※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。




妻が書く際のお礼状を例文にてご紹介!会社親戚関係別に注意点も解説

記事内に広告が含まれています

突然ですが、夫宛にお中元を仕事関係(取引先)や親戚関係の方から送られてくる機会がありませんか?

お中元を受け取ったら必ず「お礼状」を書くことがマナーです。

夫宛なのに妻が書いてもいいの?
お礼状ってどう書けばいいの?

忙しい夫に頼まれ、お礼状を妻が書く場合があると思いますが、結論からいうと夫に代わって妻が書くことには、問題はありません。

お中元をいただいたら2、3日以内にお礼状を出すようにしましょう。

とはいえ、お中元は毎年のことです。

仕事関係(取引先)への例文と親戚関係への例文を事前に準備しておくと、迷うことなくすらすら書けるようになります。

本記事では、お中元のお礼状を妻が書く場合の例文や書き方、注意点をご紹介します。

妻が書くお礼状の例文をご紹介!構成は4つから成り立つ!

お中元を贈る時期は、7月初旬から中旬までが一般的とされています。

近年では、混雑を避けるために6月中旬ごろから送り始める場合もあります。

地域によっては、習慣が異なりますので確認をしましょう。

お中元をいただいたら、感謝の気持ちと無事届いたことを伝えるためにお礼状を出しましょう。

お礼状には、書く内容・出す時期によってマナーがあります。

例文もあるので、ぜひ参考にしてくださいね!

お礼状の基本的な文章構成と解説

お礼状を書くときの基本的な構成は次の4つから成り立ちます。

手紙の基本構成

  1. 前文
  2. 主文
  3. 末文
  4. 後付け

この構成を元に、1つ例文を作ってみましょう。

①拝啓 初夏の候 皆様にはますますのご健勝のことと存じます

②さてこの度は、結構なお品を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます

○○は主人も私も大好物で、早速賞味させていただきました

③今後も、変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます

末筆ではありますが、○○様のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます

敬具

④令和4年7月〇日

○○〇〇(夫の名前)

○○○○様

この例文の①~④を季節などのタイミングによって、組み直せば簡単にお礼状が作れますよ。

これから①~④を詳しく解説していきます。

①前文:「頭語」手紙冒頭のあいさつの後に「時候のあいさつ」や日頃の感謝

1.頭語と結語

手紙の頭語と結語は基本、セットで使います。

相手への敬意をこめて一番初めに頭語を、最後に結語を入れて締めくくります。

場面 頭語 結語
一般的な場面 拝啓(はいけい) 敬具(けいぐ)
目上の方へ送る場面 謹啓(きんけい) 敬白(けいはく)
急ぎの場面 急啓(きゅうけい) 草々(そうそう)

拝啓のあと改行をして次の行から時候のあいさつを書き始めます。

最後「敬具」の前にも改行を入れて、頭語と結語で形式を統一するのがマナーです。

妻がお礼状を書く場合の結語は「かしこ」を用いる場合がありますが、今回は夫の代筆になるので「拝啓」で始め「敬具」で締めましょう。

2.時候・季節のあいさつ

時候のあいさつは、お礼状やあいさつ状には欠かせません。

春夏秋冬の送る季節に合わせ「~の候(~のみぎり)」をつけてあいさつをします。

今回は、お中元についてなので、6月下旬の季語から8月までの時候のあいさつを入れましょう。

上旬 中旬 下旬
1月 新春の候 寒冷の候 厳冬の候
2月 立春の候  残寒の候 梅花の候
3月 早春の候 春分の候 春色の候
4月 桜花の候 陽春の候 春日の候
5月 新緑の候 薫風の候 残春の候
6月 入梅の候 梅雨の候 初夏の候
7月 向暑の候 盛夏の候 酷暑の候
8月 季夏の候 避暑の候 立秋の候
9月 初秋の候 秋春の候 秋冷の候
10月 秋晴の候 秋冷の候 紅葉の候
11月 深秋の候 晩秋の候 霜秋の候
12月 初冬の候 激寒の候 歳晩の候

