妊娠してお腹も大きくなってくると、腹帯って気になりませんか?
日本の風習で、妊娠5ヶ月目の「戌の日」に帯祝いを行います。
そこで妊婦が腹帯を巻いて安産祈願をしてもらうのですが、この腹帯は誰が買うべきなのか迷いますよね。
私は妊娠したときに、「帯祝い」とその行事に必要な「腹帯」の存在を初めて知りました。
そのときは帯祝いのことをよく知らず、誰が買うべきかなんて考えていませんでした…。
帯祝いに使う腹帯は、実際には誰が買っても大丈夫です。
まずは風習として、帯祝いの腹帯を誰が買うべきなのかをご説明していきます。
腹帯の効果・種類までを幅広くご紹介するので、これから買うときの参考にしてみてくださいね!
目次
腹帯を誰が買うかは自由!帯祝いの知識をご紹介
日本では安産祈願で「帯祝い」という風習があり、本来は妊婦側の両親が買うべきものでした。
現在は誰が買うべきという風習も減りつつあり、誰が用意しても良いという認識が広まっています。
ただ地域によって、この「帯祝い」の風習が残っている所もあります。
そのため、「帯祝い」について知っておくと安心ですよ。
帯祝いってどんなもの?
「帯祝い」とは、安産を祈願する行事のこと。
通常は、安定期に入る妊娠5ヶ月目の戌の日に、この「帯祝い」を行うことが多いですね。
「帯祝い」のとき、妊婦はお腹を守るために「岩田帯」と呼ばれる紅白の絹帯をもらい、お腹に巻いて祈願を行います。
なぜ妊婦側の両親が買うべきものだったのかというと、昔は腹帯が嫁入り道具の一つであったため。
現在では嫁入り道具として腹帯をもらう風習が薄れ、腹帯は誰が買うべきという考えはあまり関係なくなりました。
誰かに買ってもらうのではなく、自分自身で買う人が増えているのも事実です。
ただし「帯祝い」の風習が気になるようであれば、腹帯を買う前に、あなたの両親や義理のご両親に確認してみた方が良いですね。
また、祈願する神社によっては腹帯を用意してくれる場合も多いので、こちらも合わせて確認してみてくださいね。
そんな腹帯ですが、実は用途によってたくさんの種類が存在するのです。
これまで話した「帯祝い」では、さらしタイプの腹帯を使うのが一般的。
しかし、腹帯には第一にお腹を守るという大切な役割がありますよね。
巻くのが難しいさらしタイプより、日常的に使いやすい腹帯がたくさんあり、「妊婦帯」とも呼ばれています。
そこで、妊婦の大切な体をサポートしてくれる腹帯について、もう少し詳しくお話していこうと思います!
腹帯は必要なマタニティアイテム!体の負担を軽減♪
そもそも、腹帯を買う必要ってあるのでしょうか?
先ほどは「帯祝い」で腹帯を使用するというお話をしましたが、腹帯の意味はそれだけではありません。
妊娠すると、お腹がどんどん大きくなってきますよね。
大きくなったお腹を支えるために、背中や腰には大きな負担がかかります。
出産に向けて骨盤が緩むので、痛みを感じるようになる人は多いです。
実際に私も、体は丈夫で腰痛なんか一度も感じたことがなかったのですが、妊娠をきっかけに慢性的な腰痛に悩まされるようになりました…。
一度腰痛になるとクセになってしまい、なかなか治すことは難しいですよね。
大切なあなたの体をサポートするためにも、腹帯はあった方が便利でしょう。
実際に、腹帯はあった方が良いというママの声はこちら。
- 骨盤を締めるために便利。腰痛の軽減になった。
- 大きなお腹をサポートするために役に立った。
- お腹を温めるために使用していた
このように、腹帯を普段使いしているママも多いですね。
夏場は蒸れてしまいそうですし、締め付けられる感じが苦手と感じる人もいるでしょう。
こういった理由から、腹帯は必要ないという意見も少数あります。
しかし、実は腹帯といってもいろいろな種類があるので、あなたの好みで選ぶことができるんです!
腹帯は高価なものではなく、およそ1000円~4000円代で買うことができ、通販などでも手軽に購入可能。
腹帯を持っていて損をするということはありませんので、2~3枚あると便利です。
それに、私は腹帯をつけることで腰痛が軽減したので、一度試す価値ありですよ♪
最近は出産ギリギリまで仕事をする女性も増えているので、その分体にも負担もかかってしまいます。
お腹が大きくて心配なときや体が痛む時には無理をせず、腹帯を使ってみることをおすすめします!
腹帯の効果は主に3つ!お腹を支えるだけじゃない
腹帯を普段使いしているママの声にもありましたが、私もお腹が大きくなったころから毎日腹帯を使っていました。
腹帯の効果は大きなお腹を支えるだけではありません。
あなたの体の状態に合わせて使うことが一番大切。
腹帯の着心地にあまり良いイメージがない人に、まずは腹帯の効果をお伝えしたいです♪
ここからは腹帯にはどんな意味があるのか、腹帯がもつ主な効果を3つまとめて見ていきましょう!
