盛り上がったほくろや、顔の目立つところにあるほくろは、誰しも気になりますよね。
けれど、皮膚科や美容クリニックへ行くのは、少し気が引けてしまいます。
塗るだけでほくろが取れると言われている「ほくろ除去クリーム」があるのをご存知でしょうか。



マツキヨなどの薬局や、ロフト・東急ハンズなどのバラエティショップで購入できるのか調べてみました!
本当に効果があるのか、安全に使用できるのかも確認してみました。
もちろん、子供にも「ほくろ除去クリーム」が使用できるのか調べてみましたよ!
ほくろ除去クリームが気になっている方は、参考にしてくださいね♪
目次
ほくろ除去クリームはマツキヨにない!通販で買える!
ほくろ除去クリームは、残念ながらマツキヨには売っていませんでした。
この章では、ほくろ除去クリームを売っているところをご紹介します!
どんな種類のものがあるのかも調べてみましたよ♪
マツキヨだけでなく実店舗では購入できない!
薬局はマツキヨだけでなく、スギ薬局やウェルシア・ココカラファインでも見つけることができませんでした。
ロフトや東急ハンズ・ドンキホーテ・プラザなどのバラエティショップでも、ほくろ除去クリームを見つけることができませんでした。

ほくろ除去クリームの取り扱いがあるのは、Amazonや楽天などの大手通販サイトです。
ほくろ除去クリームの成分として知られている「ひまし油」と「重曹」は、マツキヨなどの薬局で売っています。
材料を購入して「重曹」と「ひまし油」の割合を2:1に自分で配合し、ほくろ除去クリームを手作りするという人もいます。
次の章で紹介するカソーダというほくろ除去クリームが、同じ成分が配合されている商品になりますよ!
通販で買える!ほくろ除去クリームの種類3つ
ここで紹介するものは、海外でほくろ除去クリームとして使用されているものです。
- カソーダ
- ウバイ精油ジェル
- WMVクリーム

カソーダとは、アメリカで開発されたひまし油と重曹(重炭酸ナトリウム)を1:1で配合したアルカリ性のクリームのことです。

ほくろ以外のタコ・イボ・ニキビなど、皮膚にできるものに対して小さくしたり、消したりする効果があると言われています。
カソーダを塗ると、皮膚は軽い火傷をしたような状態になります。
そこに保湿効果の高いひまし油が加わることで、ターンオーバーが促されます。
古い皮膚を新しい皮膚に生まれ変わらせることができるのです。



この方法は「カソーダを塗るだけ」という、お手軽に実践できるメリットがあります。
けれども、ほくろ以外の部分にカソーダが広がると、炎症がおこることがあります。
ほくろ周囲の皮膚を絆創膏などで保護し、カソーダが付着しないように注意しなければならず、とても危険です。
【casoda カソーダ クリーム 30g】
精油ジェルは、台湾などで製造・販売されているほくろ除去アイテムです。

「ウバイ精油」は、「ウバイ精油膏」と「ウバイ精油ジェル」両方の商品があります。

使い方はほぼ同じですが、精油膏が1日で済むのに対し、精油ジェルは3日間同じ作業を繰り返します。
あなたの好みで選んでくださいね!

漢方薬の原料や染料などにも使用されている「ウバイ(烏梅)」は、未熟な梅の実を干して燻製にしたものです。
ウバイ精油膏を塗布すると皮膚が溶け、その傷跡がターンオーバーによって再生することで、ほくろを除去します。


カソーダと同様、ほくろ以外の皮膚にジェルが付着すると炎症がおこることがありますので、使用にあたっては十分な注意が必要です。




これまで、3種類のほくろ除去クリームを紹介してきました。
どのほくろ除去クリームも、ほくろに塗布して時間がたつと、皮膚が溶けて軽い火傷(やけど)をしたような状態になります。
その状態からカサブタになり、さらに時間が経つと、カサブタが自然に取れてほくろが消えるというものです。
3種類のほくろ除去クリームに共通している注意点は、①ほくろ以外の皮膚につけない②カサブタが自然に剥がれるまで待つ、この2点です。
- 紫外線・日焼け対策
- 傷跡に刺激を与えない