四季折々の日本ならではのあいさつ文になります。

手紙において「拝啓」から入り「~の候」時候のあいさつで書き出すことが慣習です。

例文はこちらです。

拝啓 盛夏の候 皆様におかれましては、一段とお元気でお過ごしのことと、拝察いたしております。

平素は公私に渡り何かとお心にかけていただき、深く感謝いたします。

主文・文末を書き最後に

敬具

「拝啓」のあと改行せず一字あけて時候の挨拶を書きます。

結びの言葉を書いたら改行をして「敬具」を書きます。

縦書きの場合は、下に下げて書きます。
横書きの場合は、右寄せに書きます。

②主文:手紙で伝えたい考えや用件、贈り物へのお礼など

時候のあいさつのあとには、手紙を書く相手の健康や安否について尋ねる文を書きます。

次に、本題の「お中元をいただいたことに対してのお礼」の文を入れます。

妻が書く場合は「夫がお世話になっている」や「家族そろって喜んでいます」など感謝の気持ちを書きます。

例文はこちらのようになります。

さて、この度はお心のこもったお品をいただきまことにありがとうございます。

家族一同大変喜んでおります。

③文末:結ぶ(び)の言葉

お礼を述べたあとは、相手の健康や繁栄を気遣う「お体を大切に」などの文を入れます。

結びのあいさつには、時期によって使い分ける文と1年を通して使用できるものがあります。

例文にすると以下のように書きます。

まずは、書中をもちましてお礼申し上げます。

暑さ厳しき折柄、くれぐれもご自愛ください。

時期によって使い分ける結びのあいさつ

~の折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

~厳しき折柄、くれぐれもご自愛ください。

1年をとおして使用できる結びのあいさつ

末筆ながらますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

○○の末永いご繁栄と記者の一層のご躍進をお祈り申し上げます。

④後付け:日付、署名、あて名

末文のあとに、日付や差出名を記載しましょう。

例文としては、以下のように締めます。

令和〇年〇月〇日

○○○○(夫の名前)

内(妻が書く場合)

○○○○(お礼状を送る相手の名前)

1.日付

お礼状を書いた日付を記載します。

一般的には元号を用いて記載するのが正式ですが、月日だけでも問題ありません。

2.差出人

差出人の会社・組織名・名前をフルネームで記載します。

個人の場合は、自分の名前をフルネームで記載しましょう。

妻が書く場合は、名前の横に「内」と書きます。

3.宛名

お礼状を送る相手の会社名・部署名・名前をフルネームで記載します。

妻が書くことのできる間柄はどこまで?

夫の代わりに、全てのお礼状を妻が代わりに書くということは、失礼に当たる場合があります。

職場の上司や重要な取引先は、夫本人が書くのが原則ですが、妻と面識があり、かつ親しい間柄でなら妻が書いても問題ありません。

それでも重要な取引先は夫本人がお礼状を書くことをおすすめします。

夫婦でお中元のお礼状リストを事前に決め、役割分担をしておくと慌てずに済みます。

関係柄 妻の面識 書く人
取引先
取引先(重役) ×
職場上司
職場上司 ×
親族・義親・友人

このようにリストがあれば、送り間違いなどもなく毎年スムーズに対応ができます。

妻が書くお礼状を取引先・親戚別で例文でご紹介

夫に代わって妻が書く場合、相手に失礼にならないお礼状の例文をいくつかご紹介します。

妻が書く場合は、お礼状の書き忘れ・送り忘れがないよう注意が必要です!

事前にチェックをしておきましょう。

仕事関係(取引先)へお礼状の例文

仕事関係(取引先)へお中元のお礼状を出す場合は、取引先との関係も踏まえた言葉遣いが必要になります。

特に、妻が書く場合は相手側(取引先)との関係性を夫と確認し、砕けすぎないように注意しましょう。

また、一度書き終えたら夫に確認をしてもらいましょう。

肩書やお名前に間違いがあってはいけませんし、どんなお礼状を送ったのか夫が把握していないと困る場面があるかもしれません。

取引先の会社宛用
取引先の会社の場合は、日ごろのお世話に対する感謝と、取引先の会社の発展を願うという形で文章を以下の例文が使えます。

拝啓 盛夏の候 貴社におかれましてはますますご清祥のこととこころよりお慶び申し上げます。

さて、本日はお心づくしのお中元の品をご恵贈いただき、誠にありがとうございました。

いつもながらのご芳志、深く感謝申し上げる次第でございます。

略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。

敬具

拝啓 季夏の候 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

この度は、ご丁寧なお中元の品をお贈りくださいまして誠にありがとうございます。

株式会社○○の皆様には、平素よりお力添えを賜り、重ねてお礼申し上げます。

お風邪など召されませぬよう、皆様どうぞご自愛くださいませ。

略儀ながら書中にてお礼申し上げます。

敬具

取引先の個人宛用

取引先から特定の個人宛で届くこともあると思います。

その場合は、”ご健勝”の言葉を使用した以下の例文が使えます。

拝啓 酷暑の候 ○○様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、この度は、お心のこもったお品をいただきましてありがとうございました。

