おしゃぶりをしたまま寝るのって悪いイメージがありますか?
悪いイメージもあるおしゃぶりですが、正しく使えば、赤ちゃんに安心を与える優秀なアイテム!
赤ちゃんが寝付いてくれなくてイライラしていたとしたら、親のあなたにも良くないですよね。
おしゃぶりをしたまま寝るとしても、それで赤ちゃんがぐっすり眠ってくれるならありがたいと思いませんか?
全力の子育てにも、時には息抜きが必要。
そんな全力のあなたをサポートしてくれるのがおしゃぶりです。
そこで今回は、おしゃぶりをしたまま寝るときの使い方や注意点、やめられない時のやめさせ方をご紹介していきます。
おしゃぶりの選び方もチェックしていくので、おしゃぶりデビューの参考にしてみてくださいね!
目次
おしゃぶりをしたまま寝るのは問題ない?注意点は3つ!
ひとことで赤ちゃんと言っても、性格は実にさまざまですよね。
なかなか寝付かない子、ずっと泣き止まない子も多く、子育ては上手くいかないことが多いです。
そんな時、おしゃぶりは頑張るママの強い味方!
赤ちゃんにはもともと「吸てつ反応」が備わっており、おしゃぶりをくわえると安心することが出来ます。
そんなおしゃぶりですが、「赤ちゃんがおしゃぶりをしたまま寝るのは良くない」という声も聞きます。
実際には、おしゃぶりをしたまま寝ても危険ではありません。
「おしゃぶりは歯並びに影響する」、「呼吸が出来なくなる」と言われることも多いですが、その心配は不要です!
大きくなっても、必要以上におしゃぶりをしたまま寝ることがなければ、歯並びに影響は出ません。
呼吸が出来なくなることもなく、むしろ自然と鼻呼吸が身につくのでメリットにもなります。
なにより、おしゃぶりで赤ちゃんが安心して寝られることは、大きな魅力ですよね。
そしてもう一つ、おしゃぶりには、乳児が突然亡くなってしまう【乳児突然死症候群】の予防に効果があるとも言われています。
メカニズムは解明されていませんが、発症の確率は下がるようです。
このように、おしゃぶりをしたまま寝ること自体に危険がないことがわかります。
しかし、注意してほしい点が3つあるのでご紹介していきますね!
①おしゃぶりホルダーを付けない
おしゃぶりホルダーとは、外出時におしゃぶりを落とさないようにするために付けるストラップです。
お出かけの際には役に立つアイテムですが、寝るときは首に絡まってしまう危険があるので、必ず外しておきましょう。
②清潔に保つ
口にくわえるおしゃぶりは、常に清潔にしておきましょう。
多少手間がかかるかもしれませんが、使ったら必ず消毒してくださいね。
おしゃぶりの洗い方ですが、煮沸する、電子レンジで加熱する、薬剤につけ置きする3つの方法があります。
私の場合は、哺乳瓶を電子レンジで加熱して消毒していたので、おしゃぶりも一緒に加熱して消毒していました。
哺乳瓶の消毒は頻繁にすると思うので、その時についでにおしゃぶりも洗浄してしまうと楽ですよ。
③おしゃぶりの破損に注意する
おしゃぶりを長時間使っていると、乳首が破れて破損することがあります。
もし破損していると、そのまま誤飲してしまう可能性があるので注意が必要です。
どこか破れていないか、小まめに確認してあげてください。
親としては慣れたおしゃぶりをずっと使わせてあげたいとも思いますが、破れるまで使い古さないことも大切。
1~2ヶ月で新しいものに取り替えてくださいね。
このように、使い方に注意すればおしゃぶりをしたまま寝ることに何も問題はありません。
慣れない子育てに疲れたママの負担軽減にもなるので、必要ならば安心して使ってみてくださいね。
おしゃぶりはいつまでなら使っていいの?
