あなたはオートミールの米化についてご存じでしょうか。
オートミールの米化とは、オートミールを白米の食感に近づけて食べるということです。
米と麦なので同じ穀物ではありますが、根本は異なります。
しかし、あるものの量をしっかり量ることで、より白米に似ている食感にすることが可能です。
米化に重要なのはズバリ水分量です!
白米もそうですが、オートミールも水分量が多いとベチャベチャになってしまいます。
そう思う方もいらっしゃるかと思います。
そこで、オートミールの米化についてや、ベチャベチャにならないコツをご紹介いたします。
ご参考になれば幸いです。
目次
オートミールの米化でベチャベチャしない基本レシピ
オートミールの米化には、水分量が非常に重要です。
私は電子レンジで作っているので、電子レンジでのレシピを紹介します。
【材料】
- オートミール30g(大さじ5杯)
- 50ml(大さじ3.3杯)
※オートミールのメーカーにより誤差あり
【作り方】
- 器にオートミールと水の量しっかり量って入れます
(そこまで増えないのでご飯茶碗でも大丈夫です) - 全体に水がなじむように軽く混ぜます
- 電子レンジ500w設定で1分加熱します
※ここもポイントですが、加熱した後もよく混ぜます - よく混ぜたら完成です
こちらが、オートミールの米化の基本レシピです。
べチャベチャしてしまう原因とは?
電子レンジでオートミールを米化するとなぜベチャベチャしてしまうのか、それば先ほど冒頭でもお伝えしたように水分量が多いからです。
加える水分量が米化するときに失敗してしまう最大の原因です。
もちろん、電子レンジ以外で米化をする場合にも言えることかと思います。
オートミールは水を加え電子レンジで加熱することで、ふやけて独特のモチモチ感、もしくはベチャベチャ感のある食感になります。
米化するときに水分量が多いとどんどん水を吸収してオートミールがふやけてベチャベチャになってしまいます。
いかに、いい塩梅にふやかすことができるのかが、オートミールの米化成功へのつながります。
水分が関係するところは、白米の性質と似ていますね。
白米も水分量を間違えると固くなったり、柔らかくなります。
水分量をしっかり調整することが大切です。
そもそもオートミールって?
ここではオートミールについて詳しくご説明します。
オーツ麦の殻の形が燕(つばめ)の姿に似ていることから燕麦(えんばく)といわれています。
他の地域によってはカラス麦などとも呼ばれているところもあります。
オーツ麦を蒸す、挽き割る、ローラーで平たく伸ばすなどの加工を施し、調理しやすくしているのがオートミールです。
オートミールは精白を行なわず、外皮を残したまま加工されています。
栄養が豊富で、最近では安全で健康的な離乳食、美容やダイエット食としても注目されています。
オートミールは、植物性たんぱく質が精白米の約2倍で、日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分といったミネラルも多く含まれています。
また、ビタミンB1や、抗酸化作用のあるビタミンEなどのビタミンも豊富です。なかでも食物繊維は精白米の約20倍、玄米の約3.5倍もの量が含まれています。オートミールの食物繊維の特徴は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく含み、効果的に体に作用することです。水溶性食物繊維に含まれるβグルカンは血液中のコレステロールを排出させる働きなどがあり、不溶性食物繊維は整腸作用に優れています。
食物繊維が白米の約20倍もあるなんて、便秘気味の女性にはうれしいですね。
【オートミールの種類】
オートミールといっても加工の状態で種類が分かれています。
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ロールドオーツ
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スティールカットオーツ
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クイックオーツ
- インスタントオーツ
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種類により食感や向いている加工法が異なります。
日本で一般的にオートミールと呼んでいるものは「ロールドオーツ」のことを言います。
様々な種類を試しながら、好みのオートミールを見つけることも楽しいかもしれませんね。
オートミールの米化で水以外にもある!重要なポイント
冒頭でご紹介した米化の基本レシピ以外での失敗しない大切なコツをご紹介します。
簡単なひと手間でおいしく米化が出来るので、ぜひ実践していただきたいです。
よく混ぜるのが最大のコツ!
オートミールの米化時にベチャベチャしないようにする際に、水分量以外の大切なコツをご紹介します。
大切なコツ…それは混ぜることです。
そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
地味なのですが、意外と大切なことなんです。
2回混ぜていただきたいタイミングがありますので、ご紹介します。
まずは、オートミールに水を加えた後です。
電子レンジで加熱する前にしっかり混ぜます。
混ぜることで一か所にしかいきわたっていない水をオートミール全体へいきわたらせ、ムラを無くすことができます。
続いては、電子レンジでの加熱後、もしくは食べる前です。
加熱前にしっかり混ぜてはいますが、やはり下に水がたまり下のほうが柔らかくなってしまいます。
電子レンジでの加熱後は、上の方がまだ固く、下の方がふやけている状態になりますので、そこの食感の違いを混ぜることにより均一化します。
食感を均一にすることにより、ベチャベチャ感が感じにくくなります。
ぜひ実践していただければと思います。
オートミール米化の食べ方は白米と変わらない!?
