても取り扱いが変わってくるので、事前に確認してから買いに行くことをおすすめします。
種苗店や植物園などなら見つかる可能性大!
エリゲロンの苗を買うのであれば、種苗店や植物園をおすすめします。
種苗店や植物園は、植物の種・苗・肥料などを専門に取り扱っているため、より品揃えが豊富です。
ホームセンターに比べて、種苗店の方がエリゲロンの苗を取り扱っている可能性が高いです。
種苗店によっては取り扱っていなかったり、取り扱いが不定期だったりするため、やはり、事前に確認することをおすすめします。
ネットショップで買うという選択もアリ!
そんなあなたには、ネットショッピングという選択もあります。
エリゲロン カルビンスキアヌス 2株セット
エリゲロンの苗をネットショッピングで購入する場合、メリットもありますが、デメリットもあります。
メリット | デメリット |
|
|
ネットショッピングは、実際に苗を見て選ぶことができないため、元気な苗かどうか販売者を信じるしかありません。
送料がかかるので、店頭で購入するより割高になる可能性が高いです。
ネットショッピングでエリゲロンの苗を購入する場合は、メリット・デメリットを理解したうえで、購入しましょう。
エリゲロンの苗は育て方にコツがある!ポイントは3つ
やっと出会えたエリゲロン、大切に育てたいですよね。
エリゲロンは、丈夫でとても育てやすいので、初心者の方でも育てることができます。
エリゲロンを育てるポイントを押さえて、可愛い花を咲かせてあげましょう♪
初心者でも簡単!育て方とポイントを紹介
エリゲロン・カルビンスキアヌスの育て方を紹介します。
エリゲロンを育てるポイントは3つあります。
- 水やりの頻度
- 肥料のあげ方
- 切り戻し・剪定
エリゲロンの育て方と一緒に詳しく解説します!
ポイント①水やりの頻度
エリゲロンは、日当たりと風通しがよく、湿気の少ない環境を好みます。
植える場所は、水はけのよい場所を選びましょう。
エリゲロンを庭植えする場合、ほとんど水やりはいりません。
エリゲロンは、乾燥した環境を好むため、水をあげすぎると根腐れを起こす原因となります。
雨が降らず、日照りが続いた場合のみ、1日1回水をあげます。
鉢植えの場合は、土が乾燥したらたっぷりと水をあげます。
ポイント②肥料のあげ方
育てるのに使う土は、一般的な草花用の培養土で十分です。
土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3で作ります。
エリゲロを庭植えする場合、肥料はほとんど必要ありません。
肥料が多いと葉ばかり繁って花が少なくなり、根腐れ、株腐れの原因になります。
鉢植えの場合のみ、芽が出だす前の春と、葉が枯れだす秋に、化成肥料を少量ばらまいてあげる程度で十分です。
ポイント③切り戻し・剪定
春から開花し、一通り咲き終えたら、株を切り戻しておきます。
見た目もすっきりし、夏の湿気による蒸れ防止にもなります。
春から秋の花期には、定期的に切り戻しを行いましょう。
エリゲロンは繁殖力が強いです。
花期に入り、綿毛ができてくると、こぼれ種でどんどん繁殖します。
意図せぬところに生えてきたり、密になりすぎて風通しが悪くなり、株腐れになったりすることがあります。
トラブルを避けるために、花が咲き終えた花がらは、種を取らない場合、早めに剪定しましょう。
増やし方には「種まき」「株分け」「挿し芽」の3つの方法があります。
花が終わると花が綿毛に変わり種ができます。
種を採取してポットにまき、芽が出るまで水を切らさないようにします。
発芽後は、芽が増えて根が張りだしたら、庭や鉢に植えつけましょう。
種まきは、冬のうちにすると管理が必要なため、春にするのがおすすめです。
株分けの方法
ある程度大きく成長した株から根を傷つけないよう掘り起こし、根をほぐしたり切ったりしながら2つに分けます。
古い土を取り除き新しい土に植え、根腐れしない程度に水やりをします。
株分けは、春・秋の植え替えるときに、一緒にするのがおすすめです。
挿し芽の方法
健康な枝を切り、下部の葉を切り落とします。
数時間もしくは1晩水あげをしたら、清潔な土を入れたポットに差し、毎日、土が乾かないように水やりをします。
新しい芽が出始めたら、根が出てきた証拠です。
根が張ってきたら、庭や鉢に植え替えましょう。
5~7月に行うことをおすすめします。
その他
植付け時期は、春と秋が適期です。
苗の根を傷つけないよう優しく、日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。
庭植えでは、根が詰まったり、花のつきが悪くなったりしない限り、数年間は植え替えずそのまま育てることができます。
鉢植えの場合、成長が速いエリゲロンは、1年に1度植替えが必要になります。
根っこを優しくほぐし古い土をしっかり落としてから、一回り大きい鉢に植え替えます。
気をつけるべき病気は、灰色かび病やうどんこ病です。
灰色かび病やうどんこ病は多湿・風通しの悪さによりかかりやすくなるので、日当たりと風通しをよくして、気を付けましょう。
エリゲロンの主な害虫は、アブラムシです。
見つけ次第、取り除くか、殺虫剤などで対処しましょう。
エリゲロンは、育て方のポイントを押さえれば、初心者でも育てることができますよ♪
種類は200以上!庭に合うエリゲロン見つけよう
エリゲロンといえば、ほとんどの人が、白とピンク2色の花が咲く、エリゲロン・カルビンスキアヌスを思い浮かべるはずです。
エリゲロンには、200以上の種類があり、花の色や大きさが様々です。
知名度の高いエリゲロンを4つ紹介します。
名称 | 特徴 |
アズマギク |
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エリゲロン・スぺシオサス |
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エリゲロン・オーランティアカス |
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エリゲロン・グラウカス |
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他にも様々な色や特徴を持ったエリゲロンがあります。
あなたのお庭の雰囲気に合わせて、いろんなエリゲロンを植えてみるのも楽しいですね♪
まとめ
- エリゲロンを購入するなら、植え付け時期の春と秋がねらい目である
- エリゲロンは花期が長く、丈夫で繁殖力も強い、白とピンクの2色を楽しめる花である
- ホームセンターでの購入は店舗の品揃え次第のため、事前に確認をしよう
- エリゲロンの苗を買うなら、種苗店や植物園がおすすめである
- エリゲロンを育てるポイントは、「水やり」「肥料」「剪定」である
- エリゲロンは種類が豊富なので、様々なエリゲロンも挑戦してみよう
エリゲロンは、長期間そのかわいらしい花で、お庭を華やかにしてくれます。
購入時期を押さえられていれば、あなたもエリゲロンに出会えます。
ぜひ、あなたのお庭へ仲間入りしてあげてください♪