「コンタクトが消えた!!」
コンタクトユーザーなら、このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
まさに今この瞬間、装着していたソフトレンズが消えてしまって、焦っているなんて方もいるかもしれません!
コンタクトが消えただけでも焦るのに、違和感なしだとさらに不安になりますよね…。
「もしかして、目の裏に入った?!」とよくない想像をしてしまうことも。
目の構造上、コンタクトが目の裏に入ってしまうことはないのでご安心ください!!
この記事では、消えたコンタクトの行方や違和感なしの場合にどう対処するかなど、コンタクトが消えた時の対処法を徹底解説します!
また、ソフトレンズがどうして消えやすいのかについてもご説明します。
目次
コンタクトが消えたが違和感なしはソフトなら〇〇の裏
普段からコンタクトを使う人にとっては、「目の中のコンタクトが消えた!」というのは、比較的よく聞く話ですよね。
私も学生の頃、コンタクトを外そうとして、気づいたら「コンタクトがない!!」となって焦ったのをよく覚えています。
それもずっと違和感なしの状態だったわけですから、大慌てです…。
消えたコンタクトはどこへ行ってしまったのでしょうか?
目の裏に入ったなんて話もよく聞きますが、実は上まぶたの裏に入っている可能性が高いです。
詳しくご紹介します!
ソフトレンズがまぶたの裏にないかチェック
コンタクトが突然なくなった時、焦りますよね。
目の中から消えてしまったコンタクトレンズは、果たしてどこへ行ってしまったのでしょうか?
時に違和感なしだけど、どう探してもコンタクトがないなんてこともあります。
このような場合、コンタクトは上まぶたと眼球の間に隠れてしまっている可能性が高いです。
何かの拍子にコンタクトレンズがずれて、結膜のうの奥深くに入り込んでしまったり、まぶたの裏側に張り付いていたりすることが考えられます。
また、ソフトコンタクトレンズの場合は、まぶたの裏に入ってしまっても特に違和感なしということもあります。
そのため、コンタクトを外そうとするまで気づかなかった…なんてこともしばしば。
余談ですが、これは私も経験したことがあります。急に視界がぼんやりして、「あれ?!…あれれれ?」と大慌てで探し回った記憶があります(笑)
結局まぶたの裏に張り付いていたのですが、「こんなところに行っても違和感ないのかぁ〜!」と焦りを通り越して、感心してしまいました。
コンタクトがなくなった時は、気づかないうちに落ちていたことも考えられます。
コンタクトは小さい上に透明なので、たとえ落ちても見つからずに、気づかないことが多いでしょう。
一方で、コンタクトが目の裏に入ったなんて話もよく聞きますが、それは本当なのでしょうか?
徹底的に調査しましたので、詳しく解説します!
コンタクトが目の裏に行くことはない!
「コンタクトが目の裏側に入った!」
「取れなくなるかもしれない…」
コンタクトユーザーなら、誰しも一度は聞いたことがある言葉でしょう。
いざ自分のコンタクトが目の中から突然消えたら、「もう一生取れなくなるのでは…」と不安になりますよね。
でもご安心ください!!
結論から言うと、コンタクトが目の裏側に入ることはありません。
目の構造上、白目の上下のまぶたと繋がっている部分は袋状になっており、目の裏側に何か異物が入り込むことはないようになっているのです!
引用 ACUVUE公式
上図のように、上まぶたと下まぶたには、袋状になっている「結膜のう」という部分が存在します。
ここで物が堰き止められるようになっていて、目の裏側に物が入ることはない仕組みになっています。
万が一コンタクトが消えてしまっても、目の裏側に入って取れなくなることがないならば、ひとまず安心ですね♪
このように、コンタクトは永遠に取れなくなることもなければ、目の中に吸収されるということもありません。
正しく対処すれば、大きな病気に繋がることもないので心配いりません。
コンタクトが目のどこかに入り込んでしまったのか、それとも落ちてしまったのかご自身で確認する方法もあるので、ご紹介しますね。
コンタクトが消えた時の対処法を紹介
コンタクトが突然消えてしまった時には、焦らず落ち着いて対処しましょう!
目が充血して赤くなってしまったり、少し痛みを伴って不安になる気持ちもわかります。
しかし正しく対処すれば、大きな病気に発展することはないので、まずは落ち着くことが大切です。
ここからは、突然コンタクトがなくなってしまった時の対処法を解説します。
正しい対処法を身につけて、安全にコンタクトを使いましょう!
- 鏡で確認する
- 目を閉じて眼球を動かしてみる
- まぶたを軽く裏返して確認する
初めに鏡を見ながらコンタクトがまだ目の中にあるかどうかを確認します。
小さくて透明であるため、よく目を凝らさないと見つけられない可能性がありますので、注意しながら探すといいでしょう。
ソフトコンタクトレンズは、眼球より少し大きかったり、色付きの物もあるので比較的見つけやすいかもしれないですね。
鏡を見ても見つけられなかった時は、目を閉じた状態で眼球を動かしてみてください。
目を閉じたことで目が潤って、コンタクトが元の位置に戻る場合もあります。
まぶたを引っ張って、上下左右に動かしてみるのも張り付いたコンタクトが取れるきっかけになるかもしれません!
ただ、この時に強くこすると目に傷がついてしまうこともありますので、そっとやさしく動かすようにしてくださいね。
鏡を見ながら、まぶたを裏返してみるのもひとつの方法です。
まぶたを裏返すと、意外と奥に入ってしまったコンタクトが見えることもあります。
私も以前この方法で見つけることができました!
これもあまりに強引にやると目が傷ついてしまいますので、あくまでも軽くやさしく裏返してみる程度にしましょう。
これらの方法を試してみても見つからない場合は、コンタクトが気づかないうちに落ちてしまっている可能性が高いです。
コンタクトが目の中にあることが確認できても、慌てて取るようなことは絶対にしないでください。
無理やり引っ張り出したり、はがしたりすると、目が傷つくかあるいは炎症を起こしてしまう恐れがあります。
ソフトコンタクレンズは、目の中で折れていたり、割れていることもあるので、尚更危険です。
目の中にコンタクトを見つけた場合は、まず目薬をさして目を潤わせましょう。
そうすることで、コンタクトが自然と元の位置に戻ることもあります。
また、目の外側からまぶたを押さえ、コンタクトのある方向に黒目を動かしてみるのも効果的です。
本来あるべき黒目の位置にピタッとはまって、戻る場合もあります!
指を使って取る方法を何度か試してみても取れない場合は、水を使ってみるのも良いでしょう。
水を張った洗面器を用意し、そこに顔をつけます。
コンタクトが入り込んだ方の目のまぶたを軽く引っ張りながら、数回パチパチとまばたきをします。
目とレンズの間に水が入り込むことによって、レンズが浮いてきて自然と取れることがあります!
ソフトレンズを取るときは両方とも外れると見えなくなって危険なため、逆側の目はとじましょう。
また、ソフトコンタクトレンズは水道水を使うことが推奨されていません。
そのため、この方法で取れたレンズは再利用せずに、新しいものに交換しましょう!!
対処法を試しても取れない場合は、眼科を受診することをオススメします。
対処法まとめ
- 目薬をさして目を潤わせる
- 目を押さえて、眼球を動かしてみる
- 水で洗い流す
コンタクトが消えたのはソフトレンズだから!?原因解明
コンタクトレンズが消えた時に、自分で探すことができるのは嬉しいポイントですよね。
コンタクトが目の中で移動すると、時に痛みを伴うこともあります。
そんな時に病院まで耐えるのは辛いですが、自分で探せて、取り出すことができれば一安心できますよね。
しかし、コンタクトはどうして突然消えてしまうことがあるのでしょうか?
ソフトコンタクトレンズがハードレンズより消えやすいか否かについては、ソフトレンズの性質上消えやすい要素があります。
コンタクトが消えてしまう理由が分かれば、予防もしやすいですね!!
ハードコンタクトより消えやすい
ソフトレンズとハードレンズについて、消えやすいを焦点に当てた両者の違いをまとめてみました。
ソフトコンタクトレンズ | ハードコンタクトレンズ |
水分を含む軟らかい素材 | 水分を含まない硬い素材 |
黒目より大きい | 黒目より小さい |
目が乾きやすい | 目が乾燥しにくい |
ソフトレンズは、水分を含む軟らかい素材で出来ており、目に馴染みやすいという特徴をもりますが、その分涙がレンズに吸収されやすいのです。
ソフトレンズは目が乾燥することでコンタクトが移動してしまい、消えやすいと言われているのでしょう。
一方でハードレンズの方は、ソフトレンズに比べてサイズが小さいという特徴があります。
黒目より小さいためにフィット感が弱く、何かの拍子に落としてしまう確率が高いです。
ハードレンズもソフトレンズもそれぞれ異なる理由でなくなる可能性があるので、一概にどちらが消えやすいとは言えません。
それぞれの特徴を把握して、使う時に気を付けられるといいですね。
原因①:乾燥が原因
コンタクトレンズがずれたり、落ちたりしやすい原因の一つに目の乾燥が挙げられます!
