賃貸でも壁面収納DIYができると、今話題のアイテム「壁美人」。
クギや画びょうの代わりにホチキスを壁に打ち込んで、棚などを固定する仕組みです。

実は壁に打ち込んだホチキスって、下への力に対して約3.7kg耐えられるそうです。
複数打ち込むと、なんとテレビやロードバイクまで壁に固定できちゃいます!
そんな壁美人、万が一落ちたときは、取り付けの段階に原因があるケースが多いです。
これから、壁美人が落ちたときに考えられる原因と対策について解説しますので、心配な方は最初から気を付けるのがおすすめ。
後半では、我が家の壁美人設置レポを写真付きでわかりやすくお伝えします♪
賃貸だけどDIYしたいあなたも、新築で壁を傷つけたくないあなたも、「壁美人」で壁面を上手に活用しちゃいましょう!
目次
壁美人が落ちた!考えうる原因5つから改善策をご紹介
私は「壁美人が落ちた」という口コミを、ほとんど聞いたことがありません。
まれに壁美人が落ちたというケースがあっても、大半は設置作業や使い方に問題があるようです。
いずれにせよ、壁に取り付けてあるものが落下するのは大変危険です。
安全に取り付けを行うために、どんな設置ミスや使用誤りがあるのかを知っておきましょう!
1.ホチキスが正しく刺さっていない
壁美人は、ホチキスを30°の角度で壁に打ち込むことで金具が固定される仕組みです。
力が不要で、女性1人でも作業が可能なのが良い点ですが、コツをつかむまでは以下のようにうまく打ち込めないこともあるようです。
- 壁に対して30°の角度で打ち込めていない
- 打ち込むときに針が曲がってしまった
正しくホチキスが刺さっていない状況が見受けられる場合には、一度針を抜いて、再度正しく設置しましょう。

針を打ち込む際に「右から30°」「左から30°」と、交互に打ち込んでいくと、強度がアップします!
2.壁の素材が適していない
壁美人は、「石膏ボード専用」のツールです。
石膏ボード以外の素材の壁だと、うまく打ち込めなかったり、刺さっても耐久性が低かったりして危険です。
石膏ボード以外の壁に設置してしまった場合は、速やかに取り外して、石膏ボードの壁に設置し直しましょう!
3.耐荷重をオーバーしている
壁美人は、取り付けるものの重さや用途に合わせた商品を選ぶ必要があります。
商品ごとに耐荷重が異なりますので、購入時に必ずパッケージを確認しましょう!
特に棚などは、設置時には耐荷重をクリアしていても、使っているうちに物が増えて重くなって落ちた…というケースも。
念のため、ひとつ上の耐荷重の商品を選ぶ方もいますよ。
4.頻繁に動かすものには向いていない
壁美人に設定されている耐荷重は、「静止耐荷重」と言って「静止している状態での耐荷重」です。
固定しているものを頻繁に取り外すなど、引っ張る力がたびたび働くと、壁美人が落ちる原因になります。
スティック掃除機など、毎日引き抜くような動作をしていると、壁美人が耐えられなくなる場合があるので注意が必要。
頻繁に引き抜く力が働きそうなものは、壁美人での設置は向いていないので、他の設置方法を考えるのが良さそうです。
5.設置しているうちに金具がゆるんだ
次の場合には金具が緩むことも考えられます。
金具の緩みを発見したら、一度取り外して再度設置をしましょう!
- 長期間設置する間に、垂直に引き抜く力がたびたび加わった
- ステンレス製以外のホチキスを使用したためサビて劣化した
- 地震が起きた
定期的に、金具がゆるんでいないかチェックするのをおすすめします。
壁美人なら賃貸でも壁面収納が叶う!設置方法を解説
壁美人の注意ポイントがわかったところで、今度は実際に取り付けていきましょう!
私は賃貸住宅の玄関に全身鏡を取り付けてみたのですが、想像以上に簡単・頑丈で驚きました。

