あなたは、寝入るときに最適な「入眠角度」という言葉を知っていますか?

「入眠角度」とは、仰向きで寝たときに首の角度が約15度になる姿勢だ、と言われています。
約15度が良い理由は、頚椎(けいつい)というカーブの形をした首の骨が、自然な状態を保っていられる寝姿勢だからです。

適切な角度で上半身を高くして寝ると、しっかり身体を休めることができ、活動的な生活を送ることに繋がります。

この記事では、上半身を高くして寝るための方法について解説します。
上半身を高くして寝ることで得られるメリットや、おすすめの枕詳しく紹介するので、ぜひ参考にして下さい♪
目次
上半身を高くして寝る方法とは?アイテム5選を紹介♪
上半身を高くして寝る方法を、5つご紹介します。
アイテムの特徴や注意点を紹介しますので、あなたにあった方法をぜひ見つけて下さい!
- クッション
- バスタオルやタオルケット
- リクライニングベッド
- ストレッチャー
- 枕

クッションは、弾力性や大きさにバリエーションがあるため、枕の下に1つ置くだけで最適な高さに調整しやすい特徴があります。
デメリットとしては、弾力が強いと高くなりすぎてしまい、かえって首を痛めてしまうことがあるので注意が必要です。
バスタオルやタオルケットは、大きさや薄さにバリエーションがあるので、自分の最適な高さに細かく調整できます。
あまり薄い素材を選ぶと、寝るのに最適な高さがなかなか決まらず、自分で調整するのは難しいと感じる場合もあります。
リクライニングベッドは、身体の高さを調整するために作られているものなので、思う通りの高さに簡単に調整することができます。
安い買い物ではありません。
選ぶ物によっては、調節が3段階だけなど出来る角度に限度があり、最適な角度を合わせるのが難しい場合もあります。
ストレッチャーとは、聞き慣れないかもしれませんが、専用の器具で頭を固定し浮かせることで上半身が高くなる商品です。
頭を固定するといっても寝返りを打つことができ、首を伸ばすための商品です。
頭を固定したまま寝ることになかなか慣れなかったり、毎日専用器具を装着することが難しく感じたりすることもあります。
上半身を高くして寝るために開発されている枕はたくさんあります。
上半身を高くして寝るとメリットがある!?徹底解説♪
上半身を高くして寝ることには、どんなメリットがあるでしょうか?

上半身を高くして寝る体勢は、身体に良い反面、人によってはデメリットにもなります。
この章では、上半身を高くして寝ることのメリットとデメリット、両面を紹介していきます!
4つのメリットを上手に活用して快適な睡眠を!
あなたは、いつも平らな状態で眠っていますか?

足を上げて寝ることが、むくみや疲れの軽減に繋がるように、上半身を上げて寝ることにも意味があります。
メリットになる点を、4つご紹介しましょう。
15度の角度をつけて上半身を高くして寝ることで、呼吸がしやすくなります。
なぜなら、気道が確保されて横隔膜が下がるため、呼吸の助けになるからです。
病院用のベッドでは、この知恵が昔から知られていたため導入されています。
いびきとは、のどが狭くなった状態で、空気が通る時に出る音のことをいいます。
上半身を高くして寝ることで、気道が確保されて呼吸がしやすくなり、いびきを防止することができます。
呼吸が楽になるため、体の力が抜けてリラックスした状態で寝ることができます。
リラックスした状態だと、ぐっすり寝ることで疲労回復が期待でき、健康へと繋がります。
角度をつけて寝るとき、通常は仰向けで寝ることになります。
仰向けは、うつ伏せや横向きと違い、血液の循環を妨げにくい姿勢です。
血の巡りが妨げられない為、むくみが起こりにくいのです。

上半身を高くして寝ることは、風邪で呼吸をするのが苦しい時や、無呼吸症候群で悩まされている人にも効果を期待できます。

上半身を高くして寝ることにはどんなデメリットが考えられるか、についても見ていきましょう。
デメリットも知って自分に合った寝方を探そう
上半身を高くして寝ることには、たくさんのメリットがありました。
しかし、メリットばかりではなく、人によっては上半身を高くして寝ることが、害になる場合があるのです。

