NIKE、adidas、VANS…スニーカーって素敵なものが多いですよね。
かくいう私もスニーカーが好きで、毎日のように履いています!
実は先日、突然の雨でお気に入りのスニーカーが濡れてしまいました…。
なんとか帰宅した私に、家族が驚きの一言。

えっ、スニーカーに防水スプレーは、いらないのでは!?
調べた結果、スニーカーには防水スプレーが必要であると判明!
そもそも防水スプレーがいらないなんて、私の勝手な思い込みでした!
しかし私のように「スニーカーに防水スプレーはいらない」と思っている人も多いのでは?
ここでは、スニーカーに防水スプレーが必要な理由や、使い方、おすすめの防水スプレーなどをご紹介。
また、噂の100均防水スプレーの効果も検証していますので、お見逃し無く♪
目次
スニーカーに防水スプレーがいらないのはウソ!理由は?
靴屋さんでスニーカーを購入したら、店員さんに防水スプレーをおすすめされた…なんて経験はありませんか?
そんな時、私は「いらない」と断っていました。

しかし今の私は、昔の私にこう言いたいです…!
「スニーカーに防水スプレーをしておくと、水・汚れ・カビ・色あせを防止して、長く履けるから節約にもなるよ!」と。
ただ、店員さんのおすすめする防水スプレーを買うかどうかは別です。
防水スプレーは、スニーカーだけでなく、傘、レインコートなど用途が多くあります。
自分の用途に合った防水スプレーを選ぶと、スニーカーなど大切にしたいものを便利にしてくれたり、長持ちさせてくれたりします。
ですから店員さんに言われるがまま、用途に合わない防水スプレーを買うのはやめましょう。
それこそ余計な出費なのですから…。

防水ケアはスニーカーを長持ちさせる
お気に入りのスニーカーを長く使いたいと思うなら、定期的なメンテンスが必要です。
ただできれば、そのメンテナンスを少しでも楽にしたいと思いませんか?
そんな時にこそ防水スプレーが大活躍!
スニーカーに防水スプレーを使うと、メンテナンスが楽になり、結果的にスニーカーを長持ちさせてくれますよ♪
しかも防水スプレーの効果は、水の侵入を防ぐだけではありません。

スニーカーに防水スプレーを使った場合、以下のような効果が得られます。
- 雨水の侵入を防ぐ
- 汚れを防ぐ
- 湿気からくるカビを防ぐ
- 色あせを防ぐ
防水スプレーは、スニーカーが濡れることによって起こる、カビ・型崩れ・色あせなどを防ぎます。
また汚れが付着するのを防いでくれるため、スニーカーを清潔に保つ効果も。
防水スプレーは、スニーカーが新品の状態から使うと効果的。
汚れたスニーカーに防水スプレーを使うと、汚れをコーティングしてしまいます。

履いた後のスニーカーであれば、スニーカーシャンプーなどで洗浄して、汚れが付着していない状態で防水スプレーを使いましょう。
防水スプレーは【ハイブリットタイプ】がおすすめ
防水スプレーは、主に【フッ素系】【シリコン系】【ハイブリットタイプ】に分かれます。
【フッ素系】と【シリコン系】は用途が違うため、正しく使わないと靴が変色したり、シミができたりします。
これに対して【ハイブリッドタイプ】は、フッ素系とシリコン系の性質を併せ持つ、便利な防水スプレーです。
スニーカー以外にも防水スプレーを使いたい人は、用途が幅広い【ハイブリットタイプ】がおすすめ!
特徴や価格 | |
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フッ素系の 防水スプレー |
持続性:低い 通気性:高い
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シリコン系の 防水スプレー |
持続性:高い 通気性:低い
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ハイブリットタイプ |
持続性・通気性ともに高い
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フッ素系の 防水スプレー |
使えるもの |
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衣類、傘、靴、スキーウェアなど | |
使えないもの | |
革製品、絹、ゴム地など(ただし革製品専用の防水スプレーを除く) | |
シリコン系の 防水スプレー |
使えるもの |
衣類、傘、靴、レインコートなど | |
使えないもの | |
革製品、絹、ゴム地、プラスチックなど | |
ハイブリットタイプ | 使えるもの |
フッ素系とシリコン系が使えるものすべて | |
使えないもの | |
フッ素系とシリコン系が使えないものすべて |
【ハイブリットタイプ】は、用途が幅広いからといって、何でも使えるわけではありません。
特に革製品はシミや変色になりやすいため、革製品専用の防水スプレーを使いましょう。
上記画像は、コロニルの【1909シュプリームプロテクトスプレー】です。
革製品専用の防水スプレーですが、同時に革への栄養補給をしてくれる優れもの。
レザースニーカーやカバンなど、汚れや摩擦が多い革製品におすすめです。

