子供から大人までに大人気なカレーですが、あなたはカレーにさつまいもを入れて作ったことはありますか?
もしかしてカレーとさつまいもの組み合わせは、まずいと思われている方は多くいらっしゃるかもしれません。
スパイシーなカレーに、甘い風味のさつまいもは一見すると合う気がしないと思います。
口に入れるとほんのり甘く、ホクホクした食感のさつまいもは、カレーの具材として合うのです。
甘い料理やスイーツに使われることが多いさつまいもとカレーの組み合わせは気になりますね!
本記事ではカレーにさつまいもを入れるとまずいのか、それともおいしく食べられるのかを検証してみました!
また実際に作って食べた感想やそのレシピ、じゃがいもとの違いなどを調査したので参考にしてくださいね!
目次
カレーにさつまいもはまずいって嘘!どんな人が好む?
あなたはカレーに入れるお野菜の具材はじゃがいもが定番かもしれません。
そこでいつもの具材をさつまいもに変えると、味はどうなるのでしょうか?
カレーにさつまいもを入れるとまずいと言う意見もあります。
本当にカレー入りのさつまいもはまずいのでしょうか?
本章では、まずいかどうかを実際に作って調べたので、参考にしてください。
カレーにさつまいもを入れるのは好みによる
結論から言うとカレーにさつまいもを入れるのは好みになります。
味の嗜好はそれぞれ違うので、まずい・おいしいの判断は難しいところです。
さつまいも入りのカレーが好きな方には、カレーの辛さとさつまいもの甘みの絶妙なバランスはおいしく感じられます。
カレーのスパイスの風味の中にさつまいもの甘みが広がり、今まで食べたことのない発見があることでしょう。
カレーのスパイスを味わいたい方は、辛さの中の甘さにまずいと感じるかもしれません。
人によっては、まずいと思い二度と食べたくなくなるでしょう。
甘いカレーが苦手な方や辛いカレーが好きな方は、カレーにさつまいもの組み合わせはありえないと思うかもしれません。
実はさつまいもの種類は30種類以上あり、カレーのスパイスは350-500も種類があります。
その中でも使われるのは限られた数ではありますが、それでも組み合わせは多くなります。
一般的には身近で売られているカレールーを使用して作っても、十分おいしいのが出来上がりますね!
味の嗜好はそれぞれ違うので、好みに合った調理方法をお試し下さいね♪
甘口のカレー好きや子供にはおすすめ
カレーは子供が大好きなお料理の一つですよね!
3歳以上の幼児は、大人と同じカレールーを使用できるので、さつまいも入りのカレーはおすすめです。
子供用のカレーにさつまいもを入れる場合には、さつまいもをよく煮込んでカレールーに溶かしてもおいしいです。
カレールーの甘口にさつまいもの自然な甘さは、子供にも好評ですよ!
スパイス好きにはさつまいもの甘さが苦手かも
カレーといえば独特の風味と辛さですよね!
あの辛さとスパイシーさが好きでカレー好きな人も多いのではないでしょうか。
スパイシーさを味わいたい場合は、甘さを主張するさつまいもに違和感を感じるかもしれません。
さつまいもの切り方を小さくしたり、あっさりした甘さのさつまいもを使用したり、工夫すればおいしく食べることができます。
カレーのさつまいもレシピを紹介!実際に作ってみた
本当はどうなのか、さつまいも入りカレーがおいしいのか確かめるため作ってみました。
それではさつまいもを使ったレシピをご紹介しますね!
