人事異動ってどんな理由であれ、不安な気持ちになりますよね。
新しい仕事内容や新たな人間関係の構築、大変すぎて嫌になってしまう時もあると思います。
そんなことは当たり前ですので、心配ありません!
人事異動でモチベーション低下しても、抜け出せる方法があります。
私がモチベーション低下した時、実際にやっていたことです。
まずは抜け出す方法を試してみませんか?
また人事異動の理由を知っているかいないかで、今後の道が分かれてしまう可能性があります。
理由を知ることで、あなたが異動先で求められていることが分かり、評価に繋がる行動ができますよ♪
そして、もし人事異動に納得がいかず拒否したいという人は、注意すべきことがあるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
人事異動でモチベーション低下!抜け出す方法5選
今の職場に満足して働いていた人は、きっと人事異動の通達を受けて、気持ちが沈んでしまっているのではないでしょうか?
また人事異動の先があまり行きたくない部署だった人は、とてもショックですよね。
今回は、人事異動でモチベーション低下したときに抜け出す方法を紹介しますが、決して無理に前向きにしようとするやり方ではありません。
「前向きに頑張ろう」や「あなたならやっていけるよ」なんて声をかけられても、「分かっているけど今は無理」と思ってしまいます。
実際、私も仕事でどうしようもなく嫌なことが続いたときは、さすがに前向きにはなれませんでした。
ですので、人事異動でモチベーション低下しても、無理をして前向きになろうと思わなくていいんです。
自分のモチベーション向上のために少しずつ取り組んでいけば、あなたの気持ちはいつの間にか前向きになれますよ。
①1日の目標をひとつだけ決める
まず試していただきたいのが、【1日の目標をひとつだけ決める】という方法。
大きな目標でなくていいんです!
小さな目標を決めて達成するというのがポイントなので、大がかりな目標を考える必要はありません。
例えば、こんな小さな目標から初めてみてください♪
- 会社へ行くために朝7時に起きる
- 1人だけでいいから朝の挨拶をする
- 今日終わらせるタスクをひとつ決めてやり遂げる
- 頼まれた業務をやりきる
1日の小さな目標をひとつ決めて毎日達成していくことで、自己肯定感UP!
私は営業の仕事をしているので、毎月売上目標があります。
しかし、いきなり「今月の売上を達成する」とだけ考えてしまうと、とても遠い目標に感じてしまいます。
とりあえず頑張るか~とそこまでモチベーションは上がりません。
小さな目標ですと、ひとつひとつ達成することに嬉しさを感じ、今までよりも大きな目標を達成しようと前向きになっていきます。
少しずつでも前に進めていれば、あなたの自信に繋がりますよ。
②期間を決めて頑張ってみる
期間を決めて頑張ってみることで、毎日仕事をやりきるクセがついて、自然とモチベーション低下から抜け出すことが可能です。
よく「3年は続けて」という言葉を耳にしませんか?
その言葉は一理ありますが、モチベーション低下しているのに3年も頑張れないですよね。
1年でも辛い。
まずは、1週間だけ仕事と向き合ってみませんか?
1週間だと新しい業務内容を教えてもらう段階で、まだまだ慌ただしい毎日。
でも、1週間自分なりに頑張ってみるととても達成感があります。
1週間頑張ることができたら、次は3週間、1ヵ月、3ヵ月と期間を延ばしていってください。
無理は禁物ですが、少しずつ頑張る期間を延ばしていくことで、3ヵ月たてば仕事を前向きに取り組むことが「習慣」になっています。
でも、たまにはモチベーションが下がる時があったっていいんです。
そのくらいの気持ちで試してもらえると嬉しいです♪
③自分へご褒美をあげる
人事異動で新しい職場になり、モチベーション低下しているから、何もやれていないなんて思っていませんか?
そんなことはありません。
毎日頑張って仕事をしているんだから、【自分へご褒美をあげる】ことも大切。
自分へご褒美をあげることで、ストレス解消や癒しになり、また明日から仕事を頑張れそう!という気持ちにさせてくれます。
私は食べることが大好きで、好きな料理を食べることでとても幸せな気持ちになります。
ですので、休日は普段体を気にして食べない高カロリーな料理を食べます(笑)
ちょっとしたご褒美で自分をハッピーにしてあげることができれば、もうメンタルのコントロールはお手の物!