【防水】と【撥水】の違いとは
撥水加工がされたスニーカーを履けば、防水スプレーはいらないのでしょうか。
答えは「NO」です。
防水と撥水は効果が違うため、撥水加工のスニーカーにも防水スプレーは必要です。
- 防水加工…水を通さない加工
- 撥水加工…水をはじく加工
引用 You Tube
撥水は水をはじきますが、繊維の間に入り込む小さな水滴や、水圧がかかる強い雨には効果を発揮できません。
ですから撥水加工だけでは、水の侵入を防ぐ効果が不十分なのです。
引用 ワークマン公式HP
また防水加工も撥水加工も、使い続けたり、洗濯したりすると効果が落ちていきます。
しかし、そんな時にこそ大きな力を発揮するのが防水スプレー!
防水スプレーには、防水と撥水の成分が含まれているため、どちらの効果も付与できます。
大切なスニーカーを快適に使うために、防水スプレーは欠かせない存在ですね♪

スニーカーの防水スプレーは使い方で効果が変わる!
スニーカーに防水スプレーをするなら、効果を最大限に発揮できる使い方をしたいですよね。
防水スプレーの効果を劇的に上げるポイントは以下の4つです。
- 防水スプレーは、きれいな状態のスニーカーに使う
- スニーカーの靴紐を外してから、防水スプレーを使う
- 防水スプレーは、表記された使い方を守る
- 防水スプレーはスニーカーを履くたびに使う
防水スプレーを正しく使うと、しっかりと効果を得られますし、健康への影響を最小限に抑えられます。
成分に有害物質が含まれていますので、安全のため防水スプレーは短時間で効率よく使いましょう。
防水スプレーを使う前に、スニーカーの状態や、防水スプレーの表記を確認しておくと、スムーズに作業が行なえますよ♪
【準備】靴紐を外しておくと効果が行き渡る
まずはスニーカーの汚れをコーティングしないよう、汚れをしっかり取り除きましょう。
スニーカーの汚れには、水のいらないスニーカーシャンプーがおすすめです♪

スニーカーに汚れがある場合は、汚れている部分を事前に確認しておきましょう。
防水スプレーを使うための準備は、以下のとおりです。
- 靴紐を外し、ブラシで余分な繊維をはらう(汚れている場合は洗浄する)
- インソール(中敷き)にスプレーが入らぬよう、新聞紙や雑紙などを入れておく
靴紐を外しておくのは、シューレースホールなど細かい部分にまで防水スプレーが行き渡らせるため。
水は思わぬ箇所から侵入するため、防水スプレーの成分が全体に行き渡るように使いましょう。
なお、インソール部分には新聞紙などを入れて、防水スプレーがかからないようにしましょう。

【本番】防水スプレーは正しく安全に使ってこそ効果が出る
防水スプレーは正しい使い方をしないと、効果を発揮できないだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
事前に製品の「使用方法」や「使用上の注意」を確認して正しく使うことが、効果を最大限に発揮させる秘訣。
なお防水スプレーには有害物質が含まれているため、メガネやマスクなど安全な対策をして使いましょう。

- 屋外でメガネ・マスクを着用して使う
- 目立たない部分に吹きかけ、異常がないことを確認する
- 防水スプレーに表記された使い方や乾燥時間を守る
- 2足同時ではなく、1足ずつスプレーを吹きかける
- 長時間連続で使わない
- 発火する危険があるため、使用前後のタバコや火気に注意する
なお、スニーカーと防水スプレーの距離は、しっかり確認しておきましょう。
防水スプレーを吹きかける距離が正しくないと、効果が薄まったり、シミやムラの原因になります。
スニーカーや靴の表面が、しっとりと濡れる程度まで吹きかけたら頃合い。
防水スプレーを吹きかけすぎると、乾燥時間が増えたり、液ダレして跡が残ってしまったりするのでご注意ください。

防水スプレーを使う頻度とは?