さつまいも入りカレーレシピを画像ありで解説
材料(2-3人前)
- 豚肉 250g
- さつまいも 中1本
- しめじ 1/2房
- にんじん 中1本
- 玉ねぎ 1/2個
- 市販のカレールー 2かけ
作り方
さつまいもを1.5cmの輪切りにし、水につけアクをぬく
豚肉を適当な大きさに切り、玉ねぎ・人参は1.5cmほどにカットする
しめじは手でほぐしておく
さつまいもは1.5cm幅の輪切りにカットする
鍋に油を少量しき、そこへ豚肉を入れて軽く炒める
さらに玉ねぎ・人参・しめじを入れて炒める
豚肉の色が変われば水を加え、吹きこぼれに注意しながら、人参が柔らかくなるまで煮込む
アクが出たらすくって捨てる
人参が柔らかくなればさつまいもを入れて、約10分煮込む
さつまいもが柔らかくなれば、カレーのルーを入れ混ぜる
約5-10分煮込みルーがしっかり溶けていれば出来上がり
ポイント
- 今回使用したさつまいもは、比較的甘さのある紅まさりという品種を使用しました
- 小さめのサイズだったので、1.5cm幅の輪切りにし、ルーは中辛です
- さつまいもは最初から鍋に入れず、他の具材に火が通った後に加えると煮崩れしにくいです
- 煮込み時間は野菜の種類や切り方により変わりますので加減して下さい
- さつまいもをメインにいたいときは、輪切りなど大きめで、子供用には他の野菜と同じぐらいの大きさが食べやすいです
- 大人と子供用に分けたいときは、カレールーを入れる前に鍋を2つに分けて下さい
- 和風味にしたい時は、具材を大根やれんこんにし、みりんと酒を加えてもおいしいです
今回はさつまいもがテーマですが、その他の食材でもおいしいものがたくさんあるので、ご紹介しますね!
季節の野菜
- 春の野菜 ほうれん草・キャベツ・ブロッコリー
- 夏の野菜 なす・ピーマン・トマト・パプリカ・オクラ・ゴーヤ
- 秋の野菜 なす・かぼちゃ・トマト・さつまいも・ごぼう
- 冬の野菜 大根・ほうれん草・白菜・れんこん・キャベツ・ブロッコリー
野菜は煮込むだけではなく、揚げてトッピングなどにもすると彩りもよくなりますよ♪
さつまいも以外にも意外なお野菜がおいしくなるので、お試しください!
カレーにあうお肉
- 豚肉
- 牛肉
- 鶏肉
関東ではカレーには豚肉で関西は牛肉を主に使われるそうですが、いろんなアレンジのレシピも試してみるのはいかがでしょうか?
カレーを早く仕上げたい時は、お肉をバラ肉にしたり、ミンチ肉を使ったりしてもおいしく出来上がります。
じっくりコトコト煮込みたい時は、鶏肉では手羽先で豚肉の場合はスペアリブにしてみるのもおすすめです!
牛肉では以外に牛すじもおいしいですよ!
カレーにおすすめの魚介類
- ツナ缶
- サバ缶
- イカ
- 牡蠣
- ホタテまたはベビーホタテ
- マグロ
- エビ
魚介類もカレーに合いますが、材料によっては下処理をしないと生臭さが出る場合があるので注意しましょう。
カレーを作るルーの種類はどんなのがある?
カレーを作るルーにはいろんな種類があります。
いくつもの種類のスパイスをそろえて本格的に作る方法もありますが、今は手軽においしくできるカレールーが手に入ります。
いろんなメーカーやブランドが販売している辛さの種類は、だいたい3種類に分けられます。
辛口・中辛・甘口に別れますが、メーカーによって辛さの基準が違うので口コミを見たり実際に作ったりして、自分に合うのをみつけてくださいね!
スパイスが多いから辛いと言うわけではないので、辛さが苦手な方もスパイスのきいたカレーが楽しめますよ!
カレーの辛味成分は舌が焼けるように辛いカプサイシンと、舌がしびれるコショウに含まれるピペリンです。
カレールーには、固形タイプ・粉末タイプ・ペーストタイプがあります。
固形タイプは、作れる皿数が表示されているので人数が多いときに作るのに適しています。
粉末タイプは溶けやすく一人用から使いやすく、ペーストタイプは手軽に本格的に作りたいときに便利ですよ!
カレールーは、賞味期限が開封前なら1年以上ありますが、開封後は冷蔵庫で約3ヶ月になります。
カレールーには油分が多くカロリーが高いので、健康やダイエットに気をつけておられる方は気になるところです。
その場合は、カロリーオフの商品もあるので一度検討してみてくださいね♪
たくさんあるカレーのルーの中から自分に合ったのを見つけて、おいしいカレーを作ってみてください!
さつまいも入りのカレーを食べた感想
結論から言うと、とてもおいしかったです!
さつまいものほっこりした食感と程良い甘さに、カレーのルーが絡んで絶品でした!
まずいと言う意見があり不安もありましたが、思いのほかとてもおいしくてリピート間違いなしです♪
私は辛いカレーが苦手なので、いつも作るのは中辛ですが、スパイスの辛さがさつまいもの甘さとマッチしていました。
まずいのではないかと言う先入観で献立の候補から外すのはもったいないと思いました。
まずいどころか作ってみて大正解でした!