ここまで、おしゃぶりをしたまま寝ることに危険がないことをお話していきましたが、
一つだけデメリットがあります。
おしゃぶりをいつまでも使いすぎると癖になってしまうこと。
私の姪や甥もずっとおしゃぶりを愛用していましたが、やはりおしゃぶりがないと寝付かなくて困っている様子でした。
おしゃぶりは便利である反面、卒業のタイミングが難しいので、使い方には少し注意が必要ですね。
そもそも、おしゃぶりはいつまで使ってもいいのでしょうか?
3歳までにはやめさせること
おしゃぶりは、最初に言った通り、いつまでもし続けなければ歯並びに影響は出ないとされています。
しかし、乳歯が生えそろうまで使用していると悪影響が出る可能性があります。
必ず2歳半から3歳になるまでには、おしゃぶりを卒業するようにしましょう!
できれば、1歳を過ぎたら徐々にやめさせていけるのがベストですね。
赤ちゃんも、成長するにつれて色々な遊びに興味を持つようになります。
出来ることも増えていくので、自然とおしゃぶりから卒業していけるでしょう。
おしゃぶりのやめさせ方をご紹介!おすすめの方法3選♪
おしゃぶりは寝かしつけにはとても便利ですが、ずっとおしゃぶりをしたまま寝ていると、癖になっていないか心配になりますよね。
そんなあなたのために、おしゃぶりをしたまま寝る時のやめさせ方を3つご紹介します!
①抱いて寝かしつける
まずは、赤ちゃんを抱いてあげて寝かしつける方法です。
何と言っても、ママの抱っこが一番安心!
赤ちゃんが落ち着いて眠るまで、優しく抱いてあげましょう。
これが一番オーソドックスな方法ですよね。
私の子どもは、新生児のころはおしゃぶりが嫌いで、全くしてくれませんでした。
そのため、毎日のようにひたすら抱っこで子どもを寝かしつけていました。
ママにとってはけっこう大変ですよね。
ですが、赤ちゃんにとっては一番良い方法なので、根気よく抱っこしてあげてくださいね。
抱いて寝かしつけた後、ベッドに寝かせる瞬間に起きてしまうことも多いので、
最後まで油断大敵ですよ。
②遊び疲れさせる
昼間にたくさん遊ばせてあげましょう!
大人と同じように、赤ちゃんも遊び疲れると夜はぐっすり寝てくれます。
なので、昼間のうちはハイハイしたり歩いたり、たっぷり運動させてくださいね。
赤ちゃんは色々なものに刺激を受けるので、外に散歩しに行くなどして、普段とは違った景色を見せてあげるのも喜びますよ。
ただし、新生児の場合は、動いたり出かけたりすることは難しいですよね。
出来る範囲でいいので、話しかけたりおもちゃを使ったりして新しい刺激を与えてあげてください。
その時は抱っこもしてあげるといいでしょう。
③おしゃぶりを使えなくする
これは、ある程度おしゃぶりを卒業する年齢になった場合の手段ですが、おしゃぶりを切ってしまいましょう。
使い込んで自然に破れたタイミングで、「もうおしゃぶり使えないね」と子どもに理解させ、おしゃぶりをやめさせるママも多いです。
「どうしてもやめさせたい」という場合には、おしゃぶりを切ってしまい、強制的にやめさせることもできますよ。
ぐずって全然寝てくれないこともありますが、そのうち忘れて自然とおしゃぶりを卒業する子も多いです。
最初のうちは添い寝してあげたり絵本を読んであげたりして、子どもが安心寝られるようにしっかりサポートしてくださいね。
ご紹介のように、おしゃぶりのやめさせ方はあるのですが、成長と共におしゃぶりを卒業していく子も多いです。
あまりムキになってやめさせようとはせず、ある程度の年齢までは大きな心で見守ってあげることも大切かもしれませんね。
おしゃぶりの人気商品はコレ!特徴と選び方も♪
ここまで読んだくれたあなたは、おしゃぶりに対して悪いイメージばかりではなくなったはず。
上手く使えば役に立つものだと感じるでしょう。
ベビー用品売り場には、たくさんのおしゃぶりが並んでいます。
その中から、初めてのおしゃぶりを選ぶのは大変ですよね。
そこで、おしゃぶりをしたまま寝る時におすすめしたい、人気のおしゃぶりをご紹介していきます!