そう安心するのは…少しお待ち下さい。
実は防水スプレーの効果は、永久的に持続するわけではありません。
また効果の持続期間は、防水スプレーの性質や靴の使い方によって変わります。
防水スプレーは、靴を履くたびに使うと、効果が途切れることなく安心です。

毎日吹きかけたくないという人は、できるだけ持続性の高い防水スプレーを選びましょう。
「長時間対応」や「超強力」など持続性の高さが表記された防水スプレーが数多く販売されていますよ♪
なお毎日同じ靴を履くことは、靴の寿命を縮める原因になります。
普段履きの靴は、2~3足をローテーションして履くと、靴の寿命が伸びますよ♪
スニーカーの防水スプレーおすすめ3選!
防水スプレーはAmazonや、靴屋さん、ホームセンター、薬局など多くの販売店で購入できます。
傘やスキーウェアなど広範囲に使う場合は、容量の大きな防水スプレーを選びましょう。
Amazonでは多用途のフッ素系や、ハイブリットタイプの防水スプレーが豊富に取り揃えられています。
多用途のフッ素系防水スプレーは、ハイブリットタイプに近い効果を持ったものもあります。
価格や乾燥時間など、自分が優先したい部分を比較して購入するのがおすすめです。
【コロンブス】アメダス防水スプレー
アメダスはフッ素系の防水スプレーで、革製品にも使えます。
また乾燥時間が約15分と短いため、外出前にサッと使える点も人気の理由。
アメダスは百貨店でも販売されており、昔から有名な防水スプレーです。
価格は少し高めですが、革製品にも使えるオールラウンダーな防水スプレーとしておすすめします。
【ヘンケルジャパン株式会社】LOCTITE超強力防水スプレー[長時間]
LOCKTITE超強力防水スプレー[長時間]は、ハイブリットタイプの防水スプレーです。
名前のとおり、撥水機能が長時間持続します。
スニーカーに使えるという表記はありませんが、メーカーに問い合わせたところ、スニーカーにも使えるという回答を得ました。
ただしゴム部分や接着面が変色する可能性があるため、白地や淡色のスニーカーは使用しない方が良いとのこと。
比較的安価で、ホームセンターではお得なセット販売もある身近な1品です。
【セメダイン】防水スプレー多用途+長時間
接着剤で有名なセメダインの【防水スプレー多用途+長時間】は、長時間持続のフッ素系防水スプレーです。
革製品や靴などの幅広い用途と、ムラになりにくい噴射口がおすすめポイント!
セメダイン独自の高い接着力を持った防水スプレーは、強力な防水効果を発揮します♪
安価で強力な防水スプレーを求める人に、自信を持っておすすめできる1品です。
スニーカーの防水スプレーは100均にもある!効果を検証
なんと防水スプレーは、100均でも購入できます。
今回の調査で防水スプレーが見つけられた100均は、ダイソーとキャンドゥのみ。
どちらも70mlの手のひらサイズで、持ち歩いても邪魔になりません。
ダイソーとキャンドゥの防水スプレーは、性質が違いますが、どちらも効果は抜群!
しかし抜群の効果とは裏腹に、少し使いづらいと感じる部分もありました…。
この章では、私が100均の防水スプレーを使ってみて感じたことを、率直にお話します。
お手軽な防水スプレーの購入を考えている人には、一見の価値あり♪
ダイソーは【シリコン系】キャンドゥは【フッ素系】
左:ダイソー 右:キャンドゥ
100均の防水スプレーは、ダイソーの【シリコン系】と、キャンドゥの【フッ素系】の2種類。
どちらも内容量や用途に大きな違いはなく、革製品に使うことができません。