用意するもの
まず、壁美人の取り付けに必要なパーツを確認しましょう!
- 壁美人(壁側金具)
- 壁美人(専用フィルム)
- 壁美人(受金具)
- ホチキス(180°に開くもの)
- ステンレス製のホチキスの針
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壁美人は、「壁側金具(左の写真・上)」「専用フィルム(左の写真・左下)」「受金具(右の写真)」の3つのパーツから成り立っています。
フックとして使用するのであれば、フック状になっている壁側金具と専用フィルムがあればOK。
棚などを、壁側金具としっかり嚙み合わせて固定するなら、受金具も必要になります。
壁美人は、用途に合わせて選べるように様々なサイズ・形状の金具が販売されています。
固定したいもののサイズや重さを把握したうえで購入すると間違いがないでしょう。
ホチキスは、 180°に開くものを使います。
ホチキスの針は、サビにくいステンレス製のものが推奨されていますよ。
設置方法を写真付きで解説!

〈作業手順〉
1.壁の素材が石膏ボードであることを確認する(確認方法へ)
2.設置する位置を確認
3.壁側金具に専用フィルムを重ねて、ホチキスを打つ
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ドキドキ…
狙いを定めて、思いっきり親指でゴリッと押し込むイメージです。 |
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1箇所でも留めれば、もうズレません! |

うまく打ち込めなかったときは、引き抜いてもう一度やり直せば大丈夫!
慣れてくると、スムーズにバチバチと打ち込めるようになります。
4.金具の窓すべてにホチキスを打ちこんだら完成!
ホチキスを打ち始めたら5分とかからず、作業はあっという間に終わりました。
今回は「受金具」は使用せず、鏡の裏に付いているひもを壁美人のフックに引っ掛けています。

本当に壁の穴は目立たない?
取付が簡単な壁美人ですが、それと同じくらい重要なのは「原状回復ができるのか」という点。
特に賃貸住宅では、壁を傷つけてしまうのを恐れて、DIYに手を出しづらいですよね。
今回取り付けをした際に、一度壁美人を取り外して確認してみました!
設置場所の壁紙がザラザラした材質なのも幸いして、近づいて相当目を凝らさないとホチキス穴は発見できませんでした。
公式サイトでは穴の大きさの比較をしていますが、やはりホチキス穴はダントツで目立ちにくいですね。

壁美人はニトリで即購入可能!他の入手方法もご紹介
とても便利な壁美人ですが、どこで入手できるのでしょうか?
実は、壁美人はニトリなど全国に取扱店があり、ネットでも購入できるんです!
ここでは壁美人の購入方法について紹介します。
ニトリでは6kg用のセットが購入できた!
私は、ニトリで壁美人を発見しました!
フォトフレームや時計など、壁掛けをするアイテムの売り場に置いてありましたよ。
ただし、店頭に並んでいた種類は「P-4金具 白セット2枚入(6kg用)」のみ。
セットには「壁側金具」「専用フィルム」「専用ホチキス針」が含まれており、壁掛けするもの側に付ける「受金具」の販売はありませんでした。
そのため、セットに含まれる金具のフックを利用して、フォトフレームや時計などを引っ掛けて使う用途であれば即対応できます!
各地のホームセンターやネット通販でも購入可
ニトリ以外にも、壁美人を取り扱うお店は日本全国にあります!
コメリ、DCM、東急ハンズなど、大きめのホームセンターには取り扱いがある可能性が高いですよ。
また、壁美人の公式サイトやAmazonなどの通販サイトからも商品購入が可能です。
壁美人には、用途に応じて様々な仕様がありますので、ホームセンターなどの店頭にない種類もネット通販なら確実に手に入ります!
まとめ
- 取り付け方法を誤ると、壁美人が落ちる原因になりうる
- 正しい取り付けをすれば落ちる心配はなく、壁美人を安全に使える
- 壁美人は女性1人でも簡単に取り付けが可能
- ホチキスの針を刺した穴は、画びょうやクギと比較して目立ちにくい
- 壁美人は、各地のホームセンターで扱いがある
- 確実に希望の種類を入手したいなら、ネット通販もおすすめ
この記事では、石膏ボード用の固定金具「壁美人」について、落下する原因と対策の解説をしました!
私も1人で取り付けをやってみましたが、説明書をよく読んで作業すれば、スムーズに正しい取り付けを行うことができました。
とても簡単なので、まずは時計やフォトフレームなど軽いものから、壁美人にトライしてみるのもおすすめですよ♪