目元の印象を決める上で重要なまつ毛。
マツエクをしていると、すっぴんでも目元が華やかになり、メイク時間が短縮できるためとても人気です。
マツエクをやり続けると、自まつ毛に負担がかかるのは避けられません。
この記事では、マツエクをやり続けると、まつ毛やまぶたにどのような負担があるのかを解説します。
マツエクのデメリットを知った上で、それでもマツエクを続けていきたいという方のために、自まつ毛を守る方法もご紹介していきますよ!
マツエクを続けていくか迷っている方のために、マツエクとマスカラとつけまつげの比較もしてみました。
それぞれのメリット&デメリットを確認して、選択の参考にしてみてください♪
目次
マツエクをやり続けるとどんな影響が?ケアが超重要!!
マツエクをやり続けると、まぶたや自まつ毛へ負担がかかります。
具体的にどのような影響があるのか、お伝えします。
できるだけ目元への負担を軽減するための対処法も、ご紹介していきますね♪
マツエクの影響①…まぶたがたるむ?!
育毛シャンプー「スカルプD」で有名なアンファーは、まつ毛美容液の開発も行っており、まつ毛の負担調査を実施しています。
そこで出た結果が…
マツエクをつけた状態でまぶたを持ち上げる負担 |
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マツエク1年分の負担は 約61kgの物を1cm持ち上げることとほぼ同じ |
引用 アンファー公式HP
目元の皮膚や組織は薄く繊細なため、負担をそのままにすると、まぶたがたるんでしまうかもしれません。
また、まぶたへの過度の負担は、眼瞼下垂症の原因になる可能性があります。
眼瞼下垂症とは、眼を開ける筋肉や膜が弱ることで、眼が開きづらくなる病気です。
無理に目を見開こうとするようになるため、眼精疲労や肩こりなどのトラブルを引き起こし、おでこにもシワが増えることになります。
マツエクの影響②…自まつ毛が減る?!
マツエクをやり続けると、自まつ毛が減ってしまうのでは?と心配な方もいるかと思います。
マツエクは、基本的に成長した健康なまつ毛にのみ施術が行われます。
マツエクの施術が正しく行われていれば、自まつ毛は減ることはないと言われています。
まつ毛には、【成長初期】→【成長期】→【退行期】→【休止期】といった毛周期があります。
マツエクをつけるまつ毛は【成長期】→【退行期】のまつ毛であれば、マツエクの重みにも耐えられるため、抜ける心配はないと言えます。
しかしそれは施術者(アイリスト)の腕次第。
マツエクで自まつ毛が減る原因は、以下が考えられます。
- 自まつ毛選定が行われず施術される
- まつ毛の根元までグルーを塗付し毛穴をふさぐ
- 自まつ毛に合わないエクステを提案される
マツエクに耐えられない産毛や短い毛、傷んだまつ毛に施術すると、エクステの重みに耐えきれずに抜けてしまいます。
また、施術が下手でグルーが根元に付着し、毛穴をふさがれてしまうと、自まつ毛に栄養が届かなくなり、まつ毛が弱まります。
ボリュームアップ重視の無理な施術は、自まつ毛が減る原因になるため、信頼のおける腕の良いアイリストに施術してもらいましょう。
マツエクによるまぶたの負担を軽減する為に
マツエクによるまぶたのたるみを防ぐために、まぶたの筋肉を鍛えることをおすすめします。
皮膚を支える靭帯や目の周りの筋肉を鍛えることで、まぶたのたるみを防ぎます。
- 目線を上下左右にゆっくり動かす
- 目を見開いて眉をつり上げ5秒間キープ
- そのまま下まぶたを上に引き上げて目を閉じ5秒間キープ
- 最後に軽くマッサージをして目の周りをほぐす
このようなトレーニングを毎日続け、マツエクに耐えられる強いまぶたを目指しましょう!
マツエクによる自まつ毛の負担を軽減する為に
マツエクの施術が正しく行われていたとしても、マツエクの重みで自まつ毛に負担がかかるのは、当然のことです。
施術については自分で対処しようがない部分ですが、自まつ毛に負担をかけないように自分で気をつけることはできますね。
- 目をこすらない
- まつ毛を引っ張らない
- ビューラーを使用しない
まつ毛に負担をかけないように、まつ毛をあまり触らないように気をつけましょう。
そして、マツエクをやり続けるなら、まつ毛のケアは特に重要です。
- 目元の汚れをしっかり落とす
- まつ毛美容液を使用する
- マツエクのメンテナンスを定期的に行う
自まつ毛を守るために、自分でできるケアはしっかり行いましょう。
まつ毛美容液は、美容成分により栄養補給を行うことで、ハリやコシのある健康的なまつ毛に整えます。
マツエクをしている人だけでなく、目元を華やかにしたい人にとって、まつ毛美容液は必須アイテムです!