①お腹を支えて腰痛軽減
お腹が大きくなると、バランスを取るために体の重心が変わります。
反り腰や猫背になってしまい、腰や背中に負担がかかることで腰痛の原因になることも…。
腹帯は大きなお腹の重さを支えてくれるので、辛い腰痛の軽減になります。
実際に赤ちゃんが産まれると、産後には授乳をすることになりますよね。
授乳をするときに前かがみになってしまうことが多く、ダメージを受けている腰に更に負担がかかることもあります。
腰痛は後々まで引きずりやすいものなので、産前から早めに対処しておくのがいいでしょう。
②お腹を温める
体が冷えると血行が悪くなり、お腹の張りに繋がります。
また、腰痛や肩こりの原因になったり、胃腸が冷えて便秘や下痢になったりすることもあるでしょう。
腹帯はお腹をサポートするだけでなく、保温することで、ママの体を冷えから守る役割も果たします。
特に冬場は体が冷えやすいので、お腹は温めた方がいいですよ。
③赤ちゃんを守る
お腹が大きいと足元が見えづらくなり、転倒の危険も増えますよね。
もし転んでしまったり、お腹をぶつけてしまったりした時に、その衝撃から赤ちゃんを守るのも腹帯の大切な役割です。
このように、腹帯にはお腹を支える以外にもたくさんの効果が期待できます。
「腰痛がないから腹帯は必要ない」という場合にも、冷えがちなお腹を温めるという目的で腹帯が役に立ちます。
使い方は人それぞれなので、あなたの体や体調に合わせた使い方をするといいですよ。
腹帯は西松屋で買おう!腹帯の種類5つもご紹介♪
腹帯を買うには、主にベビー用品専門店やネット通販で探すことになるでしょう。
腹帯を買う時におすすめなのは、ベビー用品店の【西松屋】です!
西松屋とは?
言わずと知れた、マタニティ・ベビー用品専門店の西松屋。
街中を歩いていて、可愛いうさぎのロゴマークのお店を一度は見かけたことがあると思います。
西松屋は全国展開しており、なんといっても店内が広く買い物をしやすいのが特徴!
通路一つ一つが広く、他の人とすれ違ってもぶつからないような店内になっています。
これは西松屋の「ガラガラ店舗戦略」というもので、広い駐車場、広い店内で子ども連れでも買い物しやすい工夫がされているから。
私も子供のために西松屋をよく利用していますが、お客さんが集中して混み合う時間帯もそれほど多くない印象。
土日こそ多少は混雑するものの、平日はとくに空いています。
じっくり選んで買い物したい時に、人目を気にせず買い物ができるのでとてもありがたい場所♪
妊娠中だけでなく、産後は小さい子供連れで買い物することもあると思います。
西松屋はベビー用品店ということで、子供が多少泣いたり騒いだりしても、そこまで負い目を感じずに買い物できますよ。
ちなみに、今回目的としていた西松屋の腹帯コーナーはこちらです。
画像では映りきらないほど、たくさんの腹帯が売っていました!
これだけあれば、あなたに合う腹帯もきっと見つかることでしょう♪
そして西松屋にはマタニティ・ベビー用品の品揃えが豊富で、ほとんどの物が手に入ります。
腹帯を買う時には、マタニティ用品も揃えなくてはいけないですよね?
服、下着、サプリ、妊娠線予防クリームなど、妊娠中に必要なものも一緒に揃えられるので、ぜひ一度、西松屋に行ってみてくださいね!
西松屋のもう一つの特徴として、いつでも低価格がモットーになっています!
産後はベビー用品をたくさん消耗することになりますよね。
すぐに着られなくなるベビー服や靴なども安く手に入るので、西松屋を上手く活用していくといいですよ♪
それでは、腹帯にはどんな種類があるのかを詳しくご紹介していきます。
①さらしタイプ
「帯祝い」の際に神社などでもらえるもので、「岩田帯」とも言われます。
一本の長い帯状になっているので、個人差のあるお腹の形に対応することが可能。
体調によって締め付けを変えられるので、どんな時もフィットしやすいです。
綿100%で通気性が良く、とくに肌が敏感になる妊娠中はおすすめ!