施術後の皮膚は、皮膚表面が削られて皮膚の組織が露出した状態なので、患部が紫外線を吸収しやすいです。
とにかく紫外線が当たらないように、室内にいる時でも日焼け止めは欠かさず塗ってください。
外出時はSPFやPAの数値が高い日焼け止めを塗ることをお勧めします。
患部に刺激を与えると、傷の治りが遅くなるだけでなく、悪化して傷跡が残ってしまう場合があります。
かといって、汚れが溜まると炎症を引き起こすことがあるので、入浴時には丁寧に優しく患部を洗って下さいね。
ほくろ除去クリームの市販がない理由を詳しく解説

なぜ市販で売っていないのかしら?

この章では、ほくろ除去クリームが市販されていない理由と、メリット・デメリットについてご紹介します!
市販が無いのは日本で承認された薬がないから
通販サイトで販売されている「ほくろ除去クリーム」についての説明や、使用する際に気をつけてほしい注意点をお話しますね!
日本国内で、医薬品として承認されているほくろ除去クリームはありません。
そのため、市販で販売されていないので、薬局など実店舗で購入することはできないのです。
ほくろ除去クリームを手に入れたい場合は、海外製品を大手通販サイトから購入することになります。



ほくろ除去クリームのメリットとデメリット
ほくろは美容クリニックや皮膚科に行けば、除去してもらうことができます。
けれど通う時間がなかったり、そこまでは…と敷居が高かったりしますよね。

ほくろ除去クリームは塗るだけなので、自分で簡単にほくろ除去ができるように思えますが、実は自分でほくろを除去することはとても危険です。
ほくろ除去クリームは何がメリットで、デメリットはどんなものなのかをお伝えするので、使用する前に参考にしてくださいね!
- 塗るだけという手軽さ
- 皮膚科や美容クリニックにかかる費用に比べ、クリーム自体が比較的安価

ほくろ除去クリームは、特別な道具など必要なく、塗るだけという手軽さがメリットです。
また、自宅で好きな時に塗ることができるので、まとまった時間が必要ないことも利点の一つです。


【ほくろの大きさ】 | 【金額】 | 【施術】 |
---|---|---|
1mmサイズ | 5,000円〜10,000円 | レーザー治療 |
3mmサイズ | 4,000円〜60,000円 | 電動メス・くり抜き法 |
6mmサイズ | 15,000円〜120,000円 | 切開縫合法 |
ほくろ除去クリームは、約1,500円〜15,000円ほどの金額で済むので、気軽に手に取ることができます。

皮膚科・美容クリニックでは、1つのほくろに上記のような値段がかかります。
ほくろ除去クリームの場合は、1つ購入すれば複数個のほくろを除去することができますよ!
- 安全性が確保されていない
- 得られる効果の差が大きい
- 肌へのダメージが起こりやすい
- 重大な病気を見逃しかねない

「海外の民間療法」であるほくろ除去クリームは、日本国内で承認されていません。
なかには日本の安全基準を満たしていないものも含まれている恐れがあります。
効果や効能を認められたものではないことを、忘れないでくださいね!

口コミを見てもわかるように、良いことばかりではありません。
美容アイテムや薬でも個人差があるように、ほくろ除去クリームの種類や使う人の体質によって、得られる効果は異なります。
きれいにほくろが消えたという人もいれば、薄いシミが残ったり傷跡がイボのようになったりと、以前より目立つ状態になったという人もいます。
ほくろ除去クリームは、皮膚を溶かし再生させるという仕組みのため、お肌へのダメージは避けられません。
敏感肌や皮膚の弱い方は特に注意が必要ですし、そうでない方もやけどの跡が残るリスクがあります。
ほくろの状態を見ただけでは、良性腫瘍(しゅよう)なのか悪性腫瘍(しゅよう)であるかを判断するのは難しいです。
ただのほくろではなく、悪性腫瘍(しゅよう)やメラノーマと呼ばれる皮膚の癌(がん)である可能性もあります。