クレンジングについては、次の章でご説明します!
マツエクに使えるメイク落としを紹介!ケアは優しく
この章では、マツエクに使えるメイク落としについて、解説していきます!
マツエクに向かないメイク落としがあるので、注意してください。
デリケートなマツエクを守るためのクレンジング方法も、ご紹介していきますよ♪
マツエクに使えるメイク落としを解説!
マツエクに使用できるメイク落としについて、3つのポイントをお伝えします!
ポイント①
オイルフリーのメイク落としを選ぼう!
マツエクに使用している接着剤(グルー)は、オイルとの相性が悪く、オイルクレンジングを使うと、マツエクが取れやすくなります。
- 水クレンジング
- ジェルクレンジング(水性)
- クレンジングシート(水性)
クリーム・ミルク・バームなどは、オイルが配合されているので、マツエクには向いていません。
ジェルやシートは、オイルが使われている物もあるため、必ず成分をチェックして水性の物を選んでください。
ポイント②
植物性オイルであればマツエクでも使用できる!
オイルクレンジングは洗浄力が高く、擦らずにスルッとメイクを落とせるので、オイルクレンジングを使いたい!という方もいるはず。
植物由来のオイルクレンジングであれば、マツエクにもOKなんですよ!
マツエクに向かないのは、石油系界面活性剤を主成分としたメイク落としです。
植物系界面活性剤(オイル)…マツエクOK |
オリーブ油・アルガンオイル・コメヌカ油 パルミチン酸エチルヘキシル ジイソステアリン酸ポリグリセリル 等々 |
石油系界面活性剤(オイル)…マツエクNG |
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na・ミネラルオイル 水添ポリイソブテン・イソドデカン 等々 |
ポイント③
摩擦の少ないメイク落としを選ぼう!
シートクレンジングは、拭き取る際の摩擦が影響するため、マツエクには向いていません。
また、ダブル洗顔不要のメイク落としもおすすめです。
スキンケアをひとつ省略できるので、負担をより抑えることができます!
マツエク中は、やわらかいテクスチャで伸びが良く、簡単にすすげるメイク落としを選びましょう。
マツエクに使えるメイク落とし3選!
この章では、マツエクOKのメイク落としを厳選して3つご紹介します!
数あるメイク落としの中から、ダブル洗顔不要の商品をピックアップしました。
DUO ザ クレンジングバーム |
バームクレンジング |
ダブル洗顔不要 |
マツエクOK |
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KOSE ソフティモ(softymo)スピーディクレンジングオイル |
オイルクレンジング |
ダブル洗顔不要 |
マツエクOK |
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ハレナ(HALENA) オーガニックホットクレンジングジェル |
クレンジングジェル |
ダブル洗顔不要 |
マツエクOK |
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マツエクに使えるメイク落としを選ぶときは、パッケージや公式ホームページに「マツエクOK」の表示があるかを確認しましょう!
マツエクを守るクレンジングの注意点
マツエクを守るために、クレンジングの注意点をお伝えします。
やってしまいがちなNG習慣を、ぜひ見直してみてください。
- マツエクの根元には触れない
- まつ毛は横に擦らず上から下へ
- まつ毛の根元や落ちにくい時は綿棒を使う
- シャワーを直接当てない
- 洗顔後まつ毛を濡れたままにしない
まつ毛に負担をかけない洗い方を意識することで、マツエクの持ちを良くすることができますよ!
まつ毛は優しく丁寧に扱いましょうね♪
マツエクとマスカラとつけまつげどれを選ぶ?