主人が日頃お世話になっておりますのに、このような過分なお心遣いをいただき恐縮するばかりです。

夫婦そろってお中元の品に大喜びしております。

これから暑さが本格化しますので、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

取り急ぎお礼まで。

敬具

拝啓 盛夏の候 ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。主人がいつもお世話になっており、この度はこのようなご配慮いただき大変恐縮しております。

主人も私も大好物で、とても美味しくいただいております。

今後も、変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

末筆ではありますが、○○様(奥さま)のますますのご健勝を心からお祈りしております。

敬具

仕事の上司宛用

会社の上司にお礼状を書く場合は、妻の面識がある上司に限ります。

面識のない上司に関しては、必ず夫本人が直筆で書くのがマナーです。

拝啓 季夏の候 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

先日は心温ます素敵なお中元を送ってくださって、誠にありがとうございました。

○○は夫婦そろって大好物で非常に喜んでおります。

いつも主人のほうこそお世話になっておりますのに、このようにご配慮いただき恐縮しております。

まだしばらくは厳しい暑さが続くと思いますが、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

まずは書中にてお礼申し上げます。

敬具

仕事の部下宛用

部下からお中元が贈られた場合は「お中元返しは不要」ですが、お礼状は出しましょう。

妻が書くことに問題はありませんが、以下の例文のようにあまり固くなりすぎない文章で送るようにします。

拝啓 暑さも日に日に厳しくなってまいりましたが、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、この度は結構なお品をいただきまして、誠にありがとうございました。

平素より、主人がお世話になっておりますのに、お心遣いをいただきまして、恐縮です。

暑さはまだまだ続きますので、くれぐれもお体を大切になさってくださいませ。

敬具

親戚関係へお礼状の例文

会社関係(取引先)へのお礼状は、便せんに縦書きをするのが基本ですが、親戚関係へのお礼状であれば、ハガキを使っても構いません。

親戚関係に送る場合は、あまり固くなりすぎない程度に丁寧な文言を選んで書きます。

ハガキで送る場合も、縦書きで書きましょう。

親戚の中でも目上の方宛
この例文は、親戚の中でもあまりお会いしたことのない方や目上の方への文章になります。

謹啓 酷暑の候、本家の皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

さて、この度は結構なお中元の品をいただきまして、ありがたくお礼申し上げます。

毎年○○を送っていただき、子どもたちと楽しみにしていて、感謝申し上げるしだいであります。

暑さも厳しくなるので、くれぐれもお体に気をつけてご自愛ください。

敬具

親戚の中でも親しい間柄宛

お付き合いの程度によっても異なりますが、親しい間柄の親戚や遠方の方へ使える例文になります。

梅雨も明け、夏本番を迎えましたが、ご家族の皆さんはお元気ですか。私たち家族はみんな元気に過ごしております。

さてこの度は、お中元の○○をいただき、誠にありがとうございました。

家族みんな○○が大好きなので、美味しくいただきました。

いつもながらやさしいお心遣いいただき、感謝申し上げます。

お盆に例年通り帰省いたしますので、そちらでお会いできればと思います。

まずは書中にてお礼申し上げます。

拝啓 長い梅雨がようやく明け暑い季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますか。

おかげさまで、私たち家族はみんな元気に過ごしております。

さてこの度は、お心のこもったお品をいただき、誠にありがとうございます。

子どもたちも大喜びで、家族で美味しくいただきました。

まだしばらくは厳しい暑さが続くと思いますが、体調管理には十分気をつけてお過ごしください。

今後ともよろしくお願いいたします。

敬具

妻が書くお礼状はお中元が来たらすぐ出すのがマナー!