今回はそれぞれの特徴ごとに、人気の種類をいくつか挙げてみました。
おしゃぶりデビューの参考にしてみてくださいね!
まずは選び方を知っておこう
まず始めに注意してほしい点は、おしゃぶりは月齢に合ったものを使用すること。
赤ちゃんがくわえるニップルの部分の柔らかさやサイズは月齢によって変わります。
合ったものでないと赤ちゃんも嫌がりますし、歯にも悪影響が出てきてしまうので、買う前にはしっかり確認してください。
月齢が確認できた上で、あとは素材や使いやすさなどで赤ちゃんにぴったりなものを探していきます。
本当にたくさんの種類があるので、良さそうなものをじっくりと探してみてくださいね。
それでは、おしゃぶりの特徴と人気のおしゃぶりを3つに分けてご紹介していきます。
素材で選ぶならシリコン製!人気商品2点
おしゃぶりには、シリコン製と天然ゴム製の2種類があります。
それぞれの特徴がこちら。
シリコン製 | 耐久性が強いので、劣化しにくい。お手入れが簡単。 |
天然ゴム製 | シリコンより柔らかく、口にフィットしやすい。新生児に向いている。ゴムの匂いが気になる子には不向き。 |
店頭では、圧倒的にシリコン製のものが多いです。
シリコンは劣化しにくいことと、煮沸や薬液などに対応し、お手入れが楽なことが大きなポイント!
天然ゴム製は、柔らかくてくわえやすく、とくに歯のない新生児に向いています。
耐久性は弱いですが、きちんと買い替えれば問題はありません。
しかし電子レンジや薬液がNGなので、毎回煮沸しなければいけないのはちょっとしたデメリットです。
天然ゴム製は外国産で、海外の口コミも多いことから、おそらく外国の子どもに主流なものなのかもしれませんね。
初めての子育てには、【便利で手間がかからない】ということも大切です。
ベビー用品店だけでなく、ドラッグストアでも手に入れられるシリコン製のおしゃぶりが使いやすいでしょう。
そんなシリコン製のおしゃぶりですが、人気があるのはNUK(ヌーク)やピジョンといったメーカーです!
NUK おしゃぶり ジーニアス
圧倒的人気を誇るのはNUKのおしゃぶり。
赤ちゃんのお口の健康を考え抜いた製品で、赤ちゃんが乳首を吸うときの形に近づくような独特の形状がポイントです。
シリコンの柔らかさにも優れ、赤ちゃんのあごに負担がかからないような設計になっているのでおすすめです。
私の子どももNUKのおしゃぶりにお世話になっています。
ジーニアスではなく、センシティブというオールシリコンでできたおしゃぶりですが、吸いつきは抜群で愛用しています!
ただしオールシリコンは持った感じが重いので、月齢の小さい子には重いんじゃないかなという印象を受けました。
こちらもべビー用品で有名なメーカーですね。
【形・やわらかさ・重心バランス・重さ】に着目し、赤ちゃんの吸いやすさが考えられた設計になっています。
なんといっても、ミッキーやフルーツといった可愛いデザインが人気で、赤ちゃんがくわえている姿は可愛くてたまりませんよ♪
私の子どものデビューはこのおしゃぶりでした。
寝つきが悪く困っていた時に、近くのドラッグストアで売っていたのでこちらを購入。
可愛いのはもちろんのこと、このおしゃぶりにはニップル部分を保護するフードがついているので、外出先でも汚れを気にしなくて済みますよ!