あなたはどんなことで癒されたり幸せな気持ちになったりしますか?
新しい洋服を買う、仕事が終わったらスイーツを食べる、スポーツをして汗をかくなど。
自分へご褒美をあげてモチベーション低下から抜け出しましょう!
④信頼のできる先輩・同期に話を聞いてもらう
モチベーション低下してやる気が出ないとなったときは、【信頼のできる先輩・同期に話を聞いてもらう】こともおすすめ。
信頼のできる先輩・同期に話を聞いてもらうことで、気持ちがスッキリしますし、何か良いアドバイスが聞けるかもしれません。
先輩であれば、人事異動を経験している人もいると思うので、もし身近にいれば話を聞いてみるといいですね。
もちろん、学生時代からの友人に話すことも良いと思います。
私は仕事でモチベーション低下した時は、信頼のできる先輩に相談をしていました。
話してみると予想以上にスッキリして、「先輩も頑張っているんだから私も頑張ろう!」と前向きになれました。
まずは①~④のモチベーション低下から抜け出す方法を試してみていただきたいですが、苦しくなる前に信頼のできる人に相談してくださいね。
⑤有給休暇を使って休む
新しい職場で慣れない毎日が続き、モチベーション低下している自分に疲れていませんか?
「モチベーション低下→仕事に行きたくない→体調が悪くなる」となってしまう前に、【有給休暇を使って休む】ことをしてみてください。
モチベーション低下しているときは、どうしても心身ともに疲れてしまっています。
1日休むだけでも、気持ちをリセットできるきっかけになるので、ぜひ自分を休ませる時間を大切にしてあげましょう。
なかには有給休暇を取りづらい状況の人もいると思います。
でも、有給休暇は会社員にとって当然の権利。
仕事のせいで心身ともに疲れ果ててしまっては、あなたの人生がもったいない。
あなたがこれから前向きに仕事に取り組んでいけるようになるためにも、「もう無理」となってしまう前に休みましょう。
人事異動の理由を知ればどう行動すべきかが分かる!
人事異動でモチベーション低下から抜け出す方法を知って、ちょっと試してみようかなと思っていただけましたでしょうか?
あなたは、自分が人事異動になった理由を上司に聞きましたか?
なぜ人事異動になったのかを知っている人と知らない人では、今後の道が大きく左右されます。
知っていると得をする理由は、下記の通りです。
- あなたのキャリアアップに繋がる
- なかなか聞けない自分の長所・短所が分かる
- 自分がどうすれば人事評価が高くなるかが分かる
人事異動になった理由を知ることで、あなたのモチベーションアップに繋がりますよ!
一般的に、人事異動は事前に本人へ「内示」があります。
その際、「〇〇部へ異動してもらいたいんだが、どう思うか」と上司から話があると思います。
普通は、上司から人事異動になった理由を教えてくれます。
しかし、教えてくれなかったからといって、理由を知らずに異動するのは損。
ぜひ上司に人事異動の理由を聞きましょう。
もしかしたら、マイナスの理由かも?と不安になるかかもしれませんが、マイナスの理由を知ることこそ、自分のためになります。
人事異動の理由が【マイナス】の場合
上司に人事異動の理由を聞いたら、マイナスの理由だった…
「もうこの会社でやっていけない」というのは、早すぎます!
とても勇気が必要なことですが、人事異動がなぜマイナスの理由なのかを、自分の中に落とし込みましょう。
例えば、マイナスの理由として、こんな場合があったとします。
- 人事評価が悪い
- 人間関係でいざこざがあった
- 業務が向いてないのではないか
- 部署が廃止になる
それぞれの理由について、どのように考えたらモチベーションアップに繋がるのかをみていきましょう!
1.前の部署での人事評価が悪い
人事評価が悪いというのは、成績や業務態度、業務のクオリティなど、仕事内容全体の話。
この理由を言われるとかなりショックかと思いますが、理由を知らずに新しい部署へ異動するとどうなってしまうでしょうか?
「人事評価が悪い」とひとことに言っても、様々な理由があります。
例えば、営業部にいたとして、営業成績が悪かったというのが人事異動の理由だったとします。
「なぜ営業成績が悪かったのか」を考えることで、自分が新しい部署で改善していくことが見つかります。
効率よく業務がこなせずに営業成績が伸び悩んだとしたら、「計画性」に改善点があります。
改善しないまま仕事を続けていたら、新しい部署でも人事評価が悪くなってしまいます。
そうなると、モチベーション低下して負のループ。
「人事評価が悪いから」と言われて自分を責める必要はありません。
新しい部署でやり直す機会をもらえたのですから、これから改善していけば大丈夫!