基本的に夫の代わりに妻がお礼状を書くことは問題ありません。

しかし、仕事関係の上司や重要な取引先の場合は、やはり本人がお礼状を書いた方がいいでしょう。

親しい間柄であれば、妻が書く場合も失礼ではありませんが、やはり仕事関係の上司や重要な取引先の場合だと失礼に当たる場合もあります。

夫に代わって妻が書く場合、相手に失礼にならないお礼状の書き方やルールをご紹介します。

お礼状の送る時期と形式

お中元が届いたらお礼状を出します。

送る相手に合わせた書き方などいつくかマナーがあります。

送る時期

通常、お礼状を出す時期は品物が届いたら2~3日以内に出すことがマナーとされています。

遅くとも1週間以内には出すよう心がけましょう!

送り方

最近は、電話やメールでお礼状を送る方も増えているようですが、お礼状を送る際は、ハガキや手紙が最も丁寧だとされています。

仕事関係(取引先)の方に送る場合は、縦書きの手紙で送れば間違いないでしょう。

親戚関係で親しい間柄の方へのお礼状を送る場合は、手紙より気軽に遅れるハガキでも良いです。

ハガキを使用する場合も縦書きが丁寧な形式です。

送る形式

お礼状の形式は、送る相手によって異なります。

  1. 横書きの文章も増えてきましたが、正式には縦書きが基本です。
  2. 手書きで書くことで相手により感謝が伝わります。
  3. 用途に合った便せん・封筒を使います。

差出人の名前はどうするか

お中元・お歳暮シーズンのお礼状の差出人は「夫」になります。

妻が代筆した場合は、差出人の夫の名前の左下小さく「内」と書くことがマナーとされています。

「内」とはその家の内にいる人、すなわち妻という意味で「差出人(夫)の代わりに妻が代筆しました」という意味になります。

ただ上記は形式的なものなので、親戚など日ごろから親しくしている人へのお礼状では、連名もしくは妻の名前でも構わないということです。

会社の部下として上司の手紙を代筆する場合は「代」という字を使います。

ただし、通常の業務においてわざわざ代筆を表す「代」を書くことは、相手に不愉快の印象を与えかねません。

上司が病気や長期休暇の場合以外では、あまり使わない方が良いかもしれません。

お中元を断る際の書き方と注意点

お中元のお断りは、お品を受け取ってからお断りをしましょう。

毎年のことで、大変かもしれませんが、お中元を贈るかは相手側が判断することです。

相手の気分を害さないためにも本年は受取り、来年以降は遠慮するとした方が波風を立てずに上手にお断りができます。

基本的には、普段通りのお礼状に『今後のお中元をお断りする内容』を加筆します。

お断りの文は、お中元に対してのお礼の後に記載しましょう。

職場の規則により、立場上受け取れない場合は、お中元が届いたお中元は開封せずに包装し直して、お礼状と共に送りましょう。

次回からのお断りする場合
  • 今後はどうかこのようなお気遣いをいただかないようお願い申し上げます。
  • ご好意は大変ありがたく存じますが、今後はこのようなお気遣いなさいませんようお願いいたします。
  • どうぞこれからは過分なお気遣いをなさいませぬよう、お願い申し上げます。
お中元を返送する場合

ご好意は大変ありがたく存じますが、弊社の規定によりお取引先からの贈り物はお受けできないことになっております。

尚、誠に勝手なことでありますが、お贈りいただきましたお品は、お気持ちだけ頂戴いたしまして、返送させていただきました。

どうかお気を悪くなさいませんようお願い申し上げます。

公職に携わる身として、お気持ちのみ有り難く頂戴したいと存じます。

あたたかいお心遣いに感謝申し上げます。

お贈りいただきましたお品は、お気持ちだけ頂戴いたしまして、返送させていただきました。

何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

まとめ

  • お礼状は手紙の基本構成に沿って書くと迷わず書ける
  • 夫の代わりに妻が書くことは問題ないが、取引先や上司は失礼にあたる場合がある
  • お礼状はお中元をいただいてから2~3日以内にお礼状を出しましょう
  • お礼状は封書で縦書き、手書きで書くことが大事である
  • 差出人の名前の左横に「内」をいれることで、妻が代筆であるとわかる
  • お中元をお断りする際は、受け取ってからお礼状と共に返送しよう

お礼状を妻が書く場合の注意点や例文をまとめてみました。

忙しい夫に代わって、妻がお礼状を書く場合は事前にどれくらいあるのかを夫と確認しておくと慌てず準備ができます。

関連コンテンツ(レスポンシブ)



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする