「頑張れ」という言葉、とても便利でよく使ってしまいますよね。
家族や友人、職場の同僚などを励ましたいとき、何気なく「頑張れ!」って言ってしまうことがあります。
もちろん「頑張れ」というのは、良い言葉なので励まされたり元気になれたりします。
しかし「頑張れ」には別の側面も。
その人との関係性や状況によっては、負担に感じさせたり、失礼になったりする場合があるんです。
また、職場で上司や目上の人を励ましたいときに、「頑張れ」と言うのはふさわしくないので言い換える必要があります。
「頑張れ」を言い換えたいけど、他に良い言葉が思いつかないときありませんか?
「頑張れ」と同じ励ますことを意味する言い換えた表現を集めてみました。ぜひ最後までご覧ください♪
目次
頑張れを言い換えよう♪目上の人や友人の励まし方
友人や家族を励ましたり応援したりしたいけど、頑張れ以外に良い言葉が思い浮かばない。
職場の上司や目上の人に対して、「頑張れ」を言い換えた言葉がわからない。
相手や状況にふさわしい、「頑張れ」以外の励まし方を集めてみました♪
頑張れを言い換える【目上の人や上司へ】
「頑張れ」は、目上の人や上司に言うと、失礼だと感じさせてしまうことがあります。
目上の人や上司に気持ちを伝えたいときに、「頑張れ」を言い換える言葉を集めてみました。例文と一緒に参考にしてみてください。
- ご健闘をお祈りしております
- ご活躍お祈りしております
- ご自愛ください
- お気を付けください
- 陰ながら応援しております
こちらも例文とともに詳しく説明していきます!
健闘に「ご」をつけて尊敬語にし、「お祈りしております」と付け加えることで、丁寧な表現になります。
「頑張れ」と同じ意味で、目上の人や上司に伝えられます。
困難に屈せず、がんばって闘うこと。よく努力すること。
例:〇〇さん、昇格おめでとうございます。これから〇〇さんのご健闘をお祈りしております。
先ほど同様、「頑張れ」と同じ意味として、相手に伝えることができます。
「ご」をつけて尊敬語にし、「お祈りしております」と付け加えて、目上の人や上司に伝えましょう。
距離が離れている相手に合う表現になります。
めざましく活動すること。
例:赴任先でも、〇〇さんの益々のご活躍をお祈りしております。
体を大切にしてほしいという意味があるので、体調を気遣うときや、健康でいてほしいといった意味で伝わりますね。
自分を大切にすること。自分の健康状態に気をつけること。
例:季節の変わり目に体調を崩さぬよう、くれぐれもご自愛ください。
元気づける意味もあるので、出張など出かけるときに伝えたい表現です。
注意をはらう。元気をつけさせる。
例:遠方へのご出張、どうぞお気をつけていってらっしゃいませ。
「陰ながら」を付けることで、表立ってではありませんが、ひそかに励ますという意味で伝えたいときに良い表現です。
ひそかに。裏方から
力を貸して助けること。声援や拍手で相手を励ますことつけさせる。
例:〇〇さんの成功を陰ながら応援しております。
頑張れを言い換える【家族や友人へ】
「頑張れ」と言わなくても、家族や友人を思いやる気持ちが伝わって、かしこまらない言い換え言葉をいくつか集めました♪
- うまくいくよ
- 無理しないでね
- 元気を出して
- 応援しているよ
- 頑張りすぎないで
それでは例文とともに詳しく説明していきます!
何かに挑戦する人を励ましたいときに、良い結果になることを願っているという意味で、「頑張れ」よりもプレッシャーを与えすぎない表現ですね。
物事が良い結果になること。滞りなく進むこと。
例:今度の試験、きっとうまくいくよ!
難しいことに取り組み、すごく頑張っていることがわかっているよと、理解していることが相手にも伝わる表現だと思います。
物事の筋道が立たず道理に合わないこと。しいて行うこと。押しきってすること。
例:働きすぎじゃない?無理しないでしっかり休んでね。
落ち込んでいる人を励ますとき、「頑張れ」よりもぴったりな言葉ですね。
あまり気軽に使ってしまうと、逆にもっと傷つけてしまう可能性もありますので、気を付けましょう。
元気を出すくよくよせず前向きな気持ちになる。
例:また次があるよ!元気を出してね♪
丁寧な表現としてもご紹介しましたが、かしこまらずに伝えることもできます。
目標に向けて頑張っている人や、スポーツ観戦などにふさわしい表現方法です。
力を貸して助けること。声援や拍手で相手を励ますこと。
例:夢に向かっている姿、素敵だね。応援しているよ!