形は丸形か平形かお好みで!人気商品2点
おしゃぶりのニップルには丸形と平形の2種類があります。
丸形 | おっぱいと似た形状で安心しやすい。ある程度の哺乳力が必要。 |
平形 | おっぱいを飲んでいる時の形になっている。 吸う力が弱くても使いやすい。 |
この2種類は形が違うだけで、その他はほとんど変わりはありません。
好みで好きな方を使うといいでしょう。
フィリップス おしゃぶり AVENT Bear Shape Pacifier
こちらは丸形のおしゃぶりです。
平形のおしゃぶりが嫌いでなかなか使ってくれない子も、このおしゃぶりだと気に入って使ってくれるという意見も多いです。
クマのデザインも可愛いですよね♪
もし平形が苦手だと思ったら、一度こちらのおしゃぶりを試してみてはいかがでしょう?
こちらは平形で、さきほどご紹介したNUKのおしゃぶりです。
赤ちゃん思いの独特の形状に加え、口回りの接地面が少なくなっているのが特徴。
可愛さも人気ですが、よだれかぶれが気になるようでしたらこちらがおすすめですよ!
サポート機能にも着目!人気商品2点
形状、素材の他にも、おしゃぶりには様々なサポート機能がついているものがあります。
歯並びへの影響が気になる、寝つきの悪さに困っているなど、あなたの合った機能のついたおしゃぶりを選ぶのも一つの方法ですよ。
テテオ おしゃぶり 入眠ナビ
引用 コンビ株式会社
ベビー用品で有名なコンビのおしゃぶり。
赤ちゃんの寝つきを考えた設計で、お口からはずれにくく、コンパクトで痕が残らないのも特徴です。
寝ている間ずっとくわえているので、重さですぐに外れてしまったり、お口回りにおしゃぶり痕が残ったりするお悩みを解決できますね。
チュチュベビー おしゃぶり デンティスター
引用 ジェクス株式会社
「子どもの歯並びが心配…。」
そんな悩みを持っているなら、こちらのおしゃぶりがおすすめ!
お口の発達をサポートし、『出っ歯になりにくい』設計になっています。
赤ちゃんの歯に余計な圧力を与えず、自然なかみ合わせになる構造です。
おしゃぶりが歯並びには影響しないと言われても、やはり気になることもあるでしょう。
もしも歯への影響を第一に考えたいのなら、こちらのおしゃぶりを試してみてください。
ここでご紹介したのはほんの一部で、店頭ではたくさんおしゃぶりを見かけるでしょう。
ぜひ子どものことを考えて、一番良いものをじっくりと調べてみてくださいね。
もし買ったものが合わなければ、素材や形の違うものを試してみてもいいかもしれません。
どうしてもどれが良いのか悩んでしまうという時には、使っている哺乳瓶と同じメーカーのおしゃぶりを選んでください。
ニップルが同じようなものになっているので、赤ちゃんも安心して使ってくれる可能性が高いですよ。
まとめ
- おしゃぶりをしたまま寝ても歯並びには影響しない。
- おしゃぶりをすると鼻呼吸ができるメリットがある。
- おしゃぶりは1歳を過ぎたら徐々にやめさせると良い。
- おしゃぶりは癖になるため、3歳までには完全にやめること。
- たくさん遊んで疲れさせると、おしゃぶりをせずにぐっすり眠れる。
- どうしてもやめられない時は、おしゃぶりを切って使えなくさせる方法がある。
- おしゃぶりは月齢にあったものを使用する。
- おしゃぶりの選び方は、主に素材や形状、機能などに着目すると良い。
おしゃぶりは悪い影響が出るとか、やめられなくなるといったデメリットも多く感じますが、特に赤ちゃんにとって悪いものではありません。
落ち着いて寝てくれるならそれが一番です。
ただし、正しい使い方をすることがなにより大切。
小まめにおしゃぶりを確認してあげながら、赤ちゃんが安心して眠れる環境も作ってあげてくださいね。