カラッと晴れた気持ちの良い一日。
カーテンと窓をサーッと開けて、空気の入れ替えをしたいですよね!
風通しを良くして、部屋に心地よい風が入ってくると気分も爽快♪
でも、時間やベランダの方角によって、強い日差しが入ってくることも。
そんなとき、日除け対策として思い浮かぶのがサンシェードです。
ところが、マンションでサンシェードを取り付けるには注意が必要です!
実は、マンションではサンシェードが禁止されている所が多いんです。
マンションでサンシェードが禁止されていないとしても、設置には色々と制約があります。
この記事では、サンシェードを設置する際の注意点を踏まえて、マンションで設置できるサンシェードや、代替となる日除け方法をご紹介します!
目次
マンションはサンシェードが禁止かも?!2つの理由
なぜ、マンションでサンシェードが禁止されているのでしょうか?
マンションでサンシェードが禁止とされる理由は、大きく2つです。
- マンションのベランダは共有スペースという位置づけ
- サンシェードが落下する危険性
まずはサンシェードが禁止となる理由について、詳しく解説していきます!
理由①ベランダは共有スペース
マンションのベランダは専用スペースかと思いきや、実は共有スペースという位置づけになります。
ベランダが共有スペースである理由は、災害が起きた時など、緊急時の避難経路となるためです。
しかし多くの方は、マンションのベランダでガーデニングをしたり、個人の所有物を置いたり、好きなように使用していますよね。
規約にも書かれているかと思いますが、ベランダに避難梯子がある家や、隣家との隔て板付近には物を置かないようにする必要があります。
- 緊急時、避難の妨げになる物を置かない
- 避難梯子の近くに物を置かない
- 隣家との隔て板付近に物を置かない
サンシェードについて、マンションの規約で言及されていないとしても、避難の妨げになるという理由から、禁止される可能性が高いようです。
サンシェードの設置を検討している方は、必ず管理組合などに設置OKかどうかの確認を行ってください。
理由②サンシェードが落下する危険性
サンシェードを設置していると、強風が吹いた時に落下の危険性があります。
しっかり固定していたとしても、台風や突風などがあれば何が起こるかわかりません。
サンシェードの骨組みが落下したら、通行人に怪我を負わせてしまったり、飛んでいった先の家を壊してしまったりなど、最悪の事態も…。
特に高層階では強い風が吹きやすいので、通常時でも風圧で布が飛ばされてしまう可能性があります。
マンションで設置OKのサンシェードとは?代替品も紹介!
マンションの管理組合でサンシェードの設置がOKであったとしても、なんでも設置していいわけではありません!
マンションでサンシェードを設置するには色々と制約があり、周りへの配慮も必要です。
マンションに設置できるサンシェードとは、どのような物でしょうか?
この章では、サンシェードを設置する上での注意点を踏まえ、マンションに設置できるサンシェードについて解説していきます。
また、サンシェード以外の日除け方法についても、ご紹介しますね!
サンシェードを設置する場合の注意点
サンシェードの設置許可が得られたとしても、以下の点を注意する必要があります。
- 地震や台風で下に落ちないよう安全に設置
- 突風で飛ばされないように十分注意
- 取り外しができなくなるような施工は不可
- 必要な時だけ出し入れできるように管理必須
- 避難経路として避難の支障がないように配慮
- 近隣住民などから苦情があればすぐに撤去
サンシェード設置の注意点を念頭に置いたうえで、必要な場合にのみ出し入れできるような物を選びましょう。
それでは、マンションに設置できるサンシェードについて解説していきます。
ベランダの柵に取り付ける物ならOK!