特にソフトコンタクトレンズは、乾燥がひどくなると、黒目からずれたり落ちたりします。
コンタクトを使用する際は、適度に目薬をさしたりして、目に水分を与えるようにしましょう。
また、使用環境も非常に大事です!!
エアコンや直風に長時間当たって、目を乾燥させるようなことは極力避けたいですね。
原因②:衝撃を受けた拍子に消える
スポーツなどの激しい運動や何かにぶつかった衝撃で、コンタクトが取れてしまうこともあります!
これは自分ではなかなか気を付けることが難しいですが、いつかコンタクトが消えたとなった時に、それまでの行動を振り返ってみてください。
激しい衝突や動きをしていたならば、落ちてしまった可能性が高いと言えます!!
また、衝撃とは別ですが、目をこすった摩擦でコンタクトがずれることもよくあります。
目をこすると雑菌がコンタクトに付着し、炎症も起こりやすいので避けましょう。
原因③:表裏を逆に装着した
コンタクトを表裏逆に装着することも、落としやすい要因の一つです。
これはソフトコンタクトレンズ使用者に多いことですが、表裏逆につけるとコンタクトが黒目にフィットせず、紛失に繋がります。
コンタクトは一見どれも同じように見えるかもしれませんが、実はサイズやカーブが様々です。
自分に合ったコンタクトを装着していないと、ズレや紛失が多発してしまいます。
コンタクトを選ぶときは、きちんとサイズやカーブを測ってから使用することをオススメします!
コンタクトが突然消えたとならないよう、普段から予防しておくのもとっても大切ですよ♪
コンタクトが消えたら眼科へ!受診のときに必要なもの
ここまで、コンタクトが消えた時の対処法や消える理由についてお話ししてきました。
コンタクトが消えた時、目が充血していたりレンズがとれなかったりする場合は、眼科を受診しましょう。
コンタクトが目の中で割れていた場合、自分ではすべて取り除いたと思っていても、実際にはまだ残っている可能性もあります。
あるいは、取り出した拍子に不注意で、目を傷つけてしまったなんてこともあるかもしれません。
イギリスで、白内障手術のために眼科を受診した女性の右目から、27枚のコンタクトレンズが発見された出来事がありました。
これはごく稀なケースですが、大切な目を守るためにも眼科を受診することは大切です。
では、コンタクトが取れなくなって眼科を受診する際には、どんなものが必要なのでしょうか?
- 保険証
- 問診票記入に必要な情報
- 使用中のコンタクトレンズ
- 使用中の目薬
- コンタクトレンズの情報がわかるもの(箱など)
まず、絶対に忘れてはならないのが、保険証と問診票を記入するために必要な情報です。
通常病院で問診票を書くときと同じように、現在の体の状態や既往歴、飲んでいる薬の情報などは把握しておくと良いでしょう。
また、使用中のコンタクトレンズと目薬があれば持って行った方がいいです!
目から取れたコンタクトは捨てずに、眼科に持参しましょう。
コンタクトの傷や破損具合、汚れ具合などは診察の際の参考になります!
さらに、使っているコンタクトレンズの情報がわかるものがあれば、そちらも持って行きましょう。
コンタクトの度数やベースカーブなどの情報も診察の参考になります。コンタクトの箱や容器が残っている場合は、是非持って行くといいですよ!
眼科を受診する際、もしご自身でコンタクトが取れる場合は、新たなトラブルを防ぐためにもコンタクトを外して行くようにしましょうね。
正しい使い方を守って、何事もなく順調に使えれば、コンタクトレンズは非常に高度で便利な「医療機器」です。
今回ご紹介したのは、コンタクトが急に消えたとなった時に焦らないようにするための応急処置法です。
コンタクトが頻繁にずれる場合は目の病気の可能性もありますので、いざトラブルに遭った際は、眼科に相談してみると安心です。
まとめ
- 消えたコンタクトは、まぶたと眼球の間に隠れていることが多い。
- コンタクトが消えた時は、気づかないうちに落ちた可能性もある。
- コンタクトが目の裏に行くことはない!!
- 目の中にコンタクトを見つけたら、目を潤わせて元の位置に戻す。
- コンタクトレンズは、目の乾燥や衝撃、裏表逆の装着が原因で消えることが多い。
- コンタクトが消えたら、眼科を受診することがオススメ。
この先コンタクトを使用する中で、急に行方不明になることもあると思います。
その時は、焦らず落ち着いて対処しましょう。
コンタクトが目の裏に入ってしまうことは絶対にありません!!
トラブルの時に備えて、正しい対処法を頭に入れておけば安心です。
コンタクトはスポーツをする時にはとても便利ですし、おしゃれにも使えるアイテムです。
正しい使用法を守って、素敵なコンタクトライフを送りましょう!