飛行機での旅行は荷造りに結構な時間を割きませんか?条件を確認しながら持ち込みにする荷物と預ける荷物に分ける作業は慣れないと手こずってしまいます。
現地でのバカンスを想像して楽しく荷造りするなかで悩んだり困ったりすることは極力減らしたいですよね。
特に、夏場の旅行に欠かせない制汗スプレーなど、スプレー類の取り扱いは条件などが細かく、しっかり確認する必要があります。
私は以前、仕事で飛行機を利用する際に荷造りで疲れてしまい、当日寝坊してしまうという失敗をしました。
さらに手荷物検査で手間取ってしまい、飛行機にちょっぴり苦手意識をもってしまいました…。
そこで、今回は楽しい旅を実現するために、夏場の必須アイテムである制汗スプレーは飛行機内へ持ち込めるのかなど細かいルールも併せてしっかり確認してみましょう!
目次
制汗スプレーは飛行機内に持ち込める?ルールを確認!
制汗スプレーは猛暑が続く近年の身だしなみにはなくてはならないアイテムです。できれば旅行や出張でもしっかり用意しておきたいですよね。
ご安心ください!いわゆる「化粧品」に分類されるスプレーは条件をクリアしていれば持ち込み可能です。その条件というのが以下の通りです。
- 1つの容器の中身が0.5ℓまたは0.5kg以下であること
- 1人あたり合計2ℓまたは2kg以下になること
- スプレーは中身が漏れるのを防ぐため噴射弁がキャップなど適当なもので保護してあること
なかなか内容量が0.5kgもある制汗スプレーは見たことがないので、ここは問題なさそうです。身だしなみを整えるアイテムを準備して気持ちよく旅行を楽しむことができそうです。
制汗スプレーを国際線の飛行機内に持ち込む場合は…
国際線の場合、スプレーも「液体類」に含まれるため、さらに条件が加わります。
- すべて100ml(100g)以下の容器に入れる
- ジッパー付きの透明なプラスチック製の袋に入れること
- 袋のサイズは縦横の合計が40cm以内になるもの
- 液体類を入れる袋は1人1枚のみ
こうやって見てみるとなかなか条件が厳しいですね。
ちなみに液体類に含まれるものは飲料類、化粧水、オイル、クリーム、ワックス、歯磨き粉などです。結構多いですね…。
機内は特に乾燥しているため、元々乾燥肌で悩む私は、化粧水などの肌ケア用品は絶対に持ち込みたいところです。そうなると、他の液体類はかさばらないものにする必要があります。
しかし、指定されたサイズの袋は実際見てみると小さく、持ち込みたいと思って用意していたほとんどのものが入りませんでした。
一番手っ取り早いのは、持ち込みは諦めて預け入れに変更することです。預け入れの場合、液体類による制限などがないため、国内線と同様の条件で預けられます。
乾燥肌の私は化粧水や日焼け止めを優先的に持ち込みたかったので、スプレー類は諦めて預ける荷物に入れました。持ち込みたい荷物の優先順位を決めるのもなかなか労力を割きます…。
それでも制汗スプレーを持ち込みたい!解決方法は?
持ち込む液体類をなるべく少なくしたいと思っても、やっぱり機内のなかでも身だしなみは大切です。
特に国際線の場合、フライト時間も長くなるため、制汗スプレーは持ち込みたいですよね。そこで、簡単な解決方法をご紹介します。
トラベルサイズを用意する
最近は様々な商品がトラベルサイズを展開しています。ほとんどの内容量が100ml以下なので、国際線でも問題なく機内に持ち込めます。購入する際には内容量をチェックしましょう!
また、空港内のドラッグストアでは機内に持ち込めるサイズの商品を多く取り扱っているようなので、空港に到着してから購入するのも一つの手です。
制汗スプレーの代用品になるものを用意する
制汗剤のなかでも液体類に含まれないものがあります。例えば、汗拭きシートやスティックタイプの制汗剤です。
汗拭きシートは比較的安価で購入でき、省スペースでも収まるので飛行機内への持ち込みにはもってこいです。
使用の際もスプレーのように音がしないため、今すぐちょっとだけ使いたい、という時でも安心です。
実際、一度制汗スプレーの持ち込みを断念した私は、その後からスプレーと併せて汗拭きシートも用意し、飛行機内に持ち込むようにしました。
飛行機内という閉じられた空間では、やはり汗や臭いも気になっちゃいますもんね…。人との距離も近くなるので、汗拭きシートは重宝します。
その他にも、スティックタイプの制汗剤は固形物になるので液体類に含まれません。内容量など気にせず持ち込めます。
スティックタイプはスプレータイプに比べると、使用感は冷たいとかスッキリするなどといったものは感じられませんが、消臭効果などはしっかりあるように感じました。
制汗スプレー以外のスプレー類は飛行機内に持ち込める?
