振動マシンの悪影響に医学的根拠なし!2つの筋力アップ機能も紹介

振動マシン、通称ぶるぶるマシンをあなたは使ったことがありますか?

枕ぐらいの大きさの機械に乗りスイッチをつけると、全身がぶるぶると震えて運動と同じような効果が得られるというマシンです。

しかし、振動のため体調が悪くなったり、やたら皮膚がかゆくなったりするなどの報告が出ているのも事実です。

体に悪影響があるのなら購入するのも考えてしまいますよね。

振動マシンによる脳などへの悪影響が心配されていましたが、結論から言うと悪影響に医学的根拠はないようです。

本記事では、振動マシンによる悪影響についてと効率よく痩せる方法を紹介します。

機能を理解しながら振動マシンを効果的に使い、ダイエットや健康維持に役立てましょう!

振動マシンの悪影響は乗り物酔いとかゆみ!対処を解説

振動マシンを使うことによって、体の一部に悪影響を及ぼす可能性があります。

振動はデメリットにもなるので、体調と相談しながら使用するようにしてくださいね。

脳が振動することで乗り物酔いをしてしまう

振動マシンは体を揺らす機械で、当然脳にも振動が伝わってしまいます。

三半規管が揺れ、乗り物酔いのような感覚になるので、普段酔いやすい人は注意が必要です。

膝を曲げずにピンと伸ばした直立の状態でマシンに乗ると、振動がダイレクトに脳へ伝わってしまいます。

振動マシンに乗る時には、脳への悪影響を避けるために、少し膝を曲げて乗るようにしてください。

あまり意識しすぎず、膝が伸び切ってしまう「気を付け」のポーズでなければ大丈夫です。

振動の強さや時間の調整を忘れずに、気持ちよく振動マシンに乗れるようにしましょう!

ちなみに、30分以上車に乗る時は酔い止めの薬が欠かせない娘でも、振動マシンで酔ったことはありません。

調節さえすれば三半規管が弱いあなたでも大丈夫です!

振動による血流改善で皮膚がかゆくなる

体に振動が伝わることで、体が温まり血行が促進します。

運動不足などで血液循環が悪くなっていた箇所の流れがよくなることで、体が温まって悪影響の1つであるかゆみが出ることもあります。

マシンの振動に慣れるにつれて、かゆみが生じることも少なくなっていきます。

最初は、振動強度を低くして使用し始めましょう。

振動マシンで痩せるのはムリ!筋力アップで健康維持!

振動マシンに乗るだけで得られる効果は限られています。

振動マシンに合わせて、トレーニングをすることが痩せるための近道です!

乗るだけで体の引き締めと筋力アップが狙える

結論からお伝えすると、振動マシンに乗っているだけで痩せることはできません。

痩せることはできないと聞いて、ガックリと肩を落としているあなたに朗報です!

振動マシンに乗っているだけでも、筋力がアップする効果があるという声がありました。

筋力がアップすることで、体の引き締めや筋力アップによる健康維持によい影響があります。

ぶるぶるとした振動を受けてバランスを取ろうとするときに、インナーマッスルが使われます。

お腹の筋肉や背中の筋肉を使うことになるので、見た目にも分かりやすく、体を引き締める効果があるというわけですね。

しかし、1回あたりの最大使用時間が決まっていて、続けるとだんだん体が慣れていってしまうため、効果が薄くなっていきます。

一定期間を過ぎてしまうと、別のトレーニングなどが必要になってきます。

筋力アップの効果については、とても分かりやすい検証結果があったので紹介します。

高齢者を対象に毎回2分、3か月間振動マシンを活用したところ、一定の項目と測定時期において通常歩行や歩行速度に有意な効果がありました!

振動マシンのおかげで、以前よりもスムーズに歩けるようになったということです!

高齢者に限らず、私たちの筋肉は使わないと衰えていってしまいます。

運動不足のあなたや歩く速度がだんだんゆっくりになってきているご両親に、振動マシンはピッタリです!

使用することで筋力アップの効果を、身をもって感じられるかもしれません。

検証された中で歩行速度などに最も効果が感じられたのは、振動マシンとマシーントレーニングを併用した時でした。

マシーン・振動刺激を行なっている群においてはTUG、通常歩行・最大歩行速度に改善がみられる事が明らかになった。

この事は既存のマシーンの動的トレーニングに加え、振動刺激という静的トレーニングを併用することにより、利用者の機器を利用しての運動意識が向上し運動器機能向上に有効であったと考えられる。

引用　第44回日本理学療法学術大会 抄録集(運動器機能向上に及ぼすマシーン・刺激振動トレーニングの有効性について

マシーントレーニングとは、ジムでよく見る器機を使ったトレーニングのことです。

対象の高齢者自身にも実感があり、「足腰が強くなった」などの声があり、持続するモチベーションもあがったそうです。

検証は3か月間だけだったので、長期的にマシーントレーニングと振動マシンの使用を続けていれば、もっと効果があるかもしれませんね。

一定の効果までは期待できますが、本当に「痩せたい!筋力をつけたい!」という場合には別途トレーニングが必要です!

体引き締めと筋力アップにオススメの2大機能

振動マシンを使って体を引き締め、筋力をアップさせる方法を探っていきましょう!

一口に振動マシンといっても値段はピンからキリまであり、その機能もさまざまです。

痩せるためにオススメの機能は次のとおりです。

• 3D振動
• EMS(筋電気刺激)機能

3D振動は揺れる方向を表していて、前後・左右と立体的に動くのが特徴です。

これは不安定なバランスボールに乗っているのに似た感覚なので、必然的に筋肉をつかう場所が増え効果は倍増します。

3D振動機能を持つ機種の中には、シェイカー方式を採用しているものもあります。

シェイカー方式とは、左右のリズムを保ちながら前後左右を立体的に揺らす方式です。

バランス感覚を問われるのでインナーマッスルに効きます。

お正月の代表的な遊び・こま回しのこまの上に立っていると想像してみるといいでしょう。

中には2D振動のものもあり、これは前後・左右の揺れのみです。

2D振動では、体が揺れる方向を予測できるようになり揺れに慣れるのが早くなってしまいます。

長期間継続して使用したい場合、2D振動タイプは避けた方がいいでしょう。

EMS機能は強制的に筋肉に電気刺激を送るので、より高いトレーニング効果が得られます。

電気を通すには裸足で使用することになるのが特徴です。

座りながら使用したい場合は振動モードに切り替えて使用してくださいね。

ペースメーカーを使用している人や治療中の人など使用を控えた方がいい人もいるので、気になる人は必ず医師に相談してください。

振動マシンを使うときの注意事項

マシンの取り扱いは機種によるので、ここでは割愛させていただきますが、あなた自身の体調も整えておく必要があります。

食後すぐに振動マシンを使用することは、お腹が痛くなるので避けましょう。

消化不良を起こす原因にもなるので、余裕を持って食後2時間ほどは使用しない方がよいでしょう。

悪影響として酔いやかゆみの症状が出ることがあると説明しましたが、体調が万全ではないと症状が出やすい傾向にあります。

自分の体を知り、しっかりと自分の体と向き合うことも大切ですよね。

振動マシンは静かなものがいい!オススメ2選!

振動マシンのいいところは、何かをしながら運動効果が得られるというところですよね!

テレビや映画の音声が聞こえなくなっては困りますし、マンションや夜間に使用したい人も多いのではないでしょうか。

静かでオススメの機能が搭載された振動マシンを2つ選んでみたので、よかったら参考にしてみてください!

人気ナンバー1のシェイカー式3D振動マシン