大きいダンボールの使用用途は「引越し用の梱包資材」「荷物の収納ケース」「工作」「学園祭」など多岐にわたります。
中でも大きいダンボールが大活躍するのが、引越しです。
引っ越しをする際「費用を抑えるために業者に頼まず自力で引越しをする」と考えている人もいるのではないでしょうか。
引越し業者に頼む場合は無料で大きいダンボールをもらうことができますが、頼まない場合は自分で調達しなければいけません。
大きいダンボールをもらえるところはあるのでしょうか。
本記事では、無料で大きいダンボールをもらえるところについて紹介していきます。
もらう時の注意点や、引越し用のダンボールを選ぶ時のポイントもありますので、引越しを控えている方は参考にしてみてください!
目次
大きいダンボールをもらえるところはある!7カ所を紹介
大きいダンボールをもらえるところはあるのでしょうか。
大きいダンボールをもらえるところは、こちらの7カ所になります。
もらえるところ | 入手方法 | 大きさ | 状態 |
スーパー | 持ち帰りコーナーから持ち出す | △ | △ |
コンビニ | 店員さんに尋ねる | △ | ○ |
ドラッグストア | 店員さんに尋ねる | ◎ | ◎ |
家電量販店 | 店員さんに尋ねる | ◎ | ◎ |
ホームセンター | 店員さんに尋ねる | ◎ | ◎ |
カー用品店 | 店員さんに尋ねる | ◎ | ○ |
ディスカウントストア | 店員さんに尋ねる | ◎ | ◎ |
大きいダンボールをもらえるところについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①スーパー・コンビニ・ドラッグストア
スーパー
スーパーでは、毎日たくさんのダンボールが使われています。
ダンボールを自由に持って帰ることができるコーナーが用意されていたり、入り口に積まれていたりする店舗もあります。
仕入れ数が多い大手スーパーであれば、大きいダンボールが入手しやすいですよ。
生鮮食品が梱包されていたものは汚れていたり、状態の悪いダンボールと一緒に保管されていたりすることが多いので、選ぶ際は注意しましょう。
お引っ越しダンボール難民やってんけど、近くのスーパーで買い物した時にお願いしたら普通にダンボールもらえた…良かった( i _ i )
— ココナツホイップ (@coconatchan_07) March 8, 2019
引用 Twitter
主な大手スーパー
- イオン
- イトーヨーカドー
- ダイエー
- 西友
- イズミヤ
- ベイシア
コンビニ
コンビニでは、生活用品や飲料などの商品が頑丈なダンボールで運ばれてきます。
ただし、売れ残った雑誌などの商品を返品する際にダンボールを利用するため、タイミング次第では置いていない可能性があります。
もらえる枚数は少なくなりますが、気軽さは一番だと思いますので、店員さんにダンボールを譲ってもらえるか聞いてみると良いでしょう。
ドラッグストア
ドラッグストアでは飲料や洗剤、ペットフードなど重い商品を取り扱っていることが多いので、頑丈で大きいダンボールが手に入りやすいです。
パッケージがきれいなので、ダンボールに汚れやにおいが付着していることがほとんどないのもうれしいポイントです。
主なドラッグストア
- ウエルシア
- ツルハドラッグ
- スギドラッグ
- マツモトキヨシ
- コスモス薬品
- サンドラッグ
②家電量販店やホームセンター・カー用品店
家電量販店
家電量販店では、冷蔵庫や洗濯機、テレビなど大型家電を取り扱っています。
大型家電の商品はダンボールに梱包されて入荷されるので、大きいダンボールが手に入りやすいです。
また、緩衝材や発泡スチロールなどの梱包材も大量に入ってきますので、交渉次第でもらえる場合もあります。
ダンボールの形状としては特殊な形のものが多いので、同じ家電を梱包したい時に重宝しますよ。
主な家電量販店
- ビックカメラ
- ケーズデンキ
- ヨドバシカメラ
- エディオン
- ヤマダ電機
- ノジマ
ホームセンター
ホームセンターでは、様々な商品が大量に仕入れされているので、ダンボールの大きさや種類も豊富にあります。
比較的清潔で耐久性の高いダンボールを保管している可能性がありますので、店員さんに譲ってもらえるか聞いてみるのがおすすめですよ。
お店によってはリサイクル業者と提携していることがあり、必ずもらえるとは限らないので注意が必要です。
主なホームセンター
- コーナン
- ニトリ
- カインズホーム
- ケーヨーデイツー
- ビバホーム
- 島忠
- コメリ
カー用品店
カー用品店ではタイヤやホイールなど大きく重い商品を仕入れますので、頑丈で大きいダンボールがあります。
衛生面が気になるところですが、基本的に新品の商品だけ梱包しているので、汚れていることはほとんどありません。
ダンボールの入荷や処分の時期はお店によって異なりますので、あらかじめ店舗に確認しておくと良いでしょう。
主なカー用品店
- オートバックス
- イエローハット
③ディスカウントストアでももらえる
ディスカウントストアは、日用品・食料品・家電製品・おもちゃなど、色々なジャンルの商品を低価格で販売しているお店です。
大型の商品を取り扱っているお店もありますので、大きいダンボールを保管している可能性があります。
店舗数が少ないのが難点ですが、近くに大型の商品を取り扱う店舗があれば、候補に入れてみてくださいね!