サンシェードには、「バルコニーシェード」「オーニング」「シェード」などがあります。
マンションに取り付けることができるサンシェードは、「バルコニーシェード」です。
それぞれの違いについて解説しますね♪
バルコニーシェード
バルコニーシェードとは、ベランダの柵に括り付けるタイプのサンシェードのことです。
- ベランダの目隠し対策用
- ベランダの柵に簡単に取り付け可能
- ベランダに日陰をつくり、窓の外気熱を下げて節電効果も
簡単に取り外しができ風に飛ばされにくいため、マンションで使えるサンシェードといえば、バルコニーシェードになります。
バルコニーシェードは、主にベランダを目隠しする目的で取り付ける物です。
家の中に入る直射日光を完全に防ぐことはできません。
引用 ディノス公式HP
オーニング
カフェやショップなどでよく見かける、布製の庇(ひさし)のような物がオーニングです。
オーニング(awning)とは、「日よけ」「雨覆い」を意味します。
文字通り、雨除けもできる厚くしっかりした布で作られたサンシェードです。
設置するための骨組みがついています。
- 骨組みを建物に取り付ける施工が必要
- 布が丈夫で耐久性が優れている
- 布が防水仕様のため雨除け効果もある
- 自動開閉などの機能が付いた商品もある
- 太陽光に応じて角度などを調節できる
オーニングには、骨組みを外壁に取り付けるタイプと独立したタイプがあります。
オーニングの独立したタイプは安定性で不安がありますし、外壁に取り付けるタイプは、一度設置すると簡単に取り外しができません。
引用 ディノス公式HP
シェード
シェードは、優しく光を遮る軽い布で作られたサンシェードです。
シェード (shade)とは、「光をさえぎるもの」「日除け」を意味します。
シェードはオーニングのように雨除けの効果はなく、日除けに特化していて、生地が軽いため設置用の骨組みは必要ありません。
布に紐や金具を通すための穴があいていて、窓枠やベランダの柵に括り付けて使用します。
- 生地は薄く軽い
- 生地の網目は大きめで日差しを優しく遮る
- 雨除けの効果はない
- フック型の金具や紐で簡単に設置可能
- 骨組みや建物への施工は必要ない
- オーニングと比べて設置費用が安い
シェードは簡単に取り外せるため、必要な時にのみ出して、不要な時にすぐに片付けることができます。
残念ながら、シェードは突風が吹いて飛ばされる可能性があるためマンションではNGです。
引用 ディノス公式HP
サンシェードの種類について、大まかにイメージできましたか?
マンションに設置できるサンシェードは、ご紹介したバルコニーシェードです。
そこで、次にサンシェードの代わりとなる他の日除け方法をご紹介しますね!
3つの日除け方法を検討してみよう!
バルコニーシェードの日除け効果が物足りない方は、目的に合った他の日除け方法を検討してみてください。
基本的に、窓にはカーテンやブラインドなどが掛かっているかと思います。
その上でサンシェードに期待する効果としては、以下の内容が考えられますね。
- 直射日光を遮りながら、窓をあけて風通しを良くしたい
- ベランダに日陰をつくることで、室内温度を下げて節電したい
サンシェードに限らず、簾(すだれ)や遮光遮熱シートなどでも、風通しや節電効果を得ることができます。
バルコニーシェードをはじめ、各種日除け方法について、どのようか効果があるか解説します。
バルコニーシェード
引用 ディノス公式HP
- ベランダが日陰になり室内温度を下げる効果がある
- ベランダの目隠し効果がある
- 部屋に入る直射日光を完全には防げない
バルコニーシェードは、ベランダを日陰にして室内温度を下げる効果はありますが、家の中に入る直射日光を防ぐには物足りないです。
簾(すだれ)
引用 ディノス公式HP
- 部屋の中への直射日光が防げる
- 窓の外と家の中どちらでも使用できる
- 窓の外につるすと室内温度を下げる効果も
- 風通しが良い
- 目隠しができる
簾は、日差しを遮りながら風通しをよくします。
窓の外につるすことで、窓に直射日光が当たるのを防ぎ、室内温度をさげる効果も期待できますよ。
昔から日本の夏に馴染み深い簾は、風情があり涼し気な雰囲気を演出できますね!
