仙台市の人気銘菓「霜ばしら」というお菓子を知っていますか?
霜ばしらは、宮城県仙台市に本社がある、老舗のお菓子屋さんが販売している商品の一つで、名前の通り美しく、繊細なお菓子です。
カルディや、Amazonなどでも販売しておらず、購入するのは、なかなか難しいです。
しかし、他に代わりのない唯一無二のお菓子ですので、一度は食べて頂きたい商品です。
本記事では、大人気お菓子「霜ばしら」の入手方法や商品の味について解説します。
カルディにも売っていないとなると、どこで販売しているのか気になりますね。
「霜ばしら」の中に入っている白いお粉についても調べてみましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね♪
目次
霜ばしらはカルディで売ってない!必見!購入方法を紹介
「霜ばしら」はとても人気な入手困難な商品で、カルディにも売っていない商品です。
一体どうしたら入手できるのか、どんな味なのか気になりますよね?
この章では「霜ばしら」の販売店や商品について詳しく解説します。
購入方法は公式店舗とオンラインショップのみ
霜ばしらを販売しているのは、九重本舗玉澤という会社です。
- 1675年創業で、現在まで340年余りの歴史ある会社
- 明治時代には、創製中の菓子を天皇に菓子を献上したこともある老舗菓子作りの会社
販売店舗は、下記の通りになります。
店舗名 | 所在地 |
---|---|
本社工場【直営店】 | 仙台市太白区郡山四丁目2番1号 |
藤崎店【直営店】 | 仙台市青葉区一番町3-2-17
藤崎百貨店本館 地下一階 |
エスパル店【直営店】 | 仙台市青葉区中央1-1-1
JR仙台駅 地下一階 |
桂店【販売店】(グリーンマート) | 仙台市泉区桂1-12-1 グリーンマート桂店 地下一階 |
九重本舗玉澤の店舗は、宮城県仙台市にしかありません。
また、九重本舗玉澤にはオンラインショップもあります。
仙台までは遠いと感じる方には、公式のオンラインショップでの購入をおすすめします。
カルディとかにはないの?
そこで、仙台市以外の有名な店舗や通販にあるかどうかを調べてみました。
販売店舗 | 販売状況 |
---|---|
イオンモール | 販売なし |
コストコ | 販売なし |
百貨店 | 一部店舗で期間数量限定で販売実績あり |
Amazon | 販売なし |
楽天 | 販売なし |
高島屋横浜店で行われた【銘菓百選】という催し物での販売実績は見つけましたが、毎年出店する予定ではありません。
霜ばしらは、カルディやAmazonでも販売はありませんでした。
転売サイトやオークションサイトでの販売がみられるようですが、これらは偽物の可能性もあります。
お菓子の品質保証もできないので、必ず、店舗および公式オンラインネットショップでの購入をしましょう。 |
遠方の方は、公式のオンラインショップでの購入が一番の近道です。
霜ばしらは予約必須の冬季限定のお菓子
調べてみますと、なんと!「霜ばしら」は冬限定のお菓子でした。
公式HPによりますと、例年9月頃に予約受付を開始し、10月~4月頃までの間、販売をしています。
予約受付開始の際は、九重本舗玉澤の公式Twitterで通知されます。
しっかりTwitterをフォローをして今季の「霜ばしら」をぜひ、入手してみてください。
— 九重本舗 玉澤 (@TamazawaSendai) May 18, 2020
引用 Twitter
口コミでは、予約受付開始後5分で売り切れという情報もありました。
とても人気の商品ですので、予約開始直後に購入画面へ進んでいくことをおすすめします。
店舗での購入の場合も、品切れになっていたり、予約対応になっていたりする場合もありますので注意です。
霜ばしらがお菓子の芸術品とされる理由とは
前回の章では「霜ばしら」はとても入手困難なお菓子ということが分かりましたね。
霜ばしらの人気の理由は、見た目が美しさと繊細な食感であることが分かりました。
この章では、「霜ばしら」の見た目の美しさや、味についてお伝えします。
霜ばしらは繊細で美しい高級な飴のお菓子
九重本舗玉澤の公式HPに写真がありましたが、「霜ばしら」はとても繊細な見た目をしています。
真っ白で綺麗ですよね。
引用 九重本舗玉澤公式HP
白い容器の中に、白いお粉があり、その中に「霜ばしら」と呼ばれる飴が入っていて、とても上品なお菓子です。
お値段は3,456円(税込)で、1缶あたり約40枚入っており、1枚あたり約86.4円と高級な飴という印象です。
高級でありながら、予約受付開始後5分で売り切れるとは、相当美味しいのではないでしょうか?
霜ばしらは職人が手作りする冬の芸術的お菓子
気になる「霜ばしら」の味を口コミで調べてまとめてみました!