主なディスカウントストア
- ドン・キホーテ
- ミスターマックス
- Olympic
- ジェーソン
- ロヂャース
大きいダンボールを無料でもらえるところを紹介しました。
無料でもらえるところを上手に活用しましょう。
大きいダンボールを無料でもらう時の注意点を4つ紹介!
大きいダンボールを無料でもらうということは、お店側のご厚意によるものです。
どうせ捨てるものだからと「大きいダンボールがほしい!」と頼むことは避けましょう。
この章では、大きいダンボールを無料でもらう時の注意点をご紹介します。
①お店が忙しくない時間帯に出向くようにする
大きいダンボールがもらえるかどうか、店員さんに直接声をかけることになります。
開店直後や閉店間際、お客さんの多い昼休み時や夕方は、店員さんが忙しい時間帯なので避けるようにしましょう。
また、土日祝日は基本的にどの時間帯も混雑していますので、避けてくださいね。
平日の10~11時、13~17時あたりを目安に行ってみましょう。
②事前に電話でダンボールがあるか確認する
お店では毎日仕入れをしているので、ダンボールはたくさんあります。
しかし、お店の決まりによって譲ってもらえなかったり、タイミングによっては回収直後でダンボールがなかったりします。
事前に電話で確認をしておけば、無駄足になりませんし、お店によっては取り置きしてもらえる可能性もあります。
どのくらいの大きさのダンボールが何枚必要なのかを伝えると、よりスムーズです!
電話で確認する際も、お店が忙しい時間帯は避けましょう。
「大きいダンボールをください」と連絡をした上でお店に行った場合、想像していたサイズより小さいダンボールが出てくる可能性もあります。
後ほどご説明しますが、引越し業者で使われるダンボールのサイズには3種類があり、そのうちの「Lサイズ」が大きいダンボールになります。
お店にお願いする時には「Lサイズのダンボールがほしい」と説明すると良いでしょう。
店員さんがピンときていないようであれば、具体的な数値として「横幅50cm、高さと奥行きが40cmくらい」と伝えるとわかりやすくなります!
③もらう枚数は1店舗につき2~3枚程度にする
引越し用に必要な大きいダンボールの枚数として、単身の引越しでおおよそ10~15枚が目安になります。
一度に10枚以上集めたいところですが、1店舗につき2~3枚程度にしましょう。
どうしてもたくさんの枚数を一度に集めたい場合は、事前にお店に枚数の相談をしておくと良いですよ。
④比較的新しく状態の良いダンボールを選ぶ
使用済みのダンボールは、古くなればなるほど強度は下がり、底が抜けてしまったり、入れた荷物が湿ってしまったりすることがあります。
生鮮食品を取り扱うお店や、屋外にダンボールが置いてある場合などは、害虫の卵が付いている可能性があるので特に注意が必要です!
CHECK
- 汚れやにおいはついていないか
- 雨に濡れていないか
- 虫はついていないか
せっかくもらってきたダンボールの状態が悪い場合、選び直す必要が出てきてしまい、引越しスケジュールにも影響が出てしまいます。
ダンボールを無料でもらう時には、状態をしっかりチェックしてなるべく良い状態のダンボールを選ぶようにしましょう!
大きいダンボールを引越し用に使う時の選定方法を紹介
具体的にどのようなダンボールを選ぶと良いのかと言うと、100サイズ以上で「Aフルート」のダンボールです。
【サイズ】100サイズ以上の大きさを選ぶと◎
サイズが大きいダンボールの中でも、引越し業者で主に使われているサイズは3種類あります。
大きいサイズのダンボールには軽い荷物を、小さいサイズのダンボールには重い荷物を梱包するのがおすすめです。
梱包する荷物に合うサイズのダンボールを選びましょう。
ダンボールのサイズは、3辺(長さ・幅・深さ)の合計で表します。
サイズ | 内寸 (例) mm | 使用用途 |
100サイズ (S) | 370 × 260 × 270 | 食器や書籍など重たい荷物の梱包 |
120サイズ (M) | 450 × 330 × 370 | 衣類など軽い荷物の梱包 |
140サイズ (L) | 520 × 370 × 470 | 衣類など軽い荷物の梱包 |
また、ダンボールのサイズはなるべく揃えるようにしましょう!
大きさや形が異なるダンボールを無理に積んでしまうと、運搬中に荷崩れする可能性があります。
引越しのプロである業者でも上手く積むことが難しいので、可能な限り同じ大きさのダンボールを集めるようにしましょう!
【厚み】強度が高く頑丈Aフルートがおすすめ
車で荷物を運ぶ際は、どうしてもダンボールを積み重ねる必要が出てきますよね。
たくさん梱包できるようにと大きいサイズを選ぶことも大事ですが、引越し用ダンボールを選ぶ上で大事なのが耐久性です。
お菓子やトイレットペーパーなど、軽くて壊れにくい商品が入っていたダンボールの場合、強度が低い傾向にあります。
サイズは大きくても、引越し用には適していないため、何が梱包されていたのかを確認すると良いでしょう。
衣類を入れる量によっては、かなりの重さになりますので、薄くて弱いダンボールは選ばないほうが良いですよ。
引越し用ダンボールは、作業中に潰れたりすることがないよう、強度が高いものを選ぶようにしましょう!
ダンボールの構造についてダンボールはライナーと呼ばれる「表の紙」「裏の紙」「中芯」と呼ばれる波状の紙を挟んだ、3枚の構造でできています。
それぞれ材質を変えることによって強度が変わります。
「中芯」の波状の部分を「フルート」と言い、波の高さによっても強度が変わってきます。
引越し用のダンボールには、一般的に使用されている「Aフルート」が最適です。
「Aフルート」のダンボールは、衝撃の吸収性に優れているので、荷物の梱包や青果類の外装ケースに多く使用されています。
自分で大きいダンボールを調達する場合、パッと見てサイズ感はわかっても、強度があるかどうかの見極めって難しいですよね。
引越し用に最適なAフルートの厚さは5mmですので、選ぶ時の目安にしてみてください!
まとめ
- 大きいダンボールがもらえるところは、ドラッグストア・家電量販店・ホームセンター・カー用品店など様々なお店がある
- お店によってリサイクル業者と提携していることがあり、必ずもらえるとは限らないので注意が必要である
- お店によってはほしいサイズが置いていなかったり、譲ってもらえなかったりする可能性があるので事前に電話での確認をする
- お店が比較的忙しくない平日10~11時、13~17時のタイミングに訪問し、一度にもらう枚数は2~3枚程度にする
- 引越し用のダンボールは、100サイズ以上がふさわしく、荷崩れを防ぐためになるべくサイズを揃えるようにする
- 引越し用のダンボールは、強度が高く厚みが5mmある「Aフルート」をおすすめする
大きいダンボールは、大きい商品を取り扱うお店でタイミングが良ければ、無料で入手できることがわかりました。
あなたの近所にあるドラッグストアやホームセンターなど、お問い合せしやすいお店に、事前に確認をしてみましょう。
お店によって、もらえるダンボールの大きさや形が異なりますので、用途に合わせてお店を選ぶことをおすすめします!
自分で状態が良く頑丈なダンボールを調達するのは手間がかかりますが、引っ越し費用を抑えたい場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