遮光遮熱シート
引用 SEKISUI公式HP
- 部屋の中への直射日光が防げる
- 室内温度を下げる効果がある
- 網戸にも取付けでき風通しもOK
- 紫外線対策ができる
- ミラー効果で目隠しができる
サンシェードの代替品として、実は一番優秀なのは遮光遮熱シートです!
安価でありながら、遮熱・UVカット・目隠し効果が期待できます。
また、網戸に取り付ければ、風を通しながらこれらの効果を得ることができます。
各種日除け方法について、表でまとめてみました。
あなたに合った日除け対策を検討してみてください!
部屋の中に |
バルコニー シェード |
簾 (すだれ) |
遮光遮熱 シート |
直射日光 を防ぐ |
△ | 〇 | 〇 |
室内温度 を下げる |
〇 | 〇 | 〇 |
風通しが良い | △ | 〇 | 〇 |
紫外線対策 ができる |
△ | △ | 〇 |
目隠し ができる |
△ | 〇 | 〇 |
マンションのサンシェードおしゃれな厳選品&代替品も!
最後に、マンションで使用することができるおしゃれなサンシェードをご紹介します!
サンシェードの代替品として、簾(すだれ)や遮光遮熱シートのおすすめも紹介しますので、参考にしてみてください。
バルコニーシェード…ベランダの日陰で節電
ベランダの柵に取り付けることで、ベランダにクールエリアを作ることができます。
オフシーズンは小さく巻いて収納可能。
様々なサイズが展開されているので、マンションのベランダに合ったサイズが見つかるはずです。
ベランダに設置する際は、必ずマンションの管理組合などに設置OKかどうかの確認を行ってください。
Love Story バルコニーシェード | |
材質 | 生地:ポリエチレン 取付バンド:ナイロン |
特徴 | UVカット率:約90% 遮光率:約85% 水洗い可能 |
色 | クリーム グレー&ホワイト モーカ |
簾(すだれ)…天然竹で涼しげな空間を演出
天然竹製の簾はとても丈夫で、日陰をつくり、断熱・換気に適しています。
様々なサイズが展開されているので、お好みのサイズを選ぶことができます。
和風で清涼感を演出するのもおしゃれでいいですよね♪
Yitian Bamboo Art 簾 | |
材質 | 天然竹 |
特徴 | 屋内外で使用可 |
色 | ナチュラル |
遮光遮熱シート…部屋を快適に保ち節電効果大
遮熱クールネットは、窓に貼って直射日光を防ぎ、遮熱効果が高く室内を快適に保ちます。
紫外線もカットしてくれ、ミラー効果で窓の目隠しにもなる、大変優れた商品です!
遮熱クールネットは、誰でも簡単に取り付けることができます。
セキスイ 遮熱クールネット | |
材質 | 素材:ポリエステル100% ステンレスコーティング |
特徴 | 紫外線カット率:約78.3% 赤外線カット率:約62.4% 遮熱効果:約11℃ |
対応 ガラス |
凹凸ガラス、網入りガラス、 単層ガラス、複層ガラス 窓の外側内側・アルミサッシに取り付け可 |
まとめ
- マンションのベランダでは、サンシェードが禁止されている可能性が高い
- マンションのベランダは共有部分で、災害時の避難経路になる
- 高層階だと風圧が強くなるので、突風などでサンシェードが飛ばされる可能性がある
- 管理組合OKの場合、取り付けることができるのは「バルコニーシェード」
- サンシェードに限らず、色々な日除け方法を検討してみよう
- サンシェードの代替でおすすめなのは、簾と遮光遮熱シート
この記事では、マンションにサンシェードを取り付けることを検討している方に向けて、注意点などをお伝えしました。
代替できる日除け方法もご紹介したので、あなたの希望に合った日除け対策が見つかると嬉しいです♪