あなたは、スノーソックスという商品をご存じですか?
スノーソックスとは、スペインのISSEという会社が製造販売している布製タイヤチェーンです。
口コミでは、デメリットの声もちらほら見られます。
今回調査をしてみた結果、スノーソックスはデメリットもありますが、緊急用に1つ持っておくと安心できる優れものだと分かりました!
スタッドレスタイヤと併用でき、装着が簡単で女性でも手軽に扱えるおすすめの商品ですよ♪
本記事では、スノーソックスのメリット・デメリットを、口コミをもとに解説し、商品の特長やサイズの選び方を詳しく紹介します。
これを機会に、冬のドライブに対する備えを強化してみてはいかがですか?
目次
スノーソックスのデメリットは何?口コミを大調査!
スノーソックスは、布製タイヤチェーンで、使い勝手の良さから近年人気がある商品です。
引用 ISSE公式
ですが、口コミを見てみるとデメリットも確かにある事が分かりました。
この章では、スノーソックスのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
デメリットを知っておけば、本当に自分に必要かどうかが分かりますし、思いがけないトラブルにも焦らないで対応できますよ!
スノーソックスのデメリットは5つある!
スノーソックスのデメリットとして口コミで挙げられていたのは、5つです。
<スノーソックスのデメリット>
- 耐久性に不安がある
- 制限速度があり、高速道路で使いづらい
- 山道では性能に不安がある
- 使用後に汚れが目立つ
- 状況によっては凍結する事がある
デメリットとして、スノーソックスの耐久性には不安があるという口コミが見られました。
巻いたものを取るのが大変だった。
走行する路面の状態によっては、破損してしまう事があるのです。
スノーソックスの使い方として、アスファルトや砂利道の上は極力走らないように注意書きがあります。
そのため、雪道以外のところでは外して走行した方が良いです。
布の縫い目部分から糸が出ていたり、使用後に少し毛羽立っていたりする程度でしたら、交換せずに使用できます!
交換の目安は以下の通りです。
- 表面のひだ上になっている部分にほつれがたくさん見られるようになった時
- 面の凹凸がすり減ってきた時
- タイヤ幅の1/3以上の穴が開いてしまった時(3cm程度が目安)
無理に使用せず、安全のために必ず新品の物に交換しましょう。
スノーソックスには、使用する時に制限速度があります。
高速道路では、周囲の車に対して走行の妨げになる恐れがあります。
初めて高速道路でスノーソックスを使った人は、ずっとハザードランプを付けたまま走行したとの事です。
「雪の山道」は最もタフな条件なので致し方ないのかもしれません。
ただし、このデメリットを少しでも軽減する方法があります!
基本的にスノーソックスは駆動輪のみに装着しますが、4輪全てにつけると安定感が増すとの口コミがありました。
2セット購入する必要がありますが、安全には変えられません。
使用後に黒く汚れが付き、汚れがかなり目立つとの声がありました。
汚れが目立ってしまった時に取れる対処法があります!
スノーソックスは布製なので、洗濯できるんです!
洗えるタイヤチェーンって、とても画期的ですよね♪
スノーソックスは布製なので、低温下で長時間停車する場合は凍結の恐れがあります。
路面に氷着して、走行時に破損してしまう時があるのです。
濡れた布は、寒ければ凍りますもんね…
寒い場所で長時間停車する時は、一度スノーソックスを外して下さい。
スノーソックスのメリット5選!特に女性に好評
スノーソックスについて口コミを調べてみた結果、メリットは5つありました。
<スノーソックスのメリット>
- タイヤへの装着が簡単に行える
- 布製なので軽く女性でも扱いやすい
- 車に傷が付く心配が軽減される
- 騒音や振動がない
- チェーン規制の道路でも使用できる
何と、3分で装着できるという手軽さで、手順もたったの3ステップで完了です!
引用 YouTube公式
最近の金属チェーンもジャッキアップが不要な商品があり、進化を見せていますが、付ける作業に抵抗感が…。
スノーソックスの装着は工具が入らず、1人でも、そして女性でもできるのが大きな魅力です!
ただし、全ての車であっという間に装着できるかというと、そうはいかないようです。
口コミでは、クリアランス(タイヤと車体のすき間)が狭い車では、ちょっとしたコツがいるとの事!
この状態で、装着できるところまで被せたら、反対方向にハンドルを切って被せます。
スノーソックスは装着も簡単ですが、取り外しはもっと簡単で、引っ張って取ればおしまいです!
使用後のスノーソックスを入れるために大きめのビニール袋を、作業効率を上げるために防水の手袋をセットで準備しておきましょう!
クラシックモデルという一般向けの商品なら500gという軽さで、車からの出し入れが楽々できます。
タイヤチェーンの中では、最も軽量です。
無駄な体力を使わなくて済むから、女性にもってこいだわ!
従来の金属チェーンは、クリアランスの部分にチェーンが当たって傷がついたり、破損したりする事がありました。
スノーソックスは、布製なので車に当たっても傷が付きにくいです。
スタッドレスタイヤを使用している時のように、騒音や振動がありません。
乗り心地や運転に影響が出ないのは、大きなメリットですね!
2018年のチェーン規制の改定により、布製タイヤチェーンが使用可能となりました。
<チェーン規制とは?>
雪が路面に大量に降り積もった時に、タイヤチェーンを装着しないと通行できないという規制
大雪で道路を全面通行止めにする期間を短くするのがねらいとなっています。
スタッドレスタイヤや4WD車両でもチェーンをしていなければ通行できません。
<規制時に認められているチェーンの種類>
- 金属チェーンタイプ
- ウレタン・ゴムチェーンタイプ
- 布製カバータイプ
3の布製カバータイプに該当するのが、スノーソックスなのです!
ある車専門雑誌では、実際にスノーソックスを付けて運転した感想を、こう紹介しています。
- 停車時からアクセルを踏んだ時の空転が、スタッドレスタイヤよりも少ない
- カーブを曲がる時もスタッドレスタイヤより横に滑る感じが少ない
また、一般の方の口コミは以下の通りです。
2度のアイスバーンでも問題なかった!
1回の走行距離が短い場合は、1シーズンで数回使用しても破損せず、数シーズン使えそうという声もありました。
ここまでスノーソックスのメリット・デメリットを紹介してきました。
情報をまとめた結果、スノーソックスの使い方に対する結論は以下の通りです。
- スノーソックスは、万が一のための緊急用として持っておくと良い
- スタッドレスタイヤと併用するのがよい
積雪が10㎝程度で、長距離走行ではなく、道が平らな場合は抜群の効果を発揮します。
特に、都市部での急な降雪でノーマルタイヤしかない、しかし通勤や子供の送迎で車を運転したい場合などには頼りになります!
山道や高速道路に対しては、どうしても性能を不安視する声がありました。
タフな道や走行速度を出したい時には、スタッドレスタイヤとの併用がベストの選択です。
スノーソックスはISSEが作っている!商品の特長を紹介
布製タイヤチェーンを作っている会社は多数ありますが、有名で人気が高いのがスノーソックスです。
このスノーソックスを作っているのは、ISSEという会社です。
この章では、ISSEとはどのような会社なのかを紹介し、スノーソックスの特長を詳しく解説していきます。
ISSEはどんな会社?スノーソックス誕生秘話も!
ISSEは、2003年に誕生したスペインのバルセロナにある会社です。
ISSEは創業時に繊維会社だったため、布に対して専門知識があり、スノーソックスの開発につながりました。
スノーソックスが作られたきっかけも、繊維工場での出来事でした。
繊維工場で使用していたフォークリフトが、雨で車輪が濡れ、工場内の繊維と混ざり合ってスリップしていました。
そこで、工場では30年以上前から、フォークリフトの車輪に布で作ったカバーを付けていました。
ここから、スノーソックスのアイデアが生まれ、商品として開発されたのです。
30年以上前から、スノーソックスのアイデアは存在していたんですね!
スノーソックスの特長や性能をご紹介!
スノーソックスは、ヨーロッパを中心とした世界各国で、120万台売れているという実績があります。
ISSEが掲げるスノーソックスの特長は6つあります!