2.人間関係でいざこざがあった
正直に言うと、人間関係はどの会社でも悩んでいる人は多いです。
あなたが気付かないうちに、人間関係が悪くなる要因を撒いてしまっていたのか、上司に確認し、人事異動の理由を聞きましょう。
人間関係はどの部署にいっても大切。
あなたに少しでも非があるのだとしたら、新しい職場で同じことの繰り返しにならないように気を付けてください。
もし人事異動の理由を知らずに新しい職場へ行ってしまったら、また知らないうちに誰かを傷つけてしまうかも。
あなたに悪気がなかったとしたら、とても損です。
無意識に人を傷つけてしまい、理由も分からず悪い人と思われてしまうなんて、嫌ですよね。
反対にもとの職場で辛い経験をした人は、この人事異動で救われるはず。
限界がくる前に人事異動になって本当に良かったです。
逃げたのではなく、あなたが悪い環境からの脱出に成功したんですよ。
3.部署が廃止になる
部署が廃止になるから人事異動する場合は、あなた自身ではどうしようもできないことです。
この場合は、気持ちを切り替えて新しい職場で頑張っていくほかに方法はありません。
注意点は、会社経営や会社方針に大きな変化がみられる場合があること。
部署が廃止になった理由を聞いた方が、今後の会社の動きが予想できるかもしれません。
人事異動の理由が【プラス】の場合
人事異動の理由がプラスの場合、それはとても嬉しいこと。
例えば、こんな理由があります。
- 新しい部署で更に経験を積んでほしい
- 異動先で役職についてほしい
- 新しく立ち上げる部署の一員になってほしい
- 自分の能力が認められて希望部署へ
上司から「いい話だよ!」と言われても、人事異動の理由・自分が求められていることを知らなければ、何の意味もありません。
それぞれの理由について、自分がどう行動すべきか考えていきましょう!
1.新しい部署で経験を積んでほしい
新しい部署で更に経験を積んでほしいと言われたら、会社はあなたの今後にとても期待しています。
あなたが会社の即戦力として引っ張っていくことを期待し、他部署の業務も経験してほしいと思っているということです。
ひとつの部署で経験できることは限られていますから、新しい部署で学ぶことはたくさんあります。
「私なんか…」と思わず、ぜひ自信をもって人事異動をプラスに受け止めてください。
きっと大変なこともあると思いますが、あなたのキャリアに良い影響を与えてくれますよ。
2.異動先で役職についてほしい
これは、とても嬉しいお話ですよね!
あなたの今までの努力・結果が認められたんです。
ぜひこの機会に、上司からなぜ自分が異動先で役職につくのかを聞いて、あなたの長所を知りましょう。
なかなか自分の長所って聞くことはありませんよね。
今後のキャリアアップに役立ちますし、異動先で行き詰った時、あなたの心を支えてくれる言葉になります。
3.新しく立ち上げる部署の一員になってほしい
「新しく立ち上げる部署の一員になってほしい」と言われたら、私は驚きます。
嬉しい反面、不安でいっぱい。
しかし、ただ「頑張ります!」だけではもったいないです。
この場合は、なぜ自分が立ち上げメンバーに選ばれたのかを聞くことで、あなたが求められている立場・役割が分かってきます。
自分がなにを求められているのかを分かっていないと、せっかく立ち上げメンバーに選んでもらえたのに、期待外れと思われてしまうかも。
4.「異動願」が認められて希望部署へ
会社では、「異動願」を提出することが可能。
希望の部署へ異動できたなら、こんなにも嬉しいことはありません。
ぜひ、思う存分あなたの実力を発揮してほしいです!
希望部署へ異動できた場合も、あなたが異動先でどんな立場・役割を求められているのかを知ることが大切。
あなたが自分自身の長所・スキルを把握したうえで働くことができれば、異動先での評価が上がり、モチベーションもアップしますよ。
人事異動は拒否できる?退職する場合は要注意!
人事異動の理由を上司から聞いたけど、どうしても納得ができない。
人事異動を拒否したいという人は、注意が必要です。
会社にもよりますが、基本的に人事異動は拒否できません。
正当な理由があれば拒否出来る場合もありますが、就業規則や雇用契約の内容によりけりです。
人事異動は原則拒否できない
人事異動は、あくまでも相談レベルからの話だと思っている人は多いのではないでしょうか?
もちろん、上司から「あなたにここへ異動してほしい。どう思う?」などと言った話し方はされるでしょう。
人事異動は、会社からの「異動しなさい」という業務命令です。
そのため、人事異動は原則として拒否できません。
まず大前提として、会社によって就業規則は違いますし、人によって雇用契約は違います。
そのルールに従って、拒否できる理由があるのであれば、人事異動を拒否出来る場合があります。
主に拒否できる理由は3つあります。
- 就業規則または雇用契約に人事異動があり得る記載がない
- やむを得ない事情がある
- 会社側が権利を乱用している
自分が人事異動を拒否する理由が、これら3つにあてはまるのかを詳しくみていきましょう!
1.就業規則または雇用規約に人事異動があり得る記載がない
例えば、雇用契約時に地域限定の採用である契約を交わし、地域外への人事異動を通達されたのであれば、拒否することが可能。
就業規則や雇用契約は普段あまり見ることはありませんが、人事異動の話をされたら必ず確認をしましょう。
2.やむを得ない事情がある
やむを得ない事情というのは、主に家庭事情のことです。
例えば、「両親の介護で遠くに行くことが難しい」や「子供が病気にかかっているため環境が変わると心身ともに厳しい」など。
その理由は、拒否できる理由には入りません。
3.会社側が権利を乱用している
「権利を乱用している」ってどんな場合か、想像しにくいですよね。
例えば、会社側が何らかの理由で自己都合退職を促すために、意味のない人事異動を命令した場合。
命令できるという権利を不当に使っている場合は、人事異動を拒否することができます。
過度な圧迫面談や嫌がらせなどで社員を精神的に追い詰めた場合は、「退職強要」となり、会社側を訴えることも可能です。
異動願を出すことは可能
「ルールだから規則だからと言われても人事異動に納得がいかない!絶対に嫌だ!」という人は、どうすればいいのでしょうか?
どうしても人事異動が嫌な人は、【異動願】を会社に提出することは可能です。
【異動願】は社員の権利なので提出はできますが、受理されるかどうかは分かりません。
まずは異動先で少しずつ頑張ってみることをおすすめします。
それでも馴染めなければ異動願を提出してみてはいかがでしょうか?
心身ともに疲れ果ててしまっては元も子もありませんが、最初に紹介をしたように、モチベーション低下から抜け出す方法を試してみてください。
数ヶ月頑張ってみてやっぱり合わないと感じたのであれば、具体的な理由を持って異動願を提出しましょう。
人事異動が理由で退職する場合
最後に、特に注意していただきたいのが、人事異動が理由で退職する場合です。
先程ご紹介した、人事異動を拒否できる理由3つにあてはまる場合は、会社都合退職になることがあります。
具体的な理由もなく、私的な理由で人事異動を拒否して退職する場合は、【自己都合退職】となります。
退職後に失業給付金を受け取ることができるのですが、会社都合退職が7日後から受け取れるのに対して、自己都合退職は3ヶ月の給付制限があります。
引用 厚生労働省公式HP
自己都合退職で失業給付金を受けりたい場合は、約3ヵ月以降から支給開始なので、会社都合と比べてすぐに受け取ることができません。
人事異動が理由で退職する場合は、しっかり頭にいれておきましょう!
まとめ
- 人事異動でモチベーション低下したら、小さな目標・期間を決めて頑張ってみる
- 自分を休ませることで気持ちを切り替える時間を作る
- 人事異動の理由を知って行動することで、キャリアアップに繋がる可能性がある
- 人事異動の理由がマイナスでもプラスでも、自分が会社に求められていることを把握する
- 人事異動は原則として拒否できないが、嫌なら「異動願」を出す
- 人事異動が理由で退職すると自己都合退職になる
周りから「前向きに頑張ろう!」と言われるかもしれませんが、一度立ち止まっても大丈夫。
何よりも、「なぜ人事異動になったのか」を考えることが重要で、知っている人は新しい職場でうまくやっていけます♪
「嫌だ」となって退職してしまうのはもったいないので、よろしければこの記事に書かれていることを試してみてください。