これからはカレーを作るレシピはじゃがいもだけではなく、さつまいもも使ってみようと思います!
カレーはさつまいもとじゃがいもで違う?栄養と食感は?
カレーに使う定番お野菜といえばじゃがいもですが、さつまいもとどのような違いがあるのでしょうか?
まずは栄養価の違いを見てみましょう。
さつまいもの皮にも大事な栄養!カレーに最適
成分 | さつまいも | じゃがいも |
エネルギー(kcal) | 126 | 59 |
タンパク質(g) | 1.2 | 1.8 |
炭水化物(g) | 31.9 | 17.3 |
カリウム(mg) | 480 | 410 |
カルシウム(mg) | 36 | 4 |
ビタミンC(mg) | 29 | 280 |
食物繊維(g) | 2.2 | 8.9 |
引用 食品成分データーベース
エネルギーはさつまいものほうが高いですが、実は食後の血糖値の上昇は、さつまいものほうが低くなります。
血糖値や健康が気になる人は参考にしてくださいね。
さつまいもはカリウムやカルシウムが豊富
カリウムは塩分を尿中へ排泄して血圧を下げる効果があるので、高血圧やむくみ予防になります。
また不足すると、筋肉痛や身体のだるさが起こるので大切な成分です。
カルシウムはさつまいものほうが多いですね。
カルシウムも骨の成長には欠かせないので、お野菜で取れるのは嬉しいところです。
さつまいもとじゃがいものビタミンCは、煮汁に溶けても壊れないのでカレーにはピッタリな具材です。
さつまいもは皮に栄養成分が多いので、出来れば皮ごと食べたほうがいいです。
皮の成分はアントシアニンとクロロゲン酸が含まれます。
アントシアニン
- 抗酸化作用
- 目の機能を改善する
- 白内障の予防
- ポリフェノールの一種
クロロゲン酸
- 抗酸化作用
- 糖尿病予防
- 脂肪肝予防
- ポリフェノールの一種
さつまいももじゃがいもも両方おいしくて栄養価が高い野菜なので、常に常備しておきたいです。
カレーの献立で、もしじゃがいもがない時は、さつまいもはおいしくて栄養価があるので代替え食材になりますよ♪
さつまいもは上品な甘さを感じたい時に最適
さつまいもの食感は、ホクホク系・ねっとり系・しっとり系に分類されます。
ホクホク系は昔ながらのさつまいもらしい味で、焼き芋・天ぷら・煮物などの料理に適しています。
ねっとり系は水分を多く含んだ蜜が出るほどの甘さがあり、主にお菓子作りに好まれます。
しっとり系はホクホク系とねっとり系の間で上品でなめらかな食感です。
私が今回使用したさつまいもは、しっとり系の「紅まさり」と言うさつまいもで、程良い甘さがありました。
じゃがいもは男爵とメークインがありますが、煮物に適しているのは煮崩れしにくいメークインです。
カレーの場合は、調味料に馴染むじゃがいもを使用することが多いですよね。
さつまいもはさつまいも自体に甘みがあるので、料理のメインの味になりやすいです。
反対にじゃがいもは淡白な味なので、どんな調味料にも会います。
スパイスの風味を味わいたい時はじゃがいもで、甘さの食感を味わいたい時はさつまいもがおすすめですよ♪
まとめ
- カレーにさつまいもを入れておいしいと思うのは、個人差がある
- さつまいも入りカレーは、甘口が好きな人や子供には好まれるが、スパイスの味が好きな人や辛口が好きな人は苦手な可能性がある
- カレーを作る時、鍋にさつまいもを入れるタイミングは、他の具材が煮えてからである
- カレーにさつまいもを入れると思いの外においしかった
- さつまいもとじゃがいもの栄養価はそれぞれあり、さつまいもは皮にも栄養がある
- カレーのスパイシーさを味わいたい時はじゃがいもを使用し、甘さを味わいたい時にはさつまいもを使用すると良い
どの年代にも人気のカレーの献立に、さつまいもを使ってみるのはどうでしょうか?
思っていた以上においしく食べることができるかもしれません。
またさつまいも以外にも季節のお野菜を組み合わせて作ると、いろんなバリエーションができて楽しめますよ!
身近な食材がおいしく食べられることを発見できると楽しいですね!
さつまいも入りのカレーをぜひお試し下さい♪