頑張りすぎている人は、自分が気が付かないうちに必死になっていて、頑張りすぎていることに、気が付いてないことがあるかと思います。
そんなときに「頑張りすぎないで」と声をかけられると、ふと気がゆるんで自分が精一杯になっていたことに気づかされます。
これは私が個人的にいちばん響いた言葉ですが、そんな人が身近にいたとき、伝えてあげたい言葉です。
頑張れは目上の人に失礼!?言い換えるべき相手は?
「頑張れ」は安易に使うと、失礼になったり不快にさせたりする可能性もあります。
この章では、「頑張れ」という言葉を避けた方がよい相手について、その理由とともにお伝えします。
上司や目上の人
上司や目上の人に、唐突に「頑張れ」って言えないですよね。
「頑張ってください」というのも少し違うような気がします。
後ほど説明しますが、「頑張れ」には「相手を激励する呼びかけ」という意味があります。
一般的に、目上の人や上司を激励するのは失礼とされています。
あなたと相手の関係性で変わってきますが、失礼に当たる場合がありますので、基本的に使わないほうがいいでしょう。
そのことがきっかけで、上司や目上の人との関係性が悪くなり、今後の仕事に影響してしまっては困りますよね。
もう十分頑張っている人
すでに十分頑張っている人に、「頑張れ」と言うのは精神的な負担をかけてしまいます。
なぜなら頑張れと言われる前に、精一杯頑張っているからです。
そんな人にさらに「頑張れ」と言ってしまうと、不快に感じさせてしまったり、心の負担に感じさせてしまったりすることもあります。
励ますつもりで言った言葉で、相手の心が折れてしまっては逆効果ですよね。
最近、日本各地で大きな災害が起こっています。
被災した人の中には、「頑張れと言われるのがつらい」という人がいました。
当たり前の日常が一瞬でなくなり、今を生きることに精一杯頑張っているのですから、当然のような気がします。
精神的負担が大きい相手には、「頑張れ」以外の言葉で伝えるか、時には静かに見守ることも大切ですね。
頑張れを敬語にしたい!意味や表現方法は?
「頑張れ」の敬語は「頑張ってください」です。
そもそも「頑張れ」にはどんな意味があるのでしょうか。
「頑張れ」の意味と、敬語とはどのような表現方法なのかご説明します。
頑張れの意味は?
頑張る
- 困難にめげないで、我慢してやり抜く
- 自分の考え、意志をどこまでも通そうとする。我を張る
- ある場所を占めて動かないでいる
頑張れ
- 困難にくじけず、物事を成し遂げるように、相手を激励するための呼びかけ
- 「頑張る」の命令形で、支援・応援の掛け声として最も一般的な表現
命令形の「頑張れ」は、相手の関係性や状況を考えて使わなければいけません。
頑張れの敬語とは?
敬語とはどのような表現方法なのでしょう。
敬語とは、聞き手(読み手)や話題中の人に対して、話し手(書き手)の敬意を表すための言葉づかい。
敬語には3種類あります。
尊敬語 (そんけいご) |
人の動作・状態 持ち物などを高める |
めし上がる。 お荷物。 |
謙譲語 (けんじょうご) |
話し手(書き手)が自分の側の動作などをへりくだる(低くする) | うかがう。 参る。 わたくしども。 |
丁寧語 (ていねいご) |
話し手(書き手)が言い方を丁寧にする | お席。 です。ます。 |
「頑張れ」に丁寧語の「ください」をくっつけて、「頑張ってください」にすると丁寧な言い方になる敬語の表現です。
「頑張ってください」は丁寧な表現ですが、「頑張れ」が命令形なので、敬語表現だとしても言う相手には気を付けて使うべきです。
まとめ
- 相手や状況によって頑張れを言い換える必要がある
- 目上の人や上司には頑張れを使うと失礼になる
- すでに十分頑張っている人にとって、「頑張れ」は精神的な負担となる
- 「頑張ってください」と敬語表現にしても、使う相手には気を付ける
これまで、「頑張れ」を他の言葉に言い換えることを主にお伝えしてきました。
「頑張れ」をいいすぎると、相手から心がこもっていないと感じさせてしまいかねません。
ですが、「頑張れ」と素直に伝えることも間違いではないです。
いちばん大切なのは、相手を思いやる気持ちですよね。そして相手に気持ちが伝わるかです。
「頑張れ」以外の言葉で励ましたいとき、応援したいとき、目上の人や上司に応援する気持ちを伝えたいときに、参考にしてみてくださいね♪