では、どんなデメリットがあるでしょうか?
上半身を高くして寝るということは、体重が首や肩、腰にかかることになるため、肩こりや腰痛の原因となることがあります。
上半身を高くして寝ると、腰辺りが傾いた状態で寝ることになり、その姿勢のまま体を回すことは難しくなります。
身体を回すことが難しいと寝返りをし辛くなり、同じ姿勢が続くことで、肩こりや腰痛へと繋がる場合があります。

元々肩こりや腰痛を持っている人は、上半身を高くして寝る体勢自体、向いていない場合があるのです。

身体になるべく負担をかけずに、上半身を高くして寝るための方法として、専用に開発された枕を使うことが上げられます。
次の章では、専用の枕について、特徴を詳しく紹介します。
上半身を高くして寝る枕とは?商品の特長を徹底紹介♪
上半身を高くして寝る方法が、自分に合っているなと感じたら試してみたくなりますね。

上半身を高くして寝るために、専用に開発された枕があるので、商品を特徴と併せてご紹介します。
専用枕3選!自分に合った枕で睡眠を快適にする
上半身を高くして寝るために開発された枕は、様々なメーカーが販売しています。
専用枕の中でも、おすすめしたい3つの商品をご紹介します。
引用 Amazon
この枕は、なだらかな傾斜によって眠りを楽にします。
メーカー | ラック |
素材 | ポリエステル・フォーム・ポリウレタンフォーム・コットン |
サイズ | 約60×70×高さ2~12cm |
重さ | 1.1㎏ |
お手入れ方法 | 洗濯機洗い |
- 胃酸がこみあげてくる
- 胸が焼けるような感じがする
- 咳や鼻詰まりで夜中に目が覚める
- いびきが気になる
- 妊娠中でおなかが苦しい
このようなことが気になる人におすすめの枕です。
カバーの表は肌触りの良い綿ベロアで、カバーの裏はメッシュ生地が使用されている為、通気性に優れています。
GOKUMIN takumi グランピロー
引用 Amazon
この枕は、4段階の高さと20通りの使い方ができる、画期的な枕として販売されている商品です。
メーカー | GOKUMIN |
素材 | シリコーン |
サイズ | 幅65×奥行80×高さ3-14cm |
重さ | 1.7㎏ |
お手入れ方法 | 洗濯機洗い |
- 新開発55D低反発素材
- 20パターンの使い方
- 3-14cmを実現、14パターンの高さ(寝心地)
- 竹炭による消臭機能
- 枕ずれ防止のピローストッパー
- 上半身9ヶ所を支える安心感
特許を取得しており、上質な寝心地にこだわった商品として開発されました。
大きなサイズで、身体をすっぽり支えることができます。
LZSHOME 三角枕
引用 Amazon
この枕は、折りたたんで膝の上に載せて簡単なテーブル代わりにしたり、2つに離して「枕」と「足枕」にしたりすることができます。
メーカー | LZSHOME |
素材 | ウレタンフォーム |
サイズ | 60x50x19cm(2つを付けたときのサイズ) |
重さ | 1.1kg |
お手入れ方法 | 洗濯機洗い |
- 人間工学に基づいて設計された傾斜で、安眠姿勢をサポートする
- へたりにくく耐久性が優れている
- カバーは「裏・中・外」の三層構造で、高品質空気層生地を採用
- 折り畳み式や2つに分かれた利便性を生かし、持ち運びや収納に便利
- 1年間の保証付き
頭や足だけでなく、背中の下に入れて姿勢のサポートとしても使うことができる、何通りにも使える便利な枕です。
赤ちゃんの吐き戻しに、防止としても使えます。
まとめ
- 上半身を高くして寝る方法には、クッションやバスタオルを使った簡単な方法から、ベッドや専用器具まである
- メリットには、呼吸が楽になることでいびき防止やリラックスできること、むくみの軽減に役立つことなどがある
- デメリットには、体重がかかる首や肩、腰が痛くなりやすいといった点がある
- 上半身を高くして寝るために開発された枕がある
- 上半身を高くして寝るために開発された枕には、様々な形があり、自分に合った商品を探すことができる
上半身を高くして寝る体勢には、たくさんのメリットがあることが分かりました。
メリットがある反面、デメリットもあるので、あなたが快適に眠れる方法を見つけることが一番大切です。
あなたがリラックスして眠れる方法を、ぜひ見つけて下さいね♪