≪霜ばしらの口コミ≫
- 味は水あめと似ている
- 舌にのせた瞬間にとろける
- 噛んで食べたらサクサクとした軽い食感
このような意見が目立ちました。
霜ばしらは口に含むと、とろける様子から「冬の幻」とも呼ばれています。
見た目通りの繊細な食感のようです。
繊細な食感を生み出す為に、職人さんがひとつひとつ、手作業で製造されていて、まさにお菓子の芸術品ですね。
ちなみに、お菓子の名前の由来は、冬の季節に見られる【霜柱】という現象からきています。
霜柱とは、地中の水分が地面にしみだして凍り、少しずつ持ち上がってできる自然界の現象で、11月~4月ごろに発生します。
地面の水の量や、気温も寒ければいいものではなく、条件が厳しく、全国どこでも見かけるわけではありません。
見た目は、細い繊維が何層にも重なっていて、色は半透明で光沢があり、お菓子の「霜ばしら」にそっくりです。
日本のお菓子代表にふさわしい、風情を感じ嬉しくなりました。
冬の幻というのも納得です。
とても品があり、自分用にはもちろんですが、お土産にも最適です。
仙台市といえば「萩の月」が有名ですが、ぜひ、冬に仙台市に訪れる場合は九重本舗玉澤の「霜ばしら」も候補にいかがでしょうか?
喜ばれること間違いなしです!
霜ばしらには粉が入っている⁉粉の正体と役割とは
「霜ばしら」の容器の中に白色のお粉が入っていますが、その正体は何なのでしょうか?
防湿と破損防止のために「らくがん粉」が入っているということが分かりました。
この章では「霜ばしら」の中に入っている「らくがん粉」について解説します。
霜ばしらの中の謎の白い粉はらくがん粉
「霜ばしら」の美しさを引き立てる、白い粉の正体は「らくがん粉」です。
らくがん粉とは、らくがんを(粉と砂糖合わせた乾燥した菓子)作るときに使う、もち米を原料に作られた米粉です。
引用 九重本舗玉澤公式HP
霜ばしらは湿気や、熱、衝撃にとても弱いので、霜ばしらを守る為にしっかりと「らくがん粉」が入っています。
このらくがん粉が入っていないと、霜柱は湿気を含み、味がおちてしまい、割れてしまいます。
白い粉が入っていることには、きちんと大きな意味がありました。
雪みたいで、見た目も美しく、繊細な「霜ばしら」を守っていたんですね。
次に「霜ばしら」の取り方について説明します。
容器のふたを開けてみると「霜ばしら」が隠れてしまうほど、らくがん粉がびっしりと敷き詰められています。
「霜ばしら」は、とても繊細なので、見えないまま取り出すと割れてしまう可能性があります。
その為、一度らくがん粉をふたや、別の容器等に取り出しておきます。
そうすると「霜ばしら」が一つだけ取りやすく飛び出ているものがありますので、優しく慎重に引き抜いてください。
「霜ばしら」は容器内にピッタリとおさまっている為、取り出しやすくなっているのですね。
1つ抜けば、すき間ができるので、残りは取りやすくなります。
必要な数を取り出した後は、先ほど取り出しておいたらくがん粉を、元の缶の中へ戻します。
その後、ふたをして冷蔵庫で保管してください。
らくがん粉を最後まで美味しく食べる方法
ただ「霜ばしら」を守ってもらうだけでは、もったいないですよね。
らくがん粉を無駄にしない、食べ方について調べてみましたので、紹介します。
- らくがん粉は乾燥したフライパンに移す
- 弱火で加熱し、焦げ付かないようにかき混ぜる
- 色が少しついたら、容器に移す
- 砂糖と、ごく少量の食塩を加えて、よく混ぜる
- 香ばしいお茶うけが完成です!
ぜひ、お試しください。
その他にも、バターや薄力粉を混ぜて、クッキーやスコーンも作れます。
らくがん粉はもち米粉が原材料なので、色々なお菓子作りに役立てることができそうです。
まとめ
- 霜ばしらは、店舗販売は基本的に宮城県仙台市内のみとなり、遠方の方にはオンラインショップでの購入がおすすめである
- 自然界の「霜柱」のように、とても繊細で、11月~4月までの冬季限定商品販売となっている
- 霜ばしらは、水あめのような味で、舌の上にのせた瞬間にとろける
- 霜ばしらは、予約受付開始後早々に注文しないと、完売の可能性がある
- 霜ばしらの中に入っているのは、米粉が原材料の「らくがん粉」である
- 霜ばしらの中に、らくがん粉を入れていないと、すぐにべたつき始めるので要注意である
本記事では九重本舗玉澤で冬季限定で販売している、大人気のお菓子「霜ばしら」について解説しました。
九重本舗玉澤の公式Twitterをフォローして、ぜひ早めに予約してみてくださいね。
繊細な「霜ばしら」を、ぜひご堪能ください。