- 軽量、コンパクト、長期保存でも劣化しない
- 取り付け時間はたったの3分
- 金属チェーンと同じ程度のパフォーマンス
- ほぼすべてのタイヤサイズをカバーしている
- 大型車両にも対応している
- クリアランスの狭い車にも最適である
性能面では以下の特長があります。
①水分の多い雪道やシャーベット状になりやすい都市部の路面に強い |
---|
強靭(きょうじん)な繊維を束ねたより糸が立体的に編み込まれているので、従来の布製タイヤチェーンより厚みがある。 このため、水分をしっかり吸収、タイヤと路面の摩擦面積を広げ、グリップ力を高める。 |
②水分の少ないアイスバーンでも滑らない |
繊維が瞬時に雪に張り付き、接着剤の役割を果たす。 |
③オートセンサー機能 |
走行中にスノーソックスを、常に適正な位置に維持する機能。 走行前は楕円(だえん)だが、走行を開始すると回転の遠心力によって、ゴムの引っ張りを均一にしようとする。 その結果、ゴムの形が真円に近づこうとする。 |
スノーソックスの性能は、規格協会や車メーカー高い評価を受けています。
- オーノーム(オーストリア規格協会)の走行テストで「スーパーモデル」が金属チェーンのパフォーマンスを上回ると証明された
- 車メーカーのBMWやMINIの純正アクセサリーとなっている
優れた機能をもつスノーソックスですが、商品ラインナップは3種類です!
特長や購入対象者 | 値段 | |
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クラシックモデル |
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13,090~14,190円(税込) |
スーパーモデル |
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18,920~20,680円(税込) |
トラックモデル |
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35,574円~(税込) |
あなたの車に合ったモデルを探してみて下さい!
スノーソックスのサイズはどれがいい?選び方を紹介
スノーソックスを購入する時には、タイヤのサイズを自分で選ぶ必要があります。
スノーソックスは、6種類のタイヤサイズが展開されています。
この章では、スノーソックスを購入する時のサイズ選びについて紹介します。
サイズは公式HPから簡単に調べる事ができる!
車のタイヤに合うスノーソックスのサイズは、タイヤに刻印されている3つの情報から公式HPで一発検索できます。
例えば、わが家の車で調べてみます。
タイヤには、以下の刻印がありました。
「195・65・15」という数字をメモしておきます。
この3種類の数字を、公式HPの「サイズを調べる」内のそれぞれの入力欄に入れると…
Size 62
と出ました!
扁平率が省略されているタイヤは、80として検索して下さい。
スタッドレスタイヤやトラックスペシャルサイズも調べられるので、親切です!
緩すぎる・きつすぎる時にはどうしたらいい?
サイズを調べて購入しても、装着した時にサイズが合わない場合には対応策があります。
装着感がきつすぎる場合、緩すぎる場合の対応策は、次の通りです。
装着感がきつすぎる場合 |
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装着感が緩すぎる場合 |
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なお、2022年にリリースされた新54・新58サイズは、ゆったり感が解消されてフィットする仕様になりました!
まとめ
- スノーソックスには「タイヤへの装着が簡単に行える」など、メリットが5つある
- デメリットとしては「路面の状態によっては耐久性に不安がある」など5つある
- スノーソックスは、緊急時用やスタッドレスタイヤとの併用として持っておくと良い
- 元繊維会社のISSEが販売しているスノーソックスは、6つの優れた特長と3つの商品ラインナップがある
- スノーソックスのサイズは、公式HPから簡単に調べられる
本記事では、布製タイヤチェーン「スノーソックス」のメリットやデメリット、特長やサイズの選び方をご紹介しました。
急に降雪の予報が出た時、チェーンを購入したりスタッドレスタイヤへ交換したりするのはかなり面倒ですよね?
スノーソックスは、手間なく雪のドライブ対策ができ、1つ持っておくとかなり安心できます。
スノーソックスは、路面の状態によっては効果を発揮できない時もあるので、状況を見極めた上で使用して下さいね!