スプレー類と一言で言っても種類はさまざまです。日常生活ではあまり意識して使っていないと思いますが、実は飛行機でのルールでは種類によって条件が異なってきます。
「化粧品類」「医薬品類」はオッケー!
簡単に言うと、顔や身体につけるスプレーです。
日焼け止めスプレー、虫除けスプレー、ヘアスプレーなどが該当します。これらは制汗スプレーと同じ条件で持ち込むことができます。
「日用品」や「スポーツ用」のスプレーは要注意!
引火性ガスや毒性ガスを使用した日用品やスポーツ用のスプレーは「危険物」に該当するため、持ち込みも預け入れも共に禁止です。
見分け方は簡単!スプレー本体の取り扱い説明欄に「火気と高温に注意」と書かれているものが対象です。
具体的には、スプレーのり、スキー板やスノーボードのスプレーワックス、殺虫剤スプレーなどが含まれます。
その他にも色々あるので、日用品スプレーを用意している場合はいま一度、説明欄を確認してみてください。
日用品やスポーツ用のスプレーの中でも、引火性や毒性ガスを使用していないものは預け入れのみ可能です。
見分け方は簡単!説明欄に「高温に注意」と表記されていて、「火気」の文字がなければ大丈夫です。
制汗スプレー以外も要注意!夏の旅行グッズもチェック
制汗スプレー以外にも注意して荷造りしたい夏の旅行グッズはまだまだあります。せっかく用意したのに捨てることになってしまった…なんてことのないよう、ルールを確認しましょう!
刃物類は持ち込みできる?
刃物類は凶器となる可能性があるため、基本的には持ち込み不可になります。預ける荷物に入れておきましょう。
ただし、身だしなみに必要なハサミやカミソリは一定の条件内であれば持ち込めます。
はさみの場合、刃の部分が6cm以下であれば持ち込めます。つまり、身だしなみ用の小型のハサミは持ち込みオッケーということになります。
「鏡を見たらなんか1本だけ眉毛が飛び出てるぞ…」なんてアクシデントにも対応できますね!
では、同じく眉毛などの身だしなみで必須となるカミソリはどうでしょうか?
こちらも眉毛用の小さなカミソリやT字カミソリは持ち込めます。電動シェーバーもオッケーなので、ヒゲがすぐにのびちゃう人もご安心ください!
ヘアアロンは種類によって扱いが変わる
女性の身だしなみに必要なヘアアイロン。クセ毛の私にとっても必須アイテムです。旅行でも出張でも手放せません。そんなヘアアイロンは種類によって扱い方が変わってきます。
コンセント式のものは持ち込みも預け入れもオッケーです。海外旅行の場合は変圧器を用意するか海外対応のものか確認して持って行きましょう。
ガス式のタイプは炭化水素ガスが充填されていてアイロン部分に安全カバーが付いていれば持ち込みも預け入れもオッケーです。ただし、1個だけと決められています。
また、予備のガスカートリッジは持ち込みも預け入れもできません。ご注意ください。
さらに国際線の場合、ガス式ヘアアイロンは制汗スプレーと同様、「液体類」に該当するため、持ち込みの際は透明なプラスチック製の袋に入れる必要があります。
ただでさえ優先したい液体類が多いなか、アイロンにかなりのスペースを取られます。ここは、無難に預ける荷物に入れることをおすすめします。
リチウムイオン電池を使用するタイプは、電池を取り外せば持ち込みも預け入れもオッケーです。
取り外した電池や予備電池は預けられないので、ショートしないように保護して機内に持ち込みましょう。
電池を外せないタイプのものは持ち込みも預け入れもできません。残念ながら、お家でお留守番です…。
リチウムイオン電池以外の電池(乾電池など)は持ち込みも預け入れもできます。ただし、電池は外したうえでショートしないように保護しておきましょう。
花火は火薬類なので「危険物」になる!
夏休みの定番アイテムである花火は火薬を使用しているため、「危険物」扱いとなります。
そのため、持ち込みも預け入れもできません。現地調達しましょう。そして使い切って帰りの飛行機に乗りましょう!
まとめ
- 制汗スプレーの飛行機内への持ち込みは条件を満たせばオッケー
条件
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- 国際線の場合、液体とみなされるためさらに条件が追加される
条件
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- 制汗スプレーの代用品として汗拭きシートを持ち込むのもアリ
- その他のスプレーは、医薬品や化粧品は持ち込み可能
- 日用品やスポーツ用スプレーは引火性・毒性ガス使用の場合、持ち込みも預け入れも不可
- 身だしなみ用の小型ハサミは持ち込みも預け入れもオッケー
- カミソリの場合、T字や小型、電動シェーバーは持ち込みも預け入れもオッケー
- ヘアアイロンは種類によって扱い方が変わる
- 花火は飛行機NG !現地調達で楽しみましょう
いかがでしたか?出張も旅行も身だしなみも大切!ルールを確認しながらしっかり準備し、楽しい空の旅を満喫してください!