では、100均で購入した防水スプレーの成分を詳しく見てみましょう。
ダイソー 【シリコン系】防水スプレー |
シリコン樹脂、ベンジン、LPG |
---|---|
キャンドゥ 【フッ素系】防水スプレー |
石油系溶剤、フッ素樹脂、LPG |
100均の防水スプレーで使われている成分は、100均以外の防水スプレーと同じです。
(おすすめ品としてご紹介した、ヘンケルジャパン株式会社の成分と同じ)
ただし成分の含有量は不明なため、100均の防水スプレーに100均以外の防水スプレーと同じ効果があるとは限りません。
100均の防水スプレーはお手軽ですが、必ずしも高性能ではありませんのでご注意ください。
100均でも効果がある?実際に使って検証してみた!
成分の上では信頼できそうな100均の防水スプレー。
では本当に効果があるのか、実際に100均の防水スプレーを使って検証してみました♪
ダイソーの防水スプレーは傘に、キャンドゥの防水スプレーはスニーカーに使って水弾きを確認。
検証の結果、ダイソー・キャンドゥどちらの防水スプレーも、防水効果を確認できました!
(キャンドゥの防水スプレー使用後です。ツルッと水はじき抜群!)
(3年ほど使っている子供の傘も、ダイソーの防水スプレーで復活!)
防水スプレーを使ったあとに気づいたのですが、ダイソー・キャンドゥどちらにも、乾燥時間の表記がありません。
100均の防水スプレーは、吹きかけた後で1日ほど時間を置くと安心です。
ただし防水スプレーの乾燥時間は、気温、湿度、吹きかけた量などによって違います。
防水スプレーを使う時は、乾燥時間に余裕を持っておきましょう。

ただ100均の防水スプレー、防水効果は申し分ないのですが、ちょっとした不満を感じたのも事実です。
100均の防水スプレーは噴射口が小さいため、吹きかけるのに時間がかかったり、ムラになりやすかったりと使いにくい部分もありました。
防水スプレーを効率的に使いたい人や、ムラ・シミの心配を減らしたい人には、100均の防水スプレーをおすすめできません。
スニーカーに使うなら【フッ素系】のキャンドゥ!
実はダイソーの防水スプレーは、白いスニーカーに使用できません。
ダイソーの防水スプレーにある注意書きを確認すると、”白い生地類を使用した靴やスニーカーは変色する”と表記されています。
白い生地というのが、真っ白なのか淡色全般を指すのかが判断できないため、スニーカーには使わない方が無難です。
またダイソーの防水スプレーは【シリコン系】である点も、スニーカーには不向き…。
スニーカーに使うなら【フッ素系】の防水スプレーである、キャンドゥがおすすめです!
ただダイソーのスプレーも、傘やレイングッズなど【シリコン系】が向いている用途のために、購入しておいて損はありません。

100均の防水スプレーは、低価格で防水効果を実感したい、という人にはおすすめです!
しかし100均の防水スプレーは内容量が少ないため、多量を使うなら100均以外の方がお値打ちな場合もあります。
まとめ
- 防水スプレーは、スニーカーを劣化しにくくし、長持ちさせる
- 防水スプレーは便利な【ハイブリットタイプ】がおすすめ
- 防水スプレーは、靴紐を外した清潔なスニーカーに使う
- 靴を履くたびに防水スプレーを使うと効果が途切れない
- 多用途のフッ素系防水スプレーは、ハイブリットタイプに近いものもある
- 100均の防水スプレーは効果を実感できるが、効率が悪く仕上がりに不安がある
- スニーカーにはキャンドゥの防水スプレーがおすすめ
防水スプレーは、レイングッズだけに使うには勿体ないほどの便利グッズ。
お気に入りのものを、長持ちさせて大切に使うことは、エコにも繋がります♪
自分に合った防水スプレーを選び、雨や汚れを気にしなくていい、快適な毎日をお過ごしください。