しかし巻き方が難しいのがデメリットです…。
腹帯の巻き方(さらしタイプ)
- まずさらしを縦に二つ折にしてクルクルと巻いておく。(一反の場合は半分を使用)
- 最初はお腹の下から持ち上げるようにして、下腹部から一周巻いていく。
- 一周巻き終えたら、お腹の真ん中でさらしをねじり、そのまま残りを巻いていく。
- 巻き終わったら、最後に布の上下の端の部分を帯の中に挟み込んで整える。
「ただ巻いていくだけだから簡単そう」と思えるのですが、実際にやってみるとさらしがたるんでしまいました…。
立ち膝で巻いたり寝転んで巻いたりと、簡単な腹帯の巻き方もあります。
しかし私のように不器用だと、綺麗にさらしを巻き付けるのは難しいかもしれませんね…。
私は「帯祝い」の際はさらしタイプを着用しましたが、その後は残念ながら使用することはなかったです。
普段使いにはなかなか難しい一面もあるようですね。
ただ神社でご祈祷してもらえるものなので、安産のお守りとして持っていてもいいでしょう。
さらしタイプは妊娠初期~産後まで長く使用できます。
②腹巻タイプ
筒状になっているタイプで履きやすく、着脱が楽なのが大きな特徴。
腹巻なのでお腹を大きく覆うことができ、冷え対策にも向いています。
ズレてもすぐに直せるのはありがたいですね。
腹巻タイプはゆったりした付け心地で締め付け感も少ないです。
「腹帯の苦しさが苦手」という場合におすすめ。
就寝時にも着用したい場合にはこのタイプが向いているでしょう。
腹巻タイプは妊娠初期~後期まで使用できます。
③パンツタイプ
腹巻タイプと形が似ていますが、こちらはショーツ型。
しっかり履けてアウターにも響きにくい形なので、パンツスタイルを好むならパンツタイプがおすすめです!
パンツタイプなので腹巻タイプよりもズレにくく、アクティブに動きたいときにも重宝しますよ。
私はパンツタイプを数枚持っていて、普段使いと就寝時の両方で使用していました。
仕事をするときには着ぶくれしにくいパンツタイプがおすすめです。
冬場はお腹も温まるので、冷え対策のサポートとしても便利ですよ♪
パンツタイプは妊娠初期~産後まで使用できます。
④サポートベルトタイプ
こちらはベルト型の腹帯で、マジックテープで止める形になっています。
通常は腹巻と一緒に使用することが多いです。
ベルトのホールド力が高いので、お腹が大きくなってきた時におすすめ。
しかしアウターには響きやすいので、マタニティ用の服など、ゆったりとした服装に合わせると良いでしょう。
とくにお腹が大きくなると腰の痛みを感じやすくなりますよね…。
歩くのも辛いようになってくるとき、サポートベルトはとても役に立ちます!
サポートベルトを付けているのと付けていないのとでは全く腰の痛みも違うので、もし心配ならば一つ持っているといいでしょう。
こちらはホールド力が高いので、デリケートな妊娠初期には向きません。
サポートベルトはお腹が目立ってくる妊娠中期~後期にかけて使用しましょう。
⑤骨盤ベルトタイプ
骨盤ベルトは骨盤関節と靭帯を支えてサポートする細いベルト状で、骨盤に巻くタイプのもの。
しっかり腰を支えてくれるので、特に腰痛が酷いときに向いています。
産後は開いた骨盤を産褥ベルトで引き締めるのですが、そのときに骨盤ベルトは産褥(さんじょく)ベルトとしても活躍します。
産後は骨盤をしっかり引き締めるため、1ヶ月くらいは骨盤ベルトを着用した方がいいですよ。
この時に骨盤が歪んでしまうことも多いので、きちんと着用してもとの骨盤に矯正していきましょう。
骨盤ベルトはお腹ではなく骨盤に巻くタイプなので、妊娠初期~産後まで使用できます。
これだけ種類があると、どれを買うべきか迷ってしまいますよね。
私のおすすめは、骨盤ベルトを1本と、腹巻タイプやパンツタイプの腹帯を2~3本持つこと。
腹帯を買うときには、腰痛対策と普段使いの両方を考えてみてくださいね。
妊娠中の時期にもよりますが、冬ならばお腹を温めることを意識するといいですよ。
それから、私は産後の授乳期が真冬だったため、授乳の度に服を脱ぐと体が冷えてしまい、よく風邪をひいていました。
もしサイズが合うなら、産後もしばらくは腹巻タイプの腹帯などが活用するかもしれません。
妊娠中だけでなく、産後にも上手く使っていきましょう。
まとめ
- 腹帯は誰が買っても良い
- 妊婦自身で自分に合う腹帯を選ぶのもおすすめ
- 腹帯は「帯祝い」だけでなく、日常的に体をサポートしてくれるもの
- 腹帯には、「お腹を支える、温める、衝撃から守る」効果がある
- 西松屋は品揃えも多く、産前産後まで活用できるベビー用品専門店
- 腹帯は様々な種類があり、自分にあったものを見つけられる
腹帯といっても普段は馴染みがないので、こんなにたくさん種類があることも驚きですよね。
「帯祝い」は安産を願う大切な行事ですが、あなた自身が使いやすい腹帯を使用することが大切。
自分の体のことを第一に考えて、あなたに合った腹帯を選びましょう。
あなたと赤ちゃん、ゆっくりと無理のない妊娠生活を送ってくださいね。