症状が悪化・進行すると、治療が困難になる可能性があります。
自己判断せず、ほくろ除去する前に一度皮膚科へ行き、医師に診察してもらうことをおすすめしますよ!
ほくろ除去クリームは子供に使える?公的制度もある!
ほくろがチャームポイントとなる子は良いですが、コンプレックスや悩みの種になる子もいます。
コンプレックスや悩みの種になっているのなら、子供のうちに除去してしまおうと考える家庭も少なくありません。
子供がほくろを除去できるのは何歳からか・ほくろ除去クリームを子供に使って良いのかなど、子供ならではのほくろ除去について説明します!
ほくろ除去必要な場合もある!おすすめの年齢
前述の内容から、ほくろ除去クリームはメリットがあるものの、デメリットも大きいことが分かりました。
【ほくろ除去クリームの、メリット・デメリットはこちらをチェック】
ほくろ除去クリームはお手軽で安価ですが、デメリットのことを考えると、子供に使用するのを躊躇(ためら)う方が大半です。


むしろ、ほくろの除去は年齢が若いほど、傷跡の治りが早いです。
あまり年齢が小さいと、施術する時に全身麻酔になってしまうので、局所麻酔での施術が可能な年齢になってからの方が安全です。

小さいほくろなら、ほくろ除去クリームで簡単に取れると思う方もいらっしゃいますが、年齢が小さい程、医療機関をおすすめします。
ほくろ除去クリームはデメリットが大きいだけでなく、海外からの個人輸入なので、その後のサポート面に不安が残るからです。
ほくろ除去クリームより高額にはなってしまいますが、病院や美容クリニックで、医師に施術してもらうことをおすすめします。
子供には公的医療保険が適用されることもある
いざ除去しようと思うと、費用面も気になるところですよね。
保険診療か自由診療かで、ほくろ除去にかかる費用が変わってきます。
- 皮膚科など、保険適用可能な病院を受診する
- ほくろが悪性のものか、生活に支障をきたすもの
- 保険が適用される施術方法であること

【保険診療】 | ・悪性腫瘍(しゅよう)やメラノーマなど、医師の判断でほくろの除去が必要なとき
・医師の判断でほくろの除去が必要なとき |
---|---|
【自由診療】 | ・美容目的と判断された時 |
施術が必要とする判断基準は、医師によって異なります。
そのため、最初に行った病院で保険診療を認められなくても、次に受診した病院では認められたということもあります。

全国の都道府県では子供が病院にかかるとき、条件が当てはまれば誰でも、地方自治体の医療助成制度が使用できます。
自治体によっては複数の助成制度を併用して運用していることがあるので、環境によっては複数の補助が受けられます。
あなたが暮らしているところでは、どんな助成制度があるのか知りたいときは、各都道府県の市区町村担当窓口に確認されると良いですよ!
15歳以下の子供であれば、この制度を受けることができるので、条件が合えば無料で施術を受けられます。

ほくろ除去クリームで取るにしても皮膚科や美容クリニックで取るにしても、まずは悪いものかどうか皮膚科で診察を受けてください。
保険診療になるかを確認して、保険診療の場合は、公的医療制度が受けられるか市区町村に電話してみてくださいね♪
まとめ
- ほくろ除去クリームは、マツキヨだけでなく実店舗では売っていない
- 通販で購入できるほくろ除去クリーム3種類①カソーダ②ウバイ精油ジェル・ウバイ精油膏③WMVクリーム
- 日本国内でほくろ除去クリームが売られていないのは、医薬品として承認されていないから
- ほくろ除去クリームは手軽で安価だが、デメリットも沢山ある
- ほくろ除去するのに年齢制限はなく、10歳前後が皮膚再生能力に長けていてもっとも望ましい
- 子供は公的医療保険が使えるので、条件に合えば無料でほくろを取ることができる
ほくろ除去クリームは簡単で手軽な印象ですが、リスクが大きい方法だということがわかりました。
ほくろは重大な病気が隠れている可能性があるので、取る前には医療機関で診てもらうことも大切です。
どの方法でほくろを取るのかは、慎重に決めてくださいね!