オートミールを米化することに成功したけれど、どんな食べ物と合うのかがわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで私が実際に食べてみた、米化したオートミールに合う食べ方をご紹介します。
米化したオートミールは上の章でも紹介した、電子レンジを使用したレシピとなります。
私の場合ですが、朝ご飯にオートミールを食べています。
電子レンジでの調理のメリットは、洗い物の少なさとお手軽さですね。
使っているオートミールをご紹介
私が使用しているオートミールは、近くのイオン系列のスーパーに置いてあったトップバリュのオートミールです。
引用 TOPVALU 公式
決め手はチャックがついていたことと、味にくせが少ないというところです。
オートミールを保管するにはチャックが必要不可欠です。
チャックがあることで害虫などから守ってくれるので、やはりあると便利ですね。
炊飯器と電気ケトルを置いている場所に一緒においてすぐに取り出せるようにしています。
あとは、オートミール初心者でしたので、味にくせが少ないとあると食べやすいのかな?と感じ買ってみました。
販売戦略にまんまとはまったような気がしています(笑)
麦特有の風味はありますが、そこまで気になることはなく、今まで食べていて欠点は特にありません。
水分をけちるとパサつきが気になりますが、これはオートミール全体にいえることかと思います。
卵ごはんならぬ卵オートミール
卵オートミールのレシピは簡単です。
電子レンジで米化したオートミールに卵を割り入れ、だし醤油をかけるだけ。
白米でもおいしいものは合うと思っています(笑)
卵の効果でパサつきもあまり感じることなく食べられます。
お茶漬け
お茶づけも手軽でおいしいです。
電子レンジで米化したオートミールにお茶漬けの素をふりかけ、お湯を適量かければ完成です。
お茶漬けはシンプルでおいしいですが、時間とともにオートミールが柔らかくなりますので、少し注意が必要です。
ねこまんま
お手軽で面倒な時によく作るのがねこまんまです。
特にレシピはなく、一緒に準備したインスタント味噌汁に電子レンジで米化したオートミールを入れて完成です。
こちらもパサつきを感じることなく食べられます。
こちらもお湯を使っているため、オートミールがふやけていくので少し注意が必要かもしれません。
お弁当のおかずの残りとともに
朝のお弁当の残りのおかずと一緒に食べることも多いです。
基本的には、白米と同じでしょっぱいものとの相性は良いと思います。
- 野菜炒め
- ピーマンとハムの鶏がら炒め
- ソーセージ
- 切り昆布の煮物
- 人参しりしり
どのおかずも、電子レンジで米化したオートミールと一緒に食べても、違和感はありませんでした。
上記2つと比べると水分量が少ない分、パサつきを感じるかもしれません。
ふりかけとは相性が悪い
市販のふりかけや鮭フレークは白米に合うため、電子レンジで米化したオートミールにも合うのではと考えチャレンジしました。
しかし、白米より水分量が少ないため、混ぜ込み系のふりかけとは相性が悪かったです。
味は悪くないですが、水分量が少ないためふりかけの具材がふやけず固い状態のままでした。
嚙んだ時に歯につまったりするので、あまりおすすめはできません。
また、白米の時のように混ぜてもいい感じに混ざってくれないという欠点もありました。
今後も、電子レンジで米化したオートミールに合うおかずや食べ方を模索していきます。
米化に飽きたら雑炊もおすすめ
毎日電子レンジで米化したオートミールでは飽きてしまうためここで、雑炊のレシピもご紹介します。
雑炊レシピで注意していただきたいことは、大きめの器を使うことです。
私自身が経験したことですが、電子レンジで加熱してもそんなにふやけないでしょうと思い少し大きめの器を使いました。
それがいけなかったのですが、思いのほかふやけて増量したため器からこぼれ電子レンジ内が大変なことになりました。
初めて作ったオートミール料理だったので、なかなかにショックでした。
米化を日常できにしている方ですと、こんなに増えるの!?と思われるかもしれません。
どんぶり器が一番安全かもしれません。
オートミールのレシピはネット検索でもたくさん見つかるので、お好みのレシピでいろいろなアレンジをして楽しむこともできます。
いろいろなものと代用でき、オートミールの食べ方の可能性は無限にありますよ。
まとめ
- オートミールの米化で最も重要なのは水分量!
- 水を入れた後、電子レンジでの加熱後に混ぜることにより、ベチャベチャ感を軽減することができる!
- オートミールも白米を食べるときと同じ食べ方でおいしく食べられる。
- 雑炊にしてもおいしい!
オートミールを電子レンジで米化をして食べるときには、2つのポイントを注意してください。
それさえ守れば、おいしい米化オートミールを食べることができるかと思います。
アレンジ方法なども多数ありますので、いろんなアレンジを試して、楽しんでみてください。