マツエクをやり続けることによるデメリットについてお伝えしてきましたが、マツエクにはメリットもたくさんあります。
マツエクのメリットをとって続けるか、デメリットをとってマツエクをやめるか、判断に迷いますよね。
まつ毛への負担を気にしてマツエクをやめたとしても、マスカラやつけまつげも目元への負担はかかります。
この章では、【マツエク・マスカラ・つけまつげ】を比較し、それぞれのメリット&デメリットをご紹介します。
マツエクを続けるかどうか、判断の参考にしてみてください。
マツエクのメリット&デメリット
まずはマツエクのメリット&デメリットをみていきます。
マツエクのメリット |
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マツエクのデメリット |
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マツエクのメリットは、自然な着け心地と、なんといってもメイク時間が短縮できること!
一方、メンテナンスにお金とお店へ通う手間がかかってしまうのが、マツエクのデメリットです。
維持にコストはかかりますが、時間も大事なコストだと考えれば、メイク時間を短縮できるマツエクもコスパが悪いわけではありません。
マツエクは、汗や水で落ちる心配がないので、海やプールに行く夏の時期だけマツエクをしているという方も多いようです。
マスカラのメリット&デメリット
次に、マスカラのメリット&デメリットをみてみましょう。
マスカラのメリット |
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マスカラのデメリット |
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圧倒的なコスパで、手軽にまつ毛のボリュームアップができるのが、マスカラのメリットです。
しかし、マスカラを塗るのにも慣れが必要で、上手に塗れないとまつ毛が束になってしまうなど、不格好なまつ毛になってしまいます。
また、マスカラを塗る時はビューラーを使用するかと思いますが、ビューラーもまつ毛に負担がかかります。
つけまつげのメリット&デメリット
最後に、つけまつげのメリット&デメリットをみてみます。
つけまつげのメリット |
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つけまつげのデメリット |
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つけまつげは、マツエクよりも手軽に、マスカラよりも華やかに目元を演出できるアイテムです。
その日の気分によって、デザインを色々変えることができるのが、つけまつげの魅力ですね!
一方、つけまつげは肌に直接糊で接着するため、目元への負担は大きいと言えます。
マツエク・マスカラ・つけまつげの負担を比較
最初の章で、マツエクの負担についてアンファーの調査結果をご紹介しました。
まつ毛に負担がかかるのはマツエクだけでなく、アンファーはつけまつげやマスカラによる負担の調査もしています。
その内容をご紹介しますね!
【マツエク】をつけた時にまぶたを持ち上げる負担 |
マツエク1年分の負担は、 約61kgの物を1cm持ち上げることとほぼ同じ |
【マスカラ】をオフする時にまぶたを引っ張る負担 |
マスカラを落とす1年分の負担は、 約168kgの物を引っ張ることとほぼ同じ |
【つけまつげ】をつけた時にまぶたを持ち上げる負担 |
つけまつげ1年分の負担は、 約95kgの物を1cm持ち上げることとほぼ同じ |
【つけまつげ】をはがす時にまぶたを引っ張る負担 |
つけまつげをはがす1年分の負担は、 約26kgの物を引っ張ることとほぼ同じ |
引用 アンファー公式HP
アンファーの調査にはありませんでしたが、マスカラの場合はビューラーによるまつ毛への負担もありますね。
ただ、マツエクは一度施術してしまうと日常的にまつ毛やまぶたに負担がかかります。
メイクをあまりしない人にとっては、マツエクは余計な負担となってしまいますね。
自まつ毛の負担を気にするなら、毎日メイクをする方はマツエクがおすすめ、たまにメイクをする方はマスカラやつけまつげをおすすめします!
まとめ
- マツエクをやり続けるとまぶたがたるみ、自まつ毛が減る可能性がある
- マツエクによるまぶたのたるみを防ぐために、まぶたの筋肉を鍛えよう
- マツエク中の自まつ毛は優しく扱い、洗浄や美容液などケアを入念に
- マツエクに使えないメイク落としは、石油系界面活性剤が主成分の物
- マツエクに使えるメイク落としは、水性または植物系界面活性剤の物
- メイク落としは摩擦が少ない物を選ぼう
- マツエク・マスカラ・つけまつげの負担を比べると、マツエクの負担が一番少ない
- 毎日メイクをする人はマツエクがおすすめ
- たまにメイクをする人はマスカラやつけまつげがおすすめ
マツエクに限らず、まつ毛メイクには負担がかかります。
自まつ毛を優しく扱い、まつ毛ケアをしっかり行うことで、マツエクなどのまつ毛メイクと上手に付き合っていきましょうね!
マツエクを続けていくか、マツエクをやめるか、あなたの選択の参考